【SW2.0&2.5】モンスター娘たちがモンスター娘を演じる日常【蛮族PC有】 作:龍委員長
身構えたときに限ってさくさく進みます。
GM(公人):
それじゃぁ、そろそろ再開しようか。
罠にかかっていた動物はもう取り出してるから、次の罠に向かって移動開始するところからだね。
マタビ(マナコ):
あ、出発の前に銃とガンベルトに弾の装填をしておきたいんですが・・・
GM(公人):
うんいいよ。別に急ぐ用事でもないしね。
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ベッソン(GM):
「よろしいですかな? それでは次のポイントまで移動します」
とさっきと同じように獣道を進んでいって罠が仕掛けてある所まで移動するよ。
さっきと同じような場所の樹に、ウロを利用した罠が仕掛けられてて、中から猛禽類と思しき鳥がつかみ出された。
その作業を見守っていると、
メア(ラクネラ):
遭遇ね。今度は私が振るわね。・・・8ね。
大きめの目は初めてかしら。
GM(公人):
そうだね。じゃぁ、みんな探索判定をお願い。イメージとしては周囲の警戒のために茂みや物陰もチェックしていたって感じで。
ラミ(ミーア):
目標値は?
GM(公人):
11。屋外だから、レンジャー技能も使用OKだよ。
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ラミ :(平目)7
メア :(平目)6
マタビ:5+5=10
レア :4+8=12 成功!
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GM(公人):
お、じゃぁレアは下生えの中に救命草を見つけたよ。丁度傷の治療1回分くらいの量だけど。
レア(セントレア):
それは重畳。
「マタビ、先ほどの分これで返しておく」
見つけたものをそのままマタビに渡しておきます。
マタビ(マナコ):
「そんな、気にしないで良いのに・・・」
ありがとうございます。
GM(公人):
そうしているうちに、ベッソンさんたちの方も作業を終えて移動を開始するよ。
ベッソン(GM):
「お待たせしました。また魔物に見つかる前に移動してしまいましょう」
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GM(公人):
さて、3つ目のポイントまでたどり着いたんだけど・・・
レア(セントレア):
遭遇ですね。ではダイスを・・・
GM(公人):
そうだけど、その前にさっきと違うことがある。
モン娘:
?
GM(公人):
ここには、獣の用のトラバサミを仕掛けていたらしいんだけど、トラバサミが作動しているのに、獲物が見当たらない。
マタビ(マナコ):
罠をこじ開けて逃げたんでしょうか?
GM(公人):
そうじゃない事は、誰の目にも明らかだね。
ラミ(ミーア):
なんで?
GM(公人):
トラバサミにはしっかりと獲物の脚が挟まってる。ただ、そこから上が見当たらない。
モン娘:
?!
GM(公人):
トラバサミが強すぎて脚を千切っちゃったって感じでもないね。そんな風に脱出したなら血の跡が罠から離れるように落ちてるはずなのに、血は罠を中心にそう広くない範囲に留まってる。しかも、明らかに致死量といえる量の血溜りになってる。
ベッソン(GM):
「こ、これはどういうことだ?!」
ベッソンさんも状況が理解できず驚いてるね。
と、いう所でセレア、遭遇判定をお願い。
レア(セントレア):
ここで、ですか・・・先ほどと同じく8です。
GM(公人):
じゃぁ、さっきと同じく探索判定をお願い。今回はこの状況について調べる感じだね。目標値も同じく11。
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ラミ :(平目)3
メア :(平目)4
マタビ:5+5=10
レア :4+8=12 成功!
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GM(公人):
じゃぁ、新しい痕跡を見つけることはできなかったけど、レアはまた救命草を見つけたよ。
レア(セントレア):
では、これは自分で持っておきましょう。
GM(公人):
周囲に脅威がないことが確認できたところで、みんな見識判定をお願い。目標値は5と12。高いほうがより詳しいことがわかるよ。
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ラミ :7+4=11
メア :(平目)7
マタビ:5+8=13
レア :3+6=9
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GM(公人):
なるほど。そうすると、
全員が共通で気づいたのは、この森で見かける動植物が罠にかかって動けない動物を襲ったのとは、痕跡に違和感があるような気がしたよ。
なんていうのかな、動物同士が争った跡には見えない。襲撃者側の体毛や羽毛が見当たらないんだね。
ラミ(ミーア):
なにそれ、怖い・・・。
メア(ラクネラ):
ボス情報かしらね。
GM(公人):
で、マタビなんだけど。
マタビ(マナコ):
は、はい。
GM(公人):
動植物に加えて、人族や蛮族の手によるものでも無いだろうなという事に気が付けた。
もしたまたま通りかかった山賊や蛮族が獲物を横取りして行ったなら、遠くからの攻撃で自分たちは傷付かないようにしたとしても、獲物を持ち去るときには罠を解除するけど、脚1本はトラバサミにつかまったままだ。もし、解除ができなくて諦めたとしたら、刃物で切り離しそうだけど、傷口は引き千切るような状態になってる。
マタビ(マナコ):
な、なんだかホラーな話になってきてませんか?
GM(公人):
ホラーならまだ良かったのに、マタビはそう思うかもね。
マタビ(マナコ):
えっ?!
GM(公人):
動物でもない、人族・蛮族でもない、そこまで確認できた時点でマタビの頭に1つの単語が浮かんでくる。
“ひょっとして、魔神の仕業じゃないのか”
ラミ(ミーア):
な、なんだってー!! ・・・マジンって?
メア(ラクネラ):
・・・。
ルールブックに載ってたわね。確か、正体不明の存在。人族側とも蛮族側とも違う謎の存在。みたいな事を書いてたから、知的生命体なのよね?
GM(公人):
解説ありがとう。
そうだね、下位の魔神は知的と言っていいのか判らないけれど、上位には人族や蛮族の言葉を理解するのも居るね。
マタビ(マナコ):
わかりました。その情報を皆さんにお話します。
「・・・なので魔神がここにいた可能性が有るかと・・・」
ベッソン(GM):
「なんと、そのようなものが・・・」
レア(セントレア):(ザルツ地方語)
「どうします? キケンがあるいじょう、ひきかえすこともかんがえては?」
ベッソン(GM):
「・・・いえ、行きましょう。今回回収するポイントはあと1つ。そう時間がかかるわけでもありません。速やかに目的を果たして帰りましょう」
ベッソンさんは続行を主張するよ。
メア(ラクネラ):
まぁ、依頼主には逆らえなしねぇ。
「OK、でも最悪
ラミ(ミーア):
「魔神が相手だと、私たちじゃ手に負えない可能性があるものね」
ベッソン(GM):
「わかりました。皆さんへの依頼は護衛。その場合は無事生きて帰れたら依頼達成としましょう」
というわけで、手早く荷物をまとめて次のポイントまで向かうよ。
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GM(公人):
と、いうわけで最後のポイントなんだけど。
仕掛けていた檻は壊されて中に居た動物が、大型の人影にむさぼられている。
ベッソン(GM):
「遅かったか・・・」
そうつぶやいたとき、人影の動きがピクッと止まる。
メア(ラクネラ):
あ、
GM(公人):
人影は振り向くと君たちに気付き、
人影(GM):
「ううぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
と吼えると襲い掛かってきました。よくよく見るとそばに小さな翼で浮遊する小人のような者もいます。
ラミ(ミーア):
「ベッソンさん、下がって!」
GM(公人):
はい。じゃぁボス戦と行こうか。
というわけで、次回ボス戦です。
魔神なわけですが、初の魔法を使う敵に果たしてモン娘たちは対抗抵抗できるのか?!
待て、次回!!
戦闘ログ作りながらなので、さすがに時間がかかると思います。
しばらくお待ちください。