ハイスクールD×D 魔械留学のジャークサタン   作:トアルトーリスガリ

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胎児から一転、いきなり小3になります。


第2話 美少女、出会いました!

 伏見(ふしみ)洋兵(ようへい)は、元々はこの世界の外で誕生した魂を持つ人間である。この世界の基礎となる物語を生み出した世界からやってきた洋兵は、その物語の流れにおいて自分が主人公になることを目論んでいた。

 

 そのために、この世界へ転生してくる前に本来の主人公である兵藤一誠に宿るはずだった力、“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)”を抜き取ってそのライバルであるヴァーリ・ルシファーに移し、そのヴァーリに宿るはずだった力、“白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)”を自分に移したのである。主人公から力を奪い、そのライバルの力を手にいられれば、自分こそが主人公になれるはずだと考えたのだ。

 

 敵を弱めて自分の強さにできる“白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)”は、格上の敵と戦う機会の多いこの世界ではただ強くなるだけの“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)”よりも使い勝手がいいというのが洋兵の判断だった。

 

 ヴァーリを白龍皇でなくした代わりに同じ二天龍である赤龍帝にしたのは、あまり極端に配役を変えすぎると本来の歴史を損なう可能性があったためである。赤龍帝でもヴァーリが規格外なことはまず間違いなく、いざ戦う時には恐ろしく厄介だろうが、仲間になった時には心強いだろう。それに、強力なライバルがいた方が自分という主人公の活躍が栄えるというのが洋兵の考えだった。

 

 そして、そのために邪魔なものは本来の主人公、兵藤一誠の存在である。一誠はその熱血ぶりとスケベに対する情熱で様々な危機を乗り越えてきた、一昔前のイタズラ少年系主人公のスケベ方面特化型のような人物だ。赤龍帝でなくなったとはいえ、万が一別の“神器(セイクリッド・ギア)”を宿すことにでもなれば何らかの形で物語に介入してくるかもしれない。そうなれば、白龍皇である自分を押し退けて主人公の座が奪い取られてしまう恐れがあった。

 

 そこで、洋兵は考えた。兵藤一誠が、物語と性格が違っていればいいのではないか、と。あの少年が本来よりも臆病で他人を信じられない性格になっていれば、自分が物語の主人公の座を奪われる危険はなくなるだろう。

 

 その考えを実行するために、洋兵は周囲の子どもたちを利用することにした。幸いと言うべきか、同い年に生まれた自分と兵藤一誠は近所に住んでおり、幼稚園も小学校も一緒だった。そこで、洋兵は一誠が周囲から孤立するように仕向けたのである。「イッセーと遊んでもつまらない」、「イッセーはすぐ人の悪口を言う」など、出鱈目(でたらめ)ばかりの悪評を流すことで一誠を子どもたちの輪からはぐれるようにしたのだ。

 

 ヒロインの一人である紫藤(しどう)イリナが孤立しているイッセーを気に掛け、ことによると原作以上に親密になってしまったこと、そして一誠に対する自分の仕打ちがばれてしまったのか嫌われてしまったらしいことは誤算だったが、彼女は幼稚園を上がる頃には海外へ引っ越したため大した問題はなかった。むしろ、唯一といっていい友人がいなくなった一誠は、それまで以上に孤独を味わうことになっただろう。それは自分たちが小学3年生に上がった現在でも続き、この調子でいけば一誠は熱血とは程遠い性格になっているはずだ。そうなれば、原作の開始時期に自分の主人公の座を脅かす要因はなくなっているだろう。イリナとの関係修復も、子どもの頃のことなのだから十分に可能なはずだ。自分の計画が順調であると感じ、洋兵はほくそ笑む。

 

 自分のやっていることがどれだけ理不尽で身勝手なことか、それを理解せぬまま、物語の主人公という虚像に取り憑かれた愚か者は一人の少年の迫害を続けていた。

 

 

 

 エンジン王の落胆は、いささか以上のものと言っていい。

 

 かつて胎児だったこの少年が母胎から産まれ出て以降の9年間、エンジン王は少年を見守り続けていた。誕生した瞬間、少年の両親は涙を流して喜んでいたことを覚えている。父母共に親としては高齢の域に入っており、特に母親は子宮の解析の結果少なくとも2回は出産に失敗している形跡が見られた。あの喜びようは、その反動もあるのだろう。その姿に、自分がギルターボを完成させた時はあれ程喜んであげられただろうかと、少し自己嫌悪に陥った。

 

 そして、兵藤一誠と名付けられた少年は成長していき、やがて周囲の同年代の子どもたちと関わりを持っていくようになる。しかし、そこからが問題だった。初めの内は一誠も周囲の子どもたちと友好的な交流が出来ていたのだが、段々と一誠は他の子どもたちから疎外されていったのである。エンジン王が周囲の状況を分析したところ、どうやら一誠に関する根も葉もない悪評が噂として流布されているようだった。そのせいで、一誠は自身にとって身に覚えのない理不尽な逆境に立たされることになったのである。

 

 そして、それは一誠だけが特別というわけでもないようだった。一誠の中からでは集められる情報にも限界はあるが、それでも人間社会のことを調べる内にそのような周囲から特別な理由もなく迫害される人間が少なからず存在することを知ったのだ。

 

 “虐め”と呼ばれる、人類が持つその習性に、エンジン王は失望を隠せなかった。この虐めという行動は、理論的に考えて不合理だ。競争相手を打倒する、あるいは役に立たない個体を職務や活動の場から排除するということであれば理解できる。しかし、能力的に大差のない相手を苦しめ、排斥しようとする行動にどんな意義があるというのだろうか。それは明らかに非効率的なことだし、ましてや能力が発展途上な存在に対してその成長を阻害し得るような行動をとることは、将来的に考えた場合損失といっていい。同じ社会や組織に属する存在でありながら、無暗にその構成要素である人材の労働能力を低下させるような真似をする明確な理由が、エンジン王には計算できなかった。

 

――これも、心の在り方の一つだというのか?

 

 自身よりも弱い立場の存在を作り出し、一方的に迫害を続ける。そうして自分を優位に立ったと錯覚し、仮初の優越感に酔う。かつての宿敵である、自分以外の誰かのために命を賭したザウラーズたちとは、全く逆の姿。

 

――なんと矮小な……

 

 醜かった。自分のことしか考えず、自分の利益と安寧のみを追求して他者を苦しめる。その姿は、穢れて見えて仕方なかった。

 

――そして、この少年も少年だ

 

 迫害されている身でありながら、ろくに抵抗らしい抵抗をしない。理不尽な扱いを受けているにもかかわらず、精神状態と裏腹の笑顔を浮かべて状況を受け流している。逆境に立ち向かう笑みではなく、逆境をごまかすための卑屈な笑み。そんなものを顔に張り付けて、一誠は唯一親しかった友人と別れてから今までを過ごしてきた。

 

――醜く、脆い。迫害する者たちも、この少年も……

 

 中島やザウラーズ、自分が見てきた強い人間たちとは全く違う、見苦しい生き物。それが一誠の中から体感した、人間たちの姿だった。その事実に、エンジン王は失望を抱かずにはいられないでいる。

 

 その一方で、この地球が自分の知る地球とは違うことにも気づいていた。

 

 人間の体内ながらテレビやラジオの放送電波を可能な限り受信してみても、ゴウザウラーや機械化帝国に関するニュースが全く流れないのである。人間たちが平和を謳歌している現状からして、機械化帝国の侵略が少なくとも現時点で起きていないことは確かだ。しかし、だからといって太陽系の惑星のほとんどを機械化した侵略者の名前とそれを阻む英雄の名前、そのどちらもがこの9年間全く話題に上がらないということはどう考えてもおかしかった。仮に機械化城の爆発から自分が目覚めるまでに多少の時差があったとしても、人間たちの生活に使われている機械の性能の進歩具合からして大した年月が経っているとは思えない。更には、機械化帝国の侵略攻撃の痕跡やそれに対する復興活動の形跡も残っている様子がなかった。

 

 以上のことを踏まえると、この地球は機械化帝国の攻撃をそもそも受けていないのではないかと推察できる。5億年の歴史と広大な宇宙各地での活動記録を持つ機械化帝国は、極稀に空間が歪んで起きる“時空の穴”の存在を確認している。それは正常な時流を歪曲させ、タイムスリップや“異なる歴史を持つ世界(パラレルワールド)”への移動といった現象を引き起こすものだ。ザウラーズの操るロボットの内の一体、“マグナティラノ”ことマグナザウラーもまた、時空の穴から6400万年の時を超えて現代に持ち込まれたロボットなのである。恐らく、機械化城の爆発が引き起こしたプラズマエネルギーが時空の穴を発生させ、それに巻き込まれたエンジン王の思考の残骸はこの“機械化帝国の侵略を受けなかった場合の地球”へ送り込まれてしまったのだろう、とエンジン王は考察していた。

 

 実際は女神のドジによる事故で発生した状況なのだが、機械人の頭脳でも流石にそんなことを推察できるはずはない。

 

 それ故に、厳密にいえばザウラーズが属する地球人とこの世界の地球人は別の存在であるといえる。それを理解しながらも、エンジン王は遺憾にたえなかった。歩んだ歴史が違うとしても、人間の本質が変わっているとは思えなかったためだ。

 

――私が、ザウラーズが守ろうとしたものは、こんな世界だったのか?

 

 こんな下卑た行いを平然と行える者たち。これが自分の尊いと感じた存在と同じ生命体なのか。何故、あの少年たちはこんな者たちを己の危険を顧みず護ろうとしたのだろうか。何故、この生物と同じ存在でありながら彼らはあそこまで気高くあれたのだろうか。

 

――わからない、人間とは、心とは、なんなのだ……?

 

 心の意味を、月の戦いで理解できたと思っていた。しかし、いざ人間たちの社会を間近で見てきたことで、再び解らなくなった。どれだけ問いを重ねても、その答えを出すことができない。

 

 今エンジン王にできることは、自分と同じく一誠の体内に存在する、ジャークサタンと奇妙なエネルギーの解析を進めることだけだった。

 

 

 

 兵藤一誠は色々なことに疲れていた。いつからだろうか、一誠は周囲の子どもたちから孤立していた。何故か自分から離れていく友人たち。少し話して仲良くなれたと思っても、次の日には距離を取られてしまう。そんなことが、何度も何度も続いた。幼稚園の頃、いつも一人でいる自分を心配し、励ましてくれていた親友、イリナと離れ離れになってからは、ずっと一誠は一人だった。自分におっぱいの素晴らしさを教えてくれた尊敬する紙芝居屋のおっちゃんも、何故か一昨年警察に連れていかれてしまった。

 

 両親の前では心配をかけないように笑顔で振るまっているが、それさえ最近では限界に感じつつあった。

 

「おっちゃん、俺にはやっぱり無理だよ……」

 

 おっちゃんが連れていかれる前の最後の言葉を思い出す。「いつか、おっぱいを吸え」と、おっちゃんは一誠に言った。そうすれば何かが変わるのだ、と。

 

 しかし、自分にはやはり無理だ。おっぱいを吸うには、女の子と仲良くなることが必要だろう。しかし、自分は女の子どころか同じ男の子とも仲良くなることができていない。唯一親しくしてくれたのは、男のイリナだけだ。そんな自分が、女の子のおっぱいを吸えるはずがない。

 

 一誠は、そんな自分が情けなかった。尊敬していた人の言葉を、憧れた人が与えてくれた夢を実現できそうにないことが。学校には大勢の子どもたちがいるというのに、友達をろくに作れないことが。そして何より、あれから2年しか経っていないにも拘わらず、夢を諦めてしまいそうになっていることが。

 

 涙が浮かんできた。それとともに、胸の中でわだかまりが叫び始める。

 

「俺なんて……」

 

 悔しさが、自分に対する怒りに変わっていた。こんな自分が、今この場に存在することさえ許せなくなってくる。

 

「俺なんて、どっかに行っちゃえばいいのに!」

 

 己自身に対する憤怒のままに叫んだ、その瞬間だった。

 

「え?」

 

 周囲が突然光りだす。緑色をした不気味な輝きが、何かの模様を描き出した。

 

「な、なんだこれっ!?」

 

 困惑の声を上げる間にも、謎の光は奇妙な図形を形作っていく。それぞれの角に虫、魚、獣らしきシンボルが描かれた三角形の中に円が納まり、更にその中で三日月形をした2つの目がS字を描く図形。それは、ゲームや漫画で見る魔法陣を連想させた。

 

「うわっ!?」

 

 そしてその魔法陣が一際大きく発光したその直後だった。その場から魔法陣とともに、一誠の姿はなくなっていたのは。

 

 

 

朱璃(しゅり)殿、その忌み子をこちらにお渡し願おう」

 

「お断りします! この()には、何の罪もありません!」

 

 姫島(ひめじま)朱乃(あけの)は絶望の淵に立たされていた。母である姫島朱璃の腕に抱かれながら、自分に向けられる無数の嫌悪の視線に怯える。

 

 視線を向けてくるのは、刀や錫杖(しゃくじょう)、棍で武装した男たち。姫島の本家が差し向けてきた刺客たちだ。刺客の1人が、侮蔑に満ちた声で叫ぶ。

 

「姫島の家に生まれながら黒い天使の血を引く、それ自体が罪だ!」

 

「――!」

 

 その言葉に、朱乃は体を震わせた。

 

 朱乃は純粋な人間ではない。この世界には、多くの人々に知られていないだけで人間以外の知恵ある存在が、人間以上の存在が数多く生きている。神、天使、悪魔、妖怪、そんな神話や伝説に語られる種族が、現実に存在しているのだ。その中には、欲望に身を任せ、本来純白だった翼が黒く染まるほど堕落した天使、堕天使と呼ばれる種族がいる。朱乃は、その堕天使の血を引いていた。人間である母と、堕天使である父の間に生まれた混血児。それが姫島朱乃という少女だった。

 

 そして、それは“姫島”という家にあっては許されないことだった。姫島家は、古の時代から日本を魑魅魍魎(ちみもうりょう)から守護してきた“五大宗家”の一角だ。それ故に、異形の者、特に欲に溺れた者たちとされる堕天使のような種族は敵であり、相容れることはない存在である。そのため、姫島の本家は朱璃が堕天使にたぶらかされたとして父を、そして姫島の一族でありながら異形の血を引く朱乃を狙い続けていた。

 

 そして今、強行手段に出た本家により、朱乃と朱璃は窮地に立たされているのだ。

 

「さあ、そこをどいていただく! その忌み子さえ始末できれば、朱凰(すおう)様も貴女を悪いようにはしますまい。姫島の家に戻れるようにして下さるかもしれませぬぞ?」

 

「構いません! この娘の命に比べれば、姫島の家など惜しくはありません!」

 

 力強く叫び返す母に、刺客たちの眼は侮蔑の色を強める。

 

「宗主様の温情に対し、なんと恩知らずな」

 

「恥晒しめ」

 

「所詮は異形の者に魅入られた売女(ばいた)か」

 

 口々に出される、母への罵りの言葉。それを聞き、朱乃の心に恐怖以外の感情が灯る。

 

「母様を」

 

 自分が莫迦にされるのはまだいい。しかし、大好きな母が侮辱されることは許せない。

 

「母様を、悪く言うなっ!」

 

 叫ぶが早いか、刺客たちへと突き出した手から稲妻が放たれた。堕天使である父から受け継いだ、異能の力。母を護るためにそれを解き放った。

 

(おん)っ!」

 

 しかし、それは錫杖を持った男、刺客たちの中では首領格らしき術者により防がれてしまう。男が一度錫杖の遊環(ゆかん)を鳴らすと、それだけで朱乃の放った雷は霧散してしまった。

 

 再び恐怖が心を埋め尽くす。自分では母を護れない。頼りになる父も、今はいない。

 

「その年にして、この威力……やはりその娘は危険だ。早急に始末させていただこう」

 

 言いながら、錫杖の男が手で他の男たちに合図した。首領を除き、8人もの男たちが得物を手に近づいてくる。

 

「くっ!」

 

 朱乃を抱きかかえた母が、厳しい表情で後ずさった。それに対し、錫杖の男はため息を吐きながら言う。

 

「これ以上、抵抗するのであれば、致し方なし。貴女にもお覚悟願おう」

 

 男の言葉と共に、刺客たちの武器が母にも向けられた。その事実に、先程とは違う恐怖が湧いてくる。

 

――私のせいで、母様まで殺されちゃう……!

 

 それは耐えられない事実だ。朱乃にとっては、母と父だけが世界の全てなのだから。

 

 普通の子どもとは違う朱乃は、学校に行ったことがない。ろくに外へ遊びに行ったこともない。ずっと父と母の親子3人だけの暮らし。その狭くて、けれど温かな生活が、朱乃の全てだった。

 

 今、その世界になくてはならない存在が、奪われようとしている。他ならない、自分のために。

 

――嫌、そんなの、絶対に嫌!

 

 絶望的な状況に、涙が浮かぶ。滲んだ視界の中には、恐ろしい敵の姿。

 

――誰か、誰か助けて!

 

 最早朱乃にできることは、ただ心の中で救いを求める声を叫ぶことだけだった。

 

 この世界の基礎となった物語、その本来の歴史において、その願いは叶うことのないものだ。姫島朱璃は己の命を懸けて我が子を逃がし、そして姫島朱乃は自分たちを救ってくれなかった父を、そして堕天使を恨むようになる、そのはずだった。

 

 しかし、その物語にはない異分子が存在するこの世界では、違う結果が生まれようとしていた。

 

「むっ!?」

 

 初めに異変に気が付いたのは、錫杖の男だ。朱乃達と刺客たちの間の地面に、不気味な光と共に奇妙な図形が描かれる。

 

「これは……悪魔どもの魔法陣かっ!?」

 

「いえ、しかし……こんな模様は見たことが……?」

 

 刺客たちが警戒する中、朱乃と朱里は突然の事態に呆気にとられていた。三角形と円、三日月型の目等で構成された魔法陣は、輝きを増しながら何かの影を浮かび上がらせていく。

 

 そして、魔法陣が眩い閃光を発し、そして消え去った後には――

 

「……あれ?」

 

 朱乃と同い年くらいだろう、栗色のツンツンした髪の、1人の少年の姿があった。

 

 

 

 それは、一誠の感情の爆発がゴクアークの魔力を暴走させたためなのか、それとも朱乃の強い願いが本来の物語で縁深い存在である一誠をゴクアークの魔力を媒介にして呼び寄せたのか、あるいはその両方か、それとも他の理由なのか、確かなことはこの場にいる誰にも判らない。

 

 ただ1つ間違いのないことは、本来この世界には存在しない大魔界の魔法陣が引き起こしたこの現象が、少年と少女を今この時出会わせた、ということだった。




というわけで、かなり強引ですが主人公とメインヒロインが出会いました。

エンジン王がシリアスやってた直後におっぱいの単語が連続してますが、そこはまあイッセーですので。仮にドライグが逆行とかしたら、絶対一誠をあの紙芝居屋から遠ざけようとするだろうなあ。

朱璃が殺されたのが朱乃が10歳の時みたいなので、このころ一誠は9歳小3です。エルドランシリーズ的には歴代最年少の小4ガンバーチームよりさらに1個下ですね。

2017年3月12日 「しかし、その物語とは違う異分子が存在するこの世界では、違う結果が生まれようとしていた。」の一文の「その物語とは違う」の部分を「その物語にはない」に変更、「ただ1つ確かなことは、本来この世界には存在しない大魔界の魔法陣が引き起こしたこの現象が、少年と少女を今この時出合わせた、ということだった。」の一文の「ただ1つ確かなことは」の部分を「ただ1つ間違いのないことは」に、及び「出合わせた」の部分を「出会わせた」に変更、他微細な修正
2017年3月19日 話数追加

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