艦これ海上護衛戦   作:INtention

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試験期間ほど原稿が進む不思議。何でですかね。


第二話 統合作戦本部会議

あの任務から一月後、俺は病院に通わされていた。海戦では軽症で済んだのだが医者はしつこく通わせ、何が目的か分からない心理テストまで受けさせられた。そんな日々にうんざりしてきた頃、検査は終わったらしく部隊へ戻ってよしと言われたのだった。

 

「お待ちしておりました」

 

玄関前に海上自衛軍の隊員が待っていた。

 

「わざわざ迎えが付くのか」

「司令部からの指示です」

 

隊員は畏まって言った。

 

「どっちの司令部か」

「護衛艦隊司令部です」

 

連合艦隊が詫びて手を回したのかと思ったが違うようだ。

案内された車に乗り込む。隊員が運転してくれるらしい。自衛隊中央病院がある世田谷から渋谷区に入る。

 

「行き先は」

「市ヶ谷です」

 

市ヶ谷と言えば防衛省、ではなく今は国防省か。俺は呉地方隊に属しているのだが、横須賀でも羽田、横田でもなく市ヶ谷とは。先の海戦の報告だろうか。

 

「それもあるそうですが、先日出された嘆願書の件もあるかと。とにかく大佐には統合作戦本部会議に出てもらいます」

「はあ!?」

 

統合作戦本部会議は武官達による最高レベルの会議だ。これらの決定が四大臣(総理大臣、官房長官、外務大臣、国防大臣)会議などに上がる。少なくとも佐官の俺には縁のない会議だ。

 

「それまでにこちらの資料を読んでおいてくれとの事です」

 

渡された端末に目を通す。先の戦果報告のようだ。かなり強気で書かれている。連合艦隊から譲歩を引き出そうと考えているのは目に見えていた。予算増額だろうか?

何度か読み終えた頃に国防省へ到着する。俺は正装をしているので、周りの武官やスタッフはお辞儀やら敬礼をしてくる。俺も答礼を返す。そうして着いた先は軍令部だった。海上幕僚監部から名前が変わった(旧軍の伝統を受け継いだ)だけで同じ庁舎内にある。

俺が入ろうとすると、声をかけられた。

 

「ちょっといいかね」

「私は護衛艦隊司令部に呼ばれているのですが…」

 

肩章は同じ大佐だが俺は敬語で話した。肩に金の参謀飾緒を着けている。どこかの司令部の参謀だろうか。

 

「許可は得ている」

「分かりました」

 

どこかの参謀さんに付いて行くと、自己紹介をしてきた。

 

「連合艦隊参謀の亀島だ。あなたは南シナ海で艦娘無しに深海棲艦を倒した提督として名が知れ渡っていますよ」

「最善の処置をしたまでです」

 

皮肉っぽく言ってやったが相手は顔色を変えない。とある会議室に入る。

 

「さっそくだが、艦娘は見た事がありますね?」

「ええ」

「艦娘は装備をどうやって動かすと思います?」

「確か妖精とやらがいると聞いています」

「見た事は?」

「何度か」

 

俺がそう答えると亀島は目をむいた。

 

「何、本当か」

「ええ。今もそこの机に三人手を振ってますね」

 

テーブルの上で手を振っていた妖精は目を合わせると驚いたように仲間達と話し始めた。

 

「ほう!嘘ではないようですな。見える人は少ないのですよ」

「そうなんですね」

「聞きたかったのはそれだけです。お忙しい中お時間を頂き感謝します」

 

よく分からないが開放されたらしい。俺は予定通り司令部の部屋へ向かう。司令部施設自体は横須賀にあるが国防省にも部屋があるのだ。扉を開けると護衛艦隊参謀長の島本少将が待っていた。

 

「体に異常はないか」

「は。お陰様で。早く任務に就きたいものです」

 

俺の返事に参謀長は頷く。今日は機嫌が良さそうだ。

 

「結構だ。これより辞令を出そうと思う」

「は!」

 

辞令と聞いて俺は畏まる。

 

「まずは南シナ海海戦での戦果を鑑みて貴官を少将とする」

 

表には出さないが内心は飛び上がる程嬉しかった。防衛大を出れば大佐までは大抵の人が上がれるが、将官となれば別だ。以前までは海将補と呼ばれていた少将は主力護衛艦隊の司令長官や軍令部次長にもなれる高級職だ。

 

「最年少…とまでは行かないがかなりの若さで昇進だな。おめでとう」

「ありがとうございます」

「そして、所属だが…護衛艦隊司令部付きとする」

「司令部付き」

「要は決まってないという事だ」

「はあ」

「悪くはならんさ。歴戦の提督だし、どこの艦隊でも引く手あまただろう。午後の会議は貴官の取り合いになるかも知れないな」

「取り合い…」

「君の論文は素晴らしかった。今日の会議でも使わせてもらうが構わないな?」

「はい」

 

なんか通院してる間に大事になっているようだ。いらぬ論文まで出してしまった事を後悔し始めた頃、会議に向かうように言われた。

 

 

 

大会議室に軍の要人が集合していた。

肩には桜星が、胸には記念章(グリコのおまけ)がびっしりだ。

引け目を感じるが俺も真新しい桜星に太さの異なる金帯が一本ずつの肩章を付けている。記念章の数は少ない方だが実戦に出ないと貰えない勲章の数は参加者で一番だと思う。そう思うと俺も胸を張れそうだ。

 

四角に並べられた机に決められた通りに皆が座る。上座に外務大臣、防衛大臣や統合幕僚監部、左右に陸上自衛軍、海上自衛軍。そして下座に航空自衛軍となっている。

もっとも、中央に座れるのは軍令部や参謀本部だけで、中央即応集団、護衛・連合艦隊、航空総隊の面々は後ろを囲むように配置された席に着く。

俺も護衛艦隊司令部の末席に座った。前の席には亀島がいる。俺に会釈をしてきたので俺も返した。

 

全員が席に着いた頃、防衛大臣の言葉で会議が始まった。どうやら各軍が今月の計画を述べて合意形成を図るようだ。

まずは統合幕僚監部から演説が始まった。

 

「今度発令される大規模攻勢作戦のために準備を進めている所であります。この作戦によって…」

 

作戦については初めて聞くものだったが、作戦前の動きは感じていた。

中央にいる同期から聞いていた軍の動きはそういう事だったのかと一人で納得する。

 

「…以上の件について万全に期すものとする」

 

海軍大将の統合幕僚長が説明を終える。

次に航空参謀総長が話し始める。

 

「我が空軍としては今回の作戦に対しては本土防衛に専念するものとします。F-35Jの調達数は変わらずです。しかし、遠方で制空権が確保出来ずに被害を受ける事態が多発している事を鑑みて航空団を海外に派遣したいと考えています」

「それは海外に駐屯するという事ですか」

 

空軍の作戦案に外務大臣が疑問を呈する。

 

「現在東アジアでは国防軍の台頭を軍事国家化の復活と懸念を持っている国が少なくありません。それらを刺激して欲しくないのですが…」

「中国やロシアも強力な海軍を持っているではないか」

「その中国は空母が全滅したと聞いたぞ」

「海軍。それは本当か」

 

会場の野次に外務大臣が反応した。

話を振られた海軍軍令部総長が話し始める。

 

「先月のセレベス海海戦に中国海軍は南海艦隊の空母機動艦隊を投入しております。我が第二艦隊の調査の結果、虎の子の空母"山東"を含むほとんどが撃沈された可能性が高いとしています。3年前の海戦も含めると再建には少なくとも5年程かかるとの情報が入っています」

 

会場にどよめきが起こる。

先月護衛の第二駆逐隊が向かった時は気にしている余裕は無かったがそんなに大事だったのか。

外務大臣はその事を踏まえて話を続ける。

 

「中国奥地の不明勢力との戦闘による消耗もあり、日本国防軍は結果的に東洋一の影響力を持つようになりました。ですが近隣諸国との友好のためにもこれ以上隣国を刺激して欲しくないというのが外務省の総意です」

「グアム進出で十分ではないか」

「制空権は連合艦隊の空母部隊が獲る」

 

航空自衛軍は自衛隊時代にF-2戦闘機など三軍で最も攻撃兵器を保有していたが、あくまで本土進攻を防ぐためのもので、敵地を攻撃する長距離爆撃機や弾道ミサイルは持っていない。遠方の作戦では本土待機している場合が多いのだ。

空軍の人達は悔しそうにしているが、エアカバーさえあれば先月の海戦はもっと被害を減らせたかも知れない。俺は彼ら同情的な視線を送っておいた。誰もこちらを見ていなかったが。

 

陸軍の声明は国際協力で師団を送るというものだった。いつもの事であり、俺もその輸送船を護衛した事があった。

 

最後は海軍だ。遠方かつ深海棲艦に唯一対等に渡り合える艦隊を持つ海軍が作戦の主役になる事は多い。

軍令部総長の概要説明だけでなく、両艦隊司令長官も演説をするようだ。

 

「我が連合艦隊は全力を挙げて敵を殲滅致します。第一機動部隊を中心に第一、第二艦隊を投入する予定であります」

 

連合艦隊司令長官の高野中将が堂々と公言する。近くで見たのは初めてだが、とても貫禄がある。

次に俺も所属する護衛艦隊司令長官の及川中将も負けじと大声を張る。

 

「護衛艦隊は第三次八八艦隊計画を提案いたします」

「この前第二次の予算通ったばかりじゃ無かったか?」

「これいる?」

 

かなりのインパクトのはずだがあまり評判は良くないようだ。前線で戦果を挙げている艦娘とは違い影の薄い護衛艦の建造計画は国会でも問題になっていた事を思い出す。

 

「事前に資料は配りましたが、先月の海戦で旧式護衛艦が敵重巡"リ級"を撃沈する戦果を挙げました。彼がその司令です」

 

俺は立ち上がり、礼をする。他軍の評価は好意的で俺は安心した。お偉いさん達に睨まれるのは居心地が良くない。だが俺の戦果報告と論文が艦隊拡張計画に使われるとは心外である。

論文の趣旨がプライドと意地のためにすり替えられている気がするが、艦娘の護衛が不十分ならば護衛艦を増やせば良いという意見はなるほど筋が通っている。

 

ちなみに八八艦隊とは、

 

攻撃部隊の

 "まや"型   イージス艦2隻

 "はつかぜ"型 ミサイル支援艦6隻

護衛部隊の

 "いずも"型  航空護衛艦1隻

 "あきづき"級 防空艦2隻

 "あさひ"型  汎用護衛艦5隻

 

からなる攻守に優れた艦隊だ。

アメリカからの報告により考案されたもので、ミサイル支援艦から発射される大量の対艦ミサイルをイージスシステムで誘導して飽和攻撃を行う。その間無防備になるので哨戒部隊を兼ねた護衛部隊で守るという、艦娘以外では最強の艦隊と言われる。

八八艦隊による一度の最大攻撃力は艦娘のみの第一機動部隊の7倍にもなるが、空母艦娘も数回は攻撃隊を出せるし、第一艦隊の戦艦なら直接砲撃戦が出来る。コストも段違いだ。

しかも、本当に効果的かどうかは分からない。アメリカとの連絡は定期的に行われているが確実ではないのだ。

それはリ級を沈めたくらいで護衛艦で大型艦の撃沈に成功した提督と囃し立てられた事からも分かる。理論より現物を欲するのは当たり前だろう。だがそれで勝負をするとなると実績がある艦娘の方が明らかに有利だ。

 

八八艦隊計画も緒戦に護衛艦かなりが沈んでいるため第二次までは計画案が通ったが第三次は流石に通るとは思えない。

 

「これら八八艦隊3群の完成と艦娘艦隊の共用によって通商ルートは完全に確保できると確信しています!また、完成間近の新編第一護衛隊群の司令に経験豊富な提督である彼を就任させ、周辺国からの信頼も勝ち取ろうと思います」

 

熱く語る及川大将の演説には懐疑的だったが、第一護衛隊群司令という言葉に思わず引き寄せられた。

護衛艦隊の顔であり、最強の艦隊だ。もうあんな思いはしなくても済むかも知れない。思わず顔がほころびそうになった時、反対側からよく通る声が響いた。

 

「陸軍は海軍の提案に反対である」

 

陸軍参謀総長の西條大将だ。

男にしては声が高めだが、場内に響く声に及川は言葉に詰まってしまった。

 

「海軍はいささか予算を取りすぎていないか?」

 

挑発的な言葉に護衛艦隊側だけでなく連合艦隊のスタッフも陸軍に対して視線が強くなる。西條はその目線を真っ向から受け止めた。

 

「もちろん軍艦が高いのは知っている。戦車とは規模が違うからな。だが、海軍は護衛艦だけではなく艦娘も建造しているし、戦果を上げている。果たして護衛艦を揃える程の価値はあるのか」

「失敬な」

「今度の攻勢は連合艦隊の全艦が出撃するのですか」

 

及川を無視して高野に聞く。

 

「いや、各地の防衛もあるので全部ではないですな」

「大規模攻勢の時にも全ては使わないと?」

「商船護衛任務を減らして主力艦娘を投入する時もあるが、全部を使う事は無いかもしれない」

「では投入されず、後方で待機する駆逐艦などもいる訳ですね」

「どの駆逐艦が該当するかは提督の好みもあるので断定できないが、そういう事になります」

「それらを恒常的に把握して護衛任務をさせる艦隊を編成しては如何か」

 

組織内の考えや主張に囚われない発想だが、よい考えだ。一部の海軍軍人も頷いている。

 

「なるほど」

「お待ち下さい」

 

そこで護衛艦隊参謀長の島本少将が待ったをかけた。

 

「護衛任務を担当しているのは護衛艦隊です。その指揮は護衛隊群に任せるべきであり、その艦隊の司令長官はこちら側(護衛艦隊)から出すべきかと思います」

 

連合艦隊スタッフは先手を打たれて苦い顔をする。しかし高野は顔色一つ変えずにさも残念そうに言う。

 

「もっともな意見です。しかし、艦娘は特殊な存在でしてな。全員が操れるという訳ではないのですよ」

 

後にいた亀島が発言する。

 

「護衛艦隊の方から適性がある提督を司令長官に置いて連合艦隊指揮下で運用しては如何でしょう」

 

亀島は俺を示して微笑む。

 

「実は彼に艦娘を扱える素質がある事が分かりましてね。それに彼は迅速な意思疎通のために機関を設けよという論文を出しています」

「お、わ、私ですか!?」

「なんと!それはよいタイミングだね」

 

突然俺を示されて対応が出来なかった。

 

「なぜ連合艦隊指揮下なのですか?」

 

島本が再度疑問を投げる。

それには連合艦隊参謀長の須垣少将が答えた。

 

「艦娘の建造、運用に至るまでの技術は最高機密でして。世界でも実用しているのは数ヶ国のみ。特にアジアでは日本のみです。情報の拡散を避けるために情報は連合艦隊のみで扱いたいのです」

「しかし…」

「良いではありませんか。彼を連合艦隊に派遣すれば」

 

尚も食い下がろうとする島本に対し業を煮やした西條が押しとどめる。

 

「我々としてもシーレーン確保はとても重要な案件です。貴重な兵士や戦車を輸送中に沈められては困ります。それに」

 

西條は及川や島本ではなく高野や須垣の方を見る。

 

「これ以上護衛に支障が出るようなら、陸軍船舶部による海上護衛の研究を進めますからね」

 

それは陸軍が海上護衛を行うという事を意味する。それでは護衛艦隊の面子丸潰れである。軍令部総長が及川を振り向いて頷いた。もはや引くしかないと感じたらしい及川は俺の顔をちらりと見て

 

「分かりました。彼を連合艦隊に派遣しましょう」

「承りました。では連合艦隊は新たに海上護衛を補佐するための艦隊を新設する事をお約束します」

 

「異論はないな?」

 

半分筋書きが見えていた話の流れにため息をついた統合幕僚長は確認を取ったのちに決定した。

防衛大臣も承認して四大臣会議に上げる事になった。

 

 

 

「くそ!連合艦隊のやつらめ。図りやがったな」

 

会議の後、護衛艦隊司令部の部屋に戻ると参謀長がそう吐き捨てた。

 

「完全に陸軍は連合艦隊とグルでしたね」

「なぜ手を組んだんだ」

「本当に陸軍船舶部を立ち上げる気なのかも知れん」

「しかし接点はこちらの方があるはずです。"おおすみ"型揚陸艦もありますし」

「最近、港湾棲姫の撃破のために艦娘から出撃する陸戦隊や戦車を開発していると聞いた事があります」

「それだ」

 

皆で反省会のようになっているが、司令部スタッフではない俺は話に入れずに存在を消していた。

 

「こうなっては仕方がない。陸軍と連合艦隊には貸し一つだ。来年第三次八八艦隊計画を承認してもらおう」

 

まだ諦めて無かったのか。及川は俺を見る。

 

「君!」

「はい」

「今回は残念だが第一護衛隊郡司令は諦めてくれ。向こう(連合艦隊)で提督になった暁にはこちら(護衛艦隊)の艦隊を頼んだぞ。それと理屈をでっち上げて陸軍船舶部を潰してくれ」

「はい」

 

なんかすごく重そうな任務を任された気がするが、俺は素直に返事した。

 

「頼んだぞ」

「よっ!旭日中綬賞」

「はい。奮励努力します」

 

仲間の煽りにも俺は敬礼で答える。

ついさっきまで八八艦隊の司令になれると思っていたものが艦娘の司令になってしまった。運用の経験が全くない仕事だが、南シナ海での悔しい想いを挽回出来る力を手に入れた事には変わらない。俺は期待を胸に連合艦隊へ向かったのだった。

 




この世界では自衛隊は異変に対応するために自衛軍と名称を変えており、権力も増大しています。
陸海空幕僚監部は参謀本部・軍令部に名称が変わっており、軍隊というイメージを避けるために使われていた用語も元の軍事用語に置き換えられています。階級も一尉が大尉に、陸空海将が中将、将補が少将と言った感じです。陸軍の兵科も普通科→歩兵科、特科→砲兵科となります。

護衛艦の八八艦隊による飽和攻撃は著名な『征途』から発想したものです。
"はつかぜ"型が『征途』の"あきづき"型みたいな感じです。
"あさひ"型は2隻分の予算までしか付かず、FFMの建造に移っています。"むらさめ"型以降の汎用護衛艦で4個護衛隊を編成出来るというのが理由の様ですが、"しらぬい"と"かげろう"のコンビを見たかった…。

(DDH"まや"が命名されたため、"きぬがさ"型から修正しました)

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