◆カルデア
「おかしい」
カルデアの一角、桃色の髪をまとめたヤワそうな男ことDr.ロマンが、四文字の疑問の言葉をこぼした。
「何故、マスター反応が立香君の他にもう一人反応しているんだ」
前回のフランス特異点でも、立香君達が死にかけたジル・ド・レェを見付け、トドメを刺して特異点を修正した。
しかも、フランスの人々が常常言っていた竜の魔女は片腕を切り落とされ、虚空を見つめながら血を吐くほどの虫の息で、これも立香君達がトドメを刺した。
ジャンヌ・ダルクが言うには、浄化の言葉が掛けられており、浄化E+が竜の魔女に与えられていたのだという。
等々、おかしい事ばかりなのだ。
フランスの人々は、竜の魔女にトドメを刺したのに竜の魔女を見かけたと言うし。
「どういう事なんだ?」
二人目のマスター反応、二人の主要サーヴァントの瀕死、竜の魔女にトドメを刺したのに竜の魔女を見掛けたという声。
「もしかすると!」
新しい仲間になってくれるかもしれない!
そうと決まれば、立香君に無線を送ろう!
「ロマン?あぁーはいはい、うんうん」
マシュ、という薄紫色の髪の女の子を片手に抱き抱え、寝室で座っているこの男は藤丸立香、クズである。
マシュを冬木の街で犯し、ジャンヌ・ダルクを令呪で従わせ処女を奪い、その他ダ・ヴィンチちゃんや村娘にアーンな事をし、今回はネロ・クラウディウスに毒牙を向けている。
「.......しかし、我が軍に勝機を与えてくれた男に礼をしなくてはならなくてな、それを済まなせなければ貴君に礼をできないのだ」
このネロ公、約束事の順番をちゃんと守る良い娘だった。
流石の藤丸容疑者も、自分のサーヴァントではないネロに令呪を掛けれないし、夜這いは兵士が部屋を厳重に防護してるので不可能、正面から強姦も、ネロは強いし、常に護衛ついてるので無理なのである。
「どうせ、ネロちゃん助けたのもその二人目のマスターとやらだろうから、それを殺して、ネロちゃんにお礼をすべき者を見つけましたが、お礼は要らぬと言い残して死にました!と死体と一緒に渡せばいいだろ。うんうん、冴えてるな俺」
たしかに名案だろうが、最終霊臨を済ませてりみったー外しているジャンヌオルタ&セイバーオルタと宝具持ったマスターに勝てるのであろうか。
一応、カルデア戦闘服装備してるみたいだけど、ガンド使っても勝てないであろう。
「マシュー!」
二人目のマスターを見付けた藤丸容疑者。
しかし、彼らは恐ろしいほど強かった!?
次回をお楽しみに!(キッズアニメ感)
☆藤丸立香
真名は上に同じ。
宝具
宝具レベル D
敵の動きを少しだけ止めることのできる。
使ったら長時間、チャージが必要になる。
遠坂凛のガンドは宝具レベルB+である。