変わりゆくモノ   作:第6形態

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前回、自己紹介回と言いましたが、その前にもう一話ありました。すみません、自己紹介は次話です。


第3話 新学期開始~Side優華~

-Side優華-

二宮君と別れた私は同じ中学の友達を探していた。

優華(そろそろ来るはずなんだけどなぁ)

そう思っていると「優華」と呼ぶ声がした。

(この声は!)

振り返ると私の友達、もとい親友の宮村陽花里ちゃんがいた。

 

優華「ひかりちゃん、おはよう!」

 

陽花里「おはよう、朝から元気ね」

 

優華「いつも通りでしょ?」

 

陽花里「いや、いつもより2割増し。何かいいことでもあったの?」

えっ?!分かるの?確かにいいことあったけど、

陽花里「分かるよ、親友のことは。」

 

優華「自然に心を読まないでよぉ」

 

陽花里「で、何があったのよ。」

 

優華「それがね…」

私は今朝、登校中に起きたことを話した。

 

陽花里「なるほど、だから嬉しいわけね。」

 

優華「そうなんだよ~」

 

陽花里「割とベタな展開よね、不良に絡まれていたところを助けてもらって恋に落ちるなんて。」

 

優華「えっ?」

 

陽花里「好きなんでしょ?彼のこと。」

 

優華「そ、そ、そんなことないよ、確かに優しいし、なんか頼りがいがあるとかは思うけど、そんなことは」

 

陽花里「そんな顔で言われても説得力に欠けるわよ、真っ赤よ、顔。」

 

優華「!? でも、好きなのかもしれない…。」

 

陽花里「なら、頑張りなさい。」

 

優華「! うん!頑張る!クラス分け見に行こう!」

 

 

ひかりちゃんとクラス分けの紙を見に行くと、ひかりちゃんと同じクラスだった。喜ぶ私にさらなる幸運が!

なんと、二宮君と同じクラスになれたのです!せっかく、仲良くなれたんだから違うクラスというのは味気なかったからよかった、ん?あれって二宮君だよね?1組に行くのかな、呼んでみよう!

 

優華「お~い!」

あれ?振り向いてくれない、ならばもう一度!

 

優華「お~いってば!」

おかしいぞ?諦めないぞ!

 

優華「お~い!」

あれれ?ほんとに聞こえてないのかな?っと思ったとき

 

優華「あっ!やっと気づいてくれた!」

やっと、振り向いてくれた!

 

優華「もう!全然反応してくれないんだから!」

 

優「ごめん、俺じゃなくて友達を呼んでいるのかと。」

 

優華「友達とはさっき会ってきたから大丈夫だよ!名前で呼べばよかったね、あっ!私、二宮君と同じクラスだよ!」

 

優「そうみたいだね。でも、知り合いが一人いるなら少しは緊張が解けるね。」

同じクラスということには気づいてくれてたんだ

 

優華「そうなの、女の子は友達が同じクラスだからよかったんだけど、男の子は、少しだけ怖いから緊張しちゃって」

嫌いとまではいかないんだけど、やっぱり少し怖いんだよね、年上の人ならなおさら

 

優「俺も男の子なんだけど。」

 

優華「い、いや、違うの!二宮君は朝助けてくれたから別なの!」

 

優「知ってるよ。ちょっとした冗談だよ。」

 

優華「二宮君でも、冗談言うんだ。あっ、もしかして、からかった?」

 

優「少しだけね、ごめんね。」

 

優華「ううん!大丈夫だよ!なんというか、距離が縮まったなぁ~って!」

冗談を言ってくるってことはそういうことでいいんだよね?

 

優「でも、小野さん可愛いから、男子にすぐ話しかけられそうだね。」

 

優華「か、かっ、可愛い!?」

 

優「うん、もしかして俺に言われるの嫌かな?嫌なら謝るし、言わないようにすr「そんなことないよ!」そ、そうか」

 

優華「うん!(可愛い、か。すっごい嬉しい///)」

もしかして、ほんとに恋に落ちたのかな?でも、二宮君になら落ちても、いい、でもまだ早いというかちゃんとお友達からというかそもそも私誰に言い訳してるんだろうもう!私どうしたらいいの~

優「小野さん?教室着いたよ。」

 

優華「あれ?ほんとだ、早いね~ とりあえず、教室入ろうか!痛っ!扉、開いてなかった」

うう、恥ずかしいところ、見られちゃった

 

 




読んでいただきありがとうございます。優華の口調が難しいです。前書きでも書かせていただきましたが次回は自己紹介になります。

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