ハイスクールDxD 万能な悪魔!最強を目指して   作:ニャン吉

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第5話

もうすぐ10歳になろうという時。

俺はレイヴェルに俺が連れてきた黒歌に白音、逢に咲を連れて人間界に出かけていた。

お父様の指示だけど。

人間界では黒歌と白音も俺と同じく天道を名乗っている。

そして誕生日の前日、俺達は北海道にいた。

その日も1日皆で遊び回り夜は同じホテルの部屋で寝た。

そして誕生日の日になった途端、俺は突然眼と頭に激痛が走り目を覚まし痛みにこらえていた。

少しして黒歌が気づいた。

「サイヤ!大丈夫かにゃ!サイヤ!サイヤ!」

とその声に他のメンバーも目を覚まし俺の名前を呼んでいたらしい。

1時間ほどして痛みから解放された俺は何とか立ち上がり周りを見てみる。

「黒歌?白音?なんで二人の体の周りに変なモヤモヤがあるんだ?それにレイヴェルもそんなに炎を出すなよ。咲は植物に絡まれてるし逢は少し水浸しだぞ?」

「サイヤ兄様?何を言ってるんですか?私達は別に」

「待つにゃ白音。サイヤの眼の色が変わってるにゃ。」

「えっ?・・・なんかわかった気がする。」

「どういうことなんですの?サイヤ?」

「目の名前に使い方。他にも色々と今の痛みの後からわかるようになったんだよ。」

「どういうことなの?」

「咲。例えばね。」

そう言って俺は目を元の色に戻したり影分身をしたりといくつか見せた。

「なんで突然できるようになったの?それと私が水浸しって何?」

「逢。今はそう見えない。もしかしたら能力を色とかで見たのかもしれない。黒歌と白音の仙術に妖術は色がないからもやもやとしてレイヴェルは炎、咲は植物、逢は水。能力と同じだ。」

「私からはサイヤに仙術の自然のエネルギーが集まってるように見えるにゃん。集めてるのかにゃ?」

「私もお姉様と同じように見えます。サイヤ兄様。」

「使い方も集め方も何故か体に染み付いたようにわかるんだ。不思議な感じ。」

「なんでですの?貴方は少なくとも純血悪魔ですわ。黒歌さんに白音さんなら妖怪だからともかく悪魔の貴方が仙術なんて?」

「ホントになんでかな?」

「何かわかる?」

「俺はこの力は妖怪の仙術と似て非なるものだと思う。だって魔力と結びついてるから。」

「それなら私たちとは少し違うにゃ。私の言う仙術は自然のエネルギーのみにゃ。以前悪魔の駒を入れられた時から魔力と結びつけて使えるようになったんにゃけど白音の使える仙術とは大違いにゃ。」

「とりあえず帰ったらこの力を使って修行しないといけないな。・・・手伝ってくれるか?」

「「「「「当たり前(にゃ)(です)(ですわ)(だよ)」」」」」

「ありがとうみんな。・・・それと相談というかお願いなんだけどあと2年で悪魔の駒を魔王様より頂くことになる。その時に俺の眷属になってほしいんだけど。」

「なる!」

 

こうして俺の未来の眷属枠が五つ埋まったのだった。


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