ハイスクールDxD 万能な悪魔!最強を目指して 作:ニャン吉
サイヤ・ブネ
今年で7歳。僕はある日傷だらけの黒猫と白猫を・・・いや黒い猫又と白い猫又を見つけた。
弱っているみたいだったから僕はタオルに二匹を包んで家に連れて帰ることにした。
家へ帰ると僕の専属のメイドで同じ歳のユーリ・アルコが来て
「サイヤ様。お帰りなさい。・・・そのタオルはどうしたの?」
「ただいまユーリ。この2匹が弱っているのを見つけたから連れ帰って来たんだよ。森の中で倒れていたから。なんとかならないかな?」
「少し待っていてください。」
そう言ってユーリは部屋の奥の方へ行った。
するとユーリの姉のフィアがやってきた。
「お待たせしましたサイヤ様。その二匹をベッドの上に置いていただいてもよろしいですか?」
「うん。」
そう言ってフィアは両手をかざして魔力を使って回復させていた。
少ししてフィアが
「サイヤ様。この2匹はもう大丈夫です。一体どうするのですか?」
「僕はこの2匹と一緒に生活したいと思っているんだけど・・・いいかな?」
「この2匹が「猫又の猫趙でしょ?」はい。何故ですか・・・力ですか?」
「違うよ。だって多分すぐに僕の方が強くなるもん。この2匹ってさ・・・多分家族とかいないから僕の眷属になって家族になりたいなって思ったんだ。」
「そうですか。・・・わかりました。私からも旦那様にお願いしましょう。」
「ほんと!フィア!」
「はい。ですがブネ家の決まりは守ってくださいね。」
「うん!拾ってきた動物は出来るだけ自分でお世話する事!だよね。」
「はい。貴方は誇り高きドラゴンの血を引く一族の次期当主サイヤ・ブネ様です。私達もお手伝いさせて頂きますので頑張ってくださいね。」
「うん!」
こうして僕とこの2匹の生活が始まったのだった。
翌朝
目を覚ますと猫又の二匹は人型になっていた。
部屋の隅で怯えながら。
「おはよう。起きたんだ。怪我は大丈夫?」
「だっ!大丈夫にゃ!」
「よかった。・・・そんなに離れてないでこっちにおいでよ。」
「私達に何をさせるつもりにゃ!」
「何をさせるってなんで?」
「えっ?」
「僕は君達を家族に迎え入れたいと思ってここに連れてきたんだよ。父様からもいいって言われてるからね。・・・そうだ!名前を教えてなかったね。僕の名前はサイヤ・ブネ。ドラゴンの血を引く一族。ブネ家の次期当主だよ。君たちは?」
「にゃっ!サイヤ・ブネって言うと」
「僕が何?」
「前の主だった悪魔が言ってたにゃ!サイヤ・ブネは桁外れの天才だって!その天才が私達を拾ったのにゃ?なんでかにゃ?・・・あっ。名前は黒歌にゃ。後ろにいるのが妹の」
「白音です。」
「黒歌に白音か。わかったよ。それと僕が君達を拾ったのはこの屋敷の近くで傷だらけで弱っていたからだよ。それを」
コンコン
と突然ドアがノックされ
「サイヤ様。入ってもよろしいですか?」
「どうぞ。」
そう言うとユーリとフィアが入って来た。
「サイヤ様。この2人とお話し中でしたか?」
「うん。そうだ。フォークとユーリも自己紹介してあげてよ。この2人は黒歌と妹は白音って言うんだって。」
「黒歌さんと白音さんですね。わかりました。私の名前はフィア・アルコ。サイヤ様の専属のメイドです。」
「私もサイヤ様の専属のメイドだよ!名前はユーリ・アルコよろしくね黒歌ちゃん!白音ちゃん!」
「私達の自己紹介も終わりましたのでサイヤ様。黒歌さんと白音さんを連れて食堂へ行きますよ。朝食が出来ました。」
「わかったよ。着替えるから待ってて!」
そう言って僕が着替え始めると黒歌が
「サイヤはメイドに着替えさせてもらわないのにゃ?」
「なんで?」
「前の主はメイドに着替えさせてたにゃ。」
「そうなんだ。・・・僕達ブネ家わね、僕の生まれるずっと前。確か戦争の後位にこの領地に住む民の皆に色々と助けられて今成り立つんだって。だから僕達はその民に感謝し民を守り民に守られるようにあれ。
命を大切に目の前の命を見捨てるな。
民に慕われるような悪魔であれ
恐怖ではなく優しさの力で民を守るべし。
こういうルールがあるんだ。
それと僕が君達を拾った本当の理由は
ブネ家の決まりを守った事と僕ね、兄はいるけど姉や妹がいたこと無かったんだ。だからそうなればいいなぁーと思ってね。」