ごパン戦争[完結]+番外編[連載中]   作:Anacletus

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第112話「大戦前夜」

 

「姫殿下。これが現在、印刷されている全印刷物になります。凡そ324種。内訳は行政書類と教育用の書籍が159種類。衣食住と倫理や道徳に関するものが43種類。残りは全て娯楽商業用となります」

 

 本を詰め込まれた棚を全てザッと確認する。

 

 その後、外の光の差さない保管庫内の保存用書籍からパラパラと必要なものを見やってみる。

 

 半分程は自分が関わったもので後の半分は指針と情報を与えて書かせた娯楽作品だ。

 

「絵を用いた漫画の売り上げは?」

 

「はい。全年齢用の売り上げが凡そ38%を占め、残りは全て成人用の性関連書籍で〆られています」

 

 現在、出版社を任せている商会の頭取はダラダラ冷や汗を流している。

 

 というのも、こちらがエロ漫画をパラパラしているからだろう。

 

「ふむ。ちゃんと規約は護られているようですね」

 

「は、はい!! それは勿論!! 巻末と帯には犯罪抑止の為にも過激な事をすると死刑になる可能性がある旨は掛かれておりますし、伴侶などで試した場合でも当人に危害が及べば実刑が有り得る事も伝えております。同時にこの本の売り上げの一部は報われない子供や女性の為に使われており、彼女達が健全な毎日を送れている事も同時に書き込んでおりますので」

 

「よろしい。内容は幾らでも過激にして構いませんが、犯罪の手口などは書かないようにする事を徹底して下さい。逆に実現不能で在り得ない方法、もしくはやろうとしても簡単に出来ない方法ならば許可します。国外での写本の類が出回った場合は全てこれらの規約が護られないなら回収するよう国家に働き掛ける旨は書いているようですし、内容も多種多様になっているようでよろしい」

 

「は、はぁ……そのぉ、お怒りになられるかと思い。戦々恐々としていたのですが……」

 

 40代の頭取は付き合いのある商会でパッとしないが堅実な人間を引っ張って来たので基本的には憶病な小動物みたいなおっさんである。

 

 頭の頂点が薄い以外は基本的にまったく問題無い毒にも薬にもならない一般人だ。

 

 ガクブルして今までエロ本を見ていたこちらを凝視していたのだが、ホッと安堵した様子だった。

 

「別に他人の性癖にとやかく言える程、偉くはありませんよ。年齢、人種、体位、場面、状況、あらゆるものは本来的に何も問題ありません。どれだけ書籍内で女性だろうと男性だろうと登場人物達が酷い目にあっても結構。犯罪に繋がる知識を国民に与えなければ、どのような悪事でも悪党でも卑劣でも残酷でも醜悪でも悍ましくとも書いて結構。それが我が国の指針です」

 

「はい。その結果として欲望を発散させれば、現実での犯罪も大いに抑制されるとの話は確かに……統計局からの報告でも事実でありました」

 

「重要なのは人々の生活を豊かにする事です。それには犯罪率を下げる事も重要です。男の方のみならず女の方も同様です。爛れた生活で人間が不幸になるよりは清く正しいお付き合いをして、欲望は本で昇華して頂くというのは合理的だと思いますよ」

 

「全く以て御慧眼の至り……我ら一同、深謀遠慮に感銘しております」

 

「各国でも恐らく性犯罪の減少が始まっている頃でしょう。我が国は女性が特別に多民族よりも多く子供を受胎する事から、色々とお盛んであると言われていますし、統計的にもそれは事実ですが、その分とても流され易い方が多いとも報告を受けています」

 

「は、はい……」

 

 自分の事を言われたように顔色がまた蒼褪めていく頭取に苦笑する。

 

「何も男性を攻めているわけではないのですよ。年嵩の女性が若い男にそういった手解きをするのが一般的であったりしますし、性的な自己管理を任される年齢も他国よりも低いですしね……要は正しい知識も身に付けられるようにしろという事です」

 

「そ、それはもう!! はい!! 愛される物語の登場人物達が正しい知識が無かったばかりに悲劇的な結末を迎える事は当然であると現実を描写させておりますので!!」

 

「この本の内容からも基本的な性知識は学ばせられますし、多くの国々での現実も描かれている。子供を命掛けで産んで死なねばならない女性。低年齢出産で死亡する女性が他国では我が国の数十倍という話も教えておけば、我が国の男子が他国で無法を働く事も少なくなるでしょう」

 

「お、おぉ、何と言う慈悲の御心……そこまで考えて本の執筆を……!!」

 

「読む者の感情を刺激し、人の心に犯罪をやるよりはあの物語の登場人物達のような事にさせない、させたくないというような心持にさせる事が出来れば、その漫画家は国策の旗手としては一人前です。現実での被害が減れば、女性達のこのような成人男性用の本に対しての偏見も減っていくでしょう。そうなれば、もっと過激なものを出しても構わなくなる時代が来るはずです」

 

「確かに……ですが、まだまだ難しいかと。聡い女性貴族の一部からは過激だから、もう少しどうにかしろという窘めるお言葉なども頂いておりますが……」

 

「社会と常識と倫理がしっかりとしていれば、どんな過激なものを出版しても問題はありません。貴方達は正しく世を映す鏡。もしも、人々が悪徳に染まる社会なら、表現を控える必要があるでしょう。そういう時代も来るかもしれません。ですが、それは今ではない。そして、現在出版させている多くの成人男性用の本は教育用というのを忘れてはいけません」

 

「先程もお聞きしましたが、まだこれでも過激ではない、と?」

 

「ええ、わたくしが漫画家の方々に個別訪問して、今後の過激な商業用の規約とその内実に付いてしっかりと数十人にお教えしたので、今後は更に過激なものをより高価な形で他国の富裕層に輸出する事になるでしょう。一緒にわたくしが愛用する下着を降ろす企業には性的な商品や道具の輸出も一緒にして頂く事になりました」

 

「……全ては帝国式に、ですか」

 

「ええ、最初に始めたものが多くを得る。それはどんな社会的な概念でも一緒です。帝国と多くの国が性的に共有出来る情報が多く為れば、何れ……大陸全ての民が同じ血統として性的な悩みを共有出来る日も来る。それは少なからず千年後ではないだろうとわたくしは予測しています」

 

「――――――ッ」

 

「これは人類の初めての通過儀礼。人の社会が同じ常識を携えて、いつか国境も人種も無くなる日が来ましょう。これはその最初の共通規格の一つ。それが創られたというだけの事なのですよ」

 

「どうか、ご存分に我らをお使い下さい。この身、亡ぶまで必ずや人の世に御身の御心が叶うよう働き掛け続けましょう」

 

 どうやら頭取の心も決まったらしい。

 

「よしなに。では、今後は女性用のものもお願いしますね。女性作家志望の方にも声は掛けて来たので後で名簿をお渡しします」

 

「ハッ!!」

 

「貴族も一般の庶民も関係なく夢見られる恋模様。そして、悪い男に引っ掛からないように。人の外見も重要ですが、心もまた重要であるという事実。それを男性と同様に彼女達へ叩き込んで下されば幸いです」

 

「必ずやッ!!」

 

 カーテシーを決めて、出版社の各部門の男達にニコリとしておく。

 

 今まで黙って控えていた男達は女性の秘書も同伴させていたが、誰もが呆然としながらも最敬礼してくれていた。

 

「皆さんも奢らず焦らず一歩ずつ……自らの為すべき事を為して頂ければ……それが積み上がった時、きっと人々の常識は倫理は道徳は性の実体は誰にも少しだけ優しくなるでしょうから」

 

 上層部総出の送迎を断りつつ、明け方の出版社を後にする。

 

 朝もやの立ち込める最中に馬車の音を響かせながら、次に向かうべき場所へ向かう。

 

 まだまだ回るべき場所は多かった。

 

 *

 

―――ガラジオン首都王城。

 

「………」

 

 書状を呼んでいた青年が1人。

 

 玉座で思案するように瞳を細めていた。

 

 謁見の間には護衛と侍従達以外は存在しなかったが、足音がツカツカとやってくると大扉が衛兵によって開閉される。

 

「どうした? 緊急の呼び出しという事だが、ヴァーリもしくは例の南部皇国の大失踪案件に何か進展が?」

 

 やって来たのはガラジオン屈指の陰謀家たる女傑だった。

 

「関係あるかもしれないが、一番の問題は我が国の態勢が整う前に戦争になるという事だ」

 

「戦争?」

 

 主たる国王の傍まで行った女傑が差し出された書状を受取り、内容を検める。

 

「………なるほど。これは急がれましたか」

 

「急がれた?」

 

「ヴァーリがバイツネードに襲われたのは確定。古代竜と例の武装も確認。その上で本家の人員らしき者が消滅。それと同時に南部皇国の国境域で本体となる宗教閥の連中が全て消失。これを時系列的に見れば、ヴァーリは帝国の手に墜ちたと同時にバイツネード本家からは護られ、打撃を受けた事になる。本家はそれで何かしらの行動を起こしたのでしょう。となれば……」

 

「ふむ。今の内にガラジオンを押さえておきたいという事か……」

 

「何らかの時間的な制約が出来た可能性もあります。実際、百万以上の人間をバイツネードが利用するとすれば、大規模な活動になるはず。それと同時に我が国に対処するのはあちらでもさすがに難しいでしょう」

 

「だろうな……」

 

「査察を受け入れても恐らく最重要の機密を抜かれて我が国は敗北。となれば、戦うしかない。あちらはやる気でしょう。攻めに行かねばならなかったところを逆に護りに入らねばならない時点で我が国は後手に回っています」

 

「……動員を掛ける事は出来る。部隊も防衛戦ならば逐次編制は可能だろう。本国への参集を外部に立っている者達全てに通達する事も不可能ではない。だが……」

 

 女傑は自らの若き王の言いたい事を正確に把握していた。

 

「残念ですが、こちらの切り札を使うには時間が足りません。恐らく、それも見越しての事かと。編成出来ていない戦力を従来の指揮系統で使うしかありませんね」

 

「我が国の最大戦力を出せぬままに短期決着を狙われ、同時に長期戦に持ち込もうとするこちらの意図は最初から対策されていると考えてもいいか?」

 

「はい。あの姫ならば、そうでしょう」

 

「……世の中、儘ならんな」

 

 溜息が吐かれた。

 

「こちらからドゥリンガムに圧力を掛けてみるのは?」

 

 一応、女傑が提案してみる。

 

「先日のゴタゴタでどうやらドゥリンガムが帝国に迷惑を掛けたせいで睨まれたらしい。何でもあの守護神が蒸発したとか。報告を一応は受けているはずだが、オレには……あの姫の仕業に見えて仕方ない」

 

「こちらも同意見です」

 

「だとすれば、ドゥリンガムへの間接的な攻撃は避けるべきだ。あちらの防御を突破する程の戦力を送る余力など無い。その上に更に進行の大義名分に使われる可能性もある」

 

「此処は大胆に行きませんか? 我が主よ」

 

「どうする? さすがに詰む一歩手前の状況だが」

 

「機密そのものを動かして、我が国から打って出る。主導権を取り返して、敗北を避けるにはこれしかないでしょう」

 

「古代竜が迎撃される可能性があっても、そちらの方がマシか?」

 

「あちらの目的は早期決着。ドゥリンガムはあちらの言いなり。であるならば、敢て防御を捨てましょう。どの道、戦略兵器相手に主要な重要拠点の防御は無意味です」

 

「民は避難させるとしても何処にする?」

 

「ドゥリンガムと北部皇国にこの際働いて貰いましょう。各国とて竜の国の民の緊急避難だと言えば、国際的には受け入れる方が無難な大義名分として成り立ちます。ドゥリンガムが拒否したならば、逆にこちら側から情報工作で評判を落とす事も出来る」

 

「外部の兵の参集は……間に合わないな」

 

「構いません。戦後に戻って来てもらう無傷の戦力が必要です」

 

「解った。戦略目標はどうする? 時間が足りない以上、各国の連合軍は間に合わないぞ」

 

「国境線を一気に突破し、付近の地方都市に墜ちるまで戦います。敵兵力の突破後に地方そのものを盾に脅迫する事は難しくないでしょう」

 

「はは、我が国はまったく無法国家と謗られるな」

 

「ええ、ですが、滅びるよりはマシです。恐らく第一陣を突破する事が出来たとしても、その後の持久戦は不可能。基本的には外交での交渉になるでしょう。それも本国が落とされる前にという前提条件付きです」

 

「……祖国を空にする理由はソレか?」

 

「はい。ですが、それは同時に主要戦力の消耗を意味しますし、袋の鼠になるという事」

 

「……交渉の切り札が必要だ」

 

「ええ、だからこそ、機密そのものを持っていくのです」

 

「―――そういう事か」

 

「ですが、どちらも戦略兵器を持ち寄った場合、打ち合いには歯止めが掛かる。これで通常戦力のみでの戦いとなれば、ある程度は戦力規模の差は埋まります。あちらも通常戦力を持ち出す事になれば、白兵戦と遠距離戦。恐らく遠距離戦では我が国よりも小回りが利くあちらに分がある」

 

「となれば、我が国は接近して敵戦力との混戦が最も有利か?」

 

「はい。ですが、こちらの竜騎兵に対応するのがドラクーンとなれば、陸で遠距離攻撃を凌ぐ要が必要にあります」

 

「あちらにも銃はあるんだったな……ヴァーリが落とされたのも痛い。一応は我が国にもかなりの備蓄を行ってくれていたとはいえ……」

 

「聞くところに拠れば、強力な“重い石”を使う兵器が多数との事」

 

「防御面をどうにかせねば、無駄死にか」

 

「防御面だけで言えば、今まで我らの竜を抜ける者がいなかっただけで、我々は無敵では無かった。回避しながら戦える兵も銃による攻撃を全て避けられるわけではありません」

 

「どうする? 防御用の竜の類は鈍重だぞ」

 

「……一つだけ方法があります」

 

「どのような?」

 

「始祖の祝福を用いて、竜の強化を……」

 

「―――それしかないか。だが、それだけでどうにかなるか?」

 

「はい。一応、今脳裏で試算しました。帝国の遠距離攻撃で即死せず。相手に有効打を与えられる通常戦力として竜の再誕を行えば、恐らくはドラクーンとも五分の戦いが出来るはず。あちらはバイツネードを警戒して総軍を各地からは動かせない。となれば、消耗戦にはなりますが、帝国の地方軍と帝国本土国境線を突破出来るまで持てばいい」

 

「……解った。その案で行こう。となれば、空も含めての総力戦になるな」

 

「はい。戦略兵器さえ封じられ、五分の戦力があれば、精鋭も含めて捨て身の我が軍の方が有利でしょう。あちらはまず地方を切り捨てない事が前提ですが、あの姫ならばそうすると確信出来ます」

 

「つまり、残るは戦術的な優位が取れるかどうかか」

 

「それは恐らくあちらが有利でしょう。空の戦いならばともかく。主力となる陸軍の練度と自力で我が国は負けます。戦術機動による地表での乱戦はあちらが有利、空での戦略はこちらが有利、古代竜を落す場所と時間も含めて考えると、細か過ぎる指示の実行は恐らく我が国の竜騎兵では不可能でしょう」

 

「此処で陸軍の質で負けるのが痛いな……」

 

「消耗戦で最も重要なのは軍の損耗率ですが、相手の主要拠点に攻め入って確保する突破力と、相手からの攻撃を全て受け止められる防御力が必要です。その上で空に攻撃力を向けられない程の抑止力が無ければ、空も不利になる」

 

「であるならば、今回の作戦の要は……」

 

 扉が再び開く。

 

 そこにやって来たのは猛牛のような男だった。

 

「国王陛下!! 【異敵征伐団ウルトニア】団長アズン・ドゥーサ!! 只今、登殿致しました!!」

 

「アズン。お前に我が国の未来を託す」

 

「は?」

 

 思わず固まった猛牛将の異名を取る男が目を見開く。

 

「お前に下す命は三つ。敵前衛を排除し、敵重要拠点を占拠せよ。敵重要拠点において敵軍の猛攻を全て受け止めよ。最後に空に向かって無粋な矢を射掛ける連中を止めろ、だ」

 

「は、はぁ? 解りましたが、この帝国への侵攻準備が整い切らぬ今、一体何処に戦争を仕掛けに向かわれるので?」

 

「帝国だ。準備が出来ぬまま戦争になる。悪いがお前が作戦の要だ。死して尚、ガラジオン最大の要害としてお前が戦い抜く事を求める」

 

「―――解りました!! 何やら複雑なご様子ですが、必ずや御命令を最後まで果たして見せましょう」

 

 アズンがすぐ傍までやって来て頭を垂れた。

 

「さて、お前にばかりやらせるのも王の名が泣く。こちらも命を賭けようか」

 

「それはどういう?」

 

「始祖の祝福を用いて、竜達を再誕させる」

 

「―――ッ」

 

「これより国内の全軍に指示し、王都に参集させよ。目指すは帝国南部国境域。主戦場は大陸中央無人地帯より国境域内地までの全域……ガラジオン単体での戦になる。直ちに掛れ!!」

 

「はッッ!!!」

 

 こうして竜の国は書状が届いたその日に国土全域から竜の参集を求め、準備が終わった者達から次々に国境域に存在する古代竜へと乗り込み始めた。

 

 全ての防衛戦力と予備兵力、予備役も含めたガラジオンの総軍は220万。

 

 今回の戦争に間に合わない国外にいる傭兵をしている者達が約70万。

 

 予め、兵站の為に古代竜に備蓄していた食料は全軍を養って凡そ3か月。

 

 巨大な一地方もあるだろう古代竜の群れは凡そ10体。

 

 三km四方の巨大物体が次々に離陸し、国家の国境そのものが動いたかのように猛烈な土埃を上げながら浮上したのは号令が発されて8日目の事であった。

 

 部隊の編制も従来のままだったが、編成している暇がない事は彼ら自身も解っていただろう。

 

 一兵卒までもが何も無い大陸中央の広漠の原野に戦場の匂いを嗅ぎ付けたからだ。

 

 ただ、彼らの乗る竜が異様に発達した肉体を持ち。

 

 既知の如何なる種類とも違う事だけが事実だった。

 

 こうして後に大戦と呼ばれる事になる戦いの火蓋は切って落とされる。

 

 後世の歴史書というものがあるならば、こう書かれるだろう。

 

 帝国よりの査察調査を拒否したガラジオンは切り崩される反帝国連合に痺れを切らし、単独での開戦へと踏み切らざるを得なかったのだ、と。

 

 正しく世の趨勢を占う戦いが始まろうとしていた。


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