ごパン戦争[完結]+番外編[連載中]   作:Anacletus

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第87話「凱旋Ⅳ」

 

 アバンステア帝国首都。

 

 帝都エレム。

 

 この今、大陸で最新の技術と文化を育む巨大都市には嵐が吹き荒れていた。

 

「すっげぇ、綺麗だった……」

 

「うん。スゴク・ハカナゲだった……」

 

「み、認めざるを得ないわ。お、女として負けた……」

 

「オレには分かる。あの凛々しい姿。すっげー強いに決まってる」

 

 青空教室の開かれる帝都のあちこちで帝都民たる少年少女達は先日のパレードで見た自分達と同じくらいの歳にしか見えないのに大人びた少女の言いようのない姿を思い出して今日もガヤガヤしていた。

 

「姫殿下ってきっと良い匂いなんだろうなー」

 

「歩いた後から花の香がするってよ」

 

「知ってる。それどころか。少しでも一緒に喋る事が出来たら頭良くなるんだよ」

 

「この間の一斉検診でウチのかーちゃん……ぐず……治ったんだ。病気、もう治らないって、一緒にいられなくてごめんねって言われててさ。ぐず……オレ、大人になったら姫殿下に御仕えする騎士になる!!」

 

 少年少女達とて解っている。

 

 いや、分かるようになっていた。

 

 今、自分達がこうして学べているのは誰のおかげか。

 

 今、自分達が飢えずにいられるのは誰のおかげか。

 

 兵士として死んだ父を持つ者とて多い。

 

 孤児にならずとも母子家庭という者は決して少ないとは言えない。

 

 そんな彼らがそうして安穏と友と笑いながら学び遊んでいられる。

 

 前よりも労働時間も短くなり、家族を何とか食べさせていけている。

 

 少しずつ社会の事が解り、知恵を付けていく度に彼らは大人達が自分達に言う『姫殿下に感謝しろ』というお仕着せの言葉が真実なのだと思えるようになっていた。

 

「はーい。お喋りも程々にね。試験中は私語厳禁よ~~立派な学校じゃ、お喋りしたら校則違反で放校になっちゃいますからね~~」

 

「「「は、はーい!!」」」

 

 今、青空教室で学ぶ少年少女達の多くは勉強が得意でない者達も最低限度以上のものを学ぼうと躍起になっていた。

 

 一番、自らが得意な事を伸ばす。

 

 それは大事な事だと青空教室で教える貴族の子女達に言われながらも、読み書きと生きていく上で必要な計算だけは学ぼうとしていた今までの緩さが嘘のようだ。

 

 それもこれも凱旋パレードを見たからだと子女達も知っていた。

 

 彼女達の殆どがそのパレードで子供達に一目あの方を見せようと最前列を確保していたからだ。

 

 儚げで凛々しくて笑みを浮かべた帝国の聖女。

 

 その表裏を思わせる化粧は飾り立てるものではなく。

 

 何処か少女の体を縛る刻印のようにも見える。

 

 幾多の伝説と冒険を謳われながら、それでもまるで想像上の相手だった人が目前に現れた時、その気配だけで彼らは圧倒されたのだ。

 

 だからこそ、解るのだ。

 

 大人達が祈りを捧げていた気持ちが彼らにだって解ったのだ。

 

 それは尊いものなのだと。

 

 それが解るからこそ、彼らは尊きものから与えられた今を無駄に出来ないと何処かやる気を漲らせ、こうして柄にもなく知識を学び、必死に良い大人になろうと頑張っている。

 

「………」

 

 そんな様子を横目にしつつ帝都を歩いたウィシャスは久方ぶりに家の門を叩く事になっていた。

 

 愛する姉と妹。

 

 そして、敬愛する義兄。

 

 彼にとっての家族の下への帰還である。

 

 この数年、年に数回しか帰らない日々を送っていた彼であるが、それでも今の上司に仕えるようになってからは自由な時間も増えた。

 

 しかし、根が真面目な彼が大量に自分に課されている学習と課題。

 

 要は新兵科としての訓練や竜騎兵としての戦い方などを熟達させるには未だ時間が掛かる上に次から次へと新戦術や新戦略が研究所や上司当人から出されるものだから、それを自分のものにするのに時間が掛かっていたのだ。

 

 それですら実質5年くらいはやらねば深く理解し、実践出来ないだろう量のものを数か月で修めた彼は正しく才能の塊だっただろう。

 

 だが、それでもやはり時間は必要だったわけで忙しい任務中の空いた時間や休日を返上して学んでいたわけである。

 

「どちらさまでしょうか?」

 

「え?」

 

 ウィシャスが振り向いた時、侍女達の1人が玄関先で怪訝そうな顔をしていた。

 

「只今。確か姉さん付きのエルエだったかい?」

 

「姉さん? 何処か別の館の方と勘違いされていませんか? 確かにわたくしはエルエと申しますが、そちらのお名前を申し訳ありませんが、存じ上げません」

 

「な……」

 

 瞬時のウィシャスが侍女の不審な様子に周辺を五感で探査する。

 

 だが、奇妙なものは引っ掛かっていない。

 

 そして、不意に背後にいる者達に気付いた。

 

「何や~~これを察するレベルの知覚能力かいな」

 

「お姉ちゃん。ようやく見付けたね」

 

「せやな」

 

 ウィシャスが振り返ると歳若い旅装姿の姉妹が数m背後に立っていた。

 

「あんたがウィシャスやな」

 

「どちらさまかな。ウチの侍女達に何をした」

 

 目を細めたウィシャスが腰のものに手を添える事もせずに構えを取る。

 

「おお、怖っ!! フン。あの時もこんな感じだったんかもなー」

 

「あの時?」

 

「お前がいなきゃ、ウチの仲間達は誰も欠ける事は無かったんや。ああ、本当に……ようやく一人見付けたと思ったら、今までほっぽっといた間にエライ復讐の鬼になっとるし……ま、しゃーないか。一番大切な人を目の前で殺されたに等しいんじゃなぁ……」

 

「ッ……まさか、南部山岳の?!」

 

「エライ察しいいで。この兄ちゃん」

 

「そうだね。でも、名前覚えてられるかな」

 

「何を……」

 

「自分の姉と妹と貴方が助けた人の名前。覚えてる?」

 

「忘れるわけが―――」

 

 そこでようやくウィシャスが自分の姉と妹ともう一人。

 

 思い浮かべた相手の名前どころか顔も思い出せない様子に愕然とする。

 

「お~お~~これがあの子の成果って事かいな。何やあの子も本当の天才やったんやなぁ……」

 

 紅く髪を染めた姉妹の姉の方が苦笑する。

 

「特別な鉱石、だっけ? 利用法を確立しただけでこの威力。しばらくして落ち着いたら、色々考えてみよっか。ね? お姉ちゃん」

 

「そうしよそうしよ。ま、アンタが殺したヤツが悪かったと思って、諦めるんやな。此処で命を奪わないのもあの子の復讐の賜物やで? 大切な人を失った悲しみをじっくり味わって生きるとええ……」

 

「待て!!?」

 

 踵を返して何処かに行こうとしている姉妹を追い掛けようとした時。

 

 彼が気付く。

 

 自宅のあちこちに燻ぶる煙を。

 

 見れば、侍女達が何やら庭の手入れでもしているような様子で周囲に油を撒いてから火を放ち。

 

 そのまま買い物に出掛けるような様子で立ち去っていく。

 

「く!?」

 

 それが何らかの方法による洗脳の類だとすぐ気付いたウィシャスが相手に一矢報いる為に急所を外して腰の投げナイフを投擲するも、姉妹達はまるで見えているかのようにひょいと常人ならば避けられぬはずの速度のソレを避けて、ヒラヒラと後ろ手で手を振って消えていく。

 

 すぐにウィシャスが周辺に呼び掛け。

 

 家事だと騒ぎつつ、消火活動をし、現場で陣頭指揮を執った為、すぐに庭の一部を焼くボヤだけで済んだが、それが終わる頃にはもう姉妹達の姿は何処にもなくなっており、すぐに駆け付けて来た彼の上司は事情を聴取しつつ、例の副棟梁の能力を用いた意識操作と脳の侵食で火を付けた侍従達を正気に戻した。

 

『変な喋りの姉妹と忘れた誰かさん……か』

 

 その後、色々と聴取しながら、今回の一件はバルバロスを用いたバイツネード辺りの犯行……という事で表向きの事件を処理し、次の日にはウィシャスと話し合う事になるのだった。

 

 *

 

「ウィシャス。一応、報告書が出来たぞ。読んでおけ。それとお前の現状の状態に付いてもこっちで話す」

 

 取り敢えず、何か覚えのある人物達からの部下の家族の誘拐があったらしい。

 

 恐らく、まだ殺されていないだろうが、殺されたら面倒過ぎる事になるのは間違いないし、この微妙に普段使い出来ない超人に鬼の復讐者みたいな事をされても困るので色々とやらねばならない仕事と私事が増えた。

 

「………」

 

 現在地は帝都上空。

 

 リセル・フロスティーナ内部の私室内であった。

 

 東部で結構攻撃を受けて軽いメンテナンスを受け終えた船はいつでも緊急出航出来るように魔改造しつつ、重火器や長期保存用食料を積んで帝都のドックで停泊させていたのである。

 

 まだ、帝都上空であるが、いつもの面子から人員を選抜してすぐに飛び立ち。

 

 現在は相手の情報を整理しつつ、目的地を決める為に待機中であった。

 

「……やっぱりちゃんと思い出せない。報告書で見てもダメみたいだ。記憶もあるのに色々とすっぽり抜け落ちてる部分があって」

 

「グアグリスの侵食と副棟梁の心理制御能力を使ってみるか」

 

「頼む……」

 

 私室内でウィシャスと2人っ切りでグアグリスによる回復が可能か試してみる。

 

「どうだ?」

 

「……ああ、思い出せるようになって来た」

 

 延髄付近から触手で侵食して目の前に手を翳して薄緑色の光を発して見せているのだが、これでどうにか相手側の干渉を打ち消せているらしい。

 

「……思い出した。姉さんと妹の事……いなくなってる2人の顔も……」

 

 何処か安堵した様子になったウィシャスがそれでもやはり深刻な様子で沈む。

 

「まぁ、まだ殺されやしないだろ。それよりも相手が人の心を操る系の能力者だったようだが、当人の名前と顔は?」

 

「……悪い。そっちはまだダメみたいだ」

 

「ふむ。よっぽどに強い干渉なのか。グアグリスの物理干渉はタンパク質そのものを用いる関係上は脳細胞にもかなり有用なはずなんだが、恐らくは心理系統の技能だな……」

 

「治るかい?」

 

「根気よくやるか。もしくは当人に解いてもらえ」

 

「……君は面白い事を言うよ。本当に」

 

「皮肉じゃない。結局、お前が今までやってきた事のツケを払えってあっちは御立腹なだけだ。覚悟はしてたんだろ?」

 

「ずるいな。その言い方は……」

 

 ウィシャスが本気で参ったような顔になる。

 

「死に征く老兵連中は全部分かった上で死んで行ってたぞ。この間……」

 

「そこまで割り切れてないさ。いざ、自分が殺した誰かを大切に思ってた誰かから復讐されるなんて……」

 

「素直でよろしい。取り敢えず、お前を操る系の罠みたいなのはあれば、解除されてるはずだ。ただ、一瞬動きが遅くなるとか。一瞬の判断に隙が産まれるとか。あるいは判断自体が間違うとか。そういうのが怖いから、これから何事も瞬時に判断するな」

 

「間違いじゃ済まなくなるって事かな?」

 

「間違いで仲間や家族を殺したくないだろ?」

 

「……解った。僕に出来る事は多くないって事か」

 

 肩が落とされる。

 

 どうやら相当参っているらしい。

 

「体を張るだけなら何だって出来るさ。攻撃は出来なくても回避や護ろうとする事自体は問題無い。命掛けて死にそうになっても反撃するなくらいだろ。やらせるとしてもな」

 

「はは、勘弁して欲しいと言いたいところだけど、解った。君に任せよう。フィティシラ……」

 

「さて、一応お前に気を使って詮索して来なかったわけだが、今回は不動将閣下から相手の事は報告書で貰ってる」

 

「解ってる……これは僕の責任だ」

 

「そう思い詰めるな。お前が激情に駆られたら、その時は常に一回立ち止まれ」

 

「やけに念押しするじゃないか」

 

「例え、お前の姉だろうが妹だろうが家族だろうが仲間だろうが、何を見てもまずは深呼吸だ」

 

「理由は?」

 

「殺されてようが、拷問されてようが、その光景を怪しむところから始めろって事だけは心に留めとけ。心理を操られるってのはそういう事なんだよ」

 

「―――」

 

 さすがにウィシャスの顔が渋くなる。

 

「お前にどんな仕掛けが仕込まれてるのか。まだ解明されたわけじゃない。ついでに言えば、あらゆる情報を疑って掛れ。現実は現実か? 文字や記憶は本物か? 今のお前の状況認識は正しいか?」

 

「帝国の小竜姫なんていないかもしれないとでも?」

 

「その意気だ。オレもようやくあそこに行かなきゃな」

 

「南部山岳国家……ヴァーリ共和国」

 

 名前を口にする事もなく。

 

 ずっと、そうして思い出さないようにしてきたのか。

 

 兵隊として自分を律して来たならば、ありそうな話だ。

 

「一応、あちらの国家には出来れば、無傷で余計な記憶や心理操作をせずに持て成しておいて欲しい旨はこちらから要請しておく。ま、言わずとも拷問や酷い生活環境にはしないだろ。曽於楽」

 

「政治方面から救出出来るかい?」

 

「不可能だろうな。だが、あっちだって人間だ。鏖にされた腹いせにお前の家族を殺したら、どうなるかは分かるだろう。死人を出す為に殺すのは不合理だ」

 

「殺されなくても今まで帝国がやって来た事を姉さんや妹にされたらと思うと……本当に僕は……弱いな」

 

 本気の弱音だろう。

 

 拳が握られる。

 

「そう思うなら、お前が帝国の騎士になれ。誰にも誇れる戦い方と誰にも誇れる死に方と。あらゆる万難の前に諦めず。物語染みて人の先頭に立て」

 

 こちらの言葉に思わずだろう苦笑が零される。

 

 それはようやく初めて見せたいつもの顔だったかもしれない。

 

「物語に一番出てくる上司にそう言われたら、やらない事も出来ない、か」

 

「人間は残酷だ。もしかしたら、お前の姉さんや妹は手違いで凌辱された挙句に牢屋にブチ込まれて犬の餌になって腐った死体と化してるかもしれない」

 

「ッ―――」

 

「だがな」

 

 こちらの言葉でようやく相手の顔が上がる。

 

「それでもお前は怒る前に全ての状況を冷静に理解しろ。怒りたいなら、まず自分に怒れ。そして、怒りよりも嘆きよりも先に完全に任務を遂行してから絶望しろ。そうしたら……」

 

 肩を竦める。

 

「後はオレが何とかしてやる。死んでない限り。もしくは死んでいても完全に腐ってなけりゃ赤子からの始りで良ければたぶん蘇らせられる。当人の記憶の無い当人の血を継いだ別人くらいで良けりゃな。他の連中には言うなよ……」

 

 その言葉にピクリとした青年は複雑に過ぎる表情でこちらを見やる。

 

「………初めて会った時から思ってた事を言っていいかな」

 

「何だ?」

 

「どうして君はそんな未来が想像出来るんだい?」

 

 真っすぐな瞳だった。

 

「一度死んだ人間には何もかもが遠いってだけだ。それでも怒り、嘆き、苦しみよりかは誰かの優しさや労りを知ってる」

 

「優しや労り……」

 

「まぁ、それでも期待はするな。ダメな時はダメな事もある。だが、ちゃんと戻ってくる可能性だってある事は頭に入れておけ。それを帝国が滅ぼした連中に許さなかったって事実も込みでな」

 

「………っ」

 

 初めてウィシャスが顔を歪めた。

 

「―――姉さんと妹を……よろしく、お願い致しますッ。姫殿下……」

 

 椅子から立ち上がり、地面に付きそうな程に頭を下げた部下の頭をポンポンしておく。

 

「任せておけ。お前に復讐鬼なんてもんになられて困るからな。これからお前には世界を滅ぼせる兵器をやらなきゃならないんだ」

 

 取り敢えず立ち上がる。

 

「顔は洗っておけ。救出の時期は流動的だが、少なくとも一ヵ月は掛けない。リセル・フロスティーナはこれから一度南部の山岳地帯を迂回して例の国家よりも南に回り込む。情報収集や情報操作。事態を動かす為の諸々はオレがしておく。お前はドラクーンの装備を完全に使いこなせるようになっておけ」

 

「……ありがとう、ございます」

 

 扉を開けて、すぐに閉める。

 

 扉の前でデュガとノイテがこちらをジト目で見ていた。

 

 何も言わないようにと唇の前で人差し指を付けた後、後方に向かう通路を進むと背後から呟きが聞こえて来た。

 

「なぁなぁ、今度は自分の部下まで泣かせ始めたぞ?」

 

「別の意味で男泣かせですね。いえ、決して褒めてはいませんが」

 

「お前ら、男は泣くところなんか見られたくない生き物なんだよ。特に好きでもない女に見られるとか。明らかに尊厳破壊されまくりだから、黙ってて差し上げろ。解ったな?」

 

「別の意味で男心が解ってますね。いえ、これも決して褒めてはいませんが」

 

「ふぃーだかんなー」

 

「お前ら……」

 

 溜息一つ。

 

「これからお前らには北部皇国に飛んでもらう。それから一度、お前らの祖国にも寄るぞ。長居はしないがな」

 

「「………」」

 

 2人が揃って沈黙した。

 

「意味が分かりません」

 

「何しに行くんだ?」

 

「お前らの上司とか兄とかに今までお前らの面倒見た分の借りを請求しに行く。帰りたかったら帰っていいぞ。ただし、給料分はちゃんと働け。家族が死んでようが、仲間が死んでようが、愛した男が消し飛んでようがな。契約ってのはそういうもんだ」

 

「「………」」

 

 何故か後ろで盛大に溜息が吐かれた。

 

「何だ?」

 

「なぁなぁ、ふぃーってこういうところで鈍いよなー」

 

「そうですね。ええ、間違いありません」

 

「まをー」

 

 いつの間にか横を歩いていた黒猫がだよねー的な相槌を打った気がした。

 

 こうして南部皇国を落す前に北部皇国と竜の国で工作する事になったのだった。

 


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