就職したり、仕事で気力全部持ってかれたり、病んだり、病んだり、あと病んだりしてモチベーションを完全に無くしてました。あとホロライブにガチハマりしてファンアートを描き始めたり、EXPOやLiveに現地参加したりして諸々がギリギリな自分にとっての心の支えになってます。
今後もファンアート共々不定期な更新になるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
翌日、強襲科棟には蘭豹によって集められた強襲科の生徒100人と剣護が対峙していた。
蘭豹「おう、来たか。昨日も言った通り内容は至極簡単や。こいつら全員をぶっ飛ばすだけ。できたら単位くれたるわ」
剣護「ウス」
蘭豹「お前らぁ‼︎今までの鬱憤を晴らすつもりでやったれや‼︎」
『おおおおおおおおお!!!!!』
蘭豹「よぉーし……では始めぇ!!!」
剣護「しゃあぁおるぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
蘭豹の号砲と共に剣護は全力疾走。そしてその勢いを乗せたラリアットを先頭の敵にぶちかます。ラリアットを食らった敵はぐるんと一回転して床に叩きつけられた。
「アバッ…!?」
「ファッ!?なんだその威力!?」
「やべぇよやべぇよ……」
「ええい!怯むな!こっちはあと99人もいるんだぞ!!」
『お、おお!』
剣護「月島流!鉄砕拳!!」
「グワーッ!?」
「ひでぶ!?」
2人まとめて殴り飛ばし数人巻き込むと、今度は何人かが剣護の周りを囲み始めた。
「囲め!囲め!逃げ場を無くせ!」
剣護「お?」
囲んでいる内の何人かは棒などの得物を持っている。
剣護「ほむほむ……多人数か…まあこれくらいならどうってことないかな」
剣護は掌を開いた状態で右手を前に、左手を腰溜めに構えた。
剣護「月島流拳技…」
「かかれ!」
剣護「しっ!」
一斉に向かってくる攻撃を剣護は次から次へと受け流して捌いていく。
さらに捌くだけでなく動きに合わせてカウンター繰り出していく。
「野郎!」
剣護「巻嵐・絡手」
「うおお⁉︎」
相手の振り下ろす棒に合わせて剣護は手を添えて棒を絡め取ると相手を蹴り飛ばす。
間髪入れずに複数人が得物をほぼ同時に振り下ろしてくるが、剣護は避けずに全身に力を込めて身体で受け止めた。
剣護「月島流、鉄鋼身!」
「な、なんだこれ⁉︎ビクともしねえ⁉︎」
「カッチカチやでぇ…」
剣護「フッ!」
「ぶべら!」
「たわば!」
剣護「せっ、らぁ!」
「ドゥフ!グホァ!?」
左右2人を沈めると剣護はさらに、正面の敵に前蹴り→後ろ回し蹴りで吹っ飛ばす。
そして間髪入れずに後ろの方に間合いを詰め、次々と薙ぎ倒していく。
剣護「月島流拳技、鉄肘撃!」
「げふぁ!?」
「畜生!なんでこんな強えんだよ!」
剣護「月島流、
「オゴォ!?」
「一斉にかかれ!防御されても攻めるんだ!」
剣護「月島流拳技、飛燕連撃!」
燕のような素早い動きで翻弄しつつ次々と倒していく。
剣護「うーん…まだ結構いるなぁ…」
ざっと数えてみるが残り60人ほど残っていた。
剣護(使わずにいたかったけど……しょうがねぇ、ギア上げるか)
剣護「ふー……」
意識を集中させると剣護の身体がボンヤリと青白い光に包まれる。
「な、なんだ……?」
「怯むな!ただの見せかけだ!」
剣護「ウラッシャア!」
「ガホァ!?」
剣護「シィッ!」
「オグォ…!?」
剣護は勢いよく跳び膝蹴りで蹴り飛ばすと、隣の敵に腹、胸、顔に3連撃を一瞬で打ち込む。
「この!」
剣護「ハッ!」
「ウゴッ」
剣護「まだまだぁぁ!!!!」
後ろから襲ってくる敵を肘打ちと裏拳で倒すと、瞬く間に次々と敵との間合いを詰めては猛烈な勢いで沈めていく。
「つっよ……」
「60くらい残ってたのに、もう40人切りそうだぞ…!?」
剣護「月島流拳技……!」
敵目掛けて剣護は疾走。
剣護「蹴突撃!撃鉄!鉄扇脚!」
前蹴りとストレートパンチで数人吹っ飛ばし、後ろ回し蹴りでさらに数人を薙ぎ倒す剣護。
剣護(まだ……いけるな)
「クソが!」
剣護「ふん!」
「ゴフゥ…」
剣護「せぇあ!」
正面の敵にボディブローを叩き込み、蹲る敵の背を飛び越えて後ろの敵を蹴り飛ばすと後ろの数人とぶつかって倒れていく。
剣護「月島流、蓮華掌!」
「フゴッ!」
さらに掌底を打ち込んで他の敵を巻き込んで吹っ飛ばしていく。
剣護(残り30人!)
剣護「でぇえりゃあああああ‼︎」
「えちょ、ごぶぁ⁉︎」
剣護は助走をつけて側転して背を向けた体勢から肘打ちを叩き込む。
「す……スペースローリングエルボー…」
「は、初めて見たぞ…」
「怯むな!やれやれ!」
剣護「オラッシャア!」
剣護は疾走すると正面の敵に前蹴り、続けて来る敵を掴むと薙ぎ払うようにぶん回して数人巻き込んでから投げ飛ばし近くの数人にぶつける。
「ッ……ウオオオオオオオオ!!!」
残り10人ちょっとを切る寸前のところで1人が剣護目掛けて突っ込んでくる。
「この!」
剣護「月島流、流水受け!」
相手の突き出してきた得物を横から手を添えて受け流し、振り返ったところに裏拳を叩き込む。
剣護「月島流!百華乱撃!」
拳の乱打で続けて攻めてきた複数人をぶっ飛ばすと剣護は集団に向かって一気に距離を詰める。
「これなら!」
「オラァ!」
剣護「っ!ふん‼︎」
『ぐほぉ!?』
左右から2人が挟み打ちで来たのをしゃがんで避け、腹を殴り沈める。
残り3人。
「くそったれぇ!」
剣護「シャア!」
向かってくるのを回し蹴りで蹴り飛ばし、
剣護「はっ!」
「うぐぁぁぁ⁉︎」
もう1人は一気に間合いを詰めて両手での掌底を打ち込み吹っ飛ばす。
剣護「ラスト……1人」
「や、やってやる……!オオオオオ‼︎」
剣護「月島流…拳技……」
突っ込んでくる相手の拳を受け流す。
「あ………」
「奥義……!」
瞬間、拳と蹴りがまるで旋風により巻き起こる桜吹雪の如く叩き込まれ相手の意識を一瞬にして刈り取った。
「桜華旋撃!!!!」
剣護「はあ〜……やっと終わったぁ」
キンジ「お疲れ」
剣護「お、サンキュー」
無事単位をもらい校門から出るとキンジが待っていて、缶コーヒーを剣護に渡す。
キンジ「にしてもお前、強くなったなぁ」
剣護「そりゃ実際に化け物ばっか相手にしてたかんな。吸血鬼とか鬼とか」
キンジ「化け物ねぇ……」
剣護「言っとくけどブラドなんかより強えからな?」
キンジ「マジかよ……」
剣護「そんでもって全員が能力持ちだから厄介だのなんの」
キンジ「能力……ステルスか?」
剣護「いやー……こっちのとは別物じゃねえかな」
キンジ「ふーん…」
剣護「ま、何にせよ無事に単位は確保できたし。明日から遊ぶぞー!」
キンジ「と言っても日数残り少ないけどな。あとお前宿題は?」
剣護「こっちから持ってきて貰って修行中に終わらせましたが何か?」
キンジ「えらい」
寮に着いてキンジの部屋に入るとリビングにアリアと理子とジャンヌと怜二がゲームをしていて、ソファーの方ではレキがイラストを描いていた。
アリア「あら、おかえり。単位は貰えたの?」
剣護「あぁ、余裕だった」
ジャンヌ「む、月島か」
ジャンヌは振り返ると剣護の方に近寄りジト目気味にマジマジと見てくる。
剣護「あの……ジャンヌさん…?」
ジャンヌ「……やはり最後に会った時より怪我が増えてるな…全く」
剣護「ハイスイマセン……」
理子「ジャンヌも心配してたんだよー?ツッキーのこと。まあジャンヌだけじゃないけども」
剣護「ぐぬぅ……」
怜二「まあまあ。ちゃんと帰ってきたしもう良いんじゃない?」
ジャンヌ「はぁ……それもそうか」
理子「その代わり今日はオールで付き合ってもらうけどネ!」
剣護「へっへっへ、途中で寝落ちしそう」
理子「ダメだからね?」
キンジ「おい待て俺もか?」
怜二「もちもちろんろん」
キンジ「えぇ……」
結局その場にいた全員が夜中までゲームに付き合わされ、全員リビングで寝落ちをかます羽目になった。