オタク剣士が武偵校で剣技を舞う!   作:ALEX改

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お久しぶりです。ALEX改です。
この頃全然モチベ上がらなくて、さらにレポートとかで忙しくて某団長のように止まってました・・・

なので今回のはかなり短いですのでご了承ください。


第36話 それぞれの目的を果たしに

 

 

6月13日

 

キンジたちは朝早くからモノレール駅で待ち合わせをしていた。

もちろん剣護もここでワカちゃんと待ち合わせをしていた。

 

キンジ「俺たちはここでモノレールに乗るが…剣護はどうやって星伽まで行くんだ?」

剣護「んー?トライドロンだけど」

アリア「え、あれで行く気?」

キンジ「ここから星伽まで結構時間かかるんじゃないか?」

剣護「誰も走るとは言ってないだろ。蔵王重工で改造してもらったんだ。長距離をすぐに移動できるようにな」

キンジ「……なんか嫌な予感がするんだが」

理子「キーくん、アリア、ツッキー、あかりん、しののん、ライライ、ちょりーっす!」

 

理子が来たらしく声の方へ顔を向けた瞬間、キンジと剣護はその見知った顔に目を見開いた。

 

金・剣『か、カナ……⁉︎』

 

おそらく変装であろう理子の姿はカナという絶世の美女の姿をしていた。

 

理子「いやー理子、ブラドに顔が割れちゃっててさ。バレたりしてブラドが帰ってきたらヤバいでしょ?だから変装したの」

キンジ「だったら他の顔にしろ!なんでよりによってカナなんだ‼︎」

理子「カナが理子の知ってる世界一の美人だからだよ。怒った?」

剣護「怒った☆」

理子「すんませんマジ勘弁してください!」

キンジ「おいおいおいおい。待て待て待て待て」

 

剣護がM500を抜き理子の額にゴリゴリと押し当て始めたので、慌ててキンジたちが抑える。

するとそこへジェット機のような高音が響き、一同が上を見るとジェット機とオートジャイロを合わせたようなマシンが降下してきて目の前に着地した。

 

ワカ「お待たせしました!剣護くん!」

剣護「あ、ワカちゃん」

理子「た、助かった…って何これ?」

キンジ「……おいまさかこれって…」

剣護「おう、改造したトライドロンだ」

ライカ「す、すごい……」

ワカ「ふふん!これはですね、車体の後部両側にサポートマシン『ライドブースター』、車体の上部に支援機『ストライクガルーダ』を合体させたトライドロンの長距離高速飛行形態なのです!」

理・剣『フゥ〜〜〜‼︎』

 

キラキラと輝く満面の笑みを浮かべながらいきいきと話すワカちゃんとそれに対してテンションがトップギアになってる理子と剣護を見て他のメンバーは顔をひきつらせる。

 

理子「っとぉ、そろそろ行かないと。モノレールの時間もあるし」

キンジ「あ、あぁ…そうだったな」

剣護「カナのことはええのかいな」

キンジ「マシンの見た目のインパクトのせいでそれどころじゃねえよ」

アリア「カナって誰なのよ」

剣護「キンジの親族」

アリア「それだけ?」

キンジ「…まあそんなとこだ」

 

そんな話をしながらそれぞれ持ってきた荷物を持ち向かい合う。

 

剣護「それじゃあ…あかりとライカのこと、頼んだぜ」

キンジ「あぁ、わかった。任せておけ」

剣護「あかりとライカもしっかりな」

あか・ライ『はい!』

剣護「志乃も俺の代わり、任せたぞ」

志乃「もちろんです。当然、この作戦が終わったら約束を守ってもらいますよ?」

剣護「わかってんよ」

アリア「アンタもちゃんとやりなさいよね」

理子「まあ、決行日に間に合えば理子はなんでもいいよ〜」

剣護「へっ。ガッツリ修行して強くなって帰ってきてやらぁ」

キンジ「さらにバケモンになるのか」

剣護「お前は何を言ってるんだ」

 

冗談を言って笑い合うとキンジと剣護はお互いの拳をぶつけ合った。

 

剣護「じゃ、行ってくる」

キンジ「あぁ、また2週間後だ」

剣護「おう!」

 

拳を離してから剣護はキンジたちに手を振ると運転席に乗り込んでトライドロンを発進させた。

高音を響かせライドブースターのファンが高速回転して車体が上昇していき、ある程度の高さまで上昇すると車体後部のジェットブースターが火を噴き、一気に加速して飛んでいき、あっという間に見えなくなってしまった。

 

理子「うわー…はっや」

キンジ「……さて、俺たちも行くか」

アリア「そうね。ほらアンタたち!さっさと行くわよ!」

1年達『はい!』

 

そしてキンジ達も駅の方へと歩いて行く。

 

キンジ達はロザリオ奪還のために紅鳴館へ

剣護は力をつけるために星伽神社へ

 

それぞれの目的を果たしに武偵達は前に進んで行く。

例え、彼らが予想しない事が起こるとしても……

 

 

理子「To Be Continued…」

アリア「何言ってんのアンタ」

 

 

 


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