一応この話友達に話して見たところ似たような設定のssがあるようなのですが、本気で私はこの設定を考えるまでISのssを読んでおりませんでした。
ただ、本当に被っている部分等ありましたら本当に申し訳ありません。
時間前にグラウンドに集まった2人。ただ、ヒソヒソと話すような声が聞こえるが小さすぎて2人には聞こえていない。
そしてすぐに織斑先生が来て訓練が始まる。
「よし、全員集まっているな。それではまず実力を確かめる。織斑、ディオス、前に出ろ」
「「はい!」」
2人が出ていくとまたヒソヒソと話声がする。
「騒ぐな。良い機会だ、全員ディオスのISを見ておけ。ただ、これからに参考になるかはわからんがな。ではISを展開させろ」
一夏が専用のIS『白式』を展開させる。そしてシャルルも展開させるがその見た目は一言で特徴を表すのなら小さい。緑と黒のフルアーマー型で体にそのままスーツ型のように装着し、背中には鳥のような翼のカスタム・ウイングがあり、手には1本のナイフのようなものを持っている。
「なに?このIS…」
「見た事ありませんわ…」
「シャルル、そのIS…」
「きっと普通では見た事がないだろうね。でもこれが僕の専用機『アスピラション』だよ。一夏でも僕は負けないよ!」
「くっ、望むところだ!」
「よし、それでは始めろ」
「「はい!!」」
2人は同時に飛行し、十分な高さまで行ったところで先に仕掛けたのは一夏だった。
「うぉぉ!」
一夏は間合いを詰め雪片弐型でシャルル目掛け振り下ろした。それをシャルルはそれをナイフで受け止めた。
「いいのか?そんな小さなナイフで」
「十分だよ。むしろ僕にはこれが丁度いい」
その言葉が強がりか自信か、それを証明するのはシャルルの動きだろう。シャルルは次々とくる斬撃をナイフ1本で受け止め、受け流している。とても強がりなんかではなかった。
「あのナイフ捌き、生身でも相当できるな」
「あのIS自体もきっと機動力に優れているものなのだろう。一つ一つの動作がとても俊敏だ」
「それに小さいですし、攻撃を避けることも容易にできるはずですわね」
「機動性、機密性、何よりもシャルル自身の能力はとても高いよ。あとは攻撃力だね」
先程まで詰めていた間合いが1度離れる。
「それじゃあ一夏、そろそろ僕も攻めるとするよ、覚悟してよ!」
言い終わると凄まじい速度で接近しナイフで白式を攻撃し、気がつくと既にシャルルは一夏の後ろにいた。
「ぐっ!?い、イグニッション・ブーストか!?」
「いや違うな。あれがディオスの…『アスピラション』の本来のスピードなのだろう」
「マジかよ…くっ、なんて奴だ」
「まだまだ終わらないよ一夏!」
同じように凄まじい速度で接近し切りつけ、また離れ、また接近し切りつけるを繰り返す。
「速いけど…攻撃自体はそこまで強くない。それに、目もだんだん慣れてきたぜ!」
その言葉通りなのか、一夏は一つ一つの攻撃に合わせられるようになり終いにはしっかりとガードもとれるようになっていた。
「流石ですわ!一夏さん!」
「…あいつ、まだ何か隠しているな」
「え?」
シャルルの攻撃をガードし、受け止めまた間合いを詰めた状態に戻る。
「一夏、何故僕がナイフを片手でしか持たず、そして、今この間合いでいるかわかるかい?」
「何、まさか!?」
「こういう事だよ!!」
左手を一夏の前に突き出し、掌からマシンガンのように実弾を発射させる。
一夏はとっさにナイフを受け止めていたのを解き、雪片弐型で受け止めた。だがその解かれたナイフで攻撃された。油断したのかシャルルは動きが一瞬止まった。
「へへ、油断したな!!」
「何!?」
攻撃された一夏だが、仰け反る事ももがくことも無く雪片弐型を振り下ろした。シャルルはそれをかわすことができず右腕で攻撃を受けてしまい、地面近くまで打ち落とされた。
「そこまでだ!2人とも戻ってこい」
その言葉を聞き、2人は集まっている所へ戻った。
「それではこれから実習を始める。ディオスは織斑と共に教えるように。他のものは今まで通りだ」
そのまま訓練は滞りなく進み、それから昼休みになった。食堂で専用機持ち達で食事をとっていた。そこで、鈴とシャルルは自己紹介を済ませた。
「それにしても凄いなシャルル!なんだよあのIS、速すぎってもんじゃないぞ!それに片手が銃になってるなんて思わなかった!」
「いや、一夏も凄いよ。まさか攻撃を受けてもそのまま攻撃してくるなんて思わなくて油断したよ」
「うむ、2人とも良い戦いぶりだったな」
「そうですわ。それで、あのISは何ですの?シャルルさん」
「ある人に特別に作って貰ったんだ。僕の戦闘スタイルに合うようにね」
「ある人って?」
「篠ノ之束さんだよ」
その言葉にこの場にいる全員が驚愕の声を上げた。
「えぇ?!あ、あの篠ノ之博士に!?」
「そう、元々試作品として作って放置していたものを少し改良して僕にくれたんだ」
「まさか、あの束さんが…」
「まあ、とにかく、シャルルはかなりの実力者だよね。それと、ラウラが言ってたけど実際もあんなナイフ捌きなの?」
「そうだね。一応は軍隊レベルの格闘術やナイフ捌きは出来るかな?」
「ほう、そうか、いずれ手合わせしたいものだな」
「そうだね。いずれね」
「そういえば…聞いていいことなのかこれは」
「どうかした?質問があるなら何でも聞いてよ。出来る限りは答えるから」
「そうか、なら聞くが、訓練の時に見えたが腹部とかにあったあの傷跡は…」
「ああ、あれは昔事故にあってね。傷跡見れば分かる通り結構酷い怪我でね。その時の跡だよ。それに至る所に傷があるけどそこ時の事故のものあるけど他にも事故にあったりしてたんだ」
「そうなのか、シャルルも大変だったんだな。正直本当に結構大きな傷跡だから死んでもおかしくなかったんじゃないか?」
「まあ、そうだね。そんな事故もあったよ」
そして、時間は過ぎていき。夕方頃の放課後。男子同士ということで一夏とシャルルが同室である。2人で部屋にいる時コンコンとノックがした。
「?」
「僕だけど、今大丈夫?」
「シャルか?大丈夫だぞ」
その言葉を聞き、シャルロットが中に入ってくる。
「どうしたんだ?何か用でもあったか?」
「うん、それが…」
「僕が呼んだんだ。一夏、着替えている時に言ったよね?」
「ある人ってシャルの事だったのか。でもそれは昼休みに」
「うん、その話もあるけどもっと別の話なんだ」
別の話、そして、とても緊張感のある空気で、一夏もシャルロットもシャルルの言葉を待つように喋らずにいた。
1つ深呼吸をした後シャルルは話し始めた。
「まず僕は謝らなきゃならないかな」
「どうしてだ?」
「僕はみんなに嘘をついているんだ」
「え?」
「どういう事だ?」
「…僕は『シャルル・ディオス』という名前じゃないんだ」
「!?」
「本当は『シャルル・デュノア』」
「え…」
「シャルロット・デュノア、貴女の腹違いの弟です」
キャラ崩壊は…もうよくわかりませんね。戦闘シーンとか描写が下手くそだったと思いますが…これから勉強していきます。