傷だらけの憧れ   作:時雨日和

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最近本当に投稿出来ていなかったのですが、テスト期間中にもかかわらず友達に勧められたらとてもISにハマってしまいました。
本当にまだISを見始めて日が浅いのでキャラを掴めておらずキャラ崩壊などがあると思いますので、私の作品でおなじみのキャラ崩壊にはご注文下さい。


第1話 2人目の男子

IS学園、ISに乗る生徒を育成する学校。その1年1組

 

「ええと、今日は転校生を紹介します」

 

今回で何回目かになるこのクラスへの転校生。みんなもまたかというような表情をしている。

 

「それでは入ってきてください」

 

その声に従い入ってきたのは、肩あたりまで伸びたさらさらとした金髪、目は凛々しく鋭い、瞳は紫色をしていて首にはチョーカーがしてある。そして極めつけなのが男子の制服を着ていること。

その生徒は生徒達の方を向く。鋭い目が辺りを見渡していて目が合う女子生徒はそれに怯えるような感じがしている。そして、深呼吸を小さくしてから切り出した。

 

「今日からここに転校して来ました。シャルル・ディオスです。とある事情で最近ISに乗れる事を知りある人の誘いとお陰でここに来ることになりました。そして、この目つきが悪くて…皆さんに怖がらせるような事をしてしまい申し訳ありません」

 

と、自己紹介と謝罪をした時

 

「きゃああぁぁぁ!!」

 

という黄色い歓声が響き渡った。

 

「なにこのイケメン!!」

「超紳士的!!かっこいい!!」

 

などという声が次々と上がり、シャルル自体はあははと笑いながらその様を眺めるのみだった。すぐに織斑先生に鎮められ席に着く時シャルルとシャルロットの目が合った。

 

「っ!?」

 

その時シャルロットの肩はビクッと反応した。何故という理由が思いつかない。本当に本能的なものだった。

 

「どうかしたのか?シャルロット」

 

シャルロットの隣の席のラウラが心配したのか声をかけてくる。

 

「う、ううん、大丈夫だよ」

 

「そうか?」

 

そしてシャルルは空いている席であるラウラの隣に座る。

そのまま授業が始まり、滞りなく授業が終わり休憩時間になりシャルルの席に一夏が近づいていった。

 

「よお、シャルルだったな。俺は織斑一夏だよろしく」

 

「ああ、知っているよ。僕にとって君は男子IS操縦者としては先輩だからね。よろしく頼むよ一夏」

 

と、2人は握手をした。

 

「私はセシリア・オルコットですわ。よろしくお願いしますね、シャルルさん」

 

「僕はシャルロット・デュノアだよ」

 

「私はラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

「おーい、箒もシャルルに挨拶しておけよ」

 

「わ、わかっている。私は篠ノ之箒だ」

 

と専用機持ちの面々が自己紹介していく。

 

「ああ、みんなよろしく。僕も専用機持ちだからきっとみんなの事を頼ると思うからよろしく頼むよ」

 

その一言にクラスの全員が驚きの声をあげた。

 

「え!?お前専用機持ちなのか?!」

 

「ほ、本当ですの?シャルルさん!」

 

「本当だよ。このチョーカーがそうだよ」

 

と、首を指さす。

 

「まさか専用機持ちとはな」

 

「シャルルはどこかの国の代表なの?」

 

「いや、僕は代表生徒じゃないよ。さっきも言った通りとある人の誘いとお陰でここに来たんだ。それに、僕はフランス人だよ」

 

「なるほど、何かシャルと似てるなと思ったら同じフランス人だったからなのかもな。それにシャルが男装していた時と同じ名前だしすげぇ偶然だな」

 

「そうだね、確かにすごい偶然だ」

 

とシャルルは小さく笑った。

 

その後はすぐに授業を受け、IS訓練が始まる。

 

「よし、シャルル着替えに行こうぜ」

 

「ああ」

 

と2人で教室を出ると、やはりというか予想通りというか、シャルロットの時と同じように他のクラスの人達がシャルルを見ようと教室の前に来ていた。

 

「キャー!!ほんとにイケメン!!」

「一夏君と一緒にいるわ!」

「2人一緒だと映えるわ!!」

 

案の定である。

 

「あはは、本当に凄いんだな」

 

「まあな、男ってだけでも結構な騒ぎになるからな。それに足してお前めちゃくちゃイケメンだし」

 

「そんな事はないはずなんだけどなぁ。とにかく急ごう」

 

「そうなんだが…どうやって通るよ」

 

シャルルがおもむろに女子の壁の前まで行き、ニコリと笑ったあと

 

「ごめんね、僕達これから着替えなきゃならないから通してもらえるかな?そうじゃなきゃ困るんだ」

 

「キャー!!!!」

 

という黄色い歓声とともに全員が道を開けた。

 

「何ていうか…すげぇな」

 

「みんなが優しいだけだよ」

 

こうして2人で更衣室に向かい、着替え始めた。

 

「なあ、お前本当に男だよな?」

 

「ん?そうだけどそれがどうし…ああ、そういえば前例があったんだったね。大丈夫僕は正真正銘男だよ」

 

「そうか、そうだよ…な?!」

 

一夏はシャルルがインナーシャツを着る時にシャルルの体にとても大きな縫い傷のようなものが見えたような気がした。

 

「ん?どうかした?」

 

「え?い、いや…なんでもない」

 

「そうか?なら急いで着替えよう。遅れたら大変だ」

 

「ああ…なあ、お前って何か手術とかって受けた事あるのか?」

 

「ん?まあ、受けたと言われれば受けたことにはなるのかな。それがどうかした?」

 

「だって…お前…」

 

一夏が見たのは気のせいではなかった。男子のISスーツは腹部が露出している仕様だ。そのためシャルルの体にいくつもの縫い傷やツギハギがあるのがわかる。

 

「ああ、これか…後で話すよ。必ず…その時はある人も一緒に」

 

とても含みのある言葉を残し、一夏は疑問を残しながら2人でグラウンドへと向かった。




とりあえず一応試作段階な部分もあるのですが書いてみました。とりあえずご意見やご指摘などありましたらよろしくお願いします。
一応もう1話あげてISのお披露目もしておきたいとは思っています。

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