弱ければ相手から何もかも奪えばいい。   作:旋盤

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更新予定時刻を送れている?眠いし、途中で蒸発する事ってよくあるよね。特に俺みたいな、面倒くさがりやは特にね。
まぁ、今の所は、書きつずけていきたいから、書くと思います。多分と付くがな。
最後までゆっくり見ていって下さい。


森探索

あのボス部屋を出て、初めに驚いたのは出てくるモンスターが全然、違う事だろう。だって、目の前にいるモンスターが

 

〈種属〉 キュウキ 〈Lv〉 859

 

うん。見た事が無い。それに、ゼギアノスを倒す前にこんなモンスターいなかったぞ。見た目が、虎に近いが、翼が生えていて、全身が赤い。それに、頭に二本の角が生えている。その角も右の角が赤く光っていて、左の角が青く光っている。こんな派手なモンスター一度見たら、忘れるわけが無い。

そんな事を思っているとキュウキが突進してきた。ただ、それを見ながら、

遅い。

としか思いようがなかった。いや、普通の人が見たら、速いんだろうけど、遅い。まぁ、おれが化け物じみてるだけなんだけどね。

突進を危なげなく回避する。また、回避重視の戦法をとって、戦闘時の足運び、移動方法を培っている。俺が攻撃すると、一撃で殺してしまうからな。すると、次は、鋭い爪でこちらを仕留めにきた。それを後ろに少し引くだけで回避する。すると、今度は、少し溜めての突進だった。それは、さっきの突進よりは速い程度だった。だがそれを、腕を交差させて、防御の構えをして、受ける。すると、キュウキの角が赤く、青く、光ってきた。それが、弾けると、空から成人男性の身長を超える程のでかい火球が沢山、いや、雨の様に降ってきた。

 

「嘘だろ。てか、何これ魔法?」

 

思わず疑問が口から出る。その間に火球がドンドン落ちてくる。落ちた部分が真っ赤に燃え上がる。しかも、それが雨粒がが落ちて弾ける様に地面にぶつかった瞬間にいくつもの小さな火球が飛んでくるので、かなり強力だ。避けきれないと判断して(当たっても大丈夫と思われるが)剣を抜く。〈憎悪具現の細剣〉でわなく、取り替えた、〈怨嗟の刀〉の方を抜く。そして、特大の火球を切る。まぁ、実際には切れなくて直撃しましたが。無傷。どこも痛く無い。やっぱり装備がいいからなのかな。次は、魔法をぶつけてみる。氷の剣を作り出し、それを特大の火球にぶつける。氷の剣が

バン!!

という、空気が爆ぜる音が聞こえたが、気にしない。氷の剣が火球に激突する。

ドカァァン!!

すると、爆発した。そして、多分、ぶつかった火球は消えているのだと思う。まだ、火球がいっぱいあるから、消えたかどうか、わからんが。氷の剣をかなり作り、空を覆い尽くす特大の火球に全てぶつける。

しばらく、爆発音が響く。そして、空は青くなっていた。どうやら、魔法は切るといった事は出来ないが、魔法をぶつければ、消せるようだ。あれ、なら、剣に魔力を乗せて切れば、切れるんじゃ無いか?あ、やべ。試して見たくなった。

そんな事を思っていると、キュウキの角がまた、光っている。また、さっきの魔法か?なら、歓迎しよう。魔法は本当に切れないのか、実験しよう。だが、魔法は予想を上回った。

それは、燃え上がる津波だった。しかも、こっちに向かってきている。無傷で終わるから、さっき考えた実験をしよう。まず、魔力を乗せる。これは、もう、物理攻撃力とかじゃなくて、あのー、気?みたいなものを乗せればいいはずだ。多分。もしかしたら、できるはずだ。武器を構える。そして、

 

「ハッ!!」

 

気合と共に横一閃。すると、それは魔法に当たるとその魔法を切ろうとしているのがわかる感じだった。そして、もはや物理攻撃力で押し切るような形で魔法を切った。

 

『スキル〈スペルブレイク〉を習得しました。』

 

お、新たなスキルが手に入った。しかも、かなり使えるスキルだ。

フゥ、そろそろ、終わりにするか。〈神速〉を使い、〈一閃〉を使って、翼を切り落とす。

 

『スキル〈神閃〉を習得しました。』

 

この戦闘は有意義なものになったな。使えそうなスキルを二つも習得できたのだから。いや、この世界の住人にとっては、普通の事かもしれない以上は、慢心せず、敵から、もしくは自分でスキルや魔法を多く使えるようにならなければ。

翼が無くなれば飛べないだろう。恐らく。そんな訳で〈略奪〉開始。今回は、魔法から奪っていこう。

 

『魔法〈炎属性魔力魔法 極 〉を習得しました。魔法〈水属性魔力魔法 極〉を習得しました。』

 

やはり、二つあったか。次は、ステータスだな。暴れているが、気にしない。奪うって罪悪感のある行為だと思うよね。だけど、自分の命を賭けているんだから、これ位の事だと、罪悪感も何も感じない。

そんな事を独り言の様に思っていると、もうスキルを手に入れるところだ。

 

『スキル〈魔法合成〉を手に入れました。スキル〈魔法多重展開〉を手に入れました。スキル〈覇爪斬〉を手に入れました。』

 

魔法寄りでありながらも、近接戦闘もできるんだな。

キュウキってメチャクチャ強いモンスターじゃなかったのか?

そんな事を思いながら、スキル〈一閃〉を使い、首を切り落とす。

 

「ハァ、弱い。まぁ、俺がチートスキルを使って強くなりすぎたのはわかるが、どうにかならんかな?」

 

そんな事を言いながら、キュウキが落とした、宝箱を開けていく。

 

〈虚火・水鏡〉 SSR武器

真実と嘘を見抜くのを手助けする双剣。装備すると任意で相手の真実か嘘をおおよそ感じる事ができる。火と水属性魔法の威力が大きく上がる。

 

〈不正獣の赤角〉

不正獣の赤い角。金属に近い性質がある。炎属性魔法の威力を上げる事が出来るので、武器に使用すると良い。

 

〈不正獣の青角〉

不正獣の青い角。金属に近い性質がある。水属性魔法の威力を上げる事が出来るので、武器に使用すると良い。

 

〈不正獣の尖爪〉

不正獣の尖った爪。良く尖っている。武器にもできる。

 

〈不正獣の肉〉

そのまんまの意味。美味しいと思う。多分。

 

あぁ、武器と角と爪はいいよ。爪の方は説明雑だな。とは思ったが、いいとしよう。

問題は肉だな。〈測定〉を使って、不確かな情報が出てきた。何故だろう。食べない方がいい気がしてきた。それに、連日、肉しか食べてないから、別のものを食べたい。だが、周りは森、それに、人里へ降りようにも、俺は魔族、追い出されるのがオチだ。

フッ、どうしようも無いな。

ハァ、戦っても余り面白く無いし、する事無いし、どうしようか。やりたい事か。

あっ。あれがあった。よし、そうだ。旅に出よう。なるべく強くなって。

さて、旅に出る前にここのモンスターと戦って強くなろう。目標、1万レベル。これ超えたら旅に出よう。

 

結構、歩いた、キュウキが結構多く出るが、多分、このエリアの外に近ずくにつれて、別のモンスターが出てくるはずだ。あと、二種類位。

っと、そんな事を考えている内に真打登場。

 

〈種族〉 アルミラージ 〈Lv〉 999

 

わぁ、兎だー。ただ、頭から黒い角が生えて、口から鋭い歯が見えていなければ可愛いはずだ。多分。

アルミラージの突進。それを難なく避け…られなかった。

なんでだ?確実に避けたと思ったぞ。現に相手の突進速度は決して速くは無かった。というか、遅かった。確実に避けたはずだ。可能性は、奴がなんかしたな。

どうすっかな。

そうだ、ゼギアノスからもらった、〈看破〉を使おう。

あれ、そういえば、これの能力なんだ?

 

〈看破〉 あらゆる物事を見抜く。

 

「説明がここ最近、雑!!!」

 

ここ最近で起こった、不満を叫んだ。アルミラージから突進をくらいながら。

さて、敵が、突進をしてきそうだ。てか、突進しかできないのか?

アルミラージの突進。ここで、〈看破〉。

普通の突進だ。

だが、油断してはダメだ。何をするかわからないからな。キュウキなんて、炎の雨を降らしたからね。

アルミラージの突進を避ける。避けた瞬間に、多分、前足で空中を蹴って急激な方向転換をしてきた。

何じゃそりゃ。

と思いつつもそれを、横飛びで回避する。すると、アルミラージの黒い角に

バチバチッ!

と、電気が走る音がした。これはまさか。と思った時に。

バリバリバリッ!!!!!

やっぱり、放電でした。尚、現在放電が直撃しております。

痛み?そんなものは、俺の魔法防御力を上回ってから言ってくれ。

放電が終わり。俺は、アルミラージに触る。いや、離れないように握る。

 

『スキル〈幻影〉を習得しました。スキル〈跳躍〉を習得しました。』

 

次は、魔法を奪うか。尚、アルミラージは暴れたり、放電をしているが、そんな事は無意味だ。

 

『魔法〈雷属性魔力魔法〉を習得しました。』

 

魔法でも無いとなると、スキル二つであの攻撃ができていた事になるな。何となく、タネがわかった。

アルミラージ君は光となり消えました。

スキルは、キュウキのも含めて、よるの眠る時にでも確認するとして。宝箱だ。

 

〈幻兎の黒角〉

アルミラージの黒い角。硬く、魔法耐性も高い。防具のいい素材になる。

〈幻兎の毛皮〉

アルミラージの白い毛皮。フサフサで暖かい。防寒着にするといいかもしれない。

〈幻兎の肉〉

アルミラージの肉。かなり美味しい。高級食材。

 

なんか、すごい。アルミラージの肉、美味しいって書いてる。嬉しいのが半分。肉かよ。という思いが半分。複雑な気持ちだ。他の素材もかなり使えそうだ。加工が必要になるがな。

 

その後、歩き続け、キュウキとアルミラージと戦い続けた。(一方的な略奪でした)

 

夜になると、火を焚いて、それを使って肉を焼いている。肉は、アルミラージの肉ですよ。美味しそうだ。

魔法で火をつけようとしたが、火が出ます。デカすぎます。地面にぶつけます。クレーターができて、辺り一面が焼け野原になりました。キュウキの火の雨をくらっても、燃えなかった木が燃えてしまった。その時の一言

 

「やっちゃった。」

 

そんな事を考えていると肉が焼けたようだ。一口。

何だこれ。美味い!程よい感じの脂で、しつこく無い。しかも、肉汁が溢れてくる。俺が食った中で一番美味い肉だな。

よし、ステータスの確認をするか。

 

〈名前〉 マグナ・ゼギアノス 〈種族〉獄魔族 〈年齢〉 17 〈性別〉男 〈職業〉 闇騎士 Lv1 〈副職業〉 ネクロマンサーLv1 武士Lv1 〈Lv〉 8325

〈ステータス〉 物理攻撃力 57285375 物理防御力 56927461 魔力55894823 魔法攻撃力 56372832 魔法防御力 53674985 俊敏力 60124879 運 65.8 魅力 20(この値で絶望せず、希望を持て)

〈装備〉魔力鋼糸の服(上下) 暗雲の来訪者 マシラのブレスレット 怨嗟の刀 憎悪具現の細剣

〈固有スキル〉 強欲Lv1

〈スキル〉 測定 略奪 神速 能力超向上 完全耐性 アクロバット 連爪斬 威嚇 索敵 見切り 夜視 完全偽装 看破 スペルブレイク 神閃 魔法合成 魔法多重展開 覇爪斬 幻影 跳躍

〈固有魔法〉 獄属性付与

〈魔法〉 炎属性魔力魔法 極 水属性魔力魔法 極 氷属性魔力魔法 極 雷属性魔力魔法 極 獄炎属性魔力魔法 初級 獄水属性魔力魔法 初級 獄水属性魔力魔法 初級 獄雷属性魔力魔法 初級

 

うわぁ、五千万を超えた。てか、目標、1万レベルなんだけど、すぐ達成出来そうだな。これは目標を変える必要があるな。よし。十万レベルが今後の目標だ。

そして、ステータス画面のスキル等の所が量が多く、見ずらい。これなら、スマホのアプリをまとめる事が出来るような感じで、まとめる事が出来ないかな。

そんな事を思いスキルをスマホでアプリをまとめるような感じでスライドすると、

出来ましたー。

なんか一つにまとまった。名前も決められるようだ。なら、補助系のスキルだから、補助スキルという事で。よし、どんどんまとめよう。

結果的に〈攻撃スキル〉〈魔法スキル〉〈補助スキル〉〈妨害スキル〉といった感じだ。これなら魔法もまとめれそうだ。

結果的に出来た。名前は〈基本属性魔力魔法〉〈獄属性魔力魔法〉という感じでまとめた。まとまっているとスッキリするね。っと、忘れる所だった。スキルの確認をするか。

 

〈完全偽装〉 あらゆる事を偽装できる。(実力や気配、足音等)

 

〈看破〉 あらゆる物事を見抜く。(幻術や幻聴、幽霊等)

 

〈スペルブレイク〉 相手の魔法攻撃力が自分の物理攻撃力以下なら、相手の魔法を破壊する。

 

〈神閃〉 神速で動き、その軌道上にいる敵を切る。

 

〈魔法合成〉 複数の魔法を組み合わせる事が出来る。

 

〈魔法多重展開〉 複数の魔法を同時に放つ事が出来る。

 

〈覇爪斬〉 爪から出る斬撃。威力が非常に高く、相手を追尾する。

 

〈幻影〉 相手に幻影を見せる事が出来る。

 

〈跳躍〉 空中を蹴る事が出来る。最大三回。

 

ざっとこんな感じ。チートってすごいね。何の努力も無く、最強に近い強さを手に入れる事が出来た。〈看破〉は見えちゃいけないものまで見えている気がする。まぁ、気にしない方がいい部類だろう。

さて、こんなものか。魅力の値は気にしたら負けだ。あれは、もうあんまり期待すんなって事だぞ。

あっ、そういえば、〈魔力魔法〉って魔力の最大値を使って、極までいけるんだった。魔力の最大値が物凄く高いので、使っても問題ないだろう。

そして、全てが、極に至った。魔力の最大値を捧げて思い出したが、運のステータスが60以上になったな。よし〈強欲〉のレベルを上げよう。

 

『〈強欲〉のレベルが上がりました。スキル〈武器生成〉〈防具生成〉〈道具生成〉を習得しました。』

 

フッ、チートって楽しみがあるね!




面白かったですか?まぁ、俺が自分で面白ければそれで良いのだがな。何気に書く作業って楽しかったりするし。まぁ、白紙の状態を見るとやる気が無くなるがな。
ご意見、ご感想お待ちしております。

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