東方紅月録   作:黒薔薇ノ夢@吸血鬼好き

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紅魔館編
ぱーとつー!

レミリアのあとからは
パチュリーが説明して数日たったところ、という設定です


道は何処へつながっているのだろうか

 

 ~咲夜視点~

 

 

 今日はいつも通りの日になる、はずだった。

 

 お嬢様が珍しく自ら掃除をするとおっしゃって、

 めったに地下から出てこないフラン様もやってきて、

 何かを話し合った結果、何かに気付かれたようだった。

 

「「咲夜、説明はあとでするからパチュリーのところまで行くわよ!」」

 

 しかも二人して揃っている。ここまで息ぴったりな二人を久しぶりに見て、

 私は凄く嬉しかったので大図書館まで付き添っていった。

 

 すると、パチュリー様から物凄いことを聞いてしまった。

 

 レミリアお嬢様と妹様に妹、しかも双子がいるらしいのだ。

 もう300年ほど呪いでどこかに行ったまま。

 

 呪いによってお嬢様たちの記憶も消され、捏造されていたが、

 魔法防御壁という10個までの干渉魔法を防ぐ魔法を自らにかけていた

 パチュリー様だけは記憶を消されなかったという。

 

 今まで少しずつ、その双子の姉の方が残した記録を集めて調べていて、

 ようやく呪いを消す方法が思いついたらしいのだ。

 

 ……でも正直、その方たちが帰ってくるのは嫌だ。

 

 お嬢様はそのことで頭がいっぱいで、私にかまってくれないし、

 いくら頑張っても心無い返事が返ってくるだけ。

 

 きっとその方たちが帰ってきたら私は所詮、ただのメイド長。

 私の存在なんて忘れてしまうんじゃないだろうか。

 

 そう思うと物凄く怖くて、私はお嬢様にこういった。

 

「レミリアお嬢様、呪いを解くなんて。お嬢様にそんな危険なことさせられませんよ」

 

 すると、こうかえってきた。

 

「咲夜、あなたにわからないのかしら。大好きな家族を失ったままなんていやよ。

 それがまだ生きていて、私たちのところに戻せるかもしれないのに」

 

 少し怒った口調でそう告げたレミリアお嬢様の横顔は、

 決意をしたように真っすぐと月を見上げていた。

 

 

 

 

 ~フランドール視点~

 

 私の心と頭の中でもやもやしていたものがなくなったおかげで

 少しだけだけど、能力、この忌み嫌われた能力を抑えることができるようになった。

 

 目がそれにはないと思えば、つぶさなくても済む。

 

 それで、双子の妹のことだけど、

 片方の姉の方がリリエラ、妹の方がルリアというらしい。

 

 一枚だけ『記憶絵』とよばれる、その見た景色を絵にして紙に記したものが残っていた

 そこには黒に紺の混ざったような色の髪の子と、

 私、レミリアお姉さま、あと宇宙の様に果てしない感じがする青の髪の子。

 

 黒っぽい方が姉、青っぽい方が妹。

 

 ロングをそのままにしてるのが姉、ツインテールなのが妹。

 

 大体覚えた。

 

 あとはもうパチュリーに任せるしかない。

 

 私は記憶干渉魔法系は苦手だからしょうがない。

 

 

 

 

 ~パチュリー視点~

 

 私は知っていることすべてを話した。

 というかすべて話したら1日かかった。

 

 まぁ、これからがきっと大事なんだ。

 さぁ、これも仕上げてしまわないと。

 

「パチュリー様、くれぐれも無理はしないでくださいね?」

 

 こあはそういって私の考えなど分かるかのようにほんの整理に戻っていった

 

「さ、私はできることをするだけでいい。

 やれることすべて、やってしまおうじゃないの?」




短い!

もっと頑張ります、はい

感想とか質問ありましたらどーぞ

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