もしもスケーターが異世界に行ったならば。 作:猫屋敷の召使い
前話で番外編の四つ目と申しましたが、正直蛇足だったんで省きました、はい………。
それでは、今回からラストエンブリオ編始動です………。これからも投稿を頑張っていきますので、皆様これからもよろしくお願いします………。
2018/02/21 Hall of meatの司会者のセリフを編集。辻褄合わせ。
報告してくれた方、ありがとうございます!
第二十七話 やっぱりヌケーターはヌケーターにしか理解されない
『―――これより!Hall of Meat世界大会決勝戦を始めまーす!!』
ワアアアアアァァァァァァッッ!!!!とポートカーヴァートンのスタジアムに大きな歓声が響き渡る。
『それでは選手の入場です!まずは、毎年参加していたが残念ながら優勝経験はゼロ!!しかし、四年前に開催された世界大会でついに優勝の座を掻っ攫っていったが、その後数年間謎の欠場、失踪の末、今大会でついに復活!!板乗いいいぃぃ翔おおおおぉぉぉッッッ!!!』
ワアアアアアアアァァァァァァァァァッッッ!!!!!!と先ほどよりも大きい歓声が鳴り響く。そして入場口から名前を呼ばれた翔が―――
『……………………………………………あれ?翔選手?翔さん?しょーさーん?』
―――入場してこなかった。司会も翔の名前を呼びながら困惑している。
そんな中、司会の下に大会のスタッフが駆け寄って、耳打ちをする。
『…………え?あぁ、はい。え?本当に?………えー、はい、わかりましたー………』
司会がスタッフから話を聞き終わると、マイクを握り直して観客に説明を始める。
『えーっと、たった今スタッフから翔選手は奈落に落ちたまま帰ってこない、とのことで不戦敗ということにさせていただきたいと、思い、まーす………』
司会が怯えながら観客の反応を窺いつつそう告げる。すると途端に、ブーッ!ブーッ!!と会場中からブーイングと共に、司会に空き缶やら卵やらスケボーやらが投げつけられる。
『ちょっ!?痛い!痛いですって!!私に八つ当たらないでください!!これは私のせいじゃないんですからああああぁぁぁッ!?』
翔選手の馬鹿野郎おおおぉぉぉッ!!!という悲鳴を上げながら、観客のブーイングを一身に受ける司会。
その後、準決勝で敗退した選手を呼び、決勝戦が執り行われた。
一方、奈落へと落ちた翔はと言うと―――
「……………デジャビュ。既視感。………いやまぁ、言い方はどうでもいいんだけどさ。………せっかく長期休暇もらって故郷に帰って、久しぶりに大会出場も果たせたのにさぁ………こんなオチはどうなのよ?せめて爆発オチぐらいしてくれよ」
―――何時しかのように奈落を抜けるとそこは箱庭であった。
ま、それはそれで爆発オチなんてサイテーとか言われそうだけど、などとネタをぼやく。
そのまま空から落ちながら、眼下に広がる巨大な水樹―――〝アンダーウッド〟を見つめて呟く。
「…………せめて、優勝、したかったなぁ………」
心底残念そうな顔で呟く。
そして、翔は〝アンダーウッド〟の枝葉をすり抜けていき、真下にある大河へと―――
「ご安心ください。御二人は十六夜さんのご家族。いうなれば我らの恩人のご家族です。参加費用は黒ウサギのポケットマネーから都合させていただきますとも!」
「おお、黒ウサったら太っ腹!」
「悪い、稼いだら必ず返すから。まずは簡単そうなゲームで手ならししたいけど、何がいいかな?」
「それならさっきいい店があったぜ
「ちょっと待っベフゥ!?」
―――着水しなかった。
着水するかと思われたその時、大河から巨大な水柱が上がり、水中から出てきた何かにぶつかり、すぐ傍のレストランへとダイナミックに入店。そして逆に、水中から出てきた者は、すぐにもう一度水柱を上げながら大河へと落下した。その際に上がった水は何かに弾かれるように大河へと戻された。
そして、大河から飛び出した者の代わりに焰たちの前に舞い降りた者は、
「料理をダメにするのは料理人として許さんぜよ」
ぜよぜよ、と言いながら焰たちの前に空中三回転ひねりで華麗に着地したのは、
「………何者?いや、何物?」
その立ち姿?に焰が呆然としながらも、目の前の正体不明の、人物とすら言えるのか分からないナニカに尋ねる。
「………ナニモノ?かと聞かれたら!」
「答えてあげるが世の情け!」
「世界の破壊を防ぐため」
「世界の平和を守るため」
「愛と真実の悪を貫く」
「ラブリーチャーミーな
「ショウ!」
「スズカ!」
「銀河を駆ける、ロケット団の二人には」
「ホワイトホール白い明日が待ってるぜ」
「「………(ちらっ)」」
そこまで言い切り、ポーズ(片方は生肉)まで決めた二人はチラリ、と唯一本物のケモミミを持つ黒ウサギに視線をやる。
「え?えっ!?ふ、二人してこっちを見て、一体何なんでございますか!?」
「………少し惜しかったな」
「うん。ちょっと残念かな」
「じゃ、そこのネコミミヘッドフォンの君でいいや」
「そうだね。ほら
「え?お、俺?」
二人はポーズを決めたまま、早く早くとでもいうように焰を急かす。
そして急にフラれた焰は、少しだけ頬を紅くして戸惑いつつも、
「にゃ、ニャーんてな………?」
「よし!これでいいな!」
「完璧とは言えないけど、一通りの流れは終わったね!」
イエーイ!と鈴華と意気投合する
そこで、あまりの出来事に混乱していた黒ウサギが目の前の生肉に話しかける。
「………しょ、翔さん?こんなところで何をしていらっしゃるんですか?と、というか今までどこにいたんですか?黒ウサギたちが散々捜したというのに!」
「それに関しては長期休暇を貰ってかくかくしかじかまるまるうまうまな事情だ。これで分かるだろう?少なくとも耀はこれで分かるはずだけど?」
「………五音以内でし・っ・か・り・と!説明してくださいませっ!」
「
「………………………」
「というか耀には事前にしっかりと伝えてあったはずだが?聞いてないのか?」
きっちり五音で説明された上に、耀には伝えてあったと聞いて黒ウサギはぐうの音も言えずに黙ってしまう。
そんな黒ウサギを何処に存在しているかわからない目で見ながらも、その対面にいる焰たち三人を見やる。
「それで?この子らは何なんだ?………ハッ!?も、もしかして黒ウサギの隠し子!?」
「いったいどこをどう見てそう思ったのでございますかこのお馬鹿様ッ!!」
「しいて言うならネコミミヘッドフォン?ほら、ケモミミ繋がり的な?」
「お馬鹿様ッ!!!」
スパァーン!ズバンッ!!とハリセンで叩く黒ウサギ。小気味いい音と痛そうな音が響く。
「というかさっさとお肉から戻ってくださいませっ!」
「えっ?………ああ、すっかり忘れてた」
そういって、ピョン、とその場で飛ぶと、一瞬で生肉の状態から人間へと戻る翔。
「じゃあ、改めまして!このロリウサ……じゃなくて、黒ウサギと同じコミュニティに所属している板乗翔だ。ただのスケーターだから、周りよりは全然すごくないんでそこんとこよろしく!気軽に翔って呼んでくれ!」
「あ、はい。どうも。イザ兄の弟の西郷焰です」
「同じく彩里鈴華!」
「………二人の友人の久藤彩鳥です」
ケラケラと笑いながら三人に自己紹介する翔。
そんな彼を変な目で見る焰。
彼と同じように笑う鈴華。
少し警戒気味に見つめる彩鳥。
そんな一同の横。大河の上に立ち、人どころか神ですら殺せそうな視線を向けてくる女性がいた。
「そろそろ私のことに触れてもらってもよいだろうか………!?」
「え、嫌に決まってんじゃん。絶対面倒なことになるのは分かりきってるし。それに、ただ格好つけたかっただけで、料理をダメにしようとした人に触れたくなんかないね!」
「や、やかましい!神格保持者の一人としてファーストインパクトを重視したまでのこと!上下関係は最初が肝心であろう!?それを貴様が邪魔したのだ!!」
「……………………………………………ああ。一応は神格保持者だっけ?十六夜にいつも負けてるイメージしかなかったから、すっかり忘れてたわ」
「よかろう!その喧嘩を買ってやるから表に出るがよいッ!!」
大河の上でウガー!!!と翔に向かって叫ぶ白雪姫。そんな彼女を無視し続ける翔。
しかしそんな彼女も、彼がそういう態度をとるのは予想していたのか、すぐに気持ちを切り替えると、焰をキッと睨むと、有りっ丈の敵意をむき出しにして指をさす。
「それよりもそこの貴様だ!気配が似ていると思ったが、どうやら主殿の弟のようだな!」
「主殿………?イザ兄のことか?それなら鈴華もそうだけど」
うむ?と小首を傾げる白雪姫。
「………ぬぬ?そうは見えんが、まあ良い。貴様らまとめて主殿の故郷の住人らしいな。であれば私が受けた数々の屈辱、貴様らを使って晴らさせてもらおうかッ!」
「「「お断りします」」」
「よし、それでこそあの大戯けの知人よなッ!!!」
「白雪や。個人的に思うんだが八つ当たりは良くないぞ?」
「ほう?貴様は家族の不始末は家族がつけるべきだとは思わんか?」
「自分の不始末は自分でどうにかしたい主義
「それが出来ぬからこうしているのだろうがっ!!!」
「
どこから出したのかわからないお茶を飲みながら、白雪姫の反論を否定できなかった翔。
「ま、後は当人たちで何とか話し合ってください。俺はここに居たら面倒事に巻き込まれる匂いしかしないんで、実家(本拠)に帰らせてもらいます」
バイバーイ、と手を振りながらその場を離れようとした翔の肩を黒ウサギと焰がガシッと摑む。
「逃がしませんよ、翔さん?黒ウサギにだけ面倒と責任を背負わせようとしないでくださいませ」
「俺も流石に、この人とまともに話し合える気がしないので、立ち会ってください」
「暇をください。休暇をください。有休を使わせてください黒ウサギ様。というか本来なら俺、まだ休暇中だからね?自由だからね?それと焰君や。立ち合いなら黒ウサギが居れば十分だからその手を離したまえよ」
「「お断りします」」
「だよね。知ってた」
二人に捕まり、逃げることを諦めてその場にとどまることにした翔。
その結果。
「なーんで俺まで、ゲームに参加させられにゃならんのだ?しかもお前らとは別枠で」
「ヒヒン………」
「なんか、すいません………」
「ごめんなさい………」
「申し訳ありません………」
翌日の昼頃。何故か白雪姫の主催するゲームに強制的に参加させられることになった翔。それを見て申し訳なさそうにする焰、鈴華、彩鳥の三人。
今は愛馬のハルトに跨り、レースのスタート地点に待機していた。
「しかも報酬の正体ははっきりしないし………変なもんだったらどうすっかなー………?」
「それもすいません………」
〝契約書類〟に記されている参加者側の勝利報酬の部分には、ギフトカードの贈与と衣食住の保障と書かれている。しかし、既にどちらも翔が所持しているものだ。だが、既に所持している者は別に報酬を与える、とも追記されているが、明確な記述はされていない。
それを聞いて巻き込んだ焰が謝罪してくるが、翔は別に気にしてないと彼に告げる。
「まあ、これぐらいの理不尽は慣れてるからいいさ。こうなったからにはお互い頑張ろうな」
「うっす」
それから少しして、精霊列車が出発する汽笛が鳴ると、白雪姫が水面からのそりと巨大な鎌首を上げて彼らを見下ろした。
『ふむ、準備はできているようだな。―――では再度確認するぞ。まず〝精霊列車〟が出発したらゲームスタートだ。この巨大な水樹〝アンダーウッド〟を左回りに一周し、この位置まで先に戻ってきた方が勝者となる。水上都市の裏側はまだ未開発の土地だが、細かい水路は通っている。好きな道を選んでゴールを目指すがよい』
「はーい」
「わかりました」
「へーい………」
「ところで質問だけど。このレース、体当たりとかして相手を直接妨害するのは無しだよな?」
『安心せい、そんな無粋な方法は取らん。そのような勝ち方をしたところで観客に非難されるだけであろう?ゲームのルールを守って戦うから神聖なのだ。―――但し、自身の恩恵を行使するのは合法だがな』
「オッケー。それを聞いて安心した」
各々位置に就く。本来ならば多くの船が行き来しているはずだが、今はギフトゲームの為に極めて少ない。
「ハルト。程々に頑張ろうな。俺らは今回はおまけみたいなもんだし」
「ヒヒンッ!」
貨物を下ろした〝精霊列車〟が大樹の中から出てきて汽笛を鳴らすと同時に、黒ウサギはゲーム用の銅鑼の前に立ち、片手をあげて開催の宣言をした。
「それでは〝ヒッポカンプの水上騎手〟―――スタートなのです!」
ドオオォン!!!と、大きな音を立てる銅鑼。同時に響く開催の汽笛。
「ハルトー。とりあえずポセイドンー」
「ヒン!」
『………は?』
スタートの合図が生った瞬間、誰よりも早くに翔とハルトが反応した。そして、その光景を見た全員の時間が止まった。
何故なら、翔の騎馬であるハルトが翔を肩車して
「えっ!?なにあれ!?本当にヒッポカンプなの!?」
「さ、さあ?そこら辺は俺は詳しくねえし………変異種とかなんじゃね?」
「………まあ、あの人の愛馬ですし」
『まあ、翔さんとその愛馬だし………』
焰と鈴華が驚く中、彩鳥は二人に聞こえないように小さく呟き、気持ちを引き締めて改めてスタートする。観客も何か達観したような表情で、同じセリフを口にする。
そんな中、翔はハルトに肩車された状態で叫ぶ。
「これぞスケーター!二本足でボードに立って滑って、稀によくゲッダン、そしてゴミ箱先輩に食われる!これがスケーターの正しい姿!!」
『いや、それは絶対に違う』
「なん……だと………?………ハルトよ。やっぱりスケーターとは、スケーター同士にしか理解されない生き物のようだよ………」
「ヒン………」
観客全員に否定され、寂しそうな表情で水上を走り続ける一人と一頭。そんな表情を作るも、すぐに元に戻してゲームに集中する。
「とりあえず工業区の方に抜けようかー。手前の商店街は水路も広いし」
「ヒーン」
翔の指示に従って、ハルトが進んでいく。ハルトに任せていれば、白雪姫の妨害も問題ないだろうと判断した翔は後ろを確認する。
(………ふむ。大通りに抜けないでこっちに来るのか。まあ、参加者が分散しない方が盛り上がるからいっか。それに、他の二人の実力を見極めるのにもちょうどいいかな)
後ろについてきている焰、鈴華、彩鳥の三人をじっくりと観察し始める翔。すると、白雪姫の妨害が激しくなり始める。それを確認した翔はハルトに指示を出す。
「ハルト。しっかり躱してくれよ」
「ヒヒン」
任せろ、とでもいうように嘶くハルト。現に目の前に現れた水柱を、軟体生物のごとき動きでかわして見せたハルト。それを見て安心した翔は再び三人に目を向ける。
(十六夜の弟って聞いてたからちょっと警戒していたけど、随分と大人しいもんだな。でも、箱庭に来たからには、絶対面倒事を抱えてるよなぁ………)
溜め息しか出ないことを考え、憂鬱な気分になりながらも白雪姫の妨害を掻い潜っていく一人と一頭。
昨日のうちに彼らの事情を聴いていれば、この様な思考をすることも無かっただろうが、昨日は帰ってきた挨拶回りと、とある人物から説教で一日が潰れてしまい、その時間は取ることが出来なかったのだ。
それゆえに、暇な現在、この様なことを考えて暇をつぶそうとしているのだ。それにどうせ、翔が彼らの事情を聴いても、現状では何かを手伝うことはできなかっただろう。碌に知識もないし、得ようともしない行き当たりばったりな翔では。
(十六夜達は面倒事に首突っ込んでいくタイプだったけど、彼らはどうなのかなぁ……?自分から何かに突っ込んでいく性格じゃなさそうだし、面倒事を持ってくるタイプかね?………だったら、なおさら嫌だなぁ………)
さらに溜息が出そうな結論に至ってしまい、顔を顰める翔。
「ま、今は憶測の域を出ないし」
ハルトの頭に頬杖をついて後ろにいる三人を見つめる。そんな中、三人のうちの一人、鈴華が動き出した。
両手をそれぞれ別方向に向ける。右手を商店街の方に、左手を白雪姫に。すると、白雪姫の頭にショッキングピンク色のペンキが降りかかった。
それを見た翔は目を丸くする。
(距離操作?………いや、転移か?もしそうなら厄介な恩恵を相手に回してるもんだな、白雪の奴)
鈴華の恩恵を見て、咄嗟に知り合いの少女が持つ恩恵を思い浮かべたが、すぐに別の可能性も模索する翔。白雪姫も彼女の恩恵の厄介さを思ってか、地下水脈へと潜り始める。
そして、翔は無意識に頬が吊り上がるのを自覚する。
「面白そうな子達だなぁ。将来有望そうだ。それにしても、騎手のあの子はやっぱ彼女なのかね?そこんとこお前はどう思うよ、ハルト?」
「ヒヒヒーン?」
そうじゃね?という風に軽い返事を返してくるハルト。それを聞いて、だよねぇ、と言って顎をハルトの頭に乗っける翔。
そんな会話をする中でも、白雪姫の妨害を難なく躱す翔とハルト。
水柱を軟体生物のような気持ち悪い動きで。
大渦はオーリーによる大ジャンプで。
普通に躱していく。
それを後ろから見ていた三人は、素直に感心した声を上げる。
「すごいな……妨害を難なく躱してるぞ」
「うん。翔さんは特に指示も出してない様だし、あのヒッポカンプの独断で避ける方法を決めてるのかな?」
「ええ、そうでしょうね。見た感じ相当信頼し合っているようですし。ですが―――」
「「「動きが気持ち悪い………」」」
三人の言葉にうんうんと同意するように観客たちも頷いている。
そんな彼らの言葉は翔達には届かず、一人と一頭はぬるぬると水面を滑っていく。
そして、ゲームは中盤戦へと突入していく。上空の暗雲が色濃くなる中―――。
今後の投稿ペースが如何ほどのものになるか、まったくわからないので、次話はのんびり待っていてください………。
それと、翔と鈴華と焰はロケット団ではありません。
2017/10/02 多少加筆。話にあまり関係ない部分なので、気にしなくて大丈夫です。
2018/02/21 加筆修正
それと翔君は一度元の世界に帰って四年前の世界大会に参加しています!それ以降は時間がズレたり、上手く世界に戻れなかったりで参加できませんでした!そういうことにしておいてください!お願いします!