八幡のひねくれや一色のあざとさ出せてるか不安です。
1日目
ガチャ
「とりあえず入れよ。」
「お邪魔しまーす。」
「わー先輩の部屋綺麗ですね。」
「当たり前だ小町が遊びに来るからな。」
「やっぱり小町ちゃんですか。」
「とりあえずその辺座れよ。
後お茶でいいか?」
「はい。」
ゴト
「ほら」
「ありがとうございます。」
「ところでこれからどうする?」
「そうですーとりあえず先輩の家で1週間暮らしましょう。」
「はっ?」
「だって先輩、私の部屋で1週間も過ごすんですか?」
(いやそれはマズイな何がって色々だな相手は一色だけど)
なんて考えてると
「なので先輩、これから着替えとか取りに行きますよ。」
「えっ俺も?一人で行ってこいよ。」
「何言ってんですか?忘れたんですか?離れちゃうと死んじゃうんですよ。」(`_´メ)
「すまん、忘れてた。」
「と言うことですので今から行きましょう。」
「はぁー分かったよ。」
こうして一色の着替えを取りに行き今は一色の家に居る。
そして何故か俺は玄関で座って待っていた。
「はぁー」
「せんぱーい、こっち覗かないで下さいね。」
「誰も覗かん」
「それはそれで、何か悲しいです。」
「下着何て只の布切れだろそんなの小町で見慣れてる。」
「先輩それセクハラですよ。」
「いいから手を動かせ」
「はーい」
思いの外一色はてきぱき準備をしていたらしく着いてから30分程で出てきた。
「お待たせしました。」
ビシっと敬礼する一色に対して俺は
「あぁ待ったわちょー待ったよ」
「もう先輩そこは全然待ってないって言うとこじゃないですかー」
「とか言って俺が言ったらお前「キモいです」って言うだろ。」
「確かにそうですね。」
「だから言わん」
「まぁ先輩らしいって言えば先輩らしいですね。」
「じゃぁ帰るか」
そう言って荷物を持ってやろうと手を出した。
「相変わらず先輩もあざといですね。」
「持ってやらないぞ」
「あぁ持ってくださいよ~ちょー重いです。」
「はいはいあざといあざとい」
「ぶーそんなあざとくないですよー」
「ほらさっさと行くぞ」
「はーい」(^-^)/
こうして俺達は帰路についた。
「そう言えば先輩、冷蔵庫の中ちゃんと食材入ってますか?」
「……そういや、昨日切れたから買わないと無いな。」
「へぇ先輩ちゃんと料理するんですね?」
「バッカめっちゃするよ寧ろ家事全般其処らの主婦レベルまである。」
「まだ諦めてないんですか専業主夫?」
「当たり前だ」
「そんな事よりこれ置いたら食材買いに行きましょう。」
「そうだな。」
「ふぅ重かった。」
「ありがとうございます先輩♪」
「あぁ重かったちょー重かったわ。」
「でもでもそう言いながらちゃんと持ってくれる先輩はやっぱり使...頼りになります。」
「今使えるって言おうとしたよね?」
「えぇ何の事ですか?」キョトン
「いや可愛らしく首傾げても聞いてたからね。」
「今可愛らしくって言いましたか?素直に言われて一瞬ちょっとドキってしましたけど冷静になるとやっぱキモいので無理ですごめんなさい。」
(やった先輩に可愛いって言われた。)
「俺は一色に何回振られればいいんだよ?」
(あれ?何か一色の可愛いって言われて嬉しいって気持ちが伝わってきたような?)キョトン
「どうしたんですか先輩」
「うわっ、下から覗き込むなよ。ビックリするだろ」
(ちょっと覗き込む顔可愛かったじゃないかよ。)
(ん?先輩可愛いって思ってくれた?)
「そんな事より買い物行きましょう。」
「あぁ分かったよ。」
(やっぱり一色の考えが分かるような気が...気のせいだよね?気のせい。)
「先輩、何食べたいですか?」
「えっ?」
「だから何食べたいか聞いたんです。」
「何?一色、料理作れるの?」
「馬鹿してますね。私だって料理位出来るんですよ。」
「じゃぁ唐揚げで」
(一色の料理か、こいつあざといけど以外に家庭的だから食べてみたいな。)
「唐揚げですね。分かりました。」
(先輩、私の料理気になるのかぁ~腕によりをかけて作らないと♪)
「これで材料揃ったな。」
「そうですね。」
「じゃぁ帰るか。」
「あっ荷物...」
(先輩あざといですね。でもありがとうございます。)
(やっぱ気のせいじゃないよな?帰ったら聞いてみるか。)
「せんぱーい、お皿何処ですか?」
「あぁ皿はそこの棚の中」
「はーい」
「出来ましたよー」
「おぉ旨そうだな」
「はい先輩のお口に合うと良いのですが。召し上がってください。」
「あぁいただきます。」
「...どうですか?」
「あぁ普通に小町の次に旨いぞ」
(小町と同じくらいじゃないかよ)
(やった小町ちゃんと同じ位って先輩に思われた。あれ?)
「そうですか美味しいですか。ところで先輩。さっきから先輩の思ってることが伝わってきてるような気がするのですが...」
(やっぱり一色も気づいていたか。)
「それを話そうと思ってたんだが、あの神?もどきが言ってただろ。命を含む全てを共有するって」
「そう言えば言ってましたね。」
「つまり命の他に感情やその他諸々俺と一色は共有してるって事かもしれない。」
(嘘?それじゃぁ私の気持ちも伝わっちゃってるのかな?)
「そんなの嫌がらせじゃないですか。先輩と全てを共有なんて」
(でも先輩の気持ちも分かるってことは結衣先輩や雪ノ下先輩への感情もわかるんじゃ)
「おい、思考だだもれだぞ一色の気持ちってなんだ。俺と全てを共有してキモいってやつか?あと由比ヶ浜と雪ノ下の事は何とも思ってない。」
(全く由比ヶ浜や雪ノ下の事は今はいいだろがあいつらは関係ないんだから)
「勝手に思考読まないで下さい。キモいです。」
(あれ?本当にお二人の事何も考えてないや、ちょっと嬉しいかも)
「おい何がちょっと嬉しいんだ?それより1週間後どっち生き残るか決めないとだな」
(やっぱ一色は死にたくないよな。ならやっぱ俺が...)
「そうですね。でも先輩何も話し合わないで自分が死ねば何て考えないで下さい。」
「分かったよ。」
「それより冷めちゃうんで早く食べましょう」
「ご馳走さま」
「お粗末様でした。よっと」
「一色洗い物は俺がやるからさっさとお風呂入っちゃえ。」
「えっ?先輩もしかして私が入った後のお湯でも飲む気ですか?」
(それはそれでありかも♪)
「いや飲まないからね。俺が入る前に綺麗なお湯に入っちゃえって事だ。それと変態思考だだもれだぞ。」
(まったく...)
(本当にそんな事考えてないんだ)
「ではではお先に失礼します。」
(ふぅやっと行ったか、さてっと洗い物して、布団綺麗にしてっと、さすがに女の子を床で寝せるわけにはいかないからな)
ジャーキュカチャ
(よし片付いた。これで後は俺の寝る場所を作って)
ガラガラ
「お風呂ありがとうございました。」
「おぉじゃぁ俺も入ってくるよ」
(一色の後とか息止めて入らないと)
「先輩息止めなくても大丈夫ですよ。」
「分かったよ。それじゃ入ってくる。」
(ふぅ暖まる、それにしても何なのあれ?脱衣場なんであんな良い匂いしてんの?女の子ってあんな感じなの?小町と一つしか違わないよね?)
「まったくこれからどうするか?...」
「あぁさっぱりした。」
「あっ先輩冷たいお茶でも飲みますか?」
「いやMAXコーヒー飲むからいい。」
「またMAXコーヒーですか?糖尿になっちゃいますよ。」
(もうちょっとは身体に気を使ってくださいよね)
「分かったよ。」
(さって後は寝るところだな、ベッドは一色に使わせるから...)
「えっ?先輩何処で寝る気ですか?」
「いやその辺の床にでも」
(女の子と一緒のベッドで寝れないだろ)
「そんなんじゃ先輩風邪引いちゃいますよ。」
(いくら夏休みとは言ってもさすがに床で寝せるわけには)
「いやそんな事思ってもだな。」
「あぁーもう分かりました。ベッドは止めて床に布団引いて寝ましょう。」
(これなら先輩は断れないはず)
「分かったよ。客用の布団有るからテーブル片付けてそれで寝るよ。でも一色はベッドで寝てくれ、俺が布団で寝るから」
「それで妥協します。」
(先輩の布団で先輩の匂いに包まれて寝れるなんて)
「もう寝ていいか?どっちが生き残るかは明日以降話そう。」
「分かりました。ではではお休みなさい」
「あぁお休み」
こうして一色との不思議な7日間の1日目は終了したのだった。
いかがでしたでしょうか。
八幡と一色の不思議な7日間が始まりました。
稚拙な文章ですが最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。