八幡といろはの不思議な7日間   作:チョロ松

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漫画Half&halfを読んでいたら八幡といろはで書いてみたくなったので書いてみます。

俺ガイルはアニメしか観てないので八幡といろはの口調など表せるか不安ですが頑張って書いてみます。


プロローグ

「...ん、此処何処だ?」

「あっ先輩やっと起きたんですか?」

「あれ?一色なんで此処に?」

「もう先輩と一緒に買い物行って...あれ?」

「なんだお前も覚えてないのかよ。」

 

「はい。さっきまで覚えていたはずなんですけと。」

「まぁいいや、それよりさっさと帰ろうぜ!」

「でも先輩帰り道どっちですか?」

 

一色に言われて初めて気付いた、周りを見渡してみるとそこは一面真っ白な空間で上下左右全く解らない状態だった。

 

「...輩、ちょっと先輩。」

「あっ?悪い少し考えていた。」

「もう先輩しっかりしてください。」

「あぁ此処から帰る方法考えるか。」

「はい♪」

 

その時何処からともなく声が聞こえてきた。

『此処は生と死の狭間の世界、今からお前達は黄泉の世界へと誘われる。』

 

「はっ?」

「何言ってるんですか?」

 

『お前達二人はたった今死んだのだ。』

 

「「あっ」」

 

 

 

それは遡ること数時間前の事

その日俺と一色は都内へ買い物に来ていた、と言うより付き合わされていた。

 

「先輩遅いですー。」

「いやーあれがあれであれだったから。」

 

「はっ何言ってんですか?」

(こっわいろはすこわ)

「でっ何で遅れたんですか?」

「寝坊だよ。」

「は~そんな事だろうと思いました。」

 

「そこで今日1日私に付き合って貰いますからね。」

「はぁー分かったよ。」

 

「やけに素直ですね?」

「一色に何言っても無駄だからな、そらよりさっさと行こうぜ。」

 

「あぁ~待ってくださいせんぱーい」

そう言って一色は俺の腕を掴んできた。

 

「でっ何処行くの?」

「ハンズですよ、先輩」

 

「さっさと終わらして帰ろうぜ」

「もう遅刻した分今日はとことん付き合って貰いますからね♪」

 

その時

パーパーパー

トラックがこちらに向かってきてそこで意識を無くした。

 

 

 

 

「思い出した。」

「そう言えば私達トラックに...」

「そうだな」

 

「ってちょっと待ってください、私まだ死にたくありませんよ。」

「俺だってそうだ。」

 

『...ならばどちらか一人生きることを許そう。』

「はっ?一人?なら先輩私生き残ります。」

「待て俺だって戸塚とか戸塚とか小町を置いて死ねないよ。」

「それ戸塚先輩と小町ちゃんしか居ないじゃないですか。」

「戸塚と小町は絶対だ。」

「はぁー相変わらずのシスコンホモでキモいです。」

「おい」

 

『ならば7日の猶予を与えよう。

7日の間にどちらが生き残るのか二人で話し合い決めよ。

7日後までお前達は命を含む全てを共有するものとする。

くれぐれも互いの傍を離れないように。』

 

その瞬間目の前が光再び目を開けるとそこは朝の待ち合わせした公園だった。

 

「あれ?此処は朝の公園?」

「そうみたいだな。」

「一体さっきのは?」

「さぁわからんな、何か疲れたから帰ろうぜ。」

「あっ先輩待ってくだ...痛」

 

「うわ痛、なんだこれ?」

「もしかして」

一色が近付いてきて痛みが収まった。

 

「やっぱり」

「えっどゆこと?」

「つまりです。先輩、私達は確かに事故にあって死んで1週間離れず生活してどちらかが生き残るのか話し合えって話が本当だったって事です。」

「マジ?」

「マジです。」

 

「はぁーとりあえずこれからどうする?」

「そうですね~、とりあえず先輩の家に行きましょう。」

「はっ?俺の家?」

「ですです。それとも先輩は女の子の部屋でも覗く趣味があるのですか?」

「別に一色の部屋に興味なんて無いよ。」

 

「それはそれで」ボソ

「何か言ったか?」

 

「いえ何も、早く行きましょう。」

「はぁー分かったよ。」

 

 

こうして一色との謎の共同生活が始まるのだった。

 




初めまして、読んでいただきありがとうございます。
一生より長い1週間の不思議物語
生理的時間を上手く書いていければと思います。

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