約五ヶ月ぶりですね!!時の流れは早い!!
......本当に待たせてしまい申し訳ない。
とりあえず、続きです。どうぞ。
俺達が始まりの町を出て既に1ヶ月が経つ。流石に信じたくなかったが、既に千人以上がゲームから退場...もとい死んでしまった。黒鉄宮と呼ばれるこの世界の監獄の前にある生命の碑、それに刻まれたプレイヤーネームの上に横線が引かれてしまったのだ。幸い俺の仲間や知り合いからは誰も犠牲者は出ていない。
「....まぁ、こんなもんか」
目の前でポリゴンとなって霧散するモンスターを眺めながら俺は剣を納刀した。第一層の最後の町《トールバーナ》から少し離れた狩り場に潜って既に二時間。狩ったモンスターは雑魚を100体、エリアボスを一体。おかげでレベルも1つ上がった。ちょっとやり過ぎた感も否めないが、俺は気にせず帰路につく。とりあえず、あのエリアボスの情報はアルゴに教えておこう。それと、次からはキリトにもついてきてもらおう。危うく死にかけた.....。
そして、今、俺の周りにはユキノもコマチもイロハスもいない。それは何故かって?
....今が深夜の2時過ぎだからだ。
アイテムと情報の整理に没頭していたら日付を跨いでしまっていたのだ。その後、なかなか寝付けなかった俺はせっかくだし少しレベリングしようと他の皆にバレないようにこっそりと宿を抜け出した。そして、店で安い剣を数本とポーション、暗がりを照らすための松明を買って、迷宮区周辺の森のエリアに来たというわけだ。
恐らくさっきのエリアボスはこの時間帯限定だろう。第一層にしては結構強かった上に昼にキリト達と来たときには遭遇しなかった敵だ。出現条件がソロで戦うことでない限り恐らく間違いない。これもアルゴに教えとかないとな...。
先程の《ザ・ビギニングゴースト》という、いかにもな名前と姿だったエリアボスのドロップアイテム、《ゴーストケープ》を装備しながら思慮に耽る。ちょっと見た目はあれだが、気にしないでおこう。この装備は隠密と敏捷値に僅かだが上昇効果がある。俺の元々の隠密のレベルを考えると、もうこの辺りのモンスターには攻撃でもしない限り気づかれる事はない....かもしれない。
試しに近くにいた《ダイアー・ウルフ》とかいう狼のモンスターに手を振ってみたが気づかれることはなかった。物音をたてても反応はするが、見つかることはなかった。
その後も様々な悪戯をしてモンスターをおちょくって楽しんでいた。そして、俺は何を血迷ったのか後にして考えると馬鹿な行動を取ってしまった。深夜テンションとかいう奴の存在のせいだろう。狼にしては妙にフワフワした毛並みに目がいってしまったのだ。
あの毛を思う存分撫で回したら気持ちいいだろうな。....やっても良いよね?いや、やる。
決断を下してからの俺の行動は速かった。もしかしたら家に置いてきてしまった愛猫のカマクラの触り心地が恋しくなっていたのかもしれない。
俺は素早く《ダイアー・ウルフ》の背後に忍び寄って、第一層ではかなり希少な麻痺ナイフを使用した。首もとにザクッとさしこむと、カーソルの上に稲妻のエフェクトが表示される。麻痺状態になった証だ。
パリィンと音をたてて麻痺ナイフは砕け、俺は手を伸ばした。
「おぉ.....」
予想通りの素晴らしい毛並みだ。これを布団にしたらさぞ寝心地の良い布団が出来るだろう。誰か作ってくれないだろうか。
暫くモフモフしながら堪能していると、麻痺状態を示すエフェクトが点滅し始めた。もうすぐで効果が切れる合図だ。
.....名残惜しいが仕方ないな。そして、俺が手を離そうとした瞬間背後から声が聞こえてきた。
「何してるんだハチ?」
「なっ!?」
背後から聞こえた最近すっかり聞きなれた声に反応して悲鳴を上げてしまった。キリトじゃ無かったら斬りかかってたぞ。
剣に伸びかけた腕を下ろして、俺はホッと息をついた。ホント勘弁してほしい。時間が時間だからSAOの中とはいえ、そういう類いかと思ってしまった。
文句を言おうと後ろに顔を向けようとした瞬間、眼前に《ダイアー・ウルフ》の牙が迫ってきた。それを俺は体を捻ってかわし、転がりながら更なる追撃をかわす。そして、起き上がると同時にソードスキルで反撃しようとすると、キリトが先にソードスキルで葬り、音をたてながらポリゴン片が霧散した。
「....で、何してたんだ?」
キリトめ。随分と悪い笑顔をするじゃないか。表情から察するに、恐らく現場を見られてしまったのだろう。
新たな黒歴史誕生の瞬間だ。穴が有ったら入りたい。そして消えたい。
心の中で『死にたい!!死にたいよぉぉぉぉ!!』と叫びつつ、俺はどうにか誤魔化そうと口を開く。
「あれだ....あれがあれであれしてたんだよ」
駄目だ。自分でも何言ってるのかわからん。
材木座の小説あげるから誰か助けて...誰も居ないか....
死にたい
「毛を触ってたのか?」
......ジーザス!!
「.....モフモフしたかったのか?」
「.....真実を知りたければ歩く死神でも呼ん━━
「アルゴ」
「いくらだ?」
キリトがスッと手を差し出し、その上に俺はコルの入った袋を落とした。誰でも自分の名誉は守りたいものだ。
「あと2000だな」
「ぐっ...」
◇
キリトとの商談を終え、俺達は一緒に宿まで戻り始めた。
帰り道の途中にあるセーフティーエリアと呼ばれる、モンスターが入れない安全地帯。そこで寝ていたどっかのバカを運搬しながらだが。
いや、マジで驚いた。何か居ると思って松明で照らしたらプレイヤーだったんだから。おかげでまた悲鳴を上げそうになった。
まぁ、それは置いといて....
「さっきから言おうと思ってたんだが、流石にその運び方は酷くないか?」
「しょ、しょうがないだろ!俺でも持ち上げられないんだから!」
キリトは言葉に詰まりながらも自分は悪くないと主張する。
しかし、深夜2時という時刻。携帯寝袋に詰め込まれたフードのプレイヤー。それをズリズリと引きずるキリト。そして、その周りを剣を持ちながら警戒する俺。
....事案ですね。
この世界に警察がいないことに感謝だ。
しかし、いくら安全地帯とはいえPKされる可能性は十分にあるのに、そこで熟睡するとはこのプレイヤーは一体どんな神経をしているのだろうか。流石にPKなんて事する奴は居ないとは思うが念のために町に連れていくことにした。
このまま放置したせいで、このプレイヤーが死んでしまったら寝覚めが悪いからな。これを聞いたキリトには相変わらず捻くれてるなと言われたが。しかし、文句も言わずに手伝ってくれるキリトはお人好しだな。いつかその優しさが仇にならないといいが.....。
そして、誰にも見つからずトールバーナにたどり着いた俺達は、フードのプレイヤーのために空き部屋のある宿に一泊分のコルを払って部屋のベットの上に投げ捨てた。投げ捨てた、というのは俺よりも筋力値の高いキリトでも持ち上げる事ができなかったのだから仕方ない。
よって、最後に聞こえた『ぐぎゅっ』とかいう呻き声も仕方なかったのだ。
「さ、俺達も帰ろう」
「そうだな」
一応『もうあんなところで寝るな』と書き置きを残して、俺達も自分の宿に向かった。
◇
翌日、寝不足な体を無理矢理起こしつつ目を覚ました。
寝起き特有の体の重さまで再現しているとは流石は茅場晶彦だな。恐れ入った。
腕を伸ばして体をほぐしていると、眼前にメッセージの通知が表示された。どうせユキノ達からの早く来いとかの命令だろう。少し寝過ごしたし。
「差出人は....アルゴか」
予想と違ったその名前に眠気は消し飛び俺は身構えた。こいつからのメッセージは大体教えてくれと頼んだ情報が主だ。しかし、今は特に頼んでいる依頼はない。ということは、このメッセージは向こうからの商談ということだ。キリトがベータ時代に何度かぼったくられたことを考えると、内容を十分に審査する必要がある。情報は信頼できるが、物の売買となるとずる賢いからな。
慣れた手つきでカーソルを操作し、アルゴから送られてきたメッセージを開く。
『久し振りだなハッチ。いきなりだけど、今まで無料で提供してくれた情報の見返りとして通常1000コルのガイドブック、しかもその最新版を500コルで提供してやるヨ。半額だぞ?』
バカな.....半額だと.....!!.....アルゴだぞ....?あの、アルゴだぞ!?
少し、いや、かなり怪しいが、キリトに金を搾り取られた俺にとっては暁光だった。すぐにアルゴに『別に気にするな。あと買う』と返信してベットから降りて窓から外を見上げる。今日の天気は快晴。絶好の昼寝日和だ。今日は朝から運が良いのかもしれない。
まぁ、今日は遂に第一層ボス攻略会議が開かれるから昼寝はできないし、この世界の天候はカーディナルシステムによって決められているのだが。
随分と、このゲームに思考が毒されたな、と苦笑いしつつ宿の扉を開ける。すると、既にアルゴが待ち構えていた。
.....何処から湧いてきやがった。
「おはようハッチ。で、500コル」
「会って二言目が金の催促ってどうかと思うぞ?」
この金の亡者め。
文句を言いつつも俺は差し出された手に500コルを置く。もはやこのやり取りは恒例化しつつあるから慣れたものだ。アルゴは金をストレージにしまうとガイドブックをストレージから取り出して俺に渡す。軽くパラパラと捲ると、地図にアイテム、モンスターにクエストなど様々な情報がビッシリと書いてあった。
「相変わらずの良い仕事ぶりだな」
「プレイヤーの命に関わる事だからな。少し気合いを入れたゼ?」
アルゴの言葉通り、確かに気合いが入っている。これがたったの500コルとはな。回復ポーション数個分と考えると考えものだが、それ以上の価値は十分にあるだろう。ベータテスター以外にとってはそれ以上の価値があるに違いない。
「ま、お疲れ様」
「ハッチが....人をねぎらった...?」
「おい」
「ニャハハ、冗談に決まってるだろ。そんなに睨むとイケメンが台無しだぞ?」
「はぁ...お前と話してると調子が狂う」
「誉め言葉だな」
「どこがだよ」
「全部?」
「あ、そう」
「急になげやりになったな。そうだ。あの件なんだけど向こうが額をつり上げてきたゾ?」
「まだ諦めてねぇのかよ...」
あからさまに俺が顔をしかめると、アルゴは苦笑いする。
あの件、というのは俺の所有する強化済みのアニール・ブレードの買い取り依頼だ。前も断ったのだが、随分と執着心の強いプレイヤーが交渉相手のようだ。
「その様子だと売る気は無さそうだな」
「あぁ。いい加減諦める様に言っておいてくれ。流石に鬱陶しい」
「分かった。じゃ、オレっちはもう行くよ。ハッチも攻略会議遅れるなよ?」
「おう」
俺の返事を聞くとアルゴは町の中へと消えていった。そして、俺はガイドブックを半額で買ったことで上機嫌になりつつ、キリト達との待ち合わせ場所。
第一層ボス攻略会議の会場へと足を向けた。
◇
会場に着くと、既にそれなりの人数のプレイヤー達が集まっていた。思っていたよりは人が集まっている。48人のフルレイドを作れるかは微妙だが、これならボスもどうにか出来るだろう。第一層のボスは無茶をしなければ十分に勝てる敵だったはずだ。
周りを見渡してキリト達の近くまで行くとユキノが俺に気づく。
「遅い」
「すまん。布団の温もりには勝てなかった」
本当はアルゴと話しててギリギリになったのだが一々言う必要はないだろう。
座りながら答えると再びユキノが口を開くが、それを遮るように良く通る声が会場に響いた。
「みんな今日は集まってくれてありがとう!!」
「....ん?」
妙に聞き覚えのある声が攻略会議の司会である青髪のプレイヤーから放たれた。それと、同時に会場のプレイヤー達の視線が司会のプレイヤーへと注がれる。しかし、俺を含めたキリト達の視線は他のプレイヤーへと向かった。
「そんなに見られても困るのだが...」
俺達の視線を一身に受けたヨシテル(材木座)はビクッと体を震わせた。
.....気のせいか?ヨシテルとディアベルの声が全く同じに聞こえたんだが。
もう一度良く聞こうと耳を傾けると再び司会のプレイヤーが口を開いた。
「俺の名前はディアベル!職業は気持ち的にナイトやってます!」
....ヤベェ。有り得ないぐらい似てる。そして、こいつリア充だ。何だあの自己紹介。悲しいが孤独を愛するボッチの俺には思い付きもしないし、思いついても後から死ぬほど後悔するレベルの発言だ。
というか俺が言ったら『は?あんた何いってんの?』とか『バカじゃないの?』とか言われて即撃沈すること間違いなしだろう。
自分で想像しといてあれだが俺可哀想.....。
だが、この時、俺は気がついていなかった。
この時、すぐそばにもっと可哀想な人物が居ることに。
「我と同じ声なのに......リア充....だと.....!!しかも、イケメンで痩せている......完全に我の上位互換ではないか.....爆ぜろリア充....爆ぜろイケメン。爆ぜ━━━」
Oh.............。
負のオーラを撒き散らしながら呪詛の様に何かをブツブツと呟くヨシテルに俺達だけでなく他の見ず知らずのプレイヤー達も距離を取る。
.....金はやれんが同情するぞヨシテル。
「お兄ちゃん。あれ大丈夫なの?」
コマチよ....。せめて名前で呼んであげてくれ。あれでもヨシテルという立派な名前が有るんだから。たとえ、怨念と怨嗟と憎悪にまみれてても。
「ちょっとしたアイデンティティクライシスだから大丈夫だ。.....たぶん」
「それ、本当にたぶんですよね」
「ヨシテルの周りに嫉妬の炎が見えるぞ」
「彼はゴキブリ並にしぶといメンタルを持ちあわせているから大丈夫よ.....」
◇
その後、何故会場が騒がしくなったのか知りもしないディアベルは手を叩いて静寂を促す。慌ててプレイヤー達は口をつぐみ会場が再び静かになり、本題であるボス攻略会議へと話が移ろうとしたその時、事件は起こった。
「ちょお待ってんか、ナイトはん!!」
ディアベルとヨシテルの声とは正反対のだみ声と共に、そいつはやって来た。
階段をワッセワッセと飛び降りながらディアベルの近くに着地する。
...随分と特徴的な頭をしていらっしゃるプレイヤーだ。
「イガグリか」
「いえ、あれはサボテンね」
「モヤっとボ◯ルじゃないか?」
俺達の声が聞こえたのかイガグリ(仮)が俺達の方を睨む。慌てて俺とキリトとユキノが顔を逸らすと、直ぐにイガグリ(仮)は元の方向に向き直った。どうやら会話の内容までは聞き取れなかったようだ。
イガグリは一度咳払いをすると、気を取り直して会場を見渡し、声を張り上げる。
「ワイはキバオウってもんや。会議に入る前に一つ言っとかなアカン事がある!!」
「....それは何かな?キバオウさん」
キバオウはディアベルの質問に鼻を鳴らすと、会場全体を見渡しながら言う。
「決まっとるやろ!!こん中に、今まで死んでった2000人に詫び入れなアカン奴が居るハズや!!」
キバオウの叫びに会場が一気に不穏な空気に包まれた。
あぁ....この流れはマズイ。その対象に察しがついた分、余計に頭を抱えたい衝動に駆られる。出来れば今すぐにここから離れたい。いつもの俺なら、この時点で今後の不利益を回避するため、何らかの行動を起こしていただろう。
だが、今の俺にはそれをする能力は有っても資格はない。
心が形容しがたい何かに締め付けられる様に感じる。
しかし、状況は更に俺達にとって過酷な物に変わっていく。
「キバオウさん。それはベータテスター達....の事をいっているのかな?」
ディアベルの質問に勢いを得たかの様にキバオウは更に声を張り上げる。
「せや!このクソゲームが始まった瞬間、やつらは始まりの町で右往左往するワシらを置いてった挙げ句に、クエストやらアイテムをぎょーさん独占して自分等だけ強くなりよった!!」
徐々に憎悪の籠ったような声に変わっていくキバオウの声。それに比例して、会議に出ている内の大多数が拳を強く握りしめ、顔を歪ませる。
そんな中、キリトは俯いて肩を震わせ、俺は目を閉じていた。
....本当に最悪の展開だ。幸い、まだ感化されていないのか、誰もキバオウに賛同して騒ぎだすやつは居ない。今の内に事態を終息しないと本当にマズイことになる。
自らの保身なんて関係ない。もし、ここでベータテスターを前線から排斥して何になるんだ。貴重な戦力を失うだけで、大した利益は生まれない。むしろ、今後の攻略に尋常じゃない遅れをきたす可能性がある。
あまりにもデメリットのほうがでかい。
.....やるしかないのか。
もうしないと誓ったんだがな....あんなやり方は....。脳裏に嫌な記憶がちらつく。
本物を求めて.....考えて.....守ろうとして.....大切な者や場所を傷つけた過去の記憶が。
「そいつらに今まで貯めてきた金やアイテムを吐き出して土下座でも何でもしてもらわな、同じパーティーメンバーとして命は預かれんし預けれん!!せやろ!!」
......決まりだな。
俺はベータテスターで本来ならここでとやかく物申す資格はない。だが、資格がないベータテスターだからこそ出来ることもある。この現状を打破するために出来ることが。
俺は目を開いてキバオウの姿を見据えた。
「お「発言いいか?」
「な、なんや!?」
....先越された。まぁ、あの黒人っぽいプレイヤーがどうにかしてくれるなら有難い。あげかけた腰を下ろして俺は口を閉じる。
「俺の名前はエギルだ。キバオウさん。あんたの言いたいことは━━━」
.....ん?....あれ?....何かおかしい。
エギルとかいうプレイヤーの声と姿が遠ざかっていく。背中に階段の角がガツガツと当たっているのを感じる。それと同時にさっきから装備している《ゴーストケープ》が引っ張られるのも感じる。
「あの...何で俺は引きずられてるんですかね」
「黙りなさい」
「.....すまん」
「分かっているなら大人しく引きずられなさい」
「いや、俺にも二本の足がある訳で....」
「何か言ったかしら?」
「いや.....何でもない」
会議から遠ざかる俺を不思議そうな顔で見つめるキリト達に苦笑いを返して、ズリズリと引きずられながら俺は町中に姿を消した。
「あのフードのプレイヤーはこんな感じだったんだな.....」
「.....その件についても詳しく聞きましょうか」
読んで下さってありがとうございます!!
実は材木座の所のネタが思い浮かばず放置してしまいました。
待たせてしまいすいませんでした!!