学戦都市でぼっちは動く   作:ユンケ

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比企谷八幡は娘と一緒に街に出る

日曜日。それは休日と呼ばれ、基本的に仕事がない日である。偶に上司から呼ばれるとイラッとするが、呼ばれない時は最高の日である。何せ完全な自由があるのだから。

 

そんな中、俺が何をしているのかと言うと……

 

 

 

 

「よーし茨。そろそろ飯を食おうぜ」

 

「はい!お父様!」

 

愛娘の茨と一緒に街に出て遊んでいます。茨は俺の手を握りながら楽しそうな表情を浮かべている。

 

現在俺は茨と2人きりだ。本来なら茨の母であるノエルを始め同伴者がいるが、シルヴィとノエルは上司から急な呼び出しを受けて、オーフェリアは元々ユリスと遊ぶ予定があったので必然的に茨と2人きりになった。

 

(まあ偶には娘と2人きりってのも悪くないけどな)

 

そう思いながら茨の手を引っ張りながら商業エリアを歩いていると、前方にある店のドアが開いたかと思えば……

 

 

「むっ?八幡!八幡ではないか!久しいのう!」

 

若い女性がジジイ言葉を口にしながら笑顔を浮かべてこちらに寄ってくる。知り合いではあまるが余り関わりたくない人間である。

 

「……ああ、そうだな星露」

 

彼女は范星露。6歳の頃からアスタリスク最強と言われていて生きる伝説たる『万有天羅』の二つ名を持つ女性である。俺が学生の頃は完全に幼女だったが、今は女性らしい姿と見た目は大きく変わっている。

 

界龍第七学院を卒業した後は初代と二代目と同じように教職に就いていて、俺の娘の1人も星露から教えを受けている。

 

「そうじゃろうな。お主が統合企業財体で働き、儂が教職に就いてからは殆ど会ってないのう……それよりそこにいるお主の娘、茨じゃったか?竜胆同様に素晴らしい香りを放ちよる。是非とも味わってみたいのう」

 

言いながら星露の目は俺から茨に移る。餓狼のような雰囲気を醸し出していて、今にも茨を食べてしまいそうだ。周囲の人間は星露の醸し出す圧倒的なプレッシャーに逃げたり腰を抜かしたりしている。

 

しかし当の茨はと言うと……

 

「申し訳ありませんがガラードワースは公式序列戦以外での戦いは禁じられております。会長たる私が率先して破る訳には参りません」

 

全くプレッシャーに臆することなく頭を下げて断りを入れる。流石俺の娘だけあって全く気圧されていない。

 

「むぅ……相変わらずガラードワースの面々は頭が固いのう」

 

星露は不服有り気に頬を膨らませる。星露の事を何も知らない人間ならクソ可愛く見える仕草だが、星露の実力を知っている俺からしたら全く可愛くない。

 

「おまけに八幡とは戦えないし……」

 

星露は不満そうに俺を見るが、俺は星露と戦うつもりはない。何故なら……

 

 

「あのな……俺とお前が戦うのは星武憲章違反だからな?」

 

星武憲章とは簡単に言うとアスタリスクにある法律で、その中で『比企谷八幡と范星露はアスタリスクで戦う事を禁止する』という項目がある。

 

何故こんな項目があるのかというと今から17年前、俺が大学3年の時の話だ。俺は3回目すなわち最後王竜星武祭に参加して決勝で星露とぶつかることになった。

 

 

 

 

 

 

 

結果は試合中止。勝ちでも負けでも引き分けでもなく試合中止だ。

 

試合は自分で言うのもアレだがあの試合は本当に激戦だった。俺は完全に極めた影神の終焉神装を纏い、星露は初代万有天羅が残した至高の仙具を惜しげなく使用してぶつかり合った。

 

その際に俺達がぶつかり合う度に周囲に地震が生まれ、最終的には防護フィールドが壊れるという事態になった。

 

壊れた瞬間に試合中止を言われ、観客は全員無事に避難出来たが、その直後、俺と星露の激突が生み出したダメージがシリウスドームをゆっくり、それでありながら確実に崩壊へと導いた。

 

それによってその時の王竜星武祭は優勝者無しという形で幕を閉じた。再戦するのかという意見も出たが、運営委員は『次は犠牲者が出るかもしれない』と判断して再戦を認めず、俺と星露が戦うのを禁止するという星武憲章を追加したのだった。

 

星露だけなら星武憲章なんてシカトすると思うが、俺はシルヴィ達に迷惑を掛けたくないので星露と戦うつもりはない。

 

「そうじゃのう。お主は戦う気がないし、実に惜しい。あの時の戦いは今でも夢に見ると言うのに……」

 

星露は本当に残念そうに呻く。まあ俺もあの時は中途半端な結果だったし不満がない訳じゃない。しかし法律を無視して家族に迷惑をかけてまではやりたいないのが本音だ。

 

「諦めろ。というか俺じゃなくても今の星脈世代はかなり豊作だろ?」

 

前シーズンの王竜星武祭なんて本戦に参加した選手32人の内15人が壁を越えた人間だったし。最盛期のオーフェリアや星露クラスの人間は居ないが星露が本気を出しても潰れない人間は比較的いるし、俺と遊べないならそっちと遊べば良い。

 

「そうじゃのう……儂も長い間生きておるが、ここ最近は儂や八幡が学生の頃と同じくらい豊作じゃからのう」

 

「まあな。そういや竜胆は元気にやってるか?」

 

竜胆は俺とシルヴィの娘でクインヴェールに通う歌奈の双子の姉にして、界龍の序列1位と生徒会長を兼任している。

 

とはいえ黄辰殿の扉を開けてないので万有天羅の名は持っておらず、万有天羅の称号は星露が卒業しても尚持っているのだ。

 

「うむ。生徒会長故に忙しいが、暇が出来れば即座に儂に挑みに来ておる。3日に1回のペースじゃが、最近の儂にとって1番の楽しみじゃ」

 

「お姉様……界龍に入ってますます戦い好きになってしまったようですね……」

 

茨が乾いた笑みを浮かべる。竜胆は昔からバトルジャンキーだったが、界龍に入ってますます顕著になったようだ。こりゃ次に会った時は間違いなく勝負を仕掛けてくるだろうな。星露と関わった奴は基本的にバトルジャンキーになるし。

 

そんなことを考えていると……

 

「む、そろそろ時間じゃから儂は帰る。八幡仕方ないとして茨よ、ガラードワースを卒業したら是非とも儂と戦おうぞ」

 

星露はそう言ってから去っていった。星露の場合俺みたいに教師以外に統合企業財体と繋がりがあるのでそれ関係だろう。

 

(しっかし星露の奴、ガラードワースの生徒に卒業した後に勝負を挑むのは相変わらずだな)

 

ノエルやアーネストさんも卒業してから星露に挑まれていたし、奴の戦闘狂っぷりは死ぬまで治らないだろう。

「さて……んじゃ話を戻して飯を食いに行くが、マジで星露と勝負すんなよ」

 

「わかっていますお父様」

 

「なら良い」

 

言いながら俺はノエルと手を繋いだままカフェ『マコンド』に入る。学生時代からしょっちゅう通っているが、今でも気に入ってる店だ。

 

「いらっしゃーい……って、比企谷さんじゃないですか!随分と久しぶりですね!」

 

言いながら俺に話しかけてくる眼鏡の女性はチェルシー。元々クインヴェールの学生で美奈兎の友人。今は店長だが、学生時代には『マコンド』でバイトをしていたので俺とも長い付き合いだ。

 

「最近仕事が忙しいかったんだよ。一応クインヴェールの教え子にはこの店勧めてるからそれで許せ」

 

「あー、だから最近クインヴェールの学生の数が増えたんですか。納得です……っと、それじゃあ好きな席にどうぞ」

 

「あいよ」

 

言いながら俺は迷わずレジから一番離れた四隅の席に座る。この席は初めてチーム・赫夜のメンバーと『マコンド』でミーティングをした席だ。そこに座ると昔の事が頭の中に浮かんでくる。

 

(懐かしいな。昔はどう獅鷲星武祭を制するかを考えながら閉店直前までミーティングをしていたな)

 

ミーティングが終わってからは凄く疲れたが、気持ちの良い疲れだったし、ミーティングをしているときは結構楽しかったのが本音だ。そんな俺は今、娘を連れて飯を食おうとしているのだ。時が経つと色々なモノが変わる事を改めて理解するのだった。

 

そんな事を考えながらメニューを開いて注文しようとした時だった。

 

 

 

 

「八幡に茨?偶然ね」

 

いきなりそんな声が聞こえたので顔を上げるとオーフェリアと、今日オーフェリアと遊ぶ約束をしていた天霧・R・ユリスがいた。

 

「奇遇ですねオーフェリアおば様。ユリス様もお久しぶりです」

 

茨がユリスに丁寧に頭を下げる、ユリスも茨に会釈をする。茨は基本的に他人を様付けで呼ぶが、立場的に義理の母であるオーフェリアとシルヴィの事はおば様付けで呼ぶ。

 

「そうだな。最後に会ったのは小学校卒業以来だな。相席してもいいか?」

 

「もちろんだ。お前は日頃オーフェリアを助けているらしいからな。邪険にするつもりはない」

 

ユリスは王女だが、国王については兄が就いているので式典が行われる時以外はアスタリスクでオーフェリアと一緒に花屋をやっている。そしてオーフェリアはユリスに対する感謝をしょっちゅう口にしている。

 

古い付き合いだけでなく妻を助ける人間を邪険にするつもりは俺の中には毛頭ない。

 

「そうか。では遠慮なく」

 

言いながら2人が目の前に座ってメニューを開いてから暫くして定員さんを呼んで各々料理を注文する。その際に見覚えのない店員(多分新人)が驚いた顔をしていたが仕方ないだろう。

 

何せ……

 

俺→元レヴォルフ序列2位にして初代世界の歌姫の恋人

 

オーフェリア→元レヴォルフ序列1位にして王竜星武祭二連覇

 

茨→現ガラードワース序列1位にして生徒会長

 

ユリス→鳳凰星武祭と獅鷲星武祭優勝者にして正真正銘の王女

 

なのだ。そんな4人が普通のカフェに来ているんだ。俺も店員の立場なら間違いなくビビる自信があるからな。

 

 

 

 

 

 

「ほうほう……相変わらず綾斗の野郎は忙しいみたいだな」

 

俺達は料理を食べながら他愛無い雑談をする。

 

「全くだ。就いてる仕事が仕事だから仕方ないと言えばそれまでだが……」

 

「偶には綾斗と乳繰り合いたい、と?」

 

「ぶぶっ!げ、下品な言い方を止めろ!」

 

「そ、そうですよお父様!はしたないです!」

 

ユリスと茨に怒られる。まあ真面目な2人からしたら乳繰り合うなんて言葉は御法度だろうな。

 

「でも八幡の言ってる事は間違ってはいないでしょ、ユリス」

 

「オーフェリア!……いや、まあ興味わけじゃないが……」

 

「お前結婚したのにまだツンデレやってんのかよ?」

 

「ツンデレって言うな!」

 

ユリスは俺に怒鳴ってくるが、お前絶対にツンデレだからな。結婚したんだし素直になれよ。オーフェリアとシルヴィなんて結婚する前から堂々と抱くように要求していたぞ?ノエルは恥じらいながらだけど。

 

「まあ良いじゃない。家にいる時はラブラブしてるんでしょう?」

 

「いや、まあ……確かにそうだが……最近じゃ小町の奴も綾斗にアプローチをかけていて気が気じゃないんだ……」

 

あー、まあ確かに小町はまだ結婚してないからな。36になって結婚してないなら焦るのも仕方ないだろう。

 

(でもヘルガさんは独身のまま警備隊を引退したし、平塚先生も50過ぎだけど結婚してないからなぁ……いや、結婚しないと出来ないじゃ意味が違うか)

 

小町の場合、容姿のレベルは高いし結婚出来てもおかしくないんだがなぁ……

 

「ま、良いんじゃねぇの?綾斗もハーレム築いてるんだし、今更1人や2人増えても変わんないだろ?」

 

綾斗も色々あって(主に俺の後押し)、複数の女性と結婚している。今も職業柄モテるし妻が増える可能性も充分にあるだろう。

 

「いや、まあそうだが……これ以上綾斗に妻が増えるのは、嫌なんだ……」

 

ユリスは顔を赤くしてモジモジしながら髪を弄る。ユリスは三十代後半だがオーフェリアやシルヴィ、ノエル同様二十代にも見えるので凄く可愛く見える

 

「おっ、ここでツンデレのデレが出たな」

 

「だからツンデレと言うな!」

 

「良いじゃないユリス。可愛いわよ」

 

「顔が笑ってるぞ!ええい!私をからかって楽しいか?!」

 

「「当然」」

 

「そこでハモるな!」

 

ユリスは顔を赤くしながらギャーギャー騒ぎ出す。うん、やっぱりお前は昔からそうだったが、弄られ属性があるな。

 

「お父様もおば様も楽しそうですね……」

 

茨が苦笑いしながらそう言ってくるが、人をからかうのは楽しいぞ?まあ茨はクソ真面目だからしないと思うけど。

 

そんな事を考えながら茨の頭を撫でると、茨はくすぐったそうに目を細めて小さく身をよじる。やっぱり俺の子供はクソ可愛い。早く歌奈や翔子や竜胆とも会いたいものだ。

 

それから俺とオーフェリアは茨が止めるまでユリスをからかい続けた。久しぶりに騒がしい食事をしたが悪くない時間だった。

 

 

 

 

 

 

 

それから4時間後……

 

「んじゃあな茨。また来週来いよ」

 

飯を食ってから俺達は4人で色々と周り、夕方になって聖ガラードワース学園まで茨を送っていた。本当は今日も一緒に寝たかったが茨は明日から学校だから仕方ない。俺の家はガラードワースから離れてるし。

 

「はい!ではお父様もおば様もユリス様もお元気で!」

 

茨は頭を下げてからガラードワースの校門をくぐった。俺はそんな茨の背中を見ていると校舎からスーツ姿のノエルが出てきた。ノエルは茨と何か話したかと思えば、そのまま校門を出て俺達の方にやって来る。

 

「ようノエル。仕事は終わったのか?」

 

「はい。八幡さん達は茨ちゃんを送ったということは今から帰るんですよね?一緒に帰っても良いですか?」

 

「もちろんだ。あ、その前にユリスを送るわ」

 

「ん?いや、私は綾斗と外で飯を食うから大丈夫だ」

 

「そうか。じゃあわかった。気をつけてな」

 

「またねユリス。今日は楽しかった」

 

「次会うとしたら女子会をする時、ですかね?」

 

「だろうな。ではまたな」

 

ユリスはそう言ってから綾斗が勤務する警備隊本部がある方向に歩いて行った。ユリスが見えなくなるまで見送った俺は左右にいるオーフェリアとノエルに話しかける。

 

「じゃあ帰ろうか」

 

「はい……あ、その前に……」

 

ノエルはそう言ってから俺に近寄り……

 

 

「ただいま……」

 

ちゅっ……

 

そのまま唇にキスをしてくる。キスを受けた俺は愛おしく思いながらキスを返す。

 

「おかえり。続きは帰ってからな」

 

「っ……はい!」

 

「八幡、私ともキスして」

 

「はいよ……んっ」

 

「ちゅっ……んんっ」

 

おぬだりをするオーフェリアにノエルと同じようにキスをする。もう街中でもキスをする事を当然と思ってしまっている自分が恐ろし過ぎる。

 

「さ、帰ろうか。今日はシルヴィは遅いみたいだし3人で飯を作って労ってやろうぜ」

 

シルヴィは星武祭の運営委員でもう直ぐ鳳凰星武祭が近いとあって帰りは遅いからな。

 

俺の意見に対して2人は……

 

「「ええ(はい)」」

 

頷きながら俺の腕に抱きついてくるので、俺達3人は自宅に帰った。

 

 

 

そして3人で一緒に夕飯を作ってからシルヴィが帰ってくるまで3人でキスをしまくって、シルヴィが帰ってきたら4人で飯を食べて、4人でキスをしながら風呂に入って、夜ベッドの上で4人で身体を重ねたのだった。

 

気が付いた時には夜2時を過ぎて全員一糸纏わぬ姿であったのは言うまでもなく、終わった後も幸せだったのも言うまでもないだろう。

 

 

 

 

 

しかしこの時の俺はまだ知らなかった。

 

 

 

 

「……比企谷……俺達を不幸な目に遭わせた罰はお前の命で償って貰うぞ」

 

俺達の幸せな日々にちょっかいを入れる人間がいるという事を。




登場人物紹介

比企谷茨 (13)

聖ガラードワース学園所属序列1位兼生徒会長

二つ名 聖女

八幡とノエルの娘。母親が所属していたガラードワースに入学。入学して最初の序列戦で13位に、2回目の序列戦で1位になるなど、アーネストと同じ結果を出した。

所有煌式武装はレイピア型煌式武装。魔女でもなく純星煌式武装持ちでないが圧倒的に強く、それでありながら美しい剣技と八幡から習った体術で他を寄せ付けない。

ファザコンでありマザコン。

基本的に八幡とノエルが最優先。生徒会長に就任した時の第一声が「お父様とお母様の娘として恥ずかしくない結果を出してみせます」

小学校の卒業アルバムの将来の夢を書く欄には「お母様のように強く、聡明な、優しい女性になってお父様のように強く、格好良く、甘えさせてくれる男性と付き合う事」と書くほど。

八幡にならファーストキスと純潔を捧げても構わないと思っている。

八幡とノエルを侮辱する人間は全て敵と考えている。

生徒会長になって以降、クラスメイトの男子が八幡のことを「複数の女性を侍らせる屑」と言ったのを聞いた際は、頭に血が上り生徒会長権限で至聖公会議を使って抹殺しようと本気で考えた。(後に冷静になって止めた)




范星露(31) *戸籍上は31歳だが実年齢は1000歳を超える

界龍第七学院講師

三代目万有天羅で現アスタリスク最強。学生時代から変わらず強者との戦いを望む戦闘狂。

14歳の時に范星露としては初めて王竜星武祭に参加。決勝まで無傷で勝ち上がり、決勝で八幡と激突。お互いに持てる力を全てぶつけ合った結果、ドームを崩壊させて長い星武祭の歴史の中で初めて優勝者の居ない星武祭を生み出した。八幡と戦えない事が何よりも不満に感じている。

最近は八幡の娘の竜胆に注目していて本気で喰いたいと考えている。





天霧・R・ユリス(38)

フラワーショップ『ジ・アスタリスク』店員

綾斗の妻の1人

王女であるが、王権は兄のヨルベルトが持っているので有事の時以外はアスタリスクで暮らし、現在はオーフェリアが趣味で経営している花屋の従業員として充実な毎日を過ごしている。

時たま星導館のOGとして学園に顔を出して、後輩達の能力の使い方や能力者としての立ち回り方を厳しく教えている。

結婚してからもツンデレは健全でオーフェリアと八幡にしょっちゅうからかわれている。









次回は大人になった材木座のとある1日を綴った話です。

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