マブラヴで楽していきたい~戦うなんてとんでもない転生者   作:ジャム入りあんパン

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とりあえず、ここで一段落です。
超短いです。


第一部・終章「今はただ静かに」

 かくしてここにひとまずの戦いは終りを迎えた。

 BETAは地球での攻撃の拠点を失いその勢力を弱めるかと思われたが、再び天より飛来したハイヴ着陸ユニットは拓哉の原作知識にもない地域に落着し、人々を絶望に陥れた。

 だが、諦めていない者たちもいる。それがロンド・ベルである。帝国国内に落ちかけたハイヴユニットは拓哉の作った未完成戦術機ゼオライマーによって撃墜され事なきを得たが、帝国の人々はこの一件で目を覚ます。自分たちはもはや後方で安穏としていられないということに。そして、戦いはまだ終わらないということを。

 

 

 世界の情勢は一気に動き始めた。国連では日本が主体でカシュガルハイヴを勝手に攻略したことを問題とする動きがあったが、それは最前線国家の批判を招き頓挫する。

 再び激戦地となったアジア各国では、拓哉と、ロンド・ベルの早い復帰が待ち望まれた。だが、朝鮮半島にも落ちたハイヴの影響もあり、ロンド・ベルは中々外征することが出来なくなっていた。

 EUではテオドールが持ち帰ったガンダムが希望の光となり、数の増えたハイヴに苦戦しながらも、明日を目指す戦いを始める。

 

 

 その最中、人類はやはり人類同士で争うことを止めないらしい。

 キリスト教恭順派。そう名乗るものたちのテロ活動により、BETAだけを相手にしていることができなくなる。

 それだけではない。アメリカ国内では強硬派だった大統領が政治闘争に破れ、新たな大統領が立ち上がる。それ自体はさしたる問題ではない。ただ、それは今まで以上の軍事政権であり、彼らの後ろには軍閥の最先鋒、ジャミトフ・ハイマンが立ち上げた特殊部隊、『ティターンズ』が控えていた。今は牙を磨き続けるそれらの存在は、不気味なまでに静かであった。

 

 

 テロの脅威は日本にも牙を向いた。それはキリスト教恭順派とは別の、個別のテロである。マッドサイエンティストのウォルフガング一味。チャイニーズマフィアにして死の商人、ホイ・コウ・ロウ。国際窃盗団ピンクキャットの首領、カトリーヌ・ビトン。そして自分こそが将軍として日本を乗っ取らんと企む、ショーグン・ミフネとの戦いがあった。

 それに立ち向かうものの存在もあるのだが、その話は次章へと回させてもらおう。

 

 

 そして、BETAに支配されているはずの宇宙から地球に飛来するものたちがあった。それはまだ正体の分からぬ遥か数光年先の世界。彼らがもたらすものは未来か狂騒か。

 

 

 彼らの戦いは新たな次元へと進んでいく。少年たちは青年となり、それでも希望を失わずに戦い続ける。

 

 

 いつか訪れる未来は、果たして・・・。

 

 

 未来を目指す勇者たちの戦いは、まだ終わらない。

 

 

 




ここまでの参戦作品

機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム第08MS小隊
マジンガーZ
グレートマジンガー
ゲッターロボG
装甲騎兵ボトムズ

機体のみ
機動戦士Ζガンダム
メガゾーン23
宇宙の騎士テッカマンブレード
冥王計画ゼオライマー
機動新世紀ガンダムX


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