妹はFallen Angel!   作:さとそん

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みなさんお久しぶりでーすっ!
さとそんが帰ってきましたよー(笑)
2週間ぶりくらいですかね?今までずっとテスト勉強に追われていました……(笑)
いや、一応まだテスト中なんですけどね!ただ定期テストよりは花丸ちゃんの誕生日の方が大事です!(やばい教科も昨日で乗り越えたし……)

ということで生誕祭特別編書きましたよ!
2週間のブランクのせいで全然筆が進みませんでしたが少しシリアスに挑戦しましたっ!
それではよろしくお願いしますー!

※他にも色々言いたいことあるのでそれはあとがきにて……



国木田花丸生誕祭特別編

春の陽の光が窓を貫いて部屋に突き刺さっている。

今は二月も終わり、卒業式を迎えた高校生や受験で焦っている中学生も多い中だが大学受験も終わり、卒業式も終わらせた俺はと言うと────

 

 

「く〜……Zzz。ふへへ、へへ……Zzz……。」

 

B☆A☆K☆U☆S☆U☆I

 

 

「こらあぁぁぁあっ!いつまで寝てるのっ!?早く起きなさいよっ!」

 

「……んぁ??あ、善子?おはようさん、おやすみなさい……Zzz」

 

「このぉ……っ!いいから起きろぉーーっ!」

そういって我が妹は俺の布団を剥ぐ。

 

「……うぁ、うぅー、寒い、だめ、それ俺の…らい、ふ…Zzz……」

「って結局寝てるじゃないのよっ!ライフ失ったなら死になさいよ!」

 

 

 

 

……ひどないすか?

 

 

☆☆☆

 

ふぅ……。ほんとに春って起きれないよなぁ〜。冬は寒いから布団から出たくないっていう理由だけど春はそれとは違う理由な気がする。

なんか言いようのない倦怠感みたいな感じだろうか?

とにかく、だるい。

 

「で、こんな朝っぱらからどうしたんだ?」

「もう13時よ。」

おいおい、そこは「おはヨハネっ!」って言ってくれよ。そしたら「おはヨーソロー!」って返してあげるからさ。

そして「だからヨハn……ってそれ別人じゃないのよっ!」って怒る善子を横目にジャンプしたい。

 

……あれ、これって意外と盛り上がるかも?

 

 

「いや、さっきまで俺は寝ていたんだ。時間なんか知らん。それでどうしたんだ?」

 

「とんだ暴論ね……。まぁいいわ、来客よ」

「来客ぅ?珍しいな、というか俺に友達なぞほとんど居ないから来るとすればお前にだろ?」

 

いや、一応数人はいるよ?ほんとに。ただ俺って数より質の人だからさ。やっぱり交友関係広いよりかは1人の親友作った方がいいじゃん?みたいな?そういうことにしておいて。

 

「いえ、アンタに来客よ」

「んなわけねぇって。つーか誰だよ?」

ほんとに見当がつかないんだが……?

 

 

「そう、それじゃあ入っていいわよ〜」

誰だろう。借金取りとかだったら怖いな。頭文字Yの人もやだね。

 

 

 

「え〜っと、おはなまるずらっ♪」

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

「なんだ、ずらまるかよ〜……。びっくりさせんなよな」

「なんだとは失礼ずら!」

 

「いや、ずらまるなら俺に来客じゃなくて善子にだろ?だから想像つかなかったんだよ。で、俺に用事かなんかあったのか?」

 

「ずら。」

 

ずらってそれで首肯の意味になるの?有能だな。土方さん言うところのマヨネーズくらい使えるんじゃね?あのお方はマヨネーズは森羅万象何にでも使えるとか言ってたけどそんなことないからな。

 

 

「今日はいろんなところに遊びにいきたいずら。それで善子ちゃん「善子ゆーな!」をさそったんだけど用事があるって言われたずら」

 

「え、善子どっかいくの?」

初耳なんだけど。お兄ちゃんに前日からどこへ行くとまでは言わなくても出かけるくらいは教えていただきたいね。

 

「えぇ、新たなリトルデーモンを求めてね……」

あ、なるほどね。そうか……そっかぁ……。これは突っ込んじゃいけないやつだな、うん。

 

「じゃあルビィちゃんとかは?」

「ダイヤさんがもうすぐ大学行って一人暮らしするからその時間を邪魔しちゃいけないずら。」

 

 

 

 

……え?

 

 

 

 

「俺もなんだけどぉっ!?え、ルビィちゃん優しすぎない!?善子!俺だってなぁ!俺だって大学行くんだよっ!一人暮らし始めるんだよっ!?寂しくないの!?お兄ちゃんは寂しいなぁっ!」

「私はそんなんでもないわよ?」

 

「あ゛あ゛ぁぁぁぁぁあぁあぁあぁああーっ!ひどいよぉ゛お゛ーっ!」

 

ひどい!ひどいよぉぅっ!

 

「いいよ!もうずらまると遊んでくるからっ!いくよ、ずらまるっ!」

「あ、善人さん待つずらぁぁーっ!」

 

「いってらっしゃ〜い。」

 

 

 

 

 

 

 

「……寂しくないわけないじゃない、お兄ちゃんのバカ。」

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

「で、まずはどこへいくの?」

 

とりあえず沼津の商店街まで来た俺とずらまるだが俺は何をするか、そしてどこへ行くかも知らない。

 

「やっぱりマルサン書店が一番ずらっ!」

 

「あ、やっぱりそうなるのね……。まぁ本屋って楽しいもんな、それじゃあ行こっか」

 

そういって少し先に歩き出すと左手に温もりを感じた。

 

「……なにしてるんだ?」

「手、握っただけずら♪」

 

可愛すぎかよ。

 

 

「うん、まぁいっか。それじゃあ改めて行くか!」

「れっつごーずらっ」

 

 

 

 

~花丸side~

 

うぅ〜、急に手を繋ぐなんて恥ずかしかったよぉ……//

 

でもいいよね、だってもう少しで善人さんと会えなくなっちゃうんだもん……。

だから今日は善人さんにまるの想いを全部伝えるずらっ!

そのためにわざわざ善子ちゃんにも誤魔化して貰えるように頼んだんだし……!

 

 

 

 

 

 

マルサン書店に着いてから私達はすぐに文学コーナーへと向かうことにした。

善人さんも少しだけ自分の本がみたいと言ってたので少しの間だけ別行動することにしたずら。

 

 

あ、この本まるが前から探してたやつだっ!

でもこんな高いところにあるとは……。たしかその辺に脚立があったはずずら……。

それを使えばなんとか取れるかも。

 

 

「よいしょっと……ふっ……!」

脚立を用意して背伸びをしたけどあと少しだけ届かないずらっ……。

 

でも、あともうちょっと、もうちょっとだけ……って

「ずらぁっ!?」

 

 

もう少しだけ背伸びしたら取れるかもと思って無理しすぎたせいか脚立のバランスが崩れて脚立から落ちたずら。

これってもしかして危険なやつなんじゃ……?

 

ガシャガシャドーンッ!

 

 

 

 

「あれ、なんにも痛くないずら。もしかしてまるは最強なんじゃ……」

 

なぜか落ちる寸前に誰かに包まれたような感触がして落ちた時にもなにも痛みを感じなかったずら……。これはもしかしてちょうのうりょく?ってやつかもしれないずら。

 

 

「あのぉ、ずらまる?そろそろ降りてくんないかな?」

 

頭の中で国木田花丸最強説を唱えていると下から声が聴こえてきたずら。

 

「……って、善人さんっ!?」

「あ、あぁ。怪我とかは無かったか?」

 

「も、もしかして善人さんがまるのとこを助けてくれたずら?」

 

「まぁね。たまたま本を買い終わってずらまるのところに向かったら脚立から倒れそうになってたからさ」

 

は、恥ずかしいずらぁ……。ドジしてたところを見られてしかも善人さんの上に倒れ込んじゃうなんて……。これじゃ、これじゃぁ……

 

「もうお嫁にいけないずらあぁぁぁあぁぁーっ!」

 

「おわぁっ!?い、いきなりどうしたんだずらまる」

「善人さんにこんな場所で痴態をみせて、もう恥ずかしくて外を歩けないずらっ!

 

「だったらオレの嫁にでもなるか?……なんてな、ははっ!」

 

「え?それは本当ずら!?」

 

「……ん?」

 

「いや、だから本当にまるのことお嫁さんにしてくれるかを聞いているずらっ!」

 

「いや、その真顔で圧力かけてくんのやめてくれないか?というかそれをそんな大声で叫ばないでくれ……。正直言うと周りからの目線がすごい……」

 

「えっ!?」

確かに周りを見渡してみるとさっき脚立が倒れる音を聞いて駆けつけた人々が様々な目でオラたちを見ていた。

 

優しい目で若いっていいわねぇなどと話し合っている老夫婦やらなんだあの男、ぼっちのくせに生意気なと呟いてる根暗そうな男子高校生。

というかなんで善人さんがぼっちなことを知ってるんだろう……?

そして現時点ではお前もぼっちずら。

 

 

「ちょっとここは退却するのがいいかもね、行くよずらまる!」

 

そういって善人さんは私の手を掴んで出口へと走っていった。

「ちょっと……待つずらーっ!」

 

 

 

 

 

☆☆☆

「はぁはぁ……本屋さんでは走っちゃだめずらよ?」

本気で走ったから少し疲れながらも手を握られたときの恥ずかしさを紛らわすために少しだけ毒を吐いてしまったずら。

 

「……そこは勘弁して欲しいかな?」

善人さんはそれを笑いながら許してくれる。ほんとに優しすぎるずら。

たぶんこういうところにまるは惹かれたんだろうなぁ……。

 

 

「それでさっきの答えを聞かせて欲しいずら」

 

「えぇっ!?やっぱり忘れてなかったかぁ……。やっぱり言わなきゃダメか?」

 

それとこれとは別問題ずら。

 

「……じゃあまるから言うずら」

 

 

「まるは、善人さんのことが────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

「ふぅ……、振られちゃったずら……。」

 

あの後まるは自分の気持ちを全部ぶつけた。

でも返ってきた答えはNO。というよりも大学に行って落ち着くまで待ってほしいと言われた。

できればその場で答えが欲しかったけどまだチャンスがあると思えば嬉しかった。

 

それでも、それでも、少しだけ、ほんの少しだけ、悲しい気がする。

 

そう考えると目から熱いものがこぼれ落ちる。

「わたし、泣いてるのか」

 

涙をみるとμ'sのあの曲を思い出す。

 

「涙は青春のダイヤモンド」

 

ふとその一節を呟く。

 

ダイヤモンドのようにキラキラと輝いているものという意味なのか、それともダイヤモンドのように金槌で叩けばすぐに割れてしまうほど脆いものでありすぐに終わってしまうという意味なのか。

 

私にはわからなかったけれど今になってなんなのかがわかった気がする。

 

 

そして私はまだチャンスはあるんだと思い直して帰り道を歩き出した。

 

 

その瞬間ほんの少しだけ大人になった気がした。

 

 

 




はい、言いたいこと全部いいます。

まずファーストライブお疲れ様でしたっ!
僕は自宅勢だったので全くと言っていいほど内容を知らないのですがTwitterでりきゃこの話を聞く度に涙が出ました……!
あの感動を味わいたかったです!


そして次にhappy party trainですね!みなさん聴きましたか?
あの曲、やばいっす!いや、僕の推しが果南ちゃんなのもあるとは思いますがすべてにおいて神曲だと思いました!

果南ちゃんの口元がアップになってなにかを呟いてる瞬間はほんとに良かったです!
それとヨハネの歌い方も良かったしまるちゃんの焼き芋のシーンも最高でしたっ!あれは買わなきゃですね!

そして次に、私事ですが先月16歳の誕生日を迎えましたっ!
色々な方々に祝ってもらえてとても嬉しかったです!そして果南ちゃんUR(新規)も当たり最高の誕生日プレゼントでしたっ!


最後になりますが
俺達総帥さん、透.さん高評価ありがとうございます!

これでようやく色がつきましたっ!
本当にありがとうございます!


それではまたテスト勉強に戻りますねっ!

長文失礼しました!

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