返信等はあまりできませんが今後も不定期ですがよろしくお願いいたします。
指摘がありましたがナチュラルにキャスニキの存在を忘れていました。(笑)
またダ・ヴィンチちゃんの一人称が何故か俺の中で「僕」だったので「私」へ修正しました。
ありがとうございます。
俺は一つ成長した。
さてダ・ヴィンチちゃんに不満というわけでは無いが真っ当な女性とも一夜を共にしたいと思うのは駄目だろうか?
この深淵なる命題に取り組む前にどこからか先に進めろという指令が届いたので特異点攻略についての進捗状況について報告しようと想う。
遂に第五特異点が発見された。
その為計算上では今日を含めて3日後に特異点が安定するため、それを待ってからアメリカ大陸へとレイシフトする予定となっている。
即ち「第五特異点 北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」が俺の特異点デビューの舞台となったわけだが・・・難易度が高すぎませんかねえ?
まあ第五以降は全て難易度がおかしいので大して変わらない気もするが一応言っときたいのだ。
さしあたっては俺チームのサーヴァント達では残念ながら荷が重い気がする。
ゲームではなく現実となったFGO世界ではやり様によっては冬木でやったような罠や大砲などの部分召喚など有利に進めれる部分は多い。
だが半面、クー・フーリンやヘラクレス、ギルガメッシュやアーサー王など俗にAランク以上のメージャーリーガー共はゲームよりも強敵となるため、
とてもではないが内のサーヴァント達をLVをMAXにしたところでガチガチの戦闘タイプを相手にするのは荷が重い(Xは除く)。
故にこれから俺は呼び符を用いて戦闘向きのサーヴァントを呼び出すこととした。
ぐだ男君からも余った呼び符を貰ったのだが、彼のサーヴァント達はメージャーリーガー級が多いので霊基再臨やスキル強化を中心に調整するそうである。
むしろガチャは悪い文明だそうだ。
どちらにしろ、ありがたいことなので今度お礼にマシュちゃんを焚き付けて彼の部屋に突入させようと思う。
俺は前世からぐだマシュ派なのだ。
ぐだ男チーム
マシュ、すまないさん、酒呑ちゃん、メディアさん、きよひー、キャスニキ、ブーディカママ(ベンチ)
葉山チーム
謎のヒロインX、黒ヒゲ、マルタ、エミヤ(移籍)、ハサン先生
ぐだ男君のチームは女性率が高い気がするが、FGO登場キャラを思い出すと大体女性だったので割と普通かもしれない。
むしろ俺のチームが比較的男性率が高いのが珍しいのだろうか?
いや別の見方をすればぐだ男チームはハーレムチームとも見える。
ということはいずれはすまないさんがこちらに移籍の可能性もあり得る。
いや・・・俺が欲しいのはすまないさんではなく、アポ世界線のジークフリートさんである。
さて気を取り直して恒例のガチャタイムである。
今回はバーサーカー対策にチームの皆も一緒である。
「・・・では召喚する。皆は申し訳ないがもしものことを考えて俺を守ってくれ。」
「了解した。何、倒しても構わんのだろう?」
「倒しちゃダメでしょう、ネームレス・レッド」
何故か移籍早々、流れるように死亡フラグを立てるエミヤ。
彼はカルデアがいくら正義の味方として理想の職場でストレスフリーだからといって、些かハッチャケすぎではないだろうか?
「・・・では色々と突っ込みたい部分はありますが召喚します。」
先ずは貯めた星聖石で10連召喚を行う。
出たのは・・・
・黒鍵×10
「「「・・・・」」」
そうだよな!礼装だって出るもんな!前回も似たようなこと言った気がするけどXが召喚されたことが奇跡だったんだ!
黒鍵だって携帯できるし便利だもんな!
もう一度10連召喚を行うと、
・コードキャスト×1
・魔猪×1
・アゾット剣×1
・ルーンストーン×1
・虚数魔術×1
・優雅たれ×5
「■ッ■■■■■■!!」
「落ち着いてください!マスター!!」
その後、星聖石を全て使って出たのは礼装ばかりで、しかもうち7割が「黒鍵」と「優雅たれ」で占められていた。
しかも余りの絶望で心折れかけていたところで最後に引いたのは「メフィストフェレス」
即座に自害させた。
冷静になった後に改めて確認してみると、礼装はもしかするとサーヴァントよりもチートなのかもしれない。
道具や武装系はそのまま装備することが可能で、ある意味予想通りであった。
だが概念礼装系になると適正があれば、という条件が付くが魔術を一足飛びに習得したり
強化されたりする。
因みに俺は虚数魔術を習得したが、コードキャストには適性がなかったため、ぐだ男君にプレゼントしてみた。上手いこと習得出来たようで恩を返せてよかったとしておこう。
尚、後で聞いてみるとこの世界では礼装すら出ることは稀らしく俺の出る率は異常らしい。
ぐだ男君の場合は礼装が出た場合、8割以上で「激辛麻婆豆腐」らしい。
可哀想なので同数の「優雅たれ」とトレードしてあげた。
次の日日課の鍛錬と素材集めを終えて再度召喚に臨んだ。
今日は呼び符である。
「来い・・・来い・・・来い!!!」
「ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・」
正にギャンブラーといった風情であるが真剣である。
そして呼び出されたのは
・「優雅たれ」×10
・「メフィストフェレス」×5
途中から令呪が勿体ないので捕縛後皆の経験値になって貰った。
3日目。
つまり特異点デビューの前日である。
新たに3枚集めた呼び符を強く握りしめる。
「変でいい、変でなきゃダメだ…狂ってなきゃ、逸脱してなきゃ悪魔は殺せない…!常軌を逸してこそ開かれる、勝ちへの道が…!」
今の俺は完全に常軌を逸しているようなものだ。
最近では夢の中だけでなく、昼間でもメフィストフェレスの幻が出てきやがる。
何がキャスターだ!ふざけるな!
1枚目
「来い・・・来いっ!!」
・「英霊肖像:メフィストフェレス」
「アッー!!」
黒鍵で火葬した。
2枚目
「英霊肖像:アルトリア・ペンドラゴン」
「青はオワコン!!」
「ああっ!?酷いですマスター!?」
Xの前で真っ二つに破り捨てる。
3枚目
「勝てよ.....。勝てっ....!人は勝たなきゃ嘘だ....!オレは敗れた......。敗れて....本当に無意味な........無駄な一生だった......。そんな..........そんな一生を葉山くんは送っちゃいけない........葉山くんは............勝てる人間なんだからっ........!」
黒ヒゲの妙に心に残る声援を受けて最後の呼び符を使用する。
「来てくれ!来てくれよぉ!!」
召喚の光が収まり待ちに待った人影が見える。
影は小柄。
少なくとも子安声の道化師野郎ではない。
「吾の名は茨木童子。大江山の鬼の首魁よ。」
然して其処にいたのは本来警戒するべきバーサーカーにして人間を食らう魔性のモノ、
鬼であった。
「お、」
声がうまく出ない。
「どうした人間?あまりの恐怖に声も出ぬか?ふふ、無様なものよ!」
「お、おおおっ!!」
「吾は大江の鬼達を率いておった首魁ぞ、従う立場は慣れておらん。その喉笛を掻き切られぬよう、ゆめ油断せぬ事だな」
俺は限界だった。
「うおおおお!ばらきーちゃん、来てくれてありがとうぅぅぅ!!」
日頃の鍛錬の効果もありアサシンの如き速度で茨木童子へハグ(タックル)を行う。
その動きに迷いはない。
「ゴフゥ!?な、なんだこの人間は!?」
「おめでとうマスター。」
エミヤが目に涙を浮かべながら拍手をしてくれる。
「セイバーでないなら問題ありませんっ!」
Xが鼻をすすりながらそんな憎まれ口を叩く。
だがその顔は赤く恥ずかしがっているのが丸わかりだ。
「いらっしゃい茨木童子。色々と注意することはあるけれどマスターの下に来てくれてありがとう。」
マルタの優しさが胸にしみる。
「茨木童子殿来てくれて歓迎する。私たちも人手不足でな・・・。」
ハサン先生は妙に親し気に茨木童子と握手している。
対して茨木童子は謎の歓待に動揺しているようだ。
「ふぐっふぐうぅぅぅ!」
へっ黒ヒゲの野郎男泣きなんかしやがって!!
こうして俺達は茨木童子という心強い仲間を得ることが出来たのだった。
「なんだ!?どういうことなのだ!?吾はなぜこうも歓待されているのだ?よく分からなさ過ぎて怖い!?」
蛇足
「・・・・」
私、マシュ・キリエライトの前には葉山さんからのプレゼントが置いてある。
・「愛の霊薬」
・「デンジャラス・ビースト」
これは・・・些か卑猥ではないだろうか。
そう戸惑いを感じながらも一緒に添えてあったメッセージを読む。
『ぐだ男君をオトす為使ってください。by葉山』
私は次の特異点を終えたら頑張ろうと決心した。
「・・・お休みなさい先輩、葉山さん。」
関係ないがもし葉山君がモナリザ化してないダ・ヴィンチちゃんとか召喚したら速攻ぶっ殺して自害しそうな気がする今日この頃。