Fate/Grand Order 「マシュ。聖杯ってよく拾うけど全部願望器として機能してるの?」「勿論ですよ先輩」「じゃあソロンモさんを永み─」「先輩!」   作:第2類医薬品

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申し訳無いんですが、入院中かつ頭が回らなくて全然上手くいきません。
オチが無く……次は頑張ります!

もっとカオスに!もっとカオスに!!

※今回の水着サーヴァントツッコミ所多過ぎ(ノッブとかノッブとか)


Order.35 ケルト

 

 

 

「エロゲーがしたい!!」

 

「……」

 

あるカルデアの平和な日。あるサーヴァントが俺の部屋に入ってきて開口一番そう言い放った。

流石に近隣住民に勘違いされることは無いが、迷惑にはなる。だから先ずはそのサーヴァントを落ち着かせようと声をかけることにした。

 

「何?エロゲーを知らんのか!?」

 

「知ってるよ!て言うかでかい声でそれは止めてもらいたく!大体エロゲーなんて持ってないよ叔父貴!」

 

「最近メイヴも相手をしてくれんで溜まるのだ。このままでは俺が特異点を作ってしまいそうな程にな」

 

「ヤメテ!」

 

「それは俺も望まぬしお前も望まぬだろう。であれば、互いに利害が一致した解決案を出すしかないのだ」

 

「それがエロゲー……でも満足できないんじゃ」

 

「だからわざわざここに来たのだ。良いか?カルデアには優秀なスタッフと設備がある。それこそ、シミュレーションセンターでは限りなく本物に近いエネミーを設定して立体化できる」

 

「──」

 

叔父貴の言わんとしていることが分かる。解ってしまう。

そもそも叔父貴程の性欲魔神がエロゲー程度で満足なんてするわけがない。やったことは無いけど……絶対満足は無理だろう。だって、結局は相手が居ないからだ。

しかしシミュレーションルームではどうだ?あのルーム内だけとは言え、サーヴァントでも再現できてしまう。そう、相手を作り出せてしまうのだ。

当然だが、そんな事をすれば叔父貴どころかカルデアが消滅しかねない。

著作権とかそんな優しいレベルの話ではないからだ。

 

「駄目だよ!?そんな事して皆にバレたら死ぬよ!?そしたら俺再召喚してあげられないからね!?しようとしたら先ず俺の命も危ないし!」

 

「甘い!!そんなんだからいつまでたっても童貞なのだ!」

 

「ヤメテェ!!」

 

「男なら1発や2発の経験がなくてはな。第一、お前も最早英雄ではないか。色を好まないで英雄とは言えんな?」

 

「偏見だよ!」

 

英雄色を好むとは言うが、やっぱりこれは酷い。と言うか今までそれの発想に至らなかった事に驚きだ。黒髭なんて召喚されて3日目にはそれ言ってきたぞ。

そう言うところは黒髭頭すぐ回るもんな。

 

「兎に角、それは俺のみならずカルデアの偉い人(ドクターとダ・ヴィンチちゃん)が許さないでしょ」

 

「安心しろ。もう許可なら取ってある。部屋もな」

 

「なら何故俺の部屋に!?」

 

「だから言っただろう。日々女性サーヴァントの肉体に悶々としているであろうお前を男にするためだ」

 

「完全否定は出来ないけど余計なお世話だよ!?」

 

何でダ・ヴィンチちゃん達が許したかは知らないが、マスターとして俺が許さない。それにもしこの行為が許されたら俺だって殺される。

 

「という訳で来て師匠!」ペカー

 

「こんな呼ばれかたは初めてだ。なぁぐだ男、もし私がシャワー中だったらどうするつもりだ?ん?」

 

令呪を使って師匠をサモン。初めてこんな使い方したが、呼ぶ人を間違えたかもしれない。

いや、誰であれプライベートな時間は当然の権利として存在する。サーヴァントだからとかは関係無い。だから俺がこうして令呪で無理矢理喚ぶ事そもそもがマスターとして良くなかった。

 

「いや、すみません……咄嗟に……」

 

「まぁ良い。後でゲイボルクを用意しておけよ?」

 

「了解です……」

 

「してフェルグスよ。ここで何をしている?」

 

「姐さん、俺はただマスターに女を教えてやりたくてな。なに、女が無理なら男をとな」

 

「ほぅ?それでお前は私を呼んだと?」

 

「違います!!叔父貴がシミュレーションルームで女性サーヴァント相手に色々発散させるって言うからそれを止めさせたくて……」

 

「ハッハッハ!サーヴァントだけではないぞ。寧ろお前もアリだ」

 

何でもします(・・・・・・)からタスケテ!!」

 

そのやり取りで師匠が色々察してくれたのか、溜め息をつく。

 

「そうだ姐さん。マスターに手ほどきをしてやれないか?何なら俺も混ぜてもらっても構わないが」

 

「ふむ。確かにそれも良いかもしれないな。だがぐだ男はともかくお主は儂に勝てたらな?」

 

「ぬぅ……クラス相性があってもこれは死にそうだな。だがそうであってこそ燃えると言うものよ!」

 

「ならば燃えるか?」

 

「ルーンが熱い!!」

 

何やかんやで俺の部屋で戦闘が始まってしまった。

初手のアンサス(キャスニキのより強力なの)から始まりゲイボルクとカラドボルグのぶつかり合い。次第に部屋は原形を失っていよいよ特異点Fじみてきた。

だがそんな戦いも数分と経たず、フェルグスがカルデアの外へブッ飛ばされた事で決着となった。

 

「まだまだ鍛練が足りんな」

 

「ありがとうございます師匠!じゃあ俺はダ・ヴィンチちゃん達の尋問に──」

 

「待て。お主さっき何でもしますからと言ったよな?」

 

「……ン?」

 

『何でもしますからタスケテ!!』

 

うわ。

 

「うむ。覚えていたようだな。では服を脱げ」

 

「いきなり!?ちょっとまだ心の準備が……」

 

「安心しろ。別にまぐわう(・・・・)訳ではない。期待をさせて済まないが、先ずはこれを着ろ」

 

「……」

 

確かに期待はありました!俺だって男なので師匠みたいな綺麗な人に迫られたらなるようになれば良いかなって期待してました!すみません!

 

「お主も分かりやすいな。まぁ、もしお主が強くなれば私も吝かではない」

 

「あ、ありがとうございます……?取り敢えずこれ着ますけど……これ全身タイツ、ですよね?」

 

「だからゲイボルクを用意しろと言ったであろう?さぁ、修業の時間だぞぐだ男。その戦衣装は私のルーンで編んである。生半可な攻撃では傷ひとつ付かん」

 

「はは……」

 

血ヘドを吐くような修業の時間が始まる。実は師匠はこれでも兄貴とか叔父貴にしたような容赦ないお題をぶつけてはこないけど、それでもパンピーには辛すぎる内容ばかり。

今回は戦衣装まで用意してるから相当シゴかれるぞ。何でもしますからなんて言ったからぁ……ほら。何か凄い嬉しそうだもん。よし。兄貴喚ぶか。

 

「師匠!兄貴も喚んで良いですか!?この前海に行きたがっている師匠みて『歳考えろよな』とか言ってました!」

 

「よし。喚べ。今すぐだ」

 

「来い!ランサァァァァア!!」

 




本来ならスカサハはマスターを鍛えたりとかは自制している所があるんですが、もうそう言うのは良いかなと。

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