その辺りの相談や、グレた響ちゃんの物語を思いつく作者です。何個シンフォギア作品似たの作る気だ自分。
とりあえずいまはこの物語を楽しんでください。
アスカ一人酷い目に遭わすから駄目なんだ。
それはある日のことでした。
「ん………」
母親になった人から送られた、エルフナインとお揃いのパジャマを着ているキャロル。
けして響には見せないと心に決め、隣のベットで寝るエルフナインを見る。
そして異変に気づく。いまなら包丁の音、朝食のいい香りがするはずだが、それが無い。
「アスカ?」
そう首をかしげ、すぐに兄の部屋に入ると、
知らない男性が上着がずたずたで震えながら体躯座りしていた。
とりあえず錬金術をぶっ放したのは悪くないはずだ。
彼の名前は藤丸立香。カルデアと言う平行異世界、魔術師と言う組織に関わり、天文台の魔術師として、英霊達を纏め、人類史を守った者。
多くの英霊と契約し、ホムンクルスの少女と恋仲である彼は、龍崎アスカの前世とされる。
彼がいる限り、アスカは眠ったままであるらしい。
「それで、君はなぜここに?」
風鳴弦十郎がそう聞くと、彼は静かに、
「俺の世界では、いま十月で、ハロウィンが行われてます」
急な話に、集められた全員が首をかしげた。小日向未来もいる。
だがセレナだけが、
「ハロウィンッ!? いまそんなことになってるんですかッ」
というリアクションに、全員が驚く。
「お、落ち着きなさいセレナっ。なにをそんなに驚くの?」
「落ち着けません姉さんっ、ハロウィンですよハロウィンッ。英霊達が悪戯と称し、マスターを食らうと言うイベントデーですよっ!?」
「そんなイベントじゃねぇぞハロウィンはッ!!」
クリスはそう叫ぶが、藤丸は震えている。
それに、
「そう言えば令呪はどうしたんですかッ、まさか全て使い切ったんですか」
「そうしなきゃ、キャス弧にね………今頃令呪が切れて、活動を再開してると思う」
それに青ざめるセレナ。響達はハロウィンが違うイベントになっているため、理解が追い付かない一同。
「ハロウィン、お菓子をくれなきゃ、パパになってもらうぞと言い、マスターに襲い掛かれる日………全ての女性サーヴァントがみな、マスターの寝室へと向かってくる、イベントです」
「違う違う違う絶対に違うッ」
「せ、セレナ? 真面目な話をしてるのよ」
「私は至って真面目ですマリア姉さんッ」
そんな中、藤丸立香は語る。
ただの剣士、現在青のセイバー以外のアルトリア達に攫われ、行方不明。
プロトアーサーは、その聖剣で必死に逃げ、現在行方不明。
イグニスくん、カルデア絶対会議の中、彼は手を出さないことになるが、武蔵が血走った目でコスプレした彼を見ていたらしい。
自分、もはやその他大勢。
「ですからここに匿っていただきたいんです………オルタまで動き出して、もう安全な場所が無いんです」
「それは………しかし、君がいると、アスカくんは眠ったままなのだが」
「それは困るデスっ」
「そうですよっ」
「だが、彼を帰せば」
「喰われます」
セレナのその言葉に全員が黙り込む。
「子供はサーヴァントの身体ではできませんが、彼はおそらくぼろぞうきんになります。確証を得て言います。彼は味の無くなったガムになっても食べられ続けて朝日を拝めず、食べられ続けられ、飽きることなく食われます」
「そんなにかッ」
「ケルトとギリシャ、ローマをなめないでくださいッ、彼らは両方いけるんです」
「………ヘラクレスはずっとイグニスくんのコスを静かに見てるから、警護隊はそっちを守るためにね。俺がフリーになったから、全員動いて」
そう力無く笑う。
だがその時、
「マスターぁぁぁぁッ」
「その声は」
「マス」
瞬間セレナは聖詠を口にし、即座に撃退する為、光速回転する盾が撃退した。
ランスロットは吹き飛び、壁にめり込み、蹴り踏みながら、その首筋に刃を向ける。セレナの盾は彼女と違い、刃物も付いた便利品なのだ。
「死になさい穀潰し」
「ま、待ちなさいっ。いや、この親を親とも思わない視線と、この肉より骨に響く重撃は………」
「待ってくれ、ランスロットセイバーは味方だよっ」
藤丸と共に、セレナは奏とマリア、翼が羽交い絞めにして止めに入る。
トドメを刺そうと、セレナは抗う。
「放して姉さんっ、あんな奴が父親だなんて、あの人が可哀想ですっ。ギャラハッド卿と共に、あれに引導を渡しますッ」
「セレナ落ち着いてっ」
「あれは女の敵ですっ!! もう二度と女性に手を出さないように、奴の剣を叩き折りますッ!!」
「それだけは勘弁してくれッ」
セレナの憤慨にマリアは気を失いかけたが、すぐに気合いで持ち直し、ランスロットはマスターである藤丸立香の前にひざをつく。
「マスター現状カルデアは、お菓子をくれてもマスターに悪戯するぞと言う状態で、マイルームはすでにそのようなことができるようにBBなどが改造し、黒髭を初めとした男性サーヴァントは霊基を破壊してます」
「………マジか」
「令呪がすでに使われていると知られてますから、ジャンヌオルタなどが動いています。イグニス君へ戦力として、我が青の王が。他の王は、剣士殿を連れています。羨ましい」
「おい最後ッ」
セレナがドスが聞いた声に、マリアが一瞬ブラックアウトしたが、すぐに切歌と調の声から生還する。
「ちなみにイグニスくんの方は平和そのもので、マシュと仲良くハロウィンパーティーしてます………なぜか、バーサーカーの私もいて、イグニスくんへクロエやイリヤがいるため、アサシンの彼がそっちの支持に出向き、司令塔が無く、現状マスターを守る人はおりません」
「ヘラクレスがそっちにいるから、戦力を割くしかないからな………」
「ガウェインは野菜を全てすり潰し、料理の準備などしてます」
「なにしてるんだよッ」
頭を抱える中、現在動けるサーヴァントで戦力を整えるしかないと、書類を見始める中、
「あの~」
「ん、なにかなお嬢さん」
「この糸、なんですか?」
響がランスロットに付いている糸を見ながら、それに全員が固まる。
「や・ら・れ・たッ!!」
瞬間、炎が空間を壊し、ランスロットは、
「マスター私の後ぐふっ」
マスターの盾になろうとしたランスロットだが、背後を見せた瞬間、セレナが背中を貫いた。
そのまま黄金の粒子になる様子に、満足そうな顔をする。
「ふう」
「すいません、あれは俺の戦力なんですけど」
「すいませんすいませんすいませんすいませんっ」
マリアが謝りながら、ピンクの、アスカによく似た彼が現れた。
「アスカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁお菓子をくれても、いただくよぉぉぉぉぉぉぉ」
「テメェかアストルフォォォォォォォ」
今度はクリスが聖詠を歌い、ギアを纏い、銃を乱射する。屋内です。
「あっははははははは、アスカも連れていくぞぉぉぉぉぉぉ」
「アスカは渡さないデスローマの赤い人っ」
「大人しく来なさいッ、そしてパパになるのよ貴方はッ」
「オルタッ、自重して!!」
こうして藤丸立香は攫われかけた。だがステラと叫ぶ人の決死の一撃で、大半がダメージを負い、その隙に戻り、向こうで整えますと言って帰る。
ステラと叫んだ人は黄金の粒子になったが、どうにかなるらしい。
そしてアスカは、
「彼は明日まで眠ったままだから、それは許してくれ」
アーサー・ペンドラゴンが、騒ぎが終わり、ゆっくり現れた。彼は初めからここへ逃げ込んでいたらしい。
それを聞いてから、
「それじゃ、不肖ながら私がアスカの面倒見るデス」
「切ちゃん、私が面倒見るから、切ちゃんは休んでて」
「いえ、ランスロットさんを殺した私が反省の意味を込めて、アスカさんの面倒を」
「君たちも自重しなさい」
司令の一言により、静かに大人しくなった。
それを見ながら、奏が面倒見るのだが、その時、ふとっ思った。
「………あたしらの世界でも、同じこと起きないよな?」
そう奏が呟き、まさかなと首を振る。
カルデア不可侵条約地区。
「クロエ、イリア。さっきからフードの人が自分のことを見るんだけど」
「気にしてくていいわよ、ほら、こっちに座って♪」
「クロエ、少しは自重してっ」
「イグニスくん、ここが空いてますよ」
「マシュさん………」
母父はその様子に、少し困るのであった。
そして、
「アァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
「なんでここに来れるの!?」
「愛ですッ!!」
「愛怖いなッ」
グランド・セイバーの領域に、迫る英霊がいた。
「まだ足りない、ですけどあと少し、あと少しですよ旦那様ぁぁぁぁぁぁぁ」
ハロウィン、それは恐怖のイベント。
お菓子を用意するより、隠し部屋を用意しなければいけない日………
セレナ「あれは破壊していい文化です」
マリア「妹の知らない一面が………」
活動報告で方針を決めたいと思います。興味がある方は見てください。
それでは、お読みいただきありがとうございます。