少年/戦姫絶唱フェイト・シンフォギア   作:にゃはっふー

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平行世界で翼とマリアのコンサートがあり、全装者揃う日本に来たアスカ達。

そこにはぐれかどうかは知らないが現れたサーヴァント。厄介な力が働く世界、厄介ごとから逃れられないアスカ。

キャロル「ともかく100万くらいあればいいな、いま口座作ったから勝手に使え」
奏「なあ、私ら、無関係にやばい事してないよな?」
セレナ「とりあえず、私お昼焼肉屋に行きたいです」
アスカ「オレは考えたくないからそれでいい、前世の所為でビールなり飲みたいけど」


45話・海上コンサート

 巨大客船の巨大コンサート、翼とマリアのライブ会場。

 

「みんな、こっちこっちっ♪」

「響、はしゃがないの」

 

 未来に怒られながら、すでに船は出港していて、お客の人達と混じり、甲板で風を受けながら楽しんでいる。

 

「確か腕を広げて、後ろから抱き着くのが流行りらしいデスっ、調調、やってみるデス」

「切ちゃん、それはカップルでやるからこそ意味があるんだよ。私達じゃ悲しいことだってネットに書いてあったよ」

 

 それを言われ、響を初め、その友達三人も苦笑する。

 

「そーいう話題って、私達には関係ないね~」

「そ~だね響」

 

 苦笑する一団の中、響はん?と振り返る。

 

「どしたデス?」

「うん、いま、アスカって人がいたような」

「なに?」

 

 ここには翼やマリアはいない中で、クリスが目を鋭くして、あたりを見るが。

 

「ピンク野郎はいねぇぞ、気の所為じゃないのか?」

「ん~気の所為かな?」

「少し気にしすぎだよ、その、あすかって人のこと。そう言えばエルフナインちゃん遅いね?」

「迷ってるかもデス、少し探すデ」

「いたよ切ちゃん」

「デスっ!?」

 

 そして響はこそこそとしながら、

 

「エルフナインちゃんっ♪」

「!!!」

 

 ものすごくびっくりして、麦わら帽子をよくかぶり、なにか冷や汗を出しながら、

 

「み、皆さんここにいたんですかっ」

「あれ? エルフナインちゃん、帽子してたっけ?」

「さ、さっき買ったんですよっ」

 

 そして抱き着いてくる響にアイアンクローを放つエルフナインに、響が、

 

「痛い痛いよ~どうしたの?! いつもなら嫌がらないのにどうしてっ!?」

「いつも抱き着いてればそうなるだろっ、少しはやめてやれ」

「え~」

「おれ、じゃなく、僕少し喉乾いたのでこれでっ、それじゃッ!!」

 

 走り逃げるように、響の腕から出て人込みに隠れていく。

 

「お、おいっ。エルフナインっ!!」

 

「は、はひっ!? あっ、皆さん」

 

『えっ?』

 

 全員が後ろにいたエルフナインに驚き振り返る、麦わら帽子もしていないエルフナイン。全員に見られ、首をかしげる。

 

「あの、どうしました?」

「エルフナインちゃん? えっ、けどさっき………」

 

 

 

 コンサートの時間までその疑問は解けないまま、歌が始まる時間になる。

 

 全員が特別室に入り、観客の人達の熱気を感じながら、応援準備は万全である。

 

「いよいよ歌が始まるねクリスちゃんっ」

「ああそうだな………」

 

 難しい顔で腕を組み、ずっと考え込む。

 

「先輩先輩、少しは落ち着くデス」

「いまはマリア達のことを応援しよう」

「それは分かってるんだけどよ………」

 

 先ほどのことが気になりつつ、そうこうしているとき、歌が始まった。

 

 

 

「ということがあったから、少し調べに来たんだが」

 

 風鳴弦十郎がモニター室で現場にいる二人、藤尭と友里に、今回の主催者が経営する会社へと出向いてもらっている。

 

「どうだ、なにかあるか?」

 

 そう聞くが、応答が返ってこない。

 

「………朔也、あおいッ、誰でもいい、返事をしろ!!」

 

 そして異常事態へと、気づく。

 

 

 

「みんなっ、今回は集まってもらい、ありがとうっ」

 

 そうマイクで話しながら、手を振る。会場のライトに照らされながら微笑む二人。ここの司会者兼、主催者もまた挨拶をしながら、微笑んでいる。

 

「いっや~さすが風鳴翼さん、そしてマリア・カデンツァヴナ・イヴさんっ。おかげで会場満員っ。このまま船が沈んでしまいそうなほど、歌を聞きに来てもらい、とてもとてもうれしく思います!!」

 

 そんなジョークの中、主催者はピエロのように奇怪な姿で、司会者として場を盛り上げていた。

 

「実はここでドッキリ的なイベントがあり、お二人や皆々様に受け取って欲しいのですっ、どうか受け取ってくださいっ」

 

 それにどよめく会場に、マリアと翼は目線が重なる。お互いそんな話は聞いていない。スタッフもまたそんなことを聞いていないと言う動きが見える。

 

「ミスターそれはいったい?」

「ええそれは」

 

 その瞬間、

 

 

 

「この身体は剣でできているッ!!」

 

 

 

 一刀の剣が放たれ、主催者はそれを避けた。

 

「「なっ!?」」

 

 二人は驚いた。この場に剣士、アスカが現れたこと。

 

 そして、

 

「おっとっとっ!!」

 

 歌姫二人に放たれたのは、ムカデのように動く爆弾であったが、それより先に細長い剣が無数突き刺さり、爆発した。

 

 そんな中、巻き込まれないように離れていた司会者は、驚くほど高く跳び、天井のケーブルに捕まり、辺りを見渡す。

 

「おやおやおやおやおや~~~客席も爆発する予定でしたのに、爆発しませんね~」

 

 全員がどよめき、立ち上がろうとするが、

 

「おいなんだ?!」「せ、席から離れられない!?」

 

 そんな騒動の中、一つの剣を持ち、バイザーをつけた剣士がため息をつく。

 

「めんどくさいことさせやがって………まさかここで発信機解体技術が役に立つとは誰も思わなかった」

 

「よっと、貴方様が全部解体したんですかァ~?」

 

 降りてきた男から二人を守るように構え、新たな剣を取り出しながら、

 

「妹が工作得意だし、気づいたときには色々焦ったよ。まあカルデアの地獄を生き抜いたオレや妹がいれば問題なく解体できた。ああ、人質になってる本当のオーナーさんたちはもう助けたからな、キャスター?」

 

 それを言われ、高笑いするキャスターはピエロのような姿に変わり、大きなハサミを構えながら、構えていた。

 

 その瞬間、映像ではあるがマシュが現れて叫ぶ。

 

『サーヴァント特定、クラスキャスターサーヴァントっ、メフィストフェレス!!』

 

「魔術師らしい魔術師、快楽主義の爆発魔。なるほど、内側が破裂していたのはそう言う訳か。よくもまあ会社の人全員殺してくれてたなおいッ」

 

 忌々しく言い放ち、それに二人のアイドルが何が分からないが、男がそれに否定もせず、ただニタニタ笑う。

 

「イッヒヒヒヒヒ、仕方ないのですよ~いやね、オーナーさんに楽しいイベント提供しようとしたのに、嫌がりまして。どのようなものか見せてあげたら、泣いて喜び、その場で崩れ落ちましたよ~イヒヒヒヒヒ」

 

「「なっ」」

 

「………」

 

 竜の瞳でギロッと睨み、全身から魔力を吐き出す。シンフォギアに近いが、根本は宝具のようなものであり、歌無しでもそれなりに戦える。

 

 それに笑いながら、ピエロの悪魔は懐から小瓶を取り出し、叩き割る。

 

 そこから大量のノイズが現れ、それに観客がざわめくが、

 

「安心してくださいなっ、観客の皆々様には別のイベントがお待ちかね♪♪」

 

 そう笑いながら、目の前にいる三人を見る。

 

「というわけで申し訳ないのですが、わたくし、ただのキャスターですので、白兵戦はできないので、その剣しまってくれませんか」

 

「ああ? テメェはオレが人質にされる可能性無視して出てきたと思ってるの? てか」

 

 足場を思いっきり踏みしめ、ステージを壊す。ステージの下に無数の爆弾虫が動いていて、それに睨む。

 

「テメェみたいな基本的な魔術師に、正々堂々なんて言葉は使うか。如何なる手を使おうと、徹底、圧倒、絶対的にここで仕留める」

 

「おおっ、怖い怖い。イッヒヒヒ」

 

 その瞬間、白い城壁のようなもの客を守る。ほうと感心はするが慌てない。

 

「観客の皆々様を守ってもらいありがとうございますっ、お礼にこれを」

 

 一斉に爆弾虫が巻き上がり、向かってくるが、恐れず、睨む。

 

「この身体は無限なる夢幻の担い手」

 

微睡む爆弾(チクタク・ボム)ッ』

 

熾天覆う七つの花園(ロー・アイアス・ガーデン)

 

 爆発は無数の花弁が防ぎ、爆発による火力の道は操られ、爆炎はキャスターへと向かっていく。

 

 それに驚きながら、楽し気に笑いながら避ける。

 

 無数の花弁、最強の盾を生み出す。無限なる夢幻に登録されたロー・アイアスと言う幻想を一斉に呼び出しただけのこと。

 

「だから、そんなことさせないの? 分かる? この二人に傷一つどころか、衣装にすら触れさせねぇって話だよっ。他にもサーヴァントいんのは分かってるから出てこいよ、異世界の英雄ッ。それとも臆したかッ」

 

 そして船が大きく揺れた、なにと思うが、何が起きてもびっくりしない。

 

 わざわざ壁が崩れ、外の様子が分かる。海の真ん中に真っ黒な穴が開き、無数のイカの足が、船に絡まる。

 

「クラーケンか」

 

 さすがに幻獣まで呼んでいるのに驚きながら、それにイッヒヒと笑っていた。

 

「そうですさすがですねェェ、博識のマスター様で羨ましい限りッ。所詮、わたくしはただ呼ばれただけの使い魔。観客の皆々様を綺麗な花火にすることはできず、海に開く泥の中に入れる役目なのですよ、オヨヨヨ………」

 

 そう泣き笑いながら、巨大なイカの化け物が現れるが、それだけだ。

 

 そう思ったが、

 

「あらキャスター? あなた、おしゃべりが過ぎるのではなくて?」

「先の発言、見過ごすわけにはいかぬな」

 

『敵サーヴァント反応増援ッ、反応からして泥により狂化された』

 

「ヴラド三世とカーミラか………まあいいさ」

 

 そう言いながら、槍を構える吸血鬼と、拷問道具を持つ女性相手に、歌と剣の構えを取る。

 

「たかが英霊風情が、怒らせた状態のオレと戦う。その意味を教えてやる」

 

「サーヴァント三人相手に、後ろの歌姫様をお守しながらですか~」

「あらあら、処女の血は私の物よ」

「ふん、串刺しにさせてもらうぞ小娘」

 

 その言葉に、少しばかり黙り込む。

 

 二人も、

 

「待て、君のような少女が戦うのなら」

「私た」

 

「男だ」

 

 こういうのは早い段階で言おうと、強く言う。その時、全員が、空間が、世界が停止した。

 

 

 

「オレは男だッ、身体は剣でできているッ!! 欠片も残さず異世界の座に還ってもらうぞサーヴァントどもッ」

 

 

 

「ば、バカなっ、あの肌のうるおいで男だと言うのっ!?」

「このヴラド三世の目を欺くとは………」

「アッヒャハハハハハハハハハハ」

 

「殺すッ」

 

 

 

 特別室でそのおん、ゴホンゴホンッ。男性剣士アスカが歌を歌いながら、雷鳴轟かせ、斬り合うのだが、全員の動きが早すぎる。

 

「装者の動きじゃねぇッ、部屋も開かない。二人の元に出向けない」

「で、ですが皆さんをこのまま出すわけには行けませんっ。装者のことは機密事項ですし、なにより彼らの会話が気になります」

「だけどあのイカを放っておくわけにも、あの海の泥みたいな落とし穴もやばいぞっ」

 

 特別室にいた、風鳴翼達の友人扱いだったためか、席に固定されず、部屋からは出られないが動ける者達。

 

 窓の外、海のど真ん中、まるで落とし穴のように黒い穴が開いて、海水を飲み込んでいるのを見てしまう。だが、どうすればいいか分からず、行動に移れない中であった。

 

 だがそう話していると、扉が槍で貫かれ、破壊された。

 

「ガングニールや他の装者はいるか?」

 

 赤い髪の槍の装者が現れ、扉を壊して入ってくる。

 

「あ、あなたは?!」

「ロンの槍の装者ってことでよろしくっ、でだ。いまは非常時だ、あたしらの正体より、目の前の観客を助ける方向で手を貸して欲しい」

「いきなり出て来てはいそうですかって言われると思ってるのか?」

 

 クリスが睨みながら言うが、バイザーの女性はははっと笑い、

 

「このままじゃたくさんの人が死ぬ、そう分かっていながら何もしない。そんな奴じゃないのは分かり切ってるんでね。んなこと言われても困らないんだよこっち」

「!」

 

 驚く中、真剣な顔つきに代わり、静かにこちら側の目的を話すことにした。

 

「いいからこっちの話を聞いてくれ、あたしたちはできる限り、正体を隠したまま、この事件を解決したい装者なんだ。訳は後、ともかく弟分が久しぶりに女扱いでぶっ飛んだスペックフル活用しているいまのうち、船を陸地に上げる」

 

 実は城壁内部は幻影を作り、客はその場にいるように見えて、いま静かに避難が始まってる。船内の掃除も終わらし、後は船を陸地なりなんなりに上げるだけだと説明しながら、

 

「キャロルもとりあえず、陸地に糸くくり付けてるし、後はクラーケンと三体のサーヴァント退治なんだ、頼むから力を貸してくれ」

「えっ」

 

 その時、全員が驚いた。それに首をかしげるロンの装者。

 

「ん、どうした?」

 

 それに答える前に、部屋に盾の子が入ってきて、

 

「奏さん、観客の人はとりあえずクラーケンから守りながら外に出しました、後は陸地に逃がすだけです」

「分かったセレナ、んじゃ、響、クリス、それと切歌も調も力貸してくれよなッ」

 

 そう言ってイカ退治だと言って走り出し、盾の子も一礼して走り出す。

 

「………はい?」

 

 

 

「くっ、己ッ」

 

 無数の杭が地面から生える。だが同時に剣が地面に突き刺さる。

 

「何をしてるのッ?!」

 

 拷問具を使うが、それは拳で握りしめる。

 

「なっ!?」

 

 クラーケンも様子がおかしい、何かに怯えて、制御しずらい。

 

「あらっまァ? 全然お話が違うではございませんか。イッヒヒヒヒ」

 

「どーせ下見だろ? オレのスペック考えれば、狂化されててもスペック不足だし、クラーケン程度じゃもう驚かないし、手の打ち探りじゃね?」

 

「………そのようでございますね~」

 

 そう察しながら、相手を吹き飛ばし、さてとと首を振る。

 

「でだ取引だ、テメェらの召喚者が嫌がるように行動してやるから、命令されたことを言ってくれないか?」

 

「えェェ、わたくし裏切るなんてそんなことできませんッ。しいて言うなら、ただ適性に合ったサーヴァントが呼べるため、言うことを聞かない者がいたりいなかったりしたり、力が足りないから、まずは泥に力を集めたりとかするかとか、力貯めしようとして、貴方達が来たり、余計な英霊が出て焦っているとか、口が裂けても言えませんよオォォ」

 

 そんなことを言う。なるほど、召喚できても、主導権は握れないのか。だから彼女達はこっち側で、あれはこんな感じなのか。

 

 便乗して味方していた二人は、キャスターを睨むが、笑うだけの男。それはそう言うものなのだ。信じてはいけない。そう言う扱いの方が、向こうも楽しめるからそう言う扱いがいいのだ。

 

「んゥゥゥ、これは」

 

 怪訝な顔から、一転して笑い声を上げる。

 

「イッヒヒヒ、やりすぎたようですね~我々もエサですかァ」

 

「ああ?」

 

 突然、大きな雄たけびが響く。それに首をひねったとき、マシュがまた現れた。

 

『アスカさん気を付けてくださいッ、この反応はッ』

 

 その瞬間、船に降り立ったのは、巨大な山のような姿の、

 

「ヘラクレス? いや、でかいッ」

 

『!!? 巨英雄(メガロス)、超狂化されたギリシャの大英雄ッ、ヘラクレスさんですっ』

 

射殺す百頭(ナインライブス)かあれ!? いや、あれが近距離戦形態の真の姿か? 形態を変えて使う武器とは思ってたが、あんな巨大な姿になってもう」

 

 雄たけびは世界を揺るがし、アスカへと向かってくる。

 

 彼の知識に収まらない巨体と武器、そこに理性なぞは無く、ただの災いと言っていい存在と成り果てた存在が現れた。

 

 逃げればマリアと翼に、その巨腕から振るわれる武器が薙ぎ払われる。

 

 つまるところ、これで終わる。男の血とはいえ、綺麗な花が開くと、二騎が思ったが、

 

「………防げる」

 

 

 

「はい♪ お任せてくださいアスカ様♪♪」

 

 

 

 そう言って、その巨腕の一撃を、地面にめり込みながらも、片腕で防ぐ、少女がいた。

 

 少し遠い目をするアスカ。後ろの二人は驚き、カメラ中継はもちろん、ほぼ全員が驚き、何名かついにかと言う、少し呆れながらそれを見た。

 

「!!? き、貴様っ、どこから現れたっ!?」

 

 突如現れたサーヴァントに対して叫び、彼女は巨腕の一撃を防ぎ、バーサーカー同士にらみ合いながら、片方は怪物の咆哮を上げ、一人は優雅な美少女として煤しげににらみ合う。

 

「妻と言う者は、誰にも悟られず、殿方の三歩後ろに控えている者………ずっと後ろにいました」

「いたんだ」

 

『いたのですか………貴方には人質の方や生き残った会社の方、オーナーさんのことを頼んだはずですけど』

 

「藤尭さんと言う殿方さん達に、『お願い』、をしておきましたので、ご安心してください」

「生きてるかな………」

 

 遠い目をしている。

 

 そして再度その巨体に似合わないスピードで接近するメガロスだが、そのスピードを凌駕するよう、速く動き、長刀で防ぎ、赤いリボンで、相手を縛り、動きを封じる。

 

 所々から竜の鱗を纏い、赤いリボンを纏う白い着物を着こみ、夜の中で微笑む。

 

 妖艶な色香を持つ少女は、

 

『そちらが海の悪魔クラーケン、超狂化した大英雄へラクレスでしたら、こちらは』

 

「愛に生き、愛の炎を得て、愛の為、竜と成り、神の片鱗を纏う。純白竜清姫、さあ、嘘偽りで、歌い手の舞台を穢した者達を、煉獄よりも熱き焔にて、焼き尽くしてごらんに見せましょう」

 

 なんかもうこっちの勝ちでいいと聞きたくなるような最凶のサーヴァントきよひーと共に、アスカは武器を握りしめた。




 真名清姫 性別女性 クラスバーサーカー?

 属性、混沌・中庸・星? 地域日本

 保有スキル

 【直感(EX)愛故に。目の前にいれば如何なる嘘偽りを見抜き、災厄を見抜く。本人が本当と思っていても、真実とかけ離れているのなら、なぜかしっくりこないと思う。そして愛する人の魂ですら見つけ出す。それら全て、愛の力】

 【単独行動(EX)愛故に。自由自在に動き、愛する人や、大切なことを守る為に動く。】

 【矛盾する者(計測不可能)竜であり竜でなく、人であり人でなく。想いのみでその姿、あり方を変え続けた彼女は、如何なる神秘殺しの対象にできない】

 【気配遮断(A)良妻とは、愛する旦那様の後ろに、気づかれずに控える者です】

 【結界破壊(EX)愛する者がいるのなら、そこに出向く為に次元、平行世界、何だろうと超えてみせます】

 宝具

 ランクA+『運命の赤い糸』

 伸び縮み自由自在、自在に操り、敵も愛する人も捕縛する赤い糸。染みがついてる気がするが、それは気にしてはいけない。赤いけど血では無い。


作者「これがきよひーです。これでもまだ進化前だ」
アスカ「待って、?はなに? クラスの?はなに?」
作者「………ビーストとグランドって、どうなればなれるんだろうね」
アスカ「………」(ガクガク震えている。
純白竜清姫「うふふ♪ 可愛いお方ですね、アスカ様♪♪」
作者「かえせるか分かりませんが、きよひー魔改造感想をお待ちしてます」
アスカ「やめろ作者ッ!! やめてください読者さんたちっ。無理ですッ、もう無理なんですッ!! お願いっ、やめてぇぇぇぇぇぇぇ」

純白竜清姫「それでは、お読みいただき、ありがとうございます」

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