少年/戦姫絶唱フェイト・シンフォギア   作:にゃはっふー

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フロンティア事変が一応終わった。さて、奏さん達を使ってアスカを着せ替えさせようっと。

アスカ「アァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

では、色々小ネタ集です。どうぞ。


20話・フロンティア事変のその後

 

『ともかく番外で彼らの会話、分かりやすくしてます』

 

学生A「あーうん、仕方ない」

白銀の騎士「もう真名バレてない?」

アスカ「よかった、オレそのまま」

 

 という対談現場、

 

学生A「いや、ってか俺は運命力ってもんに殺されたって言うか、ほぼ物理だな………」

白銀の騎士「俺なんかばっさり切られてるけど、よさげな理由じゃねぇよ。そもそも下手すれば俺もだぞ」

アスカ「そしてオレに至るか………」

 

学生A、白銀の騎士『てか、俺はなんで女装してるんだよ』

 

アスカ「………響達や周りに迷惑かけたからね………」

 

 そう言いながら、死んだ目で乾いた笑いをする。

 

 メイド服であり、ガーターベルトなど、ミニスカなど、しかもアストルフォと同じ髪の長さ。もはや女の子のようになっている。

 

アスカ「下着は許してもらったよ、それでも下着まだ用意された日は死んだと思ったよオレ………」

学生A「待って、ちょっと待って、お前の前自分だけど? なに、次こうなる?」

白銀の騎士「………マジか」

 

 前世達は絶句する。来世はこれに至るのだ。もう一度言う、至るのだ。

 

アスカ「このまま話を延ばして、女装期間を終わら」

響「アスカ~次はゴスロリだよ~来ないと中もだからねえぇぇ………」

 

 目がドス黒い何かの少女が伝えてきたため、目から光が消え、席を立つ。

 

アスカ「私はアスカ、女の子………私女の子………はっはは………」

 

 自分を少女と言い聞かせて席を立つ来世を見ながら、前世達は何も言わなくなる。

 

学生A「………行ってらっしゃい」

白銀の騎士「どこの時代も俺は大変なんだな………」

 

 そんなトーク誰も求めていないだろうから、別の話をしよう。

 

 すると、

 

山の翁「………」

白銀の騎士「アサシンか、なんで出てきた」

山の翁「決まっておろう」

風鳴弦十郎「………」

学生A「えっ………」

 

 

『最強の頂』

 

「それじゃ始めるか、山の翁」

「全力を持って参る………風鳴弦十郎、首を出せぇ!!」

「この首は安くないぞ、山の翁!!」

 

 ぶつかり合う、最強達。激突する。

 

前の番外にいた二人「「おい、俺らまだい」」

 

 何かを言う前に吹き飛ぶ二人。

 

 

『そして本編後日談』

 

 とあるデパートで、

 

「これ可愛いな、これどうかな?」

「これなんてどうでしようか?」

「これホント天然? マジか、マジなのか~」

 

 一人の少女が言われるがまま着せられながら、買う。

 

 クリスはいい気味だと言わんばかりに見ていて、未来も静かに着せる。

 

「なんでエクスドライブ時は完全アストルフォになるんだろう………いつ切っていいの髪………」

 

 そう呟くが、アスカの頬をさすりながら、未来が呟く。

 

「切っちゃダメだよアスカ………私達がいいって言うまで………可愛いよ、本当に可愛い………」

 

 未来が少し、いやかなり怖い。三人の友達さんや奏さんにももみくちゃにされながら、服を着替えさせられる。

 

 もういやだなと、心が壊れかけている………

 

「………なんでオレ男なんだろう………」

「………」

 

 クリスは少しだけまずいかな?と言う顔でアスカを見てた。

 

 

『三人の装者とマムの今後』

 

 とある地下施設、日本国家が管理する牢屋だが、ここは二課の人達をサポートする人など、つまりある程度融通が利く場所である。

 

 ウェルは完全な有罪だが、他の人達はまだ猶予があると言う話で通り、いま現在難しい話の中であった。

 

「だけどまあ、だいぶ落ち着いて、こうして話せるようになってよかったよ」

「これお土産、後で食べてね」

「わーいデス♪」

 

 聖遺物は取り上げられていて、全員が統一された服だが、それでも満足そうにしていた。

 

「みんな丸くなったな」

「女子に言う言葉じゃないよ翼さん!?」

 

 そんなことをしながら、今後のことなどの話を弦十郎がし、三人と雑談する装者達。

 

「とりあえず、早く出られたらクリスやオレの家のそばだから、よろしくな」

「決定事項!? 決定事項かおいッ」

「別に良いだろ、時折飯食うに来るし、部屋掃除するし」

「お前が勝手にしてるだけだろっ、私の部屋来たときにッ。飯の支度手伝うだけでいいのによ………」

 

 少し恥ずかしそうにするクリス。翼はけして話に入ろうとせず、目を背ける。ちなみに翼が使用している部屋に行き、片づけたりするのは緒川を除けば誰なのかは、言わなくても分かるため、なにも言わない彼女だった。

 

「これから楽しみデス」

「うん」

 

 二人の後輩は楽しそうに頷き合う中、よかったと、

 

「ああこれ、簡単な小テストのプリント。後は参考書とかあるから、これ置いて」

「「持って帰って」デスっ!!」

 

 躊躇いもなく置いていくことにした。

 

「それでは、貴女は前世を持つ人なのですね」

「あっ、ああ?」

 

 少し首を傾げながら、こちらに話が振られ、アスカが前世を持ち、色々あったことを説明する。

 

 前世は学生、だが世界の都合で物理的に死を早めらされて、どうもその寸前に抗ったのが変な方向になって、今にいたり、許されたらしい。

 

「それじゃ、あの騎士は」

「いずれかの前の自分です、まさか円卓の騎士だったとはな………」

 

 そう言いながら驚き、この姿も、別視点から見たアストルフォの姿に近いと説明する。なんでと言う声を無視して、

 

「びっくりね………」

「ですね、アストルフォは男性と聞きますが、まさか女性の見た目だとは」

「? いえ、アストルフォはローランの狂乱を落ち着かせるために女装してますから、史実も男性です。まあ、可愛い物好きだからと言う理由で着てますよ、理性蒸発してますから」

「そうなの」

「デスけど可愛いデスね、男なんて嘘みたいデス。よかったデスね、女性に見える人で」

 

 二課のみんなが首を傾げる中、奏はもしかしてと、

 

「お、おい………いいか、アスカはその姿でも、男性だぞ」

「「「えっ……………………」」」

 

 だが仕方ない。現在、情報漏洩を防ぐため、リディアンの制服姿。もはや二課の制服と言っても過言でもないほど、二課=である。

 

 それに光が無くなっていく本人。

 

 が、

 

「みんな、アスカは男性だよ」

 

 調がなにげなく、すぐに答えた。それに二課全員が驚いた。

 

「なんだと!?」

「アスカを初見で男だって分かるなんて!?」

「そんなことがあるか!!?」

「本当なの!? 調ちゃん!?」

「って、マジで分かるのかっ!? これが男だってッ」

 

 そんな反応に対して、目から光が消える本人。

 

「もう女でもいいよ………だけどありがと、調」

 

 その様子に、さすがに驚き気づく面々。

 

「す、すいませんっ、始めといままでで女性とばかりっ」

「ご、ごめんデス」

「ごめんなさい、つい………」

 

 三人が誤り、もうと調が微笑む。

 

「ダメだよ、見た目で判断しちゃ。けど、私も最初はね、少しして気づいたの。ごめんねアスカ」

「調~………それだけでいいよ、ありがと、調………調はいい子だな~………」

「ううん。本当に、別にいいんだよ………」

 

 その時、全員から少し顔を背ける。

 

 僅かな影で、うっすら微笑む調。

 

「!?」

「? どうしたクリス」

「い、いまフィーネが笑った気がして」

「? あの人は私の中にいるけど、表に出て塗りつぶさないって、奧にいるよ。もうそれくらいしか分からないよ」

 

 そんな話をしながら、調は微笑む。結局、アスカは少し泣くのであった………

 

(………ありがとう、フィーネさん。教えてくれて………)

(どうってことないわよ………)

 

 僅かに微笑むのだった………

 

 

『うろたえるな!!』

 

 その日の夜、

 

「………」

 

 マリアは一人、静かに部屋を出て、一人になり、

 

(うっああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ)

 

 悲鳴を上げ、部屋の床の上でのたうち回る。

 

(だだだ゛だだだだだだた男性!? お、おお、男の子だったの!!!? な、ななならななら私は男の子のほっぺにキスしたの!!? だ、大丈夫、大丈夫よマリアッ。外国じゃ挨拶だと言う風習があるのよマリアッ。向こうもきっとそう思ってるはずッ!! ああ、だけど誰かに知られたら、ど、どど゛とと、どうしよう………今度アスカが来たときに、ああだめ、彼が来るんなら切歌達だって来るし、二人っきりになんて、いや待って二人っきりって、えっ、二人っきり。いっああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!!?!?!?!?!?!!!!)

 

 

 

「「マリア、おはよう」」

「おはよう二人とも」

 

 マリアは何事もなく、そこにいた。

 

「やっぱマリアはしっかり者デス」

「うん、見習わないとね」

 

 そんな日々だった。

 

 

『決着付かず』

 

「はあ………はあ………これが英霊か、俺もまだまだか」

 

「骸である我の膝を折り、剣を折るか………風鳴弦十郎。その名、しかと覚えたぞ………」

 

 そう言い消える中、弦十郎は口元の血を吹き、静かに微笑む。

 

 こうして一つの決着が片づいた………




番外編を含め、これでフロンティア事変は終わりか。後はアスカをいじるネタか。

アスカ「やめてください作者」

………ははっ(狂気の笑み

アスカ「作者?」

それでは、お読みいただきありがとうございます。

アスカ「あ、ありがとうございます………」

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