少年/戦姫絶唱フェイト・シンフォギア   作:にゃはっふー

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ルナアタック事変が終わり、少しオルタデータを作り、二期に入るからオマケ編を投稿する作者です。

ミックスしてます。これはアスカとアストルフォの力が一つになったアストルフォです。

『オルタ・ステータス』

 真名アストルフォ・オルタ 性別男の娘

 身長164㎝ 体重56㎏

 スリーサイズ(ひ・み・つ♪)

 属性、混沌・善 時代 8世紀~9世紀頃 出典シャルルマーニュ伝説

 地域フランス

 特技 家事(何故か)

 好きなもの 言わせないでっ♪

 嫌いなもの 恋敵?

 クラス・セイバー

 筋力A

 耐久C+

 敏捷A+

 魔力B

 幸運B

 宝具D C EX B+ A++


 保有スキル

 【対魔力(EX)魔術、魔法による洗脳系は完全に防ぎ、攻撃に対してもほぼ神世時代で無ければ無傷。これは宝具である魔本の影響であり、真名を知っているが故】

 【直感(B)通常時、自身に向けられる戦意、殺気などの悪意にいち早く気づく。戦当時これはB+になる】

 【騎乗(A+)元々ライダー素質故に】

 【単独行動(A)マスター不在、魔力提供なしでも長時間現界可能。マスターを失っても三日存在できる】

 【魅力(EX)その容姿故に、敵味方問わず魅了し、さらには長くいると人の感覚を狂わせる。彼は男の子? 女の子? 性別ってなんだっけ? こんな可愛いのに男の子な訳ががががががががか………】

 【剣の才能(A)何故かある才能。並の剣であろうと大岩すら綺麗に斬り、名剣であるデュランダルを持てば、その実力は計り知れないだろう】

 【魔力放出(B)魔力を放出し、身体や武器強化。だが本来は魔力の素質が無いのだが、魔本と操作でランクを上げている。実際はCランクだが、使うタイミングがうまいため、Bランクに昇華する】

 【家政婦(EX++)家事万能、マナーだろうが、古今東西如何なる料理も作り出し、その場その場で最高の料理を作り、掃除洗濯お手の物】


 宝具

 ランクD 触れれば転倒、重力操作(グラビティ・オブ・アルガリア)

 馬上槍の形をした黄金の槍、触れたもの、槍先の空間の重力を操る。

 ランクEX 破却宣言(キャンサー・デ・ロジェスティラ)

 本来アストルフォが持つ本の真名、如何なる神秘も弾く魔本である。

 ランクB+ 恐慌呼び起こせし魔笛(ラ・ブラック・ルナ)

 これはアストルフォ(ライダー)と大差なし、全く同じで、音波による攻撃や、空飛ぶものの撃退に使う。

 ランクB+ この世ならざる幻馬(ヒポグリフ)

 これもライダーであったアストルフォの同じ、幻獣ヒポグリフを呼び出す。

 ランクA++ 不遇の名剣(デュランダル)

 ローランから奪い取った聖剣。生前、苦労をさせられたからと言う理由で借りた。

 名前は不遇の名剣と言うのも、あんなのが主だから付けたが、なんか本来の持ち主とたいして変わらないどころか、前より切れ味が良いし、使いやすい。ともかく苦楽を共にしたのだから優しくするため、手入れは良くしてあげている。


 会話セリフ

 召喚時「セイバークラスっ、アストルフォ・オルタ♪♪ 理性はあるよ~マスターさん、今後ともよろしくね♪ えへへ♪♪」

 セリフ「マスターさん? ボクと一緒、いや?」

 セリフ2「マスターさんの膝の上は、ボクの席だよっ♪ もう予約けってー♪♪」

 セリフ3「マスターさん、魔力提供する? えへへ、冗談だよ♪ ………少しだけ♪♪」

 クロエ所持「あの子とは仲良くなれそう、今度一緒にお話しよう♪」

 英霊として召喚されたアストルフォだが、理性が何故かある?

 剣の腕前も才あり、英雄の座より奪い取ったデュランダルを巧みに扱う。

 彼は男の子だが女の子のような格好で、それらしい仕草や言語で側にいる人間を狂わせる。彼は男だ、可愛い女の子じゃない。

 ………だが性別とは、愛に関係あることか………


11話・ルナアタック後日談

『一期ラスボスと対談』

 

「やぁぁぁぁめぇぇぇぇぇぇてぇぇぇぇぇ」

「いいじゃないの♪ もうこっちは死んだ身だからもう気にしないわ。龍崎アスカに着せたりしたかったことをここでする」

「呪詛とかそう言ったのは!?」

「それは本編並びにSSでやり尽くしたわッ!!」

 

 その時、薬を撃ち込まれ、縄で手足を縛られる。

 

「こ、こりぇにゃ………」

「ふふふっ………大丈夫、可愛がって、あ・げ・」

 

 

 

 その時、櫻井了子の目には

 

 

 

「りゃ、りゃめぇ………て………」

 

 

 

 可愛らしい、涙目のアスカがいて………

 

 カチッと、何か、スイッチが入った………

 

 

 

「はっ、夢っ!?」

 

 そんな夢を見て、飛び起きるアスカであった………

 

 

『事件後』

 

「ううっ………で、なんで監禁ですか?」

「すまない、今現在装者は行方不明、死んだことにしておきたいんだ」

「いま色々な国が、この騒ぎでかぎ回ってるんだ。我慢してくれ」

「それは………」

 

 奏さん達がすまなそうな顔をして、仮本部にいる。傷が癒えていない者もいるため、なにも言えない。オレです。

 

「アスカ、未来になんて言おう………」

「諦めろ、オレは………メイド服レベルを着る覚悟はした」

「かっこよく言うなよ………」

 

 クリスにそう言われたが、きっとそうなる。

 

 実はいま、完全に見た目アストルフォだ。髪が伸びた、三つ編みだ。おおぉぉぉいいぃぃぃぃい!!?!??

 

「はははっ、もうダメだオレの人生………」

「まあともかく、服買ってきたから着てくれ」

「はーい………」

 

 と、衣類の中を見る。下着の方は見ないのだが、

 

「………奏さん、なんで女子服しか」

「…………………………………………それしか用意しねぇからな」

「奏!?」

 

 元相棒の叫びを聞きながら、彼女はなにも言わない。

 

 

『雪音クリスの苦しみ、だから』

 

 私はここにいていいのだろうか、なんとなく輪に入ってはいるが、私のしたことは許されない。

 

 ソロモンの杖の所為で、どれだけ犠牲者が出たか………

 

「隣座るぞ」

「!? な、なんだよっ」

「いいだろ」

 

 アスカはそう言い、勝手にしろと言って、静かにする。

 

 しばらくその場に、隣にいてくれている。

 

(………なんなんだよ………)

 

 それでも、嫌じゃなかった。

 

 

『雪音クリスの苦しみ、真』

 

 目が覚めると、

 

「あっ、起きた? 朝食作ったから、少し待ってて」

 

 目の前に美味しそうなポトフの鍋を持ち、可愛らしいミトンをつけた。女の子が微笑んでいた。

 

 エプロン姿、ナフキンも可愛らしい。三つ編みを軽く首に巻き、慣れた手つきで料理して、鼻歌を歌う女子。

 

「………」

 

 アスカをとりあえずはたいた。周りにいた響達も驚く。

 

「な、なにするのクリスちゃんっ」

「るっせぇ!! てかお前どうしてそうエプロン似合う!? フリフリの着てる!? 女子力高いんだっ!!?」

「な、なんでオレ怒られるの………」

 

 

『女子力の高さ』

 

 風鳴翼の部屋

 

「あーまた飲みかけ多い。全部飲んでからって言っただろ、ラベルも。気を付けなきゃだめだ。あー色落ちする物が纏まってる………」

「すまない………」

 

 食堂

 

「~~~~♪」

 

 食器を洗い、次のご飯の用意をしながら、自家製の浅漬けなどの様子を見る。

 

「あっ、ウチの平気かな? 一応気を付けているけど………みそと漬け物………乾物も、雨ざらしにならないように、家の中でしておいたけど………」

 

 司令部仮

 

「~~~♪ あっ、藤尭さん、友里さん、茶菓子と飲み物補給しておきました。ゴミがあったら言ってください」

「あっ、悪いわね」

「あ、ありがとう………」

 

 とある場所

 

「いたっ、あー唇切っちゃったよ~」

「あー動くな響。使ってないリップあるから、やるし、塗るよ」

「う~ごめんアスカ~」

 

 立花響の部屋

 

「………はい、ボタン付いたよ響」

「わ~ありがとうアスカ♪」

「………」

 

 裏

 

「おいなんか彼奴の女子力高すぎないか!? 私ら裁縫もなにもできないぞっ」

「あー彼奴ああいう感じだぞいつも」

 

 クリスが叫び、藤尭も一瞬女の子にしか見えなかったと苦笑する。奏は慣れているので遠い目であり、もう翼のために女子の衣類の扱いも覚えたらしい。

 

 静かにコーヒーを飲む司令官。その様子を見守る。

 

「主婦か!? ってか、本当に彼奴は男か!? くっそ~~~なんであたしはこんなにイライラすんだよぉぉぉぉぉ」

 

 

『再会』

 

 夕焼けの中、やっと再会して落ち着いた未来。響と抱きしめ合いながら、それを解き、次にアスカを見る。

 

「アスカ………アスカ、髪が」

「うん、一部伸びてるんだ。あとでき」

「切らないでね」

「いやき」

「切らないでね」

「い」

「切らないでね」

 

 土下座して、着せ替え人形になる変わりに、三つ編みの女子力高い姿だけ勘弁してもらう。後日、リディアンの友人達を含め、彼の黒歴史は増えた。

 

 

『やっと………』

 

 大切な人達が戻ってきた。いまは部屋で、仲良く三人で休んでる。

 

「未来~未来~♪」

「もう、な~に響」

「えへへ、呼んだだけだよ~」

「もう………」

 

 そんな感じで、親友の一人はそう言いながら、私は髪を梳かす。

 

「可愛いよ………アスカ」

「ウン、ウレシイヨ」

 

 もう一人の幼なじみも戻ってきて、私はいま彼女の髪を編む。響も編む中で、嬉しそうに笑う。

 

「なんだか幸せだな………やっぱり、未来は私の日だまりで、アスカはなんだろう? 絶対に隣にいる人かな?」

「もう響ったら………けどそうかも知れないね」

 

 アスカはいつも響か私の隣、そう思いながら、

 

「あっ、リボンが曲がってる。直すねアスカ」

「ウン………」

 

 可愛らしい、リボンをつけたローズピンクのゴスロリ。やっぱりアスカは似合う。響も嬉しそうに腕に抱きついていて、私も抱きつく。

 

「それじゃ、撮るから、動かないでね」

「はーいっ♪」

「………いっそ殺せ」

「増やすよ」

「は~い♪」

 

 少し本音が出たけど、もう大丈夫。アスカの笑顔を何枚も写真に納め、私達は幸せな日々を過ごしてます。

 

 今度は何が良いんだろう。アスカは可愛いから………響といっぱい話し合って、そして着てもらう。私はいま、幸せです。

 

 

『能力確認』

 

「モードレットの剣に、ジークフリートの魔剣………アストルフォの宝具だけじゃないよな。雷は………フランケンシュタイン?」

 

 自分の能力把握しながら、家を片づけつつ、考え込む。

 

「ん~オレの知ってるアストルフォであって違うって言ってたから、アストルフォはアストルフォだろうけど、何かが違う………まさか、ジャックの能力使えるのか? できれば本人に会いたいぞ」

 

 エースです、満場一致でエースだろあの子。ただ格好は可愛らしくしてあげたい。ああいう子にこそ、可愛い服着せるべきだ。

 

 後は、欲しい能力的にアタランテやケイローンだろうか? 仲間と言うカテゴリーに収まらなかったらだが、収まるんなら、オレはあの宝具も使えるのだろうか?

 

「盾っぽいのヒポグリフにあったけど、あれモードレットのサーファーっぽかったし………謎だ」

 

 そもそもオレ自身だ。明らかに、一度死んだと思ったら、戻って、ここに戻ったぞ。なんだこれ? 輪廻転生大丈夫か?

 

「うっわあぁぁ………少しあの世界っぽいぞ、嫌だぞ、あの世界の理はノイズよりも軽く命飛ぶ」

 

 この身体は剣でできてないよ。アストルフォだよ。三つ編みは悲しみと共に切り落としたよ。

 

「あ~会ってみたいのは借りてる人達除けば、エミヤ達と、やっぱジャックだよな~アストルフォは一番に会いたい。文句言いながら、ちゃんとお礼言いたい」

 

 黒髭とかは見かけた瞬間デストロイしなきゃなとか考えつつ、やはり色々と、自分のことを考えないといけない。

 

 一度何もせず、あの感覚に捕らわれないか、頑張りたいのだが、

 

「まだまだやることいっぱいだよ、アストルフォ。よろしく頼む」

 

 どこから「OKっ♪」と聞こえてきそうな気がしながら、明日の献立考える。

 

 いまはゆっくり、傷を治す………色々な傷、

 

「………男性服が、無い!?」

 

 奏さんに処分されたらしい。

 

「ふっざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 深夜の夜、俺の叫びは隣を気にする程度だが鳴り響く。

 

 

『あれやあれ』

 

 渋々、買い物するしかない。男子の服を着るんだが、どうしても女の子っぽい。やっと三つ編みぶった切ったのに………

 

「ん、なんか騒がしいぞ」

 

 何かの追っかけが右往左往している。

 

 興味ないので動いていると、

 

「あっ」

 

 サングラスの女性を見つけてしまった。

 

 

 

「悪いわね、助けてもらって」

「いえ、いいですよ」

 

 知り合いにも似た人いますしと思いながら、まあ考えずに、隠したりして、行きたい場所、ホテルの道を教えた。

 

「助かったわ、少し下見したかっただけなのに、つい見つかってしまって、困っていたの」

「そうですか、よかったです」

 

 なんかこの人、キリっと言う擬音がつきそうに、しっかりしている。ウチの子らにも飲ませたいね爪の垢。

 

 そんなことを考えていると、もう少しと時に、

 

「そう言えば、貴方はいいの? 私のこと」

「ああ自分、歌とか、モデルとか興味は無いですし。やっぱ、プライバシーはプライバシーと思いますからね」

 

 そう言うと、少しだけ不機嫌そうにむっとなるが、気にせずに案内する。

 

 そしてもう人気のない、ホテルへの道へとたどり着く。

 

「ありがとう、ここまでくれは問題ないわ」

「そうですか」

 

 そう言って頭を下げ、お互い別れるだけだが、自分の認知度が低いのは少しだけ気にくわないようで、

 

「これはお礼よ、私のファンにしてあげる」

 

 そう言ってそっと近づき、ほっぺにキスした。

 

 その瞬間、真っ赤になり狼狽し、その様子に悪戯に笑い、すっと去っていった。

 

「だ、誰だったんだろう。あの人………」

 

 まだ頬が赤く、そのまま去ることにした。

 

 

 

「マム、ごめんなさい。少しファンの人に見つかって、その後、例の融合型と偶然会ったわ」

 

『なんですって?』

 

「問題ないわ、別に向こうはただのアイドルか何かと思ったようだし、写真通りの女性だったわ」

 

『そうですか、彼女に対して情報は少ないのですから、気を付けてください』

 

「ええ、そうそうへまはしないわ」

 

 そう言って通話を切り、静かに微笑む。

 

「以外とその辺にいる子みたいね、ただの挨拶に、男の子みたいに真っ赤になって。まさか、そう言う趣味なのかしら?」

 

 そう苦笑しながら、くすっと笑う。

 

 こうして黒歴史と言うものは生み出されていく………




『た』まに『や』らかす、『マ』リアさん。

このネタは批判があるだろう。後悔はしている、だがやりたかった。すいません。

あれです、この世界の情報部は凄いんです。ほんとすげぇなホント。

それでは、お読みいただきありがとうございます。

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