たとえ、全てに否定されようとも   作:Laziness

48 / 59
投稿が遅れたことに関して、一切の言い訳はしません。



すみません、ゲームばっかやってました。


まあ、人間後悔しても何も変わらない。
これからも、心を入れ替えず投稿していきたいと思います。


Ⅴ・第七話

 

2002年,11月8日

 

 そこは僅かに薄暗い研究所。人影が2つに、会話は無く。何かを書き記す音、試験管からする特有のガラス音。近代化を感じさせない、大量の紙媒体。

 

「ふぁ~。疲れた。ねえ、こんなことをして何になると思う?」

 

 1人の方は作業を中断し、欠伸1つもう1人に問いかけた。

 

「目的があるわけではございません。ただ・・」

 

「ん?ただ?」

 

「尻尾が見えれば、胴体も顔も見てみたくなる。それだけでございます。」

 

 遠まわしな表現。彼は見えない空を見上げた。

 

「ふ~ん。要するに唯の好奇心と。」

 

「科学者の動機にそれ以外ございますか?」

 

 問いかけた方の彼は、心底満足そうな顔で、こう言う。

 

「ふふ、その通りだねぇ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 薄暗い空間に、緊迫した警報が鳴り響いた。

 

【unknown Occurrence!! unknown Occurrence!!】

 

「な・・なんだ?観測計の方から?」

 

「何も無い・・訳無い筈ですが。何も見えません。」

 

 観測計の中を見ても、何も見えない。

 

「一応・・この空気をそのまま取っておこうか。」

 

「そうしましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、観測計の中と普通の空気で比較して実験をした。

 

「目視では・・差異なし。」

 

 目視では、確認することが出来なかった。

 

「放電・・差異無し。」

 

 電気を流しても、反応する訳が無い。(どうやったかは聞くな。)

 

 

 

「ふむ・・いろいろやったが。無理だな。差異無し」

 

「ひょっとすれば・・。」

 

 陽気な彼より落ち着いた男は、何か心当たりが在るような反応をした。

 

「どうしたんだい?」

 

「現在の目視できない状態を、変化しないと捉えるのではなく、逆にこれから何にでも変わると仮定すれば・・。例えば、現在の状態を【未反応体a】としましょう。全ての物質に、aが宿っていると仮定します。aはそれぞれ、異なった形質を持っている。では、未反応体を奇数体と考えてみましょう。3aや5aがそれに該当します。では、偶数体を反応体と考えてみましょう。3a+5a=8aとなります。5aー3a=2aとなります。この未知の力を数式化して考えてみれば、簡単に分かります。」

 

「なるほど簡単だねぇ~。でも、未反応体が反応体になると、何かの変化が生じる筈だ。全てのものに宿っていると考えるならば、今何もしなかったのに変化が起きたのはおかしんじゃない?」

 

 必死に記憶を呼び起こしているが、何もした記憶は無い。

 

「恐らくこの未反応体は、化学薬品などで反応するものではないでしょう。未反応体を反応させられるのは、恐らく人間。人間の体内にも、この未反応体があるはずです。」

 

「だ~か~ら!何にもした記憶は無いの!何で反応したのかねぇ~。」

 

 流石のこの質問には、お手上げだった。

 

「これも調べなくては・・。ふっふ...これだから研究は止められない!!」

 

 

 彼のテンションが上がったのは、あの薬を作ったとき以来だ。

 

 

「うん、その調子で前回も研究止めなくて・・。」

 

「年を早さが二分の一になりましたね。」

 

 

 

 

 これは、世界を変えた2人の研究者。【アルファレム・オーディン】

                  【アルスファント・フェンリル】

 

 

 

 

 彼らが受けた名声と・・

 

 

 

 

 

 

 

 苦痛と別れと。

 

 

 




今回は、なんか難しい文章でしたが、実際読んでみると中学1年生レベルのことしか書いてないです。

ここに矛盾が!とか、そういう意見がありましたら感想欄へお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。