すみません、ゲームばっかやってました。
まあ、人間後悔しても何も変わらない。
これからも、心を入れ替えず投稿していきたいと思います。
2002年,11月8日
そこは僅かに薄暗い研究所。人影が2つに、会話は無く。何かを書き記す音、試験管からする特有のガラス音。近代化を感じさせない、大量の紙媒体。
「ふぁ~。疲れた。ねえ、こんなことをして何になると思う?」
1人の方は作業を中断し、欠伸1つもう1人に問いかけた。
「目的があるわけではございません。ただ・・」
「ん?ただ?」
「尻尾が見えれば、胴体も顔も見てみたくなる。それだけでございます。」
遠まわしな表現。彼は見えない空を見上げた。
「ふ~ん。要するに唯の好奇心と。」
「科学者の動機にそれ以外ございますか?」
問いかけた方の彼は、心底満足そうな顔で、こう言う。
「ふふ、その通りだねぇ。」
薄暗い空間に、緊迫した警報が鳴り響いた。
【unknown Occurrence!! unknown Occurrence!!】
「な・・なんだ?観測計の方から?」
「何も無い・・訳無い筈ですが。何も見えません。」
観測計の中を見ても、何も見えない。
「一応・・この空気をそのまま取っておこうか。」
「そうしましょう。」
その後、観測計の中と普通の空気で比較して実験をした。
「目視では・・差異なし。」
目視では、確認することが出来なかった。
「放電・・差異無し。」
電気を流しても、反応する訳が無い。(どうやったかは聞くな。)
「ふむ・・いろいろやったが。無理だな。差異無し」
「ひょっとすれば・・。」
陽気な彼より落ち着いた男は、何か心当たりが在るような反応をした。
「どうしたんだい?」
「現在の目視できない状態を、変化しないと捉えるのではなく、逆にこれから何にでも変わると仮定すれば・・。例えば、現在の状態を【未反応体a】としましょう。全ての物質に、aが宿っていると仮定します。aはそれぞれ、異なった形質を持っている。では、未反応体を奇数体と考えてみましょう。3aや5aがそれに該当します。では、偶数体を反応体と考えてみましょう。3a+5a=8aとなります。5aー3a=2aとなります。この未知の力を数式化して考えてみれば、簡単に分かります。」
「なるほど簡単だねぇ~。でも、未反応体が反応体になると、何かの変化が生じる筈だ。全てのものに宿っていると考えるならば、今何もしなかったのに変化が起きたのはおかしんじゃない?」
必死に記憶を呼び起こしているが、何もした記憶は無い。
「恐らくこの未反応体は、化学薬品などで反応するものではないでしょう。未反応体を反応させられるのは、恐らく人間。人間の体内にも、この未反応体があるはずです。」
「だ~か~ら!何にもした記憶は無いの!何で反応したのかねぇ~。」
流石のこの質問には、お手上げだった。
「これも調べなくては・・。ふっふ...これだから研究は止められない!!」
彼のテンションが上がったのは、あの薬を作ったとき以来だ。
「うん、その調子で前回も研究止めなくて・・。」
「年を早さが二分の一になりましたね。」
これは、世界を変えた2人の研究者。【アルファレム・オーディン】
【アルスファント・フェンリル】
彼らが受けた名声と・・
苦痛と別れと。
今回は、なんか難しい文章でしたが、実際読んでみると中学1年生レベルのことしか書いてないです。
ここに矛盾が!とか、そういう意見がありましたら感想欄へお願いします。