たとえ、全てに否定されようとも   作:Laziness

44 / 59
UA数5000突破!!




・・実は5000いくまで投稿渋ってたとかは、口が裂けてもいえない。

ま、まあ5000記念ということでtwitterも始めましたので、活動報告からどうぞ。




Ⅴ・第三話

「さ~て、今度は何を始めたんだい?」

 

「貴方様には関係ありませんな。」

 

 彼らはまるで友達のように会話を進めていく。

 

「いや、あるでしょうに。ウチの天城くんを如何してそんなに欲しがるんだい?」

 

「詳細については黙秘致します。」

 

 ちなみにこれは通話である。実際に会って会話しているわけではない。

 

「ふ~ん。じゃあ()()が欲しがったのかな?」

 

「その通りでございます。内乱に行かせた介がございました。」

 

「君たちの目的はWN×WRに邪魔をすることなのかな?」

 

「黙秘致します。貴方にお話しすると碌なことになりませんので。」

 

「おっと、信用されてないね~。でも・・」

 

 彼は声のトーンを僅かばかり落とし、

 

「こちらに直接喧嘩を売ってきたら、すぐさま潰してあげるからね?」

 

「肝に銘じておきます。」

 

 それに対して相手は、一切怖気づく気配も見せない。

 

「じゃあまたいつか。機会があればお話しようね~。」

 

「迷惑でございます。二度とご遠慮していただければ助かります。」

 

「じゃあねー!」

 

 相手の言葉に一切耳を貸さず、通信を一方的に切ったのであった。

 

「全く・・変わりませんね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 天城達は、絶賛授業中である。

 

「この世には、【核兵器相当術式】と呼ばれるものがあります。それは、20人以上の魔道師を集め、展開に1時間以上を要するという脅威の術式です。」

 

 核兵器相当術式・・。これによって、莫大な費用がかかる核兵器は放棄されたのだ。

 

「この世には現在、10の核兵器相当術式が存在しています。

 【パーマネント・ディサピアランス】、【ゼルク・ディストーション】

 【ネクサス・ウィザー】、【リバイブ】←成功例無し。

 【クリエーション・ルーイン】、【ゴースト・アーミー】

 【キング・マージン】【山紫水明】【森羅万象ノ理ニ叛】【unknown】」

 

 

「先生。unknownとはどういうことでしょう。」

 

 生徒会長妹が明らかにおかしいところに興味を持った。

 

「はい。それはWN×WRに所有権がある術式で、理論も何もかも公開されていないのです。」

 

「名前に関してはどういうことなんでしょう?」

 

「名前に関しても、WN×WRが命名を許さなかったため、【unknown】という形式が取られているのです。」

 

「そうなのですか。分かりました。」

 

 随分と食いついていったものだ。流石優等生。

 

 

「兄さん兄さん。その情報くれない?」

 

「阿呆か。最高機密だぞ。」

 

「え~。そんな硬いこと言わないでよ~。」

 

「それはどういうテンションなんだ・・。じゃなくて、絶対に駄目なものは駄目なのだ。」

 

 でもあの情報、金にしたらいくらになるのかな・・

 

 

 

 

 

 多分、16桁はいくな・・・・。

 

 

 

「末恐ろしいな・・。」

 

「何か言った?兄さん?」

 

「いや、WN×WRの恐ろしさを身にしみて感じただけだ。」

 

 俺、そんな組織に何年も養われてたのか・・。

 

「何なんだろうな・・地球最後の兵器って・・・・・。」

 

 俺は清清しく晴れた空を見上げ、そう呟いたのであった・・。

 

 

 

授業終了後

 

「なあ紫苑、結局【地球最後の兵器】って何なんだろうな?」

 

「さあ?私も全ては知らないわ。でも・・」

 

 でも・・?

 

「対素と亜素・・両方取得なんて、そんな人間自然に出来ると思う?ってことよ。」

 

「た、確かに・・。」

 

「全てを知るのは・・誰なのかしらね?」

 

「来るさ。いつかきっと、全てを知る日が・・。」

 

「その真実が、美しいものなら。それはきっと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最高の人生(ハッピーエンド)なんでしょうね。」

 

 

「ハッピーエンドか・・。」

 

 

 それが明かされる日は、未だ遠く・・・・。

 

 

 

 

 

 




皆様、これからもこの作品をよろしくお願い致します。

何か段々と真実に近づいてきている気がしますね・・。

地球最後の兵器ってなんなんでしょうね?(すっとぼけ)

楽しみにしていてください!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。