たとえ、全てに否定されようとも   作:Laziness

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今回はあとがきが長いので、前書きは短くさせていただきます。

それでは、どうぞ!!


Ⅲ・第十話

天城視点 17:00:00

 

「あれは・・!いた!!」

 

 天城は、1人の見慣れた少女を発見した。

 

「・・天城様!お久しぶりです!!」

 

 相手も、天城を見つけたようである。

 

「杏、怪我は無かったか?」

 

「はい、大丈夫です!天城様も、大事無いようでなによりです!」

 

「お久しぶりです!天城殿!」

 

「久しぶりだねぇ、ディザ殿。」

 

「3人とも、順調に進行しているようで何よりだ。」

 

「えへへっ//」

 

「         」        

         (よかったねぇ)

 

「何か言いましたか?ジョシュアさん?」

 

「いいや、なんにも。」

 

「さあ3人、残りを殲滅するぞ!」

 

「「「おお!!」」」

 

 

 

 天城は、少し後ろに下がった。

 

「・・来ているな?」

 

「そうよ、楽しみにしているわよ。兄様」

 

「期待しているような戦いはできないと思うぞ?殺し合いじゃないからな。」

 

「・・それでもいいわ。」

 

「そうかい、手は出すんじゃないぞ。」

 

「はいはい、わかってますわ。」

 

 そうして、銀髪の少女は消えて・・

 

「ちょっと待て。」

 

 いこうとした所で、天城に止められた。

 

「なにかしら?兄様?」

 

「名前を聞いていなかった。教えてくれ。」

 

「そうね、忘れていたわ。天城 紫苑(あまぎ しおん)よ。」

 

「分かった、引き止めてすまなかったな。」

 

「じゃあね、兄様。」

 

 今度こそ、紫苑は消えていった。

 

 

「天城様!どうされたのですか?」

 

「いや、大丈夫だ。気にしないでくれ。」

 

「そうですか・・。では、いきますよ!」

 

「おう!!」

 

(紫苑か・・。気になることが多いな。とりあえず今は、集中だ!!)

 

 

 

 

 

ランズ視点

 

「Call・CHS、こちらランズ。17:30:00をもってマジェア・オーディナリー州へ到達。」

 

「了解、同様に戦闘を継続。」

 

「了解。」

 

 

「御二人方、もうひと頑張りです。」

 

「了解しました。」

 

「・・つか・・れた。」

 

「この州で終わりですから、元気を出してください。」

 

「わかっ・・た・・。」

 

「では、行きましょう!!」

 

 少女移動中(1人少年)

 

「着きましたね。中枢です。」

 

「・・わたし・・いく。

 [望むぞ‘色欲’、群集の意識を刈り取れ]」

 

 その瞬間、放たれた光が群集の意識を刈り取った」。

 

「では、魔道師を狩りましょう。」

 

「「おお」」

 

 その直後、三人の周りに大量のアンデッドが現れた。

 

「な、なんですか!?」

 

「・・召喚・・術式?」

 

「こんな高度な術式を展開できるとは!?」

 

(ふふふふ・・。)

 

「くっ・・!!やるしかありません、行きますよ!!」

 

「「おお!!」」

 

「貴方の死を望みます・闘争」

 

「・・望むぞ[強欲]、力に貪欲になれ」

 

「誇り高き美を持つ神よ、我に力を与えよ」

 

 三人は、無数のアンデッドに向かっていった。

 

「顕現せよ、[スノードロップ]」

 

「顕現せよ、[大罪人の刀]」

 

「顕現せよ、[狂美の斧]」

 

 三人はそれぞれ、レイピア・刀・斧を顕現させた。

 

 これは、正真正銘の殺し合いである。

 

 

 

 否、アンデッドのため[殺す]というのは適切ではない。

 

 

 その頃主犯は・・・

 

「このぐらいなら良いでしょう?兄様?」

 

 本当に邪魔しかしてこない妹であった。

 

 

 

 

 

 

 




ロシア内乱中の日本

(天城君、どうしたんだろう?)

 その女子、鏡月里祢は心配していた。

「新人戦終わってすぐ、不登校になるなんて・・。」

 実際、不登校ではないのだが・・

「きっと大丈夫よ、天城君は。」

 そう声を掛けたのは、清輝美麗だった。

「だって私を倒したんだもの」

「そう・・ですよね!」

「ええ、信じて待ってあげましょう。」

「はい!!」

 天城には、心配してくれる友人がいたのだった。


はい、気分で書きました。
(本編に載せろよ!っていう突っ込みはなしですよ)

最近書いてると、
「私は、学園バトル系を書きたかったんだけどなぁ~」
と思うことがしばしば。


如何してこうなった。

全てはファイズ・アリベルトのせいだ!!
(エクラ・サン・ペルデュ、ぜひご覧ください)

ちゃっかり宣伝をさせて頂きました。
という訳で(どういう訳で?)次回もお楽しみください!!

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