たとえ、全てに否定されようとも   作:Laziness

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戦争の展開が遅いですね。まあ、仕方ないです。
全てはロシアが広いせいです。ワタシ、ワルクナイヨ。
・・すみませんでした。

それでは、手に汗握らない本編、お楽しみください!


Ⅲ・第八話

天城視点

「Call・CHS、こちら天城。戦闘は回避した。次の目的地の座標を要求。」

 

「了解、51° 46′ 0″ N, 55° 6′ 0″ E(51.766667, 55.1)」

 

「了解した。」

 

「PAP,WCSを目前に表示。指定

 [51° 46′ 0″ N, 55° 6′ 0″ E]」

 

「次の位置は・・まあまあの距離だな。」

 

 俺は、1つ深呼吸をする。

 

「ふぅーー、はっ!!」

 

(兄様か・・)

 

 疑問は残るが、俺は駆け出した。それを影で見る銀髪の少女。

 

「次はそこなのね。付いて行くわよ、兄様。」

 

 銀髪の少女の、姿が消えた。

 

 

 

杏視点

 

「Call・CHS、こちら杏。15:10:00、西部制圧隊第二部隊バース・アロニクス州中枢へ到達」

 

「了解、安全に配慮して戦闘を開始せよ。」

 

「了解しました。」

 

 

「それでは、戦闘を開始します。」

 

「へい!了解しやした!!」

 

「やっとかい、待ちくたびれたぜ?」

 

「ではアズィーズ、タゲをとってください。」

 

「了k・・またですか。ですが、まっかせなさい!!」

 

「しくじるんじゃないよ、アズィーズ。」

 

 

「我が身に流れし、王の血。いま我に飛竜の如し、跳躍力を与えよ!」

 

 その直後、アズィーズは大きく跳躍した。

 

「[スパークル・スパークル・ザ・ライト・インバイト・トゥー・スリープ]」

 

 アズィーズが光り輝いた。その光は、空を覆う。

 

 その後、一般人は全員気絶していた。

 

「これで、大体の無力化は終わりましたぜ!」

 

「相変わらず、凄いもんだねぇ」

 

「魔道師には効かないから、使い勝手は悪いっすよ~。」

 

「それでは、いきますよ!殲滅します!!」

 

「「おお!!」」

 

 

 

 

ランズ視点

 

「それでは、戦闘開始です。ザーフ様、タゲをお願いします。」

 

「了解しました。」

 

「[バーン・バーン・バーン・ファイア・トゥー・インバイト・トゥー・スリープ]」

 

 空中で、火の玉が爆散し、火の粉が人へと降りかかった。

 

 ・・がしかし、燃えることなく意識を手放していった。

 

「これで、一般人の無力化は終了しました。」

 

「・・軍人・・殲滅。」

 

「そうですね、では突撃です!!」

 

 

天城視点

 

「Call・CHS、こちら天城。最後の1つを置いた。」

 

「了解、バース・アロニクス州へ向かえ。第二部隊がいるところの地図データを送っておく」

 

「感謝する。」

 

(やはり、付いてきているな。)

 

「おい、まだ付いてきてるのか?ばればれだぞ。」

 

「言ったでしょう、実力を測ると。」

 

「まあ確かに、まだ戦闘はしてないしな。」

 

「本格的な戦闘があるまでは、尾行させてもらうわ。」

 

「そうかい、邪魔はするなよ。」

 

「・・ふふ、それはどうかしらね?」

 

「・・勘弁してくれよ。」

 

「じゃあね。」

 

 そうして、銀髪の少女は消えていった。

 

(本当に、邪魔はしてくれるなよ・・)

 

 




投稿ペースは落ちない本作。
質より量なのですよ。
相変わらず、怠惰で堕落した生活を送っている作者でした。

次回も、お楽しみください!

ちなみに今回の天城君の座標は、オレンブルクです。

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