「この物語は、巷で語られているような古代日本史の世界を、一つにまとめてみたものでフィクションです。」

古代、日本列島には「和国」と呼ばれる国があった。まだ日本という国はなく、朝鮮半島と日本列島の間に明確な国境もなかった時代。

西アジアや中央アジアで国を滅ぼされた民族は、大国が少ない東アジアへ逃げることが多かった。

アジアの大乱の度に和国まで亡命してくる民族も多く、小部族達の連合でしかなかった和国に次々と強者どもが現れて和国を統一していった。

同じ頃、中国では三国志の時代以来400年続いていた分裂王朝の時代が終わり「隋」が中国を統一していた。 
 
統一された新しい和国は、隋と対等にわたり合うが、その隋もすぐに滅びてしまい大国唐が建国された。西アジアにはアフリカ、アジア、ヨーロッパ、三大陸にまたがる大イスラム帝国が興り、アジア大陸は史上かつてないほどの大膨張の時代に入る。

東アジアの果て「和国」も海を渡った別天地ではいられなかった。

唐は中国を支配すると、チベットやサマルカンド、突厥などアジアの天下三方を平定し、残る東方へ全力を向けることとなる。高句麗、新羅、百済、和国の王や部族達は保身のために国を売り、東アジアの国々が唐に臣属していく中で、反唐の志を強く貫いた壮士達は最後まで大国唐と戦い続けた。

そして和国という国は消滅し、日本国が生まれる。

新たに建国された【日本国】は遣唐使を送使し、遂には中国皇帝に「もう和国という国は無いのでその名で呼んではいけない。皆、日本国と呼ぶように。」と、言わしめる。

日本建国前夜、6世紀~7世紀の朝鮮半島と日本列島を舞台に上宮法王(聖徳太子)から天武天皇まで中国王朝と戦い続けた壮達を追う、200年に及ぶ巷説を一つに要約した物語。

※「全く文才はありませんが、複雑で分かり難い古代日本の『巷説の世界』を少しでも理解できればと書いてます。会話文や描写もなく、出来事だけを坦々と綴っているので、読みづらい文体になってしまってますが、どうかご容赦の程宜しくお願いします。三国史の様な長編です。」

  チュートリアル 和国統一「エフタル王朝」大渡王 ()
  プロローグ和 国「突厥王朝」日出処天子2017年01月25日(水) 19:16()
  第1章 和 国「蘇我王朝」山背王2017年01月27日(金) 19:49()
  第2章 高句麗「イリ・ガスミ」大臣2017年01月29日(日) 09:38()
  第3章 百済・高句麗・和国【三国動乱】2017年02月18日(土) 19:50()
  第4章 和国 ウィジャ王即位【大化の改新】2017年03月12日(日) 18:59()
  第5章 ウィジャ王の野望【三国統一】2017年07月08日(土) 10:47()
  第6章 金春秋 来和【新羅の危機】2017年10月07日(土) 12:00()
  第7章 【反唐】イリ 西アジア遊説へ2018年03月19日(月) 22:00()
  第8章 ウィジャ王 「和国撤退」百済へ2018年07月28日(土) 09:05()
  第9章 和国【難波王朝】孝徳王2018年10月28日(日) 09:05()
  第10章 和国【大海人皇子 イリ】登場2018年11月27日(火) 15:31()
  第11章 和国【難波王朝の終焉】斉明女王2019年01月27日(日) 15:27()
  第12章 【武媚娘皇后】と臨戦態勢に入る東アジア2019年02月23日(土) 10:49()
  第13章 【唐高句麗戦】和国からの派兵2019年08月11日(日) 09:52()
  第14章 【海東の征】和国遣唐使の勾留2019年10月17日(木) 00:15()
  第15章 西暦660年【百済滅亡】Ⅰ2020年01月05日(日) 00:35()
  第16章 西暦660年【百済滅亡】Ⅱ2020年01月22日(水) 20:38()
  第17章 新羅武烈王 和国斉明女王 高向玄里の死2020年05月16日(土) 17:40()
  第18章 唐高句麗戦【首都平壌決戦】2020年12月06日(日) 00:15()
  第19章【百済王】扶余豊章冊立2021年08月21日(土) 10:41()
  第20章 【白村江の戦い】Ⅰ 和国編2021年11月14日(日) 22:56()
  第21章 【白村江の戦い】Ⅱ 百済編2021年12月29日(水) 00:51()
  第22章 【白村江の戦い】Ⅲ 高句麗編2022年01月16日(日) 22:34()
  第23章 和国【那珂津女王】即位 甲子の宣2022年03月13日(日) 00:04()
  第24章 和国【那珂津女王】の死2022年08月03日(水) 00:20()
  第25章 唐 対 高句麗【最終決戦前夜】2023年06月04日(日) 21:34()
  第26章 唐の高宗皇帝『封禅の儀』とイリの国葬()
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