仮面十二/五/二十一 三つの世界と九つの枢要大罪 聖と罪の戦い   作:OOSPH

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罪徒の会議

・・・ ・・・・ ・・・・・

・・・・・・・  ・・・・・・・・・


24、罪界の住人

・・・・・・・・・

 

「みんな・・・

 

 集まってるみたいだね」

 

ある一室に

一人の少女が入り込む

 

その少女の前には

四人の少女が集まっていた

 

「ありゃま・・・

 

 また全員集まってなかったね・・・」

 

「しょうがないよ・・

 

 むしろ全員揃うこと自体

 稀なところが大きいんだから・・」

 

「まあかといって

 突然書状を出す

 

 先生の方にも

 責められるところがありますし・・・」

 

「アタシたちがこうして

 集まること自体本当に

 稀なことなんですけどね・・・

 

 それにしてもどうしたんですか先生?

 

 いきなりこんなところに

 呼び出してくるなんて・・・」

 

「・・・・・・」

 

四人の少女たちは口々に言う

 

「実はこの世界に

 面が白い人間たちが来ててね・・・」

 

と少女は言う

 

すると映像のように

面々の顔が映し出されていく

 

「・・・・・・」

 

「この人間たちが

 どうかしたの?」

 

「さっき生で見てたんだけど・・・

 

 試練の王が彼らと

 数名の聖徒の手に

 よって倒されちゃってね」

 

少女が言うと

四人はやや声を上げるだけで

 

目立った反応は見せてこない

 

「試練の王が・・・

 

 まさかそこまで・・・」

 

「別に大したことないでしょ?

 

 あいつ王の中じゃ

 特別強いってわけでもないし

 

 ましてや王になりたてなんだしね・・」

 

二人の少女がそのように会話をしていると

一人の少女は映像に映っている一人の少女を

 

見つめている

 

「先輩・・・」

 

四人の中で一番小柄な人物が

一人の少年を見つめてつぶやく

 

「どうかした?」

 

「・・いいえ

 

 別になんでも・・」

 

その少女はうやむやに返す

 

「ウフフフ・・・

 

 それにもっと面が白いものが

 映っててね・・・

 

 ちょっと見てほしいんだけど・・・」

 

とある少年の映像を見せる

 

その少年は

 

「あれ?

 

 この映像おかしくないですか?」

 

「おかしいって?」

 

「だってここ・・・

 

 迷宮の中ですよね・・・」

 

一人の少女のつぶやきに

その場にいた一同は何のことかわからなかったが

 

「ああ!?」

 

小柄な少女が何かに気付いたように叫ぶ

 

「何よ?」

 

「ここって確か迷宮の中ですよね・・・

 

 だったらどうしてこの聖徒の人間は

 普通に戦っているのですか!?」

 

その言葉に

その場にいた一同は

 

大きく動揺の声を上げていく

 

「・・・・・・」

 

「そうだよね!?

 

 聖徒はラルヴァの濃い

 この迷宮内では思うように

 戦えないはずなのに・・」

 

「つまり彼は・・・

 

 この世界の人類の最後の希望・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 稀人ってことだね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女の問いに

四人の人物たちは

 

同様の声を上げていく

 

「まさかここで

 そんな言葉を聞くことに

 なるとは思いませんでしたね・・・」

 

「どうなさいましょう・・・」

 

二人の少女はやや戸惑いを見せていく

 

「フフ・・

 

 面が白いじゃない・・

 

 会うのが楽しみに

 なってきたわね・・

 

 それよりもその稀人は

 試練の王を撃退しているのよね・・

 

 とすると次に向かうのは・・」

 

ツインテールの少女が言う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エリアL2・・・

 

 色欲の皇帝のところだね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   




狙い

・・・ ・・・・・・・・・

・・・・ ・・・・・・・・

・・・・・ ・・・・・・・・

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