仮面十二/五/二十一 三つの世界と九つの枢要大罪 聖と罪の戦い   作:OOSPH

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迷宮への突撃

・・・ ・・・・ ・・・・・

・・・・・・・ ・・・・・・・・・


5,Damn the labyrinth

里の広場

 

そこに複数人の人物が

集まっている

 

「よっしゃ!

 

 全員装備は

 整えたな・・・

 

 それじゃあさっそく

 昨日選定したグループに

 分かれていくぜ」

 

「王を討つ側と

 主を目指す側

 

 二手に分かれるぞ・・・」

 

美鶴の言葉に

そこに集まっている面々は

 

大きくうなづくのであった

 

「主の方は

 ワガハイたちと由奈で行く

 

 王の方は頼む」

 

怪盗団とSEES、捜査隊のグループに分かれて

 

それぞれに由奈、当夜と有紀が加わっている

 

「試練の軍勢は

 私たちが潜入すると同時に

 

 一気に向かっていく可能性があります・・

 

 先頭になるのは覚悟していてください」

 

「絶対に全員で生きて帰る

 

 これが絶対だ・・・」

 

当夜がそう言うと

一同もうなずく

 

「それじゃあ・・・

 

 行くよ!」

 

と面々は行動を開始していくのであった

 

・・・ ・・・・ ・・・・・ ・・・・・・・‣・・・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・

 

「陛下・・・・・・・・

 

 増殖の大伯爵の紋章の

 消滅を確認いたしました

 

 どうやら倒されたのかと」

 

「ふうむ・・・・・・・・・」

 

「どうするつもり?

 

 もしかしたら奴らは

 ここに来るのかもしれませんよ・・・・・・」

 

「ありえんよ

 

 聖徒はエーテルがなければ

 力を発揮することはできない

 

 ここに攻めてくることなどない・・・・・・・・」

 

「だが増殖の大伯爵を

 倒せるほどの相手・・・・・・・・・

 

 どうにも気になるな・・・・・・・・・」

 

「問題ないですよ

 

 あいつは私たちの中で

 一番の新入りで一番弱いし

 

 奴が一人やられた程度で・・・・・・・」

 

「どのみちほおってはおけん

 

 すぐさま戦力の一部を

 増殖の大伯爵に向かわせた

 

 里の方に向かわせるのだ!」

 

「「「「はっ!!!!」」」」

 

・・・ ・・・・ ・・・・・ ・・・・・・・‣・・・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・ ・・・

 

迷宮に向かっていく一同

 

すると何かに気づくバックアップ組

 

「どうかした!?」

 

真琴が聞いていく

 

『・・・・何かが来ます

 

 それもかなりの数です!』

 

一同は前方に警戒していくと

そこから何やらうごめいている何がが迫ってきている

 

それは何やら

白色の人型のようなものである

 

「な、何あれ・・・」

 

「ひ、ひょっとしてマモノ!?」

 

「あんなにたくさん!?」

 

一同はその数に思わずたじろいてしまう

 

「いいえ

 

 あれは罪兵・・・

 

 簡潔的に言えば

 兵隊のようなものです

 

 一体一体はマモノより弱いですが

 依り代になるものがあるかぎりほぼ

 無尽蔵に生み出されていく厄介な雑兵です」

 

由奈が説明していく

 

「みんな、迎え撃つぞ!

 

 あれだけの数が攻めてくれば

 襲撃を受けたばかりの里はひとたまりもない・・・」

 

「全部倒していくよ!」

 

SEES組は召喚器と武器を手に

構えていく

 

「俺達ももちろん行くぞ」

 

捜査隊メンバーも眼鏡をかけてスタンバイする

 

「はじめよう」

 

怪盗団の面々も準備に入っていく

 

そして一同は

向かってくる罪兵の大群に

 

一気に向かっていく

 

「「オルフェウス!!」」

 

湊と真琴はともに

オルフェウスを繰り出して

 

兵隊たちを攻撃していく

 

「イオ!」

 

ゆかりはイオを召喚し

その風による攻撃で

敵を次々と吹き飛ばしていく

 

「ヘルメス!」

 

順平もヘルメスを繰り出し

罪兵の大群に突っ込ませていく

 

「ポリデュークス!」

 

明彦もポリデュークスを出して

ともに敵に殴りかかっていく

 

「ペンテシレア!」

 

美鶴も自身のペルソナで

敵を次々と凍らせていく

 

「パラディオン!」

 

アイギスな自身に搭載された

パラディオンを敵に突っ込ませていく

 

コロマルは遠吠えし

ケルベロスを召喚

 

炎による攻撃と

三つの首による噛みつきで

 

敵に攻撃を仕掛ける

 

「ネメシス!」

 

天田もネメシスを繰り出し

電撃と光による攻撃で敵を滅していく

 

「カストール!」

 

荒垣もカストールを出して

敵の大群に攻撃を繰り出していく

 

「やるな・・

 

 だったらこっちも・・

 

 イザナギ!」

 

悠もイザナギを出して

敵に切りかかっていく

 

「俺らも負けてらんねえな

 

 行け、ジライヤ!」

 

ジライヤを出して

敵を次々に吹き飛ばしていく

 

「ようし、アタシもやるよ

 

 トモエ!」

 

千枝もトモエを召喚して

敵を次々と撃破していく

 

「コノハナサクヤ!」

 

雪子もペルソナを召喚して

敵の大群を燃やし尽くしていく

 

「タケミカヅチ!」

 

完二もタケミカヅチを出して

攻撃を繰り出していく

 

「カモーン、キントキドウジ!」

 

クマもペルソナを召喚して

敵を次々に氷漬けにしていく

 

「スクナヒコナ!」

 

直斗もスクナヒコナで応戦していく

 

「あっちもやるな

 

 たまには大胆に行くのも

 悪くはない!

 

 アルセーヌ!!」

 

ジョーカーもアルセーヌを繰り出して

敵の大群に攻撃を加えていく

 

「俺達もやるぞ!

 

 キャプテンキッド!!」

 

スカルもキッドを出して

攻撃を放っていく

 

「踊れ、カルメン!」

 

パンサーもカルメンを召喚して

敵に炎による攻撃を放っていく

 

「ゴエモン!」

 

フォックスも負けじと

攻撃を繰り出していく

 

「ヨハンナ!」

 

クイーンはヨハンナにまたがって

敵の大群の中に突っ込んでいきつつ

 

熱による攻撃を繰り出していく

 

「ミラディ!」

 

ノワールもミラディの放つ

銃撃を使って敵の軍団を

 

次々と撃退していく

 

「行くよ!」

 

有紀も武器である銃から

釘型の弾丸を打ち出していき

 

アクロバティックに飛び回っていきながら

敵の大群を撃破していく

 

「たああああ!!」

 

由奈は槍を振るって

風による斬撃を振るって

 

攻撃を仕掛けていき

 

「はあああ!!!」

 

当夜は剣を振るって

敵の軍団の中に突っ込んでいく

 

大群に囲まれ

攻められていくのだが

 

当夜はその中で

剣を力いっぱい振るっていきながら

 

敵の軍団を切り裂いていく

 

一同の奮闘により敵の数は

大きく激減していき

 

残っている敵の方も

徐々に繊維をそがれて退き始めていく

 

だがそこに一つの影が現れると

 

逃げ始めていく兵隊たちを

背中に生えている翼の一振りで

 

一瞬で一掃してしまうのだった

 

「っ!」

 

その影を感じて上を見上げると

その人物はゆっくりと一同の前に

 

降り立っていく

 

「おやおや・・・・

 

 騒がしいと思ってきてみたら

 見慣れない人間たちがいたものですね・・・・

 

 ずいぶんと人数が集まってるみたいですが

 もした貴方方が先生の言っていた別世界の人間とお見受けいたしますが?」

 

その少女は指が異様に伸びて

その間に幕が張ってあり、親指のような突起がついた翼を

 

ゆっくりとはためかせてつつ口をつぶやく

 

「だ、誰!?」

 

「この感じ・・・

 

 罪徒か・・・」

 

美鶴がそうつぶやくと

 

「その通り

 

 私は試練の王より

 迷宮を警備、管理を務めております

 

 偏福の大公爵と申されるものです・・・・

 

 以後よろしくお見知りおきを」

 

と笑みを浮かべつつ名乗る偏福の公爵

 

「おいおい

 

 さっき現れたばっかりだっていうのに

 いきなりまた現れたってのかよ・・・・」

 

「まさか・・・

 

 私たちがここに向かってくるのを知ってて・・・」

 

「半分正解と言っておきましょう

 

 私は我らが王の命において

 この近辺の警備と管理を務めていると

 先ほど申し立てました・・・・

 

 いうなれば私はこの場所に訪れた

 あなた方を偶然ここで迎え撃たんとしているだけにすぎません・・・・

 

 ですがまあそんなことは私にもあなた方にもどちらにも

 大した問題ではありません・・・・

 

 目下の問題は私にとってあなた方は倒すべき不法侵入者

 あなた方にとって私は倒すべき怨敵・・・・

 

 要はそれだけでございますよ・・・・

 

 ですからここに侵入してきたあなた方を

 ここで始末いたしましたら、あなた方の後ろにある

 人間の里を容赦なく攻め滅ぼさせてもらいます・・・・」

 

と一同の後ろを持っているサーベルで指す偏福の公爵

 

「まあ要するにやるってことだろ

 

 だったらやってやるしかねえだろ!」

 

「そうよ

 

 そのためにここまで来たんだから!」

 

と一同は武器を手にもって迎え撃たんとする

 

「その通り

 

 それが正解ですよ・・・・

 

 普通の相手ならばね・・・・

 

 ですが私は人間などと言う

 無力で下等な生き物とはわけが違う

 

 罪徒・・・・

 

 普通の相手とは別格と言ってもいい

 

 その相手に挑むのは無謀と言うものですよ?」

 

「そんなの関係ない!

 

 俺達は俺達の信じる決断をするだけだ!!」

 

当夜の言葉に一同は強く頷く

 

「いいでしょう・・・・

 

 ならばその決断・・・・

 

 後悔させて差し上げましょう!」

 

そう言って手に持っているサーベルで空を切り

 

背中の翼を大きく広げる

 

その翼は公爵の身長を

大きく超えているほどに巨大だった

 

「来るぞ!

 

 各自迎撃に備えろ!!」

 

「気を付けて」

 

身構える一同に対して

偏福の大公爵はうっすらと

 

邪悪な笑みを浮かべて

一同を見つめるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更なる罪徒との更なる対決の火ぶたが切って落とされんとする・・・ ・・・・ ・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   




現れる強敵

・・・ ・・・・・・・・・

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