『七日目 晴れていた
今日は周りの様子が少しおかしい一日だった。
いや、実際には何らおかしい点などないのだが、何か、変な感覚だった。不思議だ。
それはそうと、本日の過酷な労働を記す。
本日は書庫の整理と巡回だった。これのどこが重労働なのか、だが、これから書くことを見れば分かると思う。
まず辛いところその一。本の数が異常な量。
本は様々な種類があり、数学や物理、語学などの勉学用の教科書、参考書。また、幼子用の絵本やラノベ。他にも様々なジャンルの小説や漫画など、多数にわたって置かれていて、それにプラスしてSCPに関する書類やファイルの整理をさせられていた。
役二十名ほどで、所要時間役四時間。しかもそれでも部屋の一部に過ぎなかった。
もはや笑えるレベルだった。実際笑って、職員の方に心配された。
それだけならまだ昔図書委員をやっていたので、それの延長線上だと捉えられた。
が、問題は別にある。
あの部屋めちゃくちゃ埃をかぶってる棚がいくらかあった。掃除、清掃はどうした。
そんな感じでただただ辛い書庫整理を終わらせ、一旦休憩を取りつつ、部屋に戻り出された食事を取った。カレーライスだった。美味しかった。
昼休憩が終わり、次に行ったのが巡回だ。担当はサイト-█から、サイト-█の間だ。暇な時間がいくらかあったものの、Dクラスの終了作業や各SCPの収容施設の巡回があって疲れた。
難なく出来るようになってきて、チームメイトとの連携も取りやすくなってきた。
仕事が終わってからは、ベッドの上で朝刊のコピーを読み、眠気が襲ってきたのでこれを書いた。
そういうわけなので本日はこれまで。おやすみ。
memo
・一日が短い。』
♢
『八日目 晴れのち終焉
とことん災難な一日だったのでまずは一言。
流石にGH-クラス:”デッドグリーンハウス”シナリオ(あってるか?)が発動するとは思わなんだ。
何があったのかというと、停電→
という事態になった。絶望的だろ?
一日の始まりはごくごく普通だったのだが、大体昼過ぎだったかぐらいに停電が起こって、先述の通りの地獄が具現したわけだ。
俺も精一杯はやってみたものの、keter級に囲まれちゃあ無理でした。見たら死ぬ、見なかったら死ぬとか理不尽すぎる。
そんなこんなであと一歩で死ぬって時に神様に回収され、これを書いている次第だ。
あの後あの世界がどうなったのかは知らない。運よくSCP-2000が動作してくれていれば良いのだが。
とまあそんなこんなで今回の世界も終わりだ。そろそろ次の世界へと向かわなければならなくなったので行ってくる。
memo
・やっぱり神様の意図が読めない。』