『四日目 晴れているらしい
これを書いている今現在、右腕が使えない。不便で仕方ない。
その理由なのだが、トカゲにやられた。今日は朝っぱらから召集が入り、集合場所に向かうと、クソトカゲをどうにか抑えてくれ。と言われ、収容所に足を進めた。んで、入っていざ鎮圧だー。となった時、俺を見つけた瞬間、(恐らくだが)あいつの全速力で体当たりをかましてきやがった。とっさに避けたんだが腕に掠った。"掠った"の威力はけた違いだが。思い出すだけでも腕がずきずき痛む。
その後なんとか左手に持っていたSRとチームメイトだけで鎮圧はしたが、完全に敵とみなされたみたいだ。辛い。
一度医務室で軽く処置をしてもらって今は部屋で安静を言い渡されている。さて、さっさと回復しないと業務ができないので、俺TUEEEEE的な驚異的な回復力があることを期待しつつ寝ることにする。おやすみ。
memo
・SR乱射は高火力すぎるな。頼もしいこと限りないが。』
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『五日目 雨らしい
目覚めて真っ先に腕を確認したが、治っていなかった。まぁそりゃそうだよな。
とりあえず今日の業務を書いていく。
今日はリハビリも兼ねて簡単な事務作業や雑用をすることになった。資料の整理、Dクラスの引率、
後は、腕の回復の見込みについてだが、大体5か月ぐらいで完治するらしい。正直一年ぐらいかかると思っていたので、以外だと思う。
そんなこんなで雑務をこなしていったわけだが、ここで問題が起きた。
今度はDクラスの暴走だ。
しかしただのDクラスじゃあない。元エージェントのDクラスだ。
元エージェントということもあって、手こずった。殺してはいけないので格闘メイン。しかも片腕は使えない。
応援は他のSCPの再収容に忙しいらしく来れない。
……もうちょっと人員増やせませんかね?
愚痴はここまでにして、なんとか鎮圧に成功し、自室へ戻るとそこにはSCP-173が。ふざけんな。
目を離さずに扉を閉め、距離を取る。不幸中の幸いとでも言うべきか、近くには簡易的な収容施設があったので、そこへ誘導することにした。
近くに居た
今度2662に会いに行こうと思う。何とか中学レベルの英語なら話せるので、多少は話せるのが救いだ。通訳はまだ必要だけど……
疲れたのでもう寝る。
memo
・SCP-199はやっぱり可愛かった。』
『六日目 晴れているみたい
本日の激務はΩ部隊との合同作戦だった。生で見るアベルは実にマッスルだった。
しかし今でも不満なのが、何故片腕が使えない俺を連れていったのか。だ。
いくら後方支援だといっても流石に最前線はないでしょうよ。人員不足かなにかなの?
しっかし、Ω部隊の人間には驚かされた。
生身の人間がSCPを捕獲するって相当やばい事だと思ったんだが、そんなこと知ったことかと言わんばかりの活躍ぶりだった。
人の可能性は無限大……よく言ったもんだね。
今回は攻撃が激しかったので、ハンドガンでそれらを相殺していた。反動が右腕に響いたがそこは我慢。
それにしてもアベル楽しそうに戦ってたなぁ。
終わってからはもっと激務。
収容完了!と思ったら、今度は
スプリンクラーのおかげで、室内は豪雨に等しい雨模様。服がびしょ濡れになったよ……一張羅だったのに。
Ω部隊と共に水を集め、かけて、なんとか消火&再収容。実に熱かった。
でも片手でバケツを振るのは結構辛かったよ。
それが終わって今に至る。
明日は早めに起きなきゃならないので、終わりにする。
memo
・嫌な予感がする。』
SCP‐682不死身の爬虫類
http://ja.scp-wiki.net/scp-682
SCP-2662クトゥルフ、ふ「ざげんな!」
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SCP-199アイポッド
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SCP-076アベル
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SCP-457燃える男
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