戦国乙女現代ロマン記   作:紫電月華

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すみませんチョー久しぶりに投稿です長らくお待たせしました

これからちょくちょく更新していくので応援宜しくお願いします。


6話

和樹「それじゃあマサムネ、モトナリ、ヒデアキ行こうか!」

 

 

三人「分かった(わ、りましたぁー)」

 

 

そしてまた車に乗り込み、ショッピングモールを目指す。

 

 

ヒデアキ「ひゃーはっ速いですぅモッモトナリ様~」

 

 

車に乗ってから5分も発たぬ内に既に涙目でモトナリにすがり付くヒデアキ。

 

 

モトナリ「全く…しょうがない子ね」

 

 

マサムネ「まあヒデアキ殿が怖がるのも無理は無いこのような物に乗るのは初めてなのだからな」

 

 

 

和樹「二人は全然怖くないのか?」

 

 

 

モトナリ「ええ…私はこのぐらいの乗り物なら自分で行く方が速いしね」

 

 

 

マサムネ「私も大丈夫だそれにこれを鍛練の一環だと思えばどうと言う事は無い」

 

 

 

和樹「凄いな…二人共…」

 

 

何だろう言ってることは分かるんだけど、今一つピンと来ない…とここでショッピングモールに到着。

 

 

 

マサムネ「それで和樹私達は何を買うのだ?」

 

 

 

和樹「えっと皆の寝間着を買おうと思ってな」

 

 

 

ヒデアキ「この時代の寝間着ってどんなのだろ~?」

 

 

 

和樹「そうだなぁ上と下が別れてて…と言うか皆は浴衣の方がいいのか?」

 

 

 

マサムネ「いや…そう言うわけではないが浴衣の方が慣れてはいるな」

 

 

 

和樹「そうか…うーんどうしょうか?モトナリとヒデアキはどっちが良い?」

 

 

 

ヒデアキ「わっわたしはーパッパジャマでしたっけ?それを着てみたいですぅー」

 

 

 

モトナリ「私はどちらでも構わないわ…ただ個人的には浴衣の方が良いわね」

 

 

 

和樹「よし!それなら浴衣10着とパジャマ10着ずつ買おうか」

 

 

 

三人「⁉」

 

 

 

いきなり俺がそんなこと言うものだから、三人ともかなり面白い顔をしている。

 

 

 

和樹「ぷっ! あっはははは‼三人とも面白い顔だな!」

 

 

 

二人「なっ////」

 

 

ヒデアキ「あぅあぅ////」

 

 

 

俺に顔を見られて笑われたのがショックだったのか、顔を赤くして下を向いている。

 

 

 

 

和樹(まっまずいかなり怒ってる⁉早く謝らないと!)

 

 

 

 

と思って声にしようとした時、後ろから女の声がした。

 

 

 

 

???「あれぇーもしかして和樹君?」

 

 

 

その声に俺は頭が真っ白になって、体も固まった様に動かなくなっていた。

 

 

 

 

???「ねぇ!和樹君だよね 私だよ!美紗だよ‼久しぶりだねー」

 

 

 

 

俺は振り向けなかった、そのやり取りを見ていたマサムネ達は違和感を感じたのか声をかけてきた。

 

 

 

 

マサムネ「大丈夫か?和樹?」

 

 

 

ヒデアキ「早く行きましょー和樹さん、マサムネ様、モトナリ様」

 

 

 

モトナリ「そうね…早く買ってゆっくりしたいわね…それとそこの貴女はどちら様なの?」とモトナリは聞いた。

 

 

 

 

美紗「ハァ❗貴女達こそ何なの和樹君に寄って集って…止めてくれるかな?」

 

 

 

かなり捲し立てるそいつは元は彼女だった……少なくとも昔の俺はそう思っていた。

 

 

 

 

和樹(何で今…美紗がいるのかは分からないけど今はこの状況をどうにかしないと!)

 

 

 

 

モトナリ「ハァ…訳が分からないわいきなりそんなこと言われても、ただ私達は和樹のお世話になっているだけよ…」

 

 

 

 

と捲し立てる美紗と呆れる様に頭に手をついてため息を洩らすモトナリ。

 

 

 

そんな様子のモトナリに腹を立てたのか、美紗は右手を大きく振りかぶった。

 

 

 

 

美紗「貴女なn「ガシッ!」なっ‼」

 

 

 

モトナリ「悪いけど…貴女に叩かれる筋合いは無いわ」

 

 

 

 

モトナリは美紗の叩こうとした右手をあっさりと掴んでしまった。

 

 

 

 

和樹(普通に考えれば、女性とは言え彼女らは歴とした戦国武将なのだ…バカ正直に叩かれる訳がないか)

 

 

 

 

和樹「悪いけど、モトナリもそこまでにしてくれないか?」

 

 

 

モトナリ「ふぅ…わかったわ」

 

 

 

 

美紗「くっ❗痛いじゃない❗手が赤くなったんだから❗」

 

 

 

 

和樹「美紗…今日はもう帰ってくれないか?」

 

 

 

美紗「何…言ってるの…和樹君」

 

 

 

和樹「別れる時に…「前を向いて行こう」って言ったじゃないか二人でだから…」

 

 

 

美紗「そんなの知らない!もう!和樹君なんか知らない❗」

 

 

 

と言って彼女は俺達に背を向け走って行ってしまった。その時の俺は知らなかった、美紗が背を向ける瞬間薄く笑っているのをそして俺達にこれから過酷な困難が待ち受けてるとも知らずに。

 

 

 

 

和樹(やっぱり俺はまだあの時の事を引きずっているのか…)

 

 

 

 

と考えていると「ビシィ‼」っと頭に小さな痛みを感じた、ふと視線を上げるとマサムネが多分チョップをしたのだろう俺の頭に手を置いている。

 

 

 

 

和樹「な、何を⁉」

 

 

 

マサムネ「先ほどの者と何が合ったかは分からぬが、私達は和樹が理由も無しに傷つけるとは思っていない」

 

 

 

 

 

モトナリ「そうね…貴方は無償で住まわしてくれてるもの」

 

 

 

ヒデアキ「はい!和樹さんは良い人ですぅー」

 

 

 

 

和樹「っ⁉」

 

 

 

 

俺は驚いた、まだマサムネ達は来て間もないのに俺の事を信じてくれているそれがとても嬉しかった。

 

 

 

 

和樹「ありがとう!そう言ってくれてとても嬉しいよ」

 

 

 

 

その時の三人は嬉しそうに笑っていた。

 

 

 

和樹「さて!買い物の続きと行こうか?」

 

 

 

三人「おう!/ええ…/はい!」

 

 

 

………1時間後

 

 

 

和樹「何とか買えたな」

 

 

 

マサムネ「そうだな…二人は寝てしまったな」

 

 

 

 

車で帰る途中モトナリとヒデアキはぐっすり寝ていた…しばらくして自宅についた。

 

 

 

 

四人「ただいま」

 

 

 

皆「おかえりなさい!」

 

 

 

 

マサムネ「和樹よ、寝間着は部屋に置いて置けば大丈夫か?」

 

 

 

 

和樹「ああ!頼むな!」

 

 

 

 

するとヒデヨシが泣きそうな顔で近づいてきた。

 

 

 

 

和樹「うお⁉どっどうした?」

 

 

 

ヒデヨシ「どうしたじゃあないよー‼もうお腹ペコペコだよー(泣)」

 

 

 

 

すでにヒデヨシは限界のようで他の皆も少なからずお腹が空いているようだ。

 

 

 

 

和樹「悪い❗ヒデヨシ❗これから夕食の材料買ってくるから何か食べたい物はあるか?皆も食べたい物があれば言ってくれ」

 

 

 

 

ヒデヨシ「えー‼何でも良いの?」

 

 

 

 

和樹「ああ…まあある程度は作れるぞ」

 

 

 

 

ヒデヨシ「やったー!何しようかな?トッシーはどうする?親方様も一緒に何食べるか考えましょ❗」

 

 

 

 

トシイエ「オイラは食べれれば何でも良いかな~」

 

 

 

 

ノブナガ「ワシは、南蛮の料理を食うてみたいのぅ」

 

 

 

 

和樹「成る程!ならカレーで良いかな?」

 

 

 

 

皆「カレー?」

 

 

 

和樹(あーそうか…カレーとか戦国時代には無いわな)

 

 

 

 

ヨシテル「かれーとはどお言う料理なのですか?」

 

 

 

 

皆凄く気になっているようで代表でヨシテルが聞いてきた。

 

 

 

 

和樹「そうだな…スパイス、昔で言うとこの香辛料を使った料理だな」

 

 

 

 

ミツヒデ「その南蛮料理は辛いと言う事か。」

 

 

 

 

ヒデヨシ/トシイエ/イエヤス/ ヒデアキ/ソウリン「えっ⁉かっ辛いの‼」

 

 

 

 

ミツヒデの言葉を聞いていかにも辛いの駄目ですと言う顔をしている「戦国乙女(笑)」そんな目に涙を溜めている五人に、俺から救いの言葉を言う。

 

 

 

 

 

和樹「クスッ…大丈夫!カレーは余り辛くない甘口にするから」すると五人は一斉に表情を明るくさせた。

 

 

 

 

 

和樹「よし!今から買いに行くからイエヤスとモトチカ一緒に行こうか」

 

 

 

 

イエヤス/モトチカ「…分かりました/わかったわ❗」

 

 

 

 

そうして5回目となるショッピングモールの買い物、もしかしたら俺が生きてきた中で一番買い物をしたと思う。

 

 

 

 

二人「わぁー❗」とやはり初めて来る場所で興奮しているようだ、旗から見るとやっぱり可愛い普通の女の子にしか見えない。

 

 

 

 

和樹「さて…と材料はこんなものかな!」

 

 

 

 

周りを見ると二人の姿がなく、急いで探しているとお菓子コーナーにイエヤスの姿があった。

 

 

 

 

 

和樹「イエヤス!」

 

 

 

イエヤス「あっ…和樹さん…」

 

 

 

 

和樹「はぁ…勝手に居なくならないでくれよ?心配するから」

 

 

 

 

 

イエヤス「ごめんなさい…」

 

 

 

 

 

和樹「いや‼大丈夫!次から気を付けてくれたら良いから、何か欲しいものでもあったのか?」

 

 

 

 

するとイエヤスは金平糖が入った袋を前に出した。

 

 

 

 

和樹「これが欲しいのか?」

 

 

 

 

イエヤスはコクンと頭を縦にふった。

 

 

 

 

和樹「了解❗後はモトチカだな」

 

 

 

 

二人でモトチカを探していたら案の定お酒コーナーにいた。

 

 

 

 

 

モトチカ「あっ❗見てよ凄いお酒の数知ってるお酒もあれば知らないお酒もある❗ねぇ!買って良い?」

 

 

 

 

和樹「お酒なぁ…二人は飲んでたのか?」

 

 

 

 

モトチカ「私はよくソウリン達と飲んでたわ❗」

 

 

 

 

イエヤス「私は…お姉様と…ときどき飲んでいました」

 

 

 

 

和樹「じゃあ他の皆も飲んでたんだな…それなら何本か買っていこうか!」

 

 

 

モトチカ「やっりー❗そうこなくちゃ」

 

 

 

そうして食材も無事買い終わって、やっとこさ買い物が全て終わった。

 

 

 

 

和樹(さぁこれから腕に頼を掛けて作るとしますか❗)そうして俺は調理にかかった。


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