戦国乙女現代ロマン記   作:紫電月華

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皆さん!お久しぶりで御座います!


駄目作者です!


先ずは先に謝らして下さい
実はこの19話を本来なら今年の年始に迄に投稿しようと考えていたのですが、思った以上に時間が掛り皆様に新年の挨拶も出来ず申し訳ないです。


今年もこんなグダグダな亀更新ですか、ぼちぼち頑張って行くので暇潰し程度に読んで頂けたら幸いです。


それでは戦国乙女現代ロマン記をどうぞー!


19話

〜???〜

 

 

 

ピチョン…。

 

 

 

ピチョン…。

 

 

 

 

和樹「うっ!痛ぇこっここは?何処だ?……俺は…一体……!?」

 

 

 

 

和樹が目を覚ますと辺りが一面真っ暗な場所に居た。

 

 

 

 

和樹「何にも見えないな(確か…昨日は雛と雅が乙女達に会って…駄目だ。所々頭に靄が掛かってるみたいだ。)此処で考えても仕方無いな…取り敢えず歩くか。」

 

 

 

 

〜10分後〜

 

 

 

 

 

和樹「おーい!誰か居ないかー!…ってこんだけ歩きながら声を出しても人の気配も声もしないし…どーするかな?」

 

 

 

 

此処から出る方法も分からずじまいで立ち往生していたその時!?ビシッ!っと突如として真っ暗な空間に一筋の亀裂が入りその亀裂は空間の隅々まで広がり割れた。

 

 

 

 

和樹「なっ!?何なんだよ…これ。」

 

 

 

 

割れた空間には大きな青空が広がり、下一面は湖の様に広がっていた。だがしかしその大空にはいくつもの巨大な鎖が所狭しと繋がれそして和樹の真正面に大きな玉座が一つだけ不自然に置かれていた。

 

 

 

 

ズキン! 和樹「ぐぁ!あっ頭がわ…割れる…。」

 

 

 

 

???(黒)〔ヨォ…マサカ…テメェがコンナトコロにクルなんてナァ〕

 

 

 

 

和樹「だっ誰だ!?」

 

 

 

 

???(黒)〔オマエにコタエルギリはナイナ。〕

 

 

 

 

和樹「何だとテメェ!…!?お前は一体…?」

 

 

 

 

声のした方に顔を上げると、姿形が全身真っ黒な謎の生き物?が立っていた。

 

 

 

 

???(黒)〔ハッ!何…アホヅラをサラシテイヤガる……テメェミタイなクズがナニをシにココにキタ?〕

 

 

 

 

和樹「俺は?……一体何しに?(こいつの声を俺は知っている筈なのに…思い出せない。)うっ!」

 

 

 

 

ガクッと膝から崩れ落ち頭を抱え蹲る和樹。

 

 

 

 

???(黒)〔チッ!シカタネェナ…オイ!カワレ!〕

 

 

 

 

そお言うとその様子を眺めていた黒い生き物は一つ溜め息を吐くと黒かった体がみるみると白に染まっていく。

 

 

 

 

その空白の玉座に座り、陽気に和樹に声を掛けた。

 

 

 

 

???(白)〔ハハハ!ブサマダナーギャハハ!〕

 

 

 

 

和樹「うっ!ぐぅ…ハァ…何なんだよ…ハァ……これは!」

 

 

 

 

???(白)〔マダ…ワカンナイノー?イイヨーギャハ!ダッタラ…オシエテ…ア・ゲ・ル…ギャハハハ!ココハネアナタサマノ…キ・オ・ク・ノナカナノサ!〕

 

 

 

 

和樹「記憶?」

 

 

 

 

 

???(白)〔ソウダヨーアナタサマノネ…セイシンノ…オクソコニネムルキオクサ!ギャハハ!〕

 

 

 

 

和樹「その精神の記憶が何だってんだよ!?早く此処から出しやがれ!」

 

 

 

 

???(白)〔アハハ!カッテニシブンカラ、コノセカイ二キテオイテダセナンテ…サ?……ズイブンミガッテダヨネ?ギャハハハ!〕

 

 

 

 

和樹「煩い!俺だって来たくて来たんじゃない!だったらテメェをぶっ飛ばしてでも此処から出てやる!」

 

 

 

 

ふらつきながらも構えを取り戦う姿勢を見せる。

 

 

 

 

???(白)〔ワォ!イキナリダネェー!イイヨー!〕

 

 

 

 

和樹「馬鹿にしてんじゃねえ!」

 

 

 

 

小馬鹿にされ、その生き物に向かって殴りかかった。しかし!

 

 

 

ドゴォ!

 

 

 

 

和樹「かはっ!」

 

 

 

 

腹に鮮烈な痛みが走り下の方に目を向けると、和樹「なっ!?」そこには黒い生き物…あの時黒から白に変わった筈の黒い生き物が和樹の腹部に拳をめり込ませていた。

 

 

 

 

 

和樹「ぐっ!くそっ…が…。」

 

 

 

 

 

ドサッと前のめりに倒れ込み、意識は闇へと沈みそして和樹の体は泡のようにその場から消えた。

 

 

 

 

 

???(白)〔アリャリャ?ヨカッタノ?〕

 

 

 

 

???(黒)〔ナンのコトだ?〕

 

 

 

 

???(白)〔マタマタ〜アレハ…ボクタチノウツワデショー!サッキノデ…コ・ロ・セ・バヨカッタジャナイノー?ギャハ!〕

 

 

 

 

???(黒)〔フン!…イマのアイツデはオレタチのウツワニはホドトオイ……。〕

 

 

 

 

???(白)〔フーン?ボクニハヨクワカラナイナーギャハ!〕

 

 

 

 

???(黒)〔ダッタら…スコシはキョウリョクをシタらドウダ?〕

 

 

 

 

 

???(白)〔アッハハハ!ボクハコレデモキョウリョクヲシテイルヨ?〕

 

 

 

 

???(黒)〔……ソウカ。〕

 

 

 

 

???(白)〔マア…キミホドノクロウハナイサーギャハ!……オット!?ソロソロジカンダネー?ボクハコレデシツレイスルヨーマダスルコトガアルカラネ〜!ギャハハ!ジャーネー!〕

 

 

 

 

とその白い生き物は高笑いしながらその場をから消えた。

 

 

 

 

???(黒)〔フッ……ヤツがココまでキタとイウコトは…オレもホンカクテキにウゴクとシヨウ………オレタチのネガイ……そして……オモイがジョウジュスルコトを。〕

 

 

 

 

 

その生き物は誰も居なくなった空間でただ一人玉座に座り、その口を歪ませ笑う。

 

 

 

 

………………和樹「はっ!?!?!?」

 

 

 

 

その頃、精神世界から意識が戻った和樹は夢から醒めたように飛び起きた。

 

 

 

 

和樹「はぁ!はぁ!はぁ!…………ふぅ…スゲー嫌な夢?を見た気がす…る?って何でこんなに布団に盛り上がってんだ?」

 

 

 

 

丁度足元の布団に異様な膨らみがあり、不審に思い布団をめくった。

 

 

 

 

 

和樹「うわぁ!?」

 

 

 

 

 

ヨシテル「すぅすぅzzz」

 

 

 

 

そこには何故かヨシテルが丁度和樹の腰あたりで寝ていた。

 

 

 

 

 

和樹「いや!何でだよ!?…はぁ………取り敢えず起こすか。おーいヨシテルー起きろー?」

 

 

 

 

 

寝てるヨシテルの肩を揺らし起こそうとした時。

 

 

 

 

ヨシテル「んぅ!」  プルン!   

 

 

 

 

和樹「ヤバッ///!?」

 

 

 

 

意識がまだ浮上して無く無意識に寝返りをうったヨシテルの豊満な胸が揺れて思わず目を逸らす和樹。

 

 

 

 

和樹「うわぁ…これは流石に目の毒過ぎる////てか早く起こして、俺も直ぐにシャワー浴びて大学に行かねぇとな。」

 

 

 

 

コンコン!

 

 

 

 

ガチャ!

 

 

 

 

ミツヒデ「沢井よ起きているか?少し尋ねたい事があるのだ……が…和樹「!?!?!?」ヨシテル「くぅすぅzzz」なっなに///……を//…和樹「まっ待てミツヒデ!?話せば分かる」何をしているんだーーーー!!!!!」

 

 

 

 

シャキン!

 

 

 

 

と懐から自身の武器のクナイを取り出すミツヒデ。

 

 

 

 

ミツヒデ「最近……マサムネ殿の様に私は身体を動かす事をあまりして無かったな………フッフフフ……丁度良い…技の練習台にさせて貰おう!」

 

 

 

 

和樹「おっおい!?」

 

 

 

 

ミツヒデ「喰らえ!朱雀剛爆砕!!!」

 

 

 

 

ドッッカーーーーーン!!!!!!!

 

 

 

 

ミツヒデの必殺技を放った部屋は半壊し処々、焼け焦げていてその横では部屋と同じく焦げた和樹が転がっていた。

 

 

 

 

桜華「もう!朝から煩いわ!……よっ…て!?!?!?何…これ?」

 

 

 

 

ヨシテル「ふぁ〜…んー!よく寝ました!あれっ?私の寝てる部屋じゃn 桜華「此処は和樹の部屋よ。」 へっ!?おっ桜華さん!?おはようございます! 桜華「ええ…おはよう。」 此処…和樹さんのお部屋……と言う事は//// ミツヒデ「ヨシテル様!?ご無事ですか!沢井に純潔を散らされてませんか!?もしそうなのでしたら、御命令とあらば直ぐにでも沢井の息の根を止めます!」 ひゃん!///ミッミツヒデ!ちっ違いますよ?別にそういった行為はしてません!! ミツヒデ「ほんっーーーとうにですか?(疑惑の目)」 本当ですってば///もう!信じて下さい!…ミツヒデ(うるうる) ミツヒデ「ぐはっ!?(可愛い!可愛い!可愛い過ぎますヨシテル様//流石!義昭様の姉君!簡単に私の心を貫いてくる!あぁ……ヨシテル様、義昭様、ミツヒデは今…幸せで御座います!)あ~もう…だ…め。」

 

 

 

 

 

パタッ

 

 

 

 

ヨシテル「えっ!嘘!?ミツヒデ!?」

 

 

 

 

ミツヒデ「えへへ〜ヨシテルしゃま〜////。」

 

 

 

 

ヨシテル「ミツヒデ!?起きて下さい!ミツヒデ!!」

 

 

 

 

桜華「はぁ(片付けは後で考えるとして。)……えーと先ずは気絶してる2人を起こして朝御飯食べましょうか。」

 

 

 

 

ヨシテル「あっはい!」

 

 

 

 

ヨシテル「と言う事がありまして…あはは///。」

 

 

 

 

ソウリン「だから和樹さんとミツヒデ殿は正座していると言う事ですね!」

 

 

 

 

ノブナガ「何とまあしょうもない事じゃのう。」

 

 

 

 

モトナリ「全くね。」

 

 

 

 

リキュウ「それは、是非ともその現場に居合わせたかったものですね〜。」

 

 

 

 

ミツヒデ/和樹「「止めてください!/やめてくれ!」」

 

 

 

 

桜華「それにしても、もう少しミツヒデちゃんは落ち着くことね分かった?」

 

 

 

 

ミツヒデ「うっ!めっ面目次第も無いです。」

 

 

 

 

桜華「後、和樹はそういった事は夜にしなさい…分かりました?」

 

 

 

 

ミツヒデ/ヨシテル「「なっ///」」

 

 

 

 

トシイエ「そういう事ってどう言う事だ?ヒデヨシ!」

 

 

 

 

ヒデヨシ「うえぇ!?わっ私も分かんないよー!…あっ!ねぇねぇイエヤスちゃんなら分かるんじゃないかな!」

 

 

 

 

イエヤス「ごめんなさい……私も…そういった知識は……あまり//……えと……和樹…さん。」

 

 

 

 

和樹「大丈夫だからイエヤス達は気にしなくていいから、てか桜華さん!あんたは何の心配をしてるんだ!」

 

 

 

 

桜華「えー?それはやっぱり〜和樹もお年頃だし〜〜ね?」

 

 

 

 

和樹「たくっ//知りませんよ!そんな事!それよりもう行きますから。」

 

 

 

 

桜華「はいはい!気を付けてねー!」

 

 

 

 

 

和樹「さて行く(カ)(目の色が一瞬変わる)。」

 

 

 

 

ズズッ!リキュウ/モトナリ「「!!!」」

 

 

 

 

桜華「!!!ちょっと待ちなさい!和樹!」

 

 

 

 

和樹「はい?早く行かないと遅れs(ガシッ!)うわっ!なっ何ですか?急に!」

 

 

 

 

桜華「あんた少し顔色悪くない? (一瞬だけど和樹の目の色が変わった!?…ような?) ……何か変な出来事でも…いやそれは無い…か? (それだともっと早く兆候が出るはず……まさか!?私が知らない内に封印に綻びが!?) ねぇ…もしかしてだけど今日起きる時に嫌な夢でも見た?」

 

 

 

 

和樹「っ!? (確かに…見た…があれは本当に

夢だったのか?やけに現実味のある様な不思議な感覚だった。でもあの空間にいたアイツ等…駄目だな、今の段階じゃ何にも分かんねぇな……自分の事だってのに。) いえ…まあ夢なら確かに見ましたけど、悪い夢なのかも曖昧で。」

 

 

 

 

桜華「そう… (嘘ね…和樹自身がまだ確証を得てない時点で無理に追求は出来ないし……あの嫌な感覚はモトナリちゃんとリキュウちゃん辺りは気付いたかもね………それともあるいは。) 分かったわ!取り敢えず無理はしない事、しんどかったら途中で帰って来てもいいから。それと…これ!持っときなさい!」

 

 

 

 

和樹「これは?」

 

 

 

 

桜華「私が作った御守よ!大切に使いなさい!」

 

 

 

 

和樹「ありがとうございます。桜華さん。」

 

 

 

 

ヨシモト「良かったですわね!」

 

 

 

 

和樹「ああ…それじゃ行ってきます。」

 

 

 

 

乙女達+桜華「「「「「「「「行ってらっしゃい!」」」」」」」」

 

 

 

 

 

〜青年通学中〜

 

 

 

 

ズキ!

 

 

 

 

ズキ!

 

 

 

 

和樹「痛ぇ、何なんだよ!この頭の痛みは起きた時はこんな痛み無かったのに 〔ホントウにソウオモウか?〕 だっ誰だ!」

 

 

 

 

雅晴「うおっ!びっくりした!」

 

 

 

 

和樹「!?まっ…雅晴…か。」

 

 

 

 

雛「おっおはよ!和樹!いきなり凄い剣幕で振り返ったから驚いて声が出なかったよ!」

 

 

 

 

和樹「あっ…あぁ……悪い。それとおはよう。」

 

 

 

 

雅晴「まあ良いけどよ。それより何か調子悪そうだな?」

 

 

 

和樹「べっ別に…なんて事ねぇよ。」

 

 

 

 

雛「でも、かなり顔色も悪いよ?」

 

 

 

 

和樹「だから…大丈d (ズキン!) ぐぁっ!」

 

 

 

 

雛/雅晴「「和樹!/和!」」

 

 

 

 

和樹「ぐっ…あぁ…いっ痛い (ズキン!) (ズキン!) うっ……うぅぅ。」

 

 

 

 

雅晴「おいおい!これヤバいんじゃ!」

 

 

 

 

雛「はっ早く救急車呼ばないt 和樹「呼ぶな!!」 えっ!?でも!」 和樹「良いから…ハァ…ハァ…呼ばなく…ハァ…ても…ハァ…いい(ギロッ)。」

 

 

 

 

雛「 (ビクッ!) わっ分かった。」

 

 

 

 

雅晴「おい!何もそこまで睨みつける事は無いだろうが!雛ちゃんはお前を心配しt 雛「やめて!」 ひっ雛ちゃん!」

 

 

 

 

 

雛「良いの!まーくん!…私が余計な心配したから…だからごめんね和樹!」

 

 

 

 

雅晴「あっちょっ…雛ちゃーん!……おい和!いくら心配掛けたくなくてもあれは… 和樹「…。」 …はぁ全く世話の焼ける幼馴染だな(笑)」

 

 

 

 

 

和樹「雅…その…すまn 雅晴「あー!みなまで言うなって!わーてっるからよ!ちゃんと雛ちゃんには俺様から話しとくし、お前は暫く頭冷やして来い。んでもってしっかりと謝れよ!」 あっあぁ……分かった。サンキューな。」

 

 

 

 

雅晴「おうよ!んじゃまぁ俺様も先に行くわ!」

 

 

 

 

和樹「(ありがとうな雅) 少しゆっくり行くか。」

 

 

 

 

〜青年移動中〜

 

 

 

 

〜とある路地裏〜

 

 

 

 

モブヤンキー「オイオイ!それは無ぇだろうよ!ああぁん!!」

 

 

 

 

モブヤンキー2「そうそう、此処を通りたいなら通行料を払って貰わないとね〜」

 

 

 

 

モブ男子高校生「ひっひぃ!すっすみません!でっでも通して欲しいです。がっ学校におっ遅れるので。」

 

 

 

 

モブヤンキー「だぁーかぁーらぁー此処はkill・the・skullのヘッド飯島さんのナアバリ何だよ!良いから通行料1万円払えや!」

 

 

 

 

モブ男子高校生「そっそんな事を言われても1万円何てありません!」

 

 

 

 

モブヤンキー2「ふーん?それじゃ2択から選ばせてあげる。 モブ男子高校生「へっ!?」 先ず1つ目は素直に1万払って進むか。もう1つは…そうねぇ…大体後、10分位で飯島さんも来られるだろうし貴方をボロ雑巾にしてから通行料を頂くわ。」

 

 

 

 

モブ男子高校生「いっ嫌だ!」

 

 

 

 

モブヤンキー「待てよ!逃げてんじゃねぇよ!」

 

 

 

 

ドン! モブ男子高校生「ぐぁ!…うっうぅ…だっ誰か助けてくれ。」

 

 

 

 

モブヤンキー2「残〜念誰も助けには来ないよ。」

 

 

 

 

ドッ!

 

 

 

 

モブヤンキー2「んもう!誰よ!」

 

 

 

 

和樹「あぁ……悪いな。」

 

 

 

 

モブヤンキー「何…そのままシカトして行こうとしてんじゃねぇ!」

 

 

 

 

和樹「別にシカトして無いだろうが、謝ったんだからよ。」

 

 

 

 

モブヤンキー2「巫山戯てるの?あんた?」

 

 

 

 

モブヤンキー「あぁもういいや!コイツも次いでにボコれば良いだろうが!鬱陶しいしよ!」

 

 

 

 

和樹「チッ! (面倒事になったな) おい…そこのあんた逃げろ。」

 

 

 

 

モブ男子高校生「えっでも!」

 

 

 

 

 

和樹「良いから行けっての…其処にいられる方が邪魔なんだよ。」

 

 

 

 

モブ男子高校生「わっ分かりました!何方か知りませんがありがとうございます!」

 

 

 

 

タッタッタ!

 

 

 

 

モブヤンキー2「ふぅん?偉くカッコいい事するんだね。」

 

 

 

 

和樹「そんなつもりは毛頭ねぇな、テメェらをぶっ飛ばすのを赤の他人に見られたくないんでな。」

 

 

 

 

モブヤンキー「調子に乗んなよこのクソが!!」 そう言い拳を振り被って来るのをいなしてその勢いを利用し背負い投げをし、もう一人が蹴りを放つ前に手で抑えて飛び蹴りを放つ。

 

 

 

 

ガッ!

 

 

 

パシッ!

 

 

 

バコッ!

 

 

 

 

モブヤンキー/モブヤンキー2「「ぐぁ!/くっ!」」

 

 

 

 

和樹「悪いが、これ以上無駄に時間を潰す気はねぇんだわ。」

 

 

 

 

モブヤンキー2「つっ強い!」

 

 

 

 

モブヤンキー「糞が!!!!」

 

 

 

 

和樹「……通してもらうな。」

 

 

 

 

???「おーいおい!楽しいそうな事してんじゃなーいの!俺も混ぜてよ。」

 

 

 

 

和樹「!!!!!」

 

 

 

 

ドゴッ!!

 

 

 

 

和樹「カハッ!何だ…お前?」

 

 

 

 

???「俺?あー!自己紹介しないとなー!俺は飯島ってんだ!」

 

 

 

 

和樹「飯島?」

 

 

 

 

飯島「ああ其処の座り込んでる馬鹿共の居るチームのヘッドを務めてるもんだ。」

 

 

 

 

モブヤンキー/モブヤンキー2「「いっ飯島さん!」」

 

 

 

 

飯島「チッ!情けねえ真似しやがって。」

 

 

 

 

モブヤンキー「すっすいません!」

 

 

 

 

飯島「取り敢えずだ、お前らの制裁は後で決めるとしてだ。先ずは客人にお礼をしないと…なぁ?。」

 

 

 

 

和樹「あんたの客人になった覚えが無いし、礼をされる覚えも無い。」

 

 

 

 

飯島「まぁそお言うなよー俺の舎弟を可愛いがってくれた礼だよ。」

 

 

 

 

和樹「…タダで返す気は無いってか?」

 

 

 

 

飯島「その通りさ!だから…全力で相手してくれよォォ!!……漆紅の龍!」

 

 

 

 

ドゴン! 和樹「ぐっっっ!!!俺の事を知っていたのか!?」

 

 

 

 

飯島「まぁな!1度は戦ってみたいと思ってたんだよ!オラッ!」

 

 

 

 

和樹「うわっ! (コイツ強ぇ)」

 

 

 

 

飯島「まだまだ行くぞォ!」

 

 

 

 

直ぐ様ラッシュを叩き込んでくる飯島。 すかさず体制を立て直し月影流の構えを取る和樹。 和樹「壱ノ型・翡翠!」 飯島のラッシュを弾きながら懐に入り込み両手を十字に合わせ撃ち込む。

 

 

 

 

飯島「ぐぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

 

技を食らった飯島は後方に大きく吹っ飛ばされた。

 

 

 

 

和樹「はっ! (ヤバい!?咄嗟に力を込めちまった。) おっおい! 飯島「いい感じだ…。」 なっ…!?」

 

 

 

 

飯島「まだ…終わるには早いだろうがぁ!ハァ…ここからだろう?楽しい時間はよー!!!」

 

 

 

 

和樹「うっ! (ズキン!) まっまた…かよ! 飯島「オッラッッッッ!!」 ブハッ!…ゲッホ!…ゴホッ!…ゴホッ! (ズキン!) (ズキン!) ぐぁ!」

 

 

 

 

飯島「おい!お前らも参加しな!やられた分を返してやれ! モブヤンキー/モブヤンキー2「「はっはい!!」」 漆紅の龍さんよ!この程度でくたばるんじゃねぇぞ!」

 

 

 

 

 

モブヤンキー「ヘヘッさっき良くもやってくれたな…死ねや!コラ!」

 

 

 

 

バキッ!モブヤンキー2「存分にいたぶってあげるよ!」

 

 

 

 

バコッ!

 

 

 

 

和樹「ウエッ!…カハッ!…ハァ…ハァ…ハァ。」

 

 

 

 

 

飯島「もう少し骨のある奴だと思ったんだがな…つまんねぇな。……ちと物足りないが、まぁいい……オイ!後はコイツから取れる物取っておけよ!」

 

 

 

 

 

モブヤンキー2「分かりました。ごめんね?悪く思わないでね。」

 

 

 

 

モブヤンキー「さて俺はっ…と (和樹の携帯を弄る) おっ!こいつは!」

 

 

 

 

モブヤンキー2「どうかした?」

 

 

 

 

モブヤンキー「あぁ……良いもんだぜ!飯島さんこれを見て下さい!」

 

 

 

 

飯島「何だ?……ほぅ。 (ニヤッ)」

 

 

 

 

モブヤンキー2「あら!ヤダ!可愛いわね!これはもう呼び出しかしら?」

 

 

 

 

モブヤンキー「名前は皆本雛…私立絢狼大学理事長の孫娘らしいっす!」

 

 

 

 

飯島「くくっそうだな…呼び出してコイツの目の前で傷物にしてやるか…。 (ゲスな笑い)」

 

 

 

 

和樹「!!!」

 

 

 

 

モブヤンキー「良いっすねー!最近ご無沙汰だったんで!」

 

 

 

 

モブヤンキー2「でも、それは良いとしてもう1人連絡先にあるわよ?九条雅晴…名前からして男だね。」

 

 

 

 

飯島「ソイツも呼ぶとしようか。」

 

 

 

 

モブヤンキー「呼ぶんですか?」

 

 

 

 

飯島「あぁ…男の方は来たらサンドバッグにすれば良いだろう?」

 

 

 

 

モブヤンキー2「確かに、もう少しストレス発散したいわね!」

 

 

 

 

和樹「………。〔オモエ〕(こいつ等…好き勝手に言いやがって〔ホンノウノママニ〕 …雛を傷付けるだと?〔ウラメ〕 …雅晴をサンドバッグにするだと?〔ニクメ〕 ……絶対に許さねぇ〔イカレ〕 ……俺の大切な幼馴染達を傷付ける奴等を〔コロス〕 …ろす……殺…し〔コロセ〕 ……殺して〔コロセ〕 …………殺してやる!〔コロシテヤル!〕(目の色が金色に変わる)」

 

 

 

 

モブヤンキー「んあ?何だぁ急に立ち上がりやがって…まだ殴られ足りないのか?まぁ喜べ次はお前の友達も呼んで一緒にボロ雑巾にしてやるかr 「メキャ!」 …ブバァ!!」

 

 

 

 

 

立ち上がった和樹に近付いたモブヤンキーが顔面を全力で殴り飛ばされ壁にめり込んだ。

 

 

 

 

 

モブヤンキー2/飯島「「そんなっ!/何だと!!」」

 

 

 

 

和樹?「……。」

 

 

 

 

飯島「いきなり起き上がって一発くれてやるとはな…恐れ入るぜ!まだそんな力を残していやがったか!だったらまた眠らしてやるよ!!」

 

 

 

 

 

顔を上げないまま地面を見つめる和樹に痺れを切らした飯島が和樹目掛けて左拳を打つが、瞬時に身体を捻り伸びきった所を肘と膝で挟み込み飯島の腕をへし折った。

 

 

 

 

バキッッッ!!!

 

 

 

 

 

飯島「ぎぃぃやぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

 

 

折られた腕を抑えながらのたうち回る飯島。

 

 

 

 

ドゴッ!

 

 

 

バコッ!

 

 

 

ドカッ!

 

 

 

和樹?「………。」

 

 

 

 

転げ回る飯島にさらなる追討ちを掛ける。

 

 

 

 

飯島「やめっ!ゴホッッ!」

 

 

 

 

顔を腫らした飯島の頭を掴み持ち上げ、空いてる方の手で首を絞め始める和樹。

 

 

 

 

飯島「オエェェ!じっじぬ!ぐっぐるじぃぃぃ!!!!」

 

 

 

 

等々白目を向いて泡を吹いてしまった飯島に飽きてしまったのか、興味を無くした子供の様に投げ捨てた。そして最後の標的に視線を向け歩みを止めない。

 

 

 

 

和樹?「……。」

 

 

 

 

ガタガタガタガタ!モブヤンキー2「ひぃ!(ビクッ!)ゆっ許して!おっお願いします!」

 

 

 

 

 

和樹?「…死ネ。」

 

 

 

 

グシャ!

 

 

 

バタッ!

 

 

 

その場は一瞬にして四面楚歌となり、1人となった和樹?は独り言のように話し始める。

 

 

 

 

 

和樹?「…………マサカコウイウホウホウでオレとドウチョウスルトは。 (イゼンはコイツジシンのセイシンがヨワッタトキにムシバンでノットルカタチダッタがコンカイのホウホウでアレバオレのチカラをソコマデヒツヨウとシナクナルナ。) フッ…コレはイイジョウホウをエタ。」

 

 

 

 

(キィィィン!) 足元に魔法陣が現る。

 

 

 

 

 

和樹?「コレハ!?…グッ!…チカラがヌケル……アノミコのマツエイのチカラがハタライてイルノか…………マダ…コイツのイシキをノットルジカンもケッシテナガクはナい…ハァ…シカタナイ…コンカイはコレでヒキアゲルとしよう。 (目の色が元に戻る)」

 

 

 

 

 

ドサッ!

 

 

 

 

糸の切れた人形の様にその場で崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

〜30分後〜

 

 

 

 

和樹「っ!一体何…が…俺は?…どうしたんだっけ? (何か頭がぼーとする) !?!?!?!?コレもっもしかして俺…が!?うっ嘘だろ!うっうわぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

思わず蹲り震える自身の身体を抱き竦める。 

 

 

 

 

 

和樹「ハァ……ハァ…ハァ…ハァ (落ち着け!落ち着け!冷静に!冷静になれ!) ハァ…ハァ………俺が…やったん…だな。」

 

 

 

 

 

(携帯の着信音) 〜♪〜♪

 

 

 

 

 

和樹「(ビクッ!) なっ何だ…雅晴からか、もしもし?」

 

 

 

 

 

雅晴(携帯)「おー!やっと出たか!てか何処をほっつき歩いてんだよ! 和樹「わっ悪い!」 頭冷やして来いとは行ったが1時間以上も来ないとは思わねぇよ!雛ちゃんも和が来ないからまた心配してオロオロしてんだからはよ来いよ!…じゃあな。」

 

 

 

 

 

和樹「…早く行かないとな。」

 

 

 

 

 

和樹が去った後

 

 

 

 

 

黒服を着た男?「これが漆紅の龍と言われる沢井和樹の真の力か……厄介だな、とにかくあの御方に報告をしなければ。」

 

 

 

 

 

〜私立絢狼大学前〜

 

 

 

 

 

ヨシモト「何とか、着きましたわね!」

 

 

 

 

ソウリン「ふぁー大っきいですねー!」

 

 

 

 

ドウセツ「落ち着いて下さい。ソウリン様。」

 

 

 

 

マサムネ「因みにどう入れば良いのだ?」

 

 

 

 

ヨシモト/ソウリン/ドウセツ「「「あっ!!!」」」

 

 

 

 

正に前途多難はてさて乙女達は無事に大学に入れるのか?


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