戦国乙女現代ロマン記   作:紫電月華

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どうも❗

作者です❗

今回早めに投稿できました!
不規則で本当に申し訳無い❗


ここで少し小説内の「」の種類についてご説明します❗

キャラクター「」

キャラクターの心の内()

キャラクターの技【】

主人公のもうひとつの心の内〔〕

キャラクター達のアイコンタクト《》

今の所はこんな感じですので、自分では分かりやすく分けてるつもりなのですが、もしかしたら分からない方もいられるかもしれませんので、真に僭越ながらご説明いたしました!

ではでは戦国乙女現代ロマン記どうぞ~❗


第13話

…あれから先生に自分の今の武道の成果を見せることになった。

 

 

桜華「久しいですね。こうして和樹と試合をするのは。」

 

 

和樹「はい。」

 

 

 

桜華「全力を持って今の貴方を私にぶつけてきなさい!」

 

 

 

和樹「行きます❗」

 

 

 

と声を上げると同時に地面を蹴り桜華に攻撃を仕掛ける和樹、

 

しかし桜華は和樹の初撃を簡単に避けながらカウンターに掌底を浴びせるが、

 

和樹も負けじとカウンターで来た掌底を左腕でガードする。

 

さらに和樹は回し蹴りを桜華に放つが、桜華は身体を低くしゃがみ込ませ、

 

回し蹴りを難なく避けその体制のまま和樹の軸足に狙いを澄ませ蹴りを放つが、

 

和樹は軸足に力を入れて上に飛び上がったまま体制を変え踵落としを桜華に放つも、

 

桜華は迫る踵落としを自身の腕をクロスさせて受け止めた。

 

 

 

 

桜華「ふぅ…大分やるようになりましたね。」

 

 

 

 

和樹「余裕で受け止めといて、皮肉にしか聞こえませんけどね。」

 

 

 

 

桜華「フフッ…そうですか。では構えなさい和樹。」

 

 

 

 

和樹「…。」

 

 

 

 

そう言と桜華の雰囲気が鋭くなり和樹もまた自身の雰囲気を変え、二人共全く同じ構えをとった。

 

 

 

 

二人はそのまま動かず、辺りは静寂とし全ての時が止まったような感覚に陥る。

 

 

 

 

和樹「ふぅ。」

 

 

 

突如としてその静寂を破るかの様に和樹の吐き出す息によって互いの均衡が崩れた瞬間❗

 

 

 

…バァァン❗と大きな音と衝撃が鳴り響いた。

 

 

 

 

それを皮切りに何度もお互いに【風掌】を繰り出し続け、辺り一辺を轟音と衝撃が響き合う。

 

 

 

 

その様子を見ていた乙女達は…驚愕する者・尊敬する者・焦る者…そして和樹の姿を見て熱の籠った視線を送る者と様々な反応をしていた。

 

 

 

 

その間にも二人の攻防は熾烈(しれつ)を極めた。

 

 

 

 

ガッ❗

 

 

ドッ❗

 

 

ゴッ❗

 

 

ガキッ❗

 

 

和樹がこれでもかと連続で奥義を放つも、桜華はその技全てに対して同威力で相殺しつつ自分の得意な間合いを保ち確実に和樹を追い込む。

 

 

 

和樹「くっ⁉(ちっ❗このままじゃジリ貧だ❗)」

 

 

 

 

桜華「はっ❗(このままではジリ貧は必死ですよ。どうしますか?和樹。)」

 

 

 

 

和樹「(不味い、反撃の隙が無い!)しまった❗」

 

 

 

 

桜華「(後手に回り過ぎましたね。)これで終わりです❗」

 

 

 

 

和樹「っ⁉(この身体運びは【孤月】⁉…一か八かやるしかない❗正直投げ技は苦手だが、決めるしかない❗)うおおおおお❗」

 

 

 

 

桜華「なっ⁉(まさか⁉この技は【浮き雲】❗ならば❗)はああああ❗」

 

 

 

 

………ズドン❗

 

 

 

 

和樹「ぐあ⁉」

 

 

 

 

両者最後の投げ技の一騎打ちは、 桜華に軍配が上がった。

 

 

 

 

 

ヨシモト/ソウリン/ミツヒデ「「「和樹さん(殿)❗」」」

 

 

 

 

 

桜華の投げ技を諸に食らってしまい、倒れた和樹の元に駆け付ける三人。

 

 

 

 

 

ヒデヨシ「大丈夫かな…かっちゃん。」

 

 

 

 

トシイエ「大丈夫だって!そんなに柔じゃ無いだろ!」

 

 

 

 

ノブナガ「……ちっ。」

 

 

 

 

ヒデヨシ/トシイエ「「???」」

 

 

 

 

リキュウ「中々素晴らしい物を見させて頂きました!」

 

 

 

 

イエヤス「そうですね…。」

 

 

 

 

リキュウ「どうかされましたか?」

 

 

 

 

イエヤス「っ⁉いえ…何でもありません。」

 

 

 

 

リキュウ「………そうですか。」

 

 

 

 

ヒデアキ「本当に凄かったですぅ❗私興奮しました❗」

 

 

 

 

マサムネ「そうだな!私も心が熱くなったよ❗これからも精進しなければな❗」

 

 

 

 

ヒデアキ「はい❗私も早くマサムネ様やモトナリ様や和樹さんみたいに強くなりたいです❗」

 

 

 

 

モトナリ「大丈夫よ…貴女は必ず強くなるわ。」

 

 

 

 

 

マサムネ「そうだな!」

 

 

 

 

ヒデアキ「はい❗///」

 

 

 

 

 

モトチカ「あー❗もう❗こんなの見せられたら我慢できないわよ❗ヒデアキ❗私と1試合しましょうよ❗」

 

 

 

 

ヒデアキ「ふぇっ⁉」

 

 

 

 

モトナリ「駄目よ。」

 

 

 

モトチカ「何でよー❗ケチねー❗」

 

 

 

モトナリ「貴女みたいな馬鹿力と試合したらヒデアキの手が折れるわ。」

 

 

 

 

ヒデアキ「えっ⁉」

 

 

 

 

モトチカ「折れないわよ❗」

 

 

 

 

マサムネ「まぁまぁ。」

 

 

 

 

モトチカ「全く❗私の事を何だと思ってるのよ❗」

 

 

 

 

マサムネ「とりあえず落ち着くんだモトチカ殿。」

 

 

 

 

モトチカ「でも❗」

 

 

 

 

マサムネ「先に和樹の様子を見に行こう。その後でなら私が手合わせをしよう。」

 

 

 

 

モトチカ「…分かったわ。」

 

 

 

 

ヨシテル「これが、和樹さんの強さですか。」

 

 

 

 

ドウセツ「ヨシテル様…私達も和樹さんの元へと行きましょう。」

 

 

 

 

 

ヨシテル「そうですね。」

 

 

 

 

和樹「痛っ!…はぁー負けt三人「「「大丈夫ですか❗」」」ん?おお!大丈夫だyガシ❗…えっ?ちょっ⁉」

 

 

 

 

と最初に駆け付けた乙女三人は、和樹の肩を掴んで思いっきり揺すった。

 

 

 

 

 

和樹「や・め・ろーー❗」

 

 

 

 

ヨシテル「お止めなさい❗」

 

 

 

 

 

三人「「「はっ⁉」」」

 

 

 

 

 

ドウセツ「やり過ぎで御座います。ソウリン様。」

 

 

 

 

 

ソウリン「だっだって❗////」

 

 

 

 

 

イエヤス「お姉様…。」

 

 

 

 

リキュウ「ヨシモト様。」

 

 

 

 

ヨシモト「イエヤスさん⁉リキュウさん⁉やめて下さい❗そんな目で私を見ないで下さい~❗」

 

 

 

 

 

ヨシテル「駄目ですよ?ミツヒデ、そんな風にしては。」

 

 

 

 

 

ミツヒデ「ちっ違います❗////ヨシテル様❗」

 

 

 

 

 

桜華「フフッ。」

 

 

 

 

 

和樹「先生?」

 

 

 

 

 

桜華「いえ…只単純に皆さんが和樹を心配してくれていることが嬉しく思って。…それと和樹貴方はまだまだですね。」

 

 

 

 

 

和樹「うっ⁉」

 

 

 

 

グサ❗っと言葉の矢が和樹の背中に刺さった。

 

 

 

 

 

桜華「はぁ…あれだけ力強く返事をした割には余り良い所は無かったですね。」

 

 

 

 

 

和樹「ぐっ⁉」

 

 

 

 

 

桜華「最初は互角の様な感じで期待をしていたのですが…期待外れもいいところです。」

 

 

 

 

 

和樹「うぐ⁉」

 

 

 

 

 

桜華「全く!師匠として恥ずかしいです。もう一度最初からやり直しなさい…良いですね?」

 

 

 

 

 

和樹「いっ⁉いやd桜華「い・い・で・す・ね」……。」

 

 

 

 

 

桜華「返事は?(ニコッ)」

 

 

 

 

 

和樹「はい⁉」

 

 

 

 

 

桜華「では、私は先にお風呂に入ってきますね。和樹、道場の修復と夕御飯頼みましたよ?」

 

 

 

 

 

 

和樹「え⁉いやいや夕御飯は良いですけど、道場は俺一人でやるんですか⁉」

 

 

 

 

 

桜華「何を当たり前な事を…。それとも、こんなか弱い乙女達や私に手伝ってもらう気ですか?」

 

 

 

 

 

和樹「いやそんなことは無いですけど、できれば先生には手伝って欲しいなーって(てか、三十路手前で武道日本一の人がか弱い乙女って…。)っ⁉あぶな⁉」

 

 

 

 

 

桜華「余計な事を考えてると、次は当てますよ。(ニコッ)」

 

 

 

 

 

和樹「はっはい❗(汗)(余計な事は考えないようにしないと殺される❗)」

 

 

 

 

 

桜華「後は、頼みましたよ?和樹。では皆さんは私と一緒にお風呂に行きましょう!」

 

 

 

 

 

皆「「「えっ⁉」」」

 

 

 

 

 

ソウリン「でも❗和樹さんを手伝ってあげないと❗」

 

 

 

 

 

桜華「大丈夫ですよ!これも特訓(雑用)ですから。」

 

 

 

 

ヨシモト「そっそうなんですの⁉」

 

 

 

 

と皆が俺の手伝うと桜華に伝えるが、桜華はどこ吹く風のように大丈夫と皆に言い聞かせ風呂場へと向かった。

 

 

 

 

皆は俺の方に視線を向けていたので俺は気にしないで行ってこいと伝えた。

 

 

 

 

そして俺は一人残った道場の中で修繕をしながら先程の試合について考えていた。

 

 

 

 

和樹「ふぅ。(あの時どうして投げ技を戸惑ったんだ…どうして?〔ソンナコトハジメカラワカリキッテルダロウ?〕グッ⁉)ハァ!…ハァ!…ハァ。」

 

 

 

 

 

試合の事を考えれば考えるほどに理由なんて分かりきっていたんだ。

 

 

 

 

 

和樹「(あれは…戸惑ったんじゃない、嬉しかったんだ技を相手に打てる高揚感が…俺は何を考えてんだ⁉)くそっ❗」

 

 

 

 

 

今、俺の中にあるこの感情がとてつもなくドス黒く醜いものが渦巻いてる。

 

 

 

そして俺はこの感情が自身にどう影響するかも知っている。

 

 

 

和樹「俺は❗どうすればいい❗」

 

 

 

 

その問いかけには誰にも…自身でさえも答えを出せない。

 

 

 

 

和樹「こうしても仕方無いな…戻るか。」

 

 

 

 

そうして道場を後にした。

 

 

 

 

~リビング~

 

 

 

 

リビングの扉を開けた俺は思わず目を疑った。

 

 

 

 

和樹「は?」

 

 

 

 

何とそこには仲良さげに酒を酌み交わしている先生と(主にノブナガとモトチカ)乙女達がいた。

 

 

 

 

 

桜華「ほらー何突っ立ってるの❗早くつまみを作りなさい❗」

 

 

 

 

かなり酔った先生がそう言ってきて、それに続いて乙女達も俺の事を呼んでくる。

 

 

 

 

 

和樹「フッ!(これじゃ俺が思い詰めてたのが馬鹿らしいな。)はーい❗今、作りますよ❗後先生は飲み過ぎないでくださいよ❗」

 

 

 

 

 

こうして俺の師匠一ノ宮桜華を入れての楽しい宴は続いた。


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