恋姫†国盗り物語   作:オーギヤ

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第三話

 

 孫権と甘寧が城に居座り始めて一週間が経ったが、意外にも変わりなく平穏を保っている。

 

 隙を見せれば斬りかかって来るんじゃないかと警戒もしていたが、孫権の邪魔立てしない発言は本当だったようだ。少なくともオレの知る限りでは何か問題があったということはない。

 

 そして豫州へ放った間者の報告によれば、意外にも孫策達がこの地へ戻って来るような様子はない。孫権と甘寧の行動を孫策は把握していないのか。それとも戻って来るような余裕がないのか。あるいは姉妹仲が良好ではないから放置しているのか。はたまたそれ以外の理由があるのか。

 

 意外なこと続きだが事態はそう悪くもなさそうだ。都では朝廷がようやく重い腰を上げ、討伐軍を編成しているとの話だが、これは意外でもない。黄巾賊の蜂起から考えれば遅いぐらいだ。

 

 討伐軍の標的はまず黄巾賊で間違いないだろう。黄巾賊に扮している以上、この地へも来るだろうが優先度はどの程度か。張角のいる場所が既に割れているなら、そこが最優先のはずだが。

 

「都から南陽郡へと入るには北の伏牛山脈を通るのが基本。山路は険しい道が続くが…………」

 

 都からこの地へ向かうには河南の伏牛山脈を通り抜ける必要があるはずだ。

 

 傾斜の激しい山路の難行は、行進する兵士の体力を大きく奪い士気を落とす。万全に越えたいなら春か秋が望ましい。夏は灼熱の暑さが襲いかかり、冬は険しい雪山を行進するハメになる。

 

 真夏や真冬の進軍を好んでは選ばないだろう。河南の伏牛山脈を避けるなら迂回して豫州方面から入って来る選択肢もある。豫州は黄巾賊が非常に盛んな地域なので官軍の足止めが図れる。

 

 今が夏か冬であれば討伐軍は豫州からの進軍路を選び、一先ずは豫州の黄巾賊が討伐軍と戦って時間を稼いでくれる、と安易に楽観視して構えてもよかったが、残念ながら今は三月下旬。攻め込むには打ってつけの時期だ。むしろ優先してこの地へ討伐軍を派遣して来る可能性が高い。

 

「官軍に本気出されたら賊が勝てるわけないんだよな。乾坤一擲の大勝負を挑む気もないし」

 

 城を落とした当初は七千程だった兵も、一郡を落とした今となっては数を増やしている。

 

 日を追う毎に何処からともなく荒くれ者共がワラワラと集まって来る。以前は色々な地域を行き来していたこともあり、他郡に住むちょっとした知り合いの顔も数多く見かけて驚いた。

 

 やって来た知り合いに『なんで誘ってくれないんだ』とキレられた時は思わず苦笑い。物見遊山もここに極まれだ。頼りにはなるだろうが本当に脳筋の気質が強い連中ばかり。ひょっとするとそのうち他州からも流れて来るかもしれないが、軍師を任せられそうな人材には期待できない。

 

 後は志願兵も含めて総兵数は一万と数千。数が増えると兵糧の備蓄も考えなければいけないのが辛いところだ。大盤振る舞いで領民に食糧を配ったが、少しやり過ぎてしまったかもしれない。

 

「商人の伝手を探るか。それとも気は進まないが他郡で略奪。いや、略奪はちょっと…………」

 

 どうしたものかと唸りながら一人で城内を闊歩する。先行きは依然として暗いままである。

 

 

 

 

 

「なーなー甘寧。お前だって暇だろ?」

「私は貴様の相手をするほど暇ではない」

「いいじゃん。ちょっと鍛錬の相手しろよ!」

 

 城内を歩き回っていると庭先で魏延と甘寧が話をしている姿を見つけて足を止める。

 

 パッと見たところ甘寧が魏延に絡まれているようだ。甘寧は孫権の護衛という話を耳にしたが、この場に孫権の姿は見かけない。唯一の護衛がその対象から離れていて大丈夫なのだろうか。

 

 甘寧は初日から変わらずオレ達に対して厳しい態度を崩していないが、ウチの連中はそんなのお構いなしで甘寧に話しかけている。身のこなしや佇まいから強者ということを察したのだろう。

 

「だから暇ではないと言っているだろう。つい先程も別の者に同じことを言われたぞ」

「じゃあさ。また暇な時でいいから頼むよ」

「この城は戦闘狂だらけだな。しかし毎度断るのも面倒だ。ここは一つ、ふむ───── 」

 

 強者と見れば戦いを挑まずにはいられない。オレには謎だがそんな連中がこの城には多い。

 

「なんで甘寧はそんなに嫌がるのさ」

「ふふっ簡単なことだ。私は弱い者いじめが嫌いでな。貴様らを相手にしてられんのだ。許せ」

「な、なんだと! 聞き捨てならんな!!」

 

 少し考えた甘寧は挑発気味に言い放った。

 

 甘寧はウチの連中と馬が合うのだろうか。言葉や目付きは鋭いが僅かに口元は和らいでいた。挑発が決まって愉悦に浸っているようにも、このやり取りを楽しんでいるようにも見える。

 

 どちらにせよ魏延は挑発にモロ乗りの様子。放っておいてもよかったが、やはり面倒になる前に止めるべきかと近づこうとした際、肩にポンと手を置かれて振り向くと文鴦が立っていた。

 

「大将。ここは一つ、オレに任せてくれ」

「そうか。なら小娘共に貫禄を見せてやれ」

 

 そう言うと文鴦はズンズンと二人の方へ歩いて行った。どうにもあまり良い予感はしないが。

 

「まあ、落ちつけ魏延。そうカッカするな」

「アニキ! こんなこと言われちゃワタシだって黙っていられませんよ!!」

「ほう、文鴦だったか。いかにも猪武者な風貌だが、力の差を正しく理解しているのだな」

「勿論だ。確か弱い者いじめが嫌い、だったな」

 

 そりゃそうだろ、と文鴦は続けた。

 

「いじめられるのは誰だって嫌いだよな」

「─────なっ!?」

「お前の予想は正しい。無理に鍛錬に付き合って怪我でもしちゃ大変だもんな。わかるよ」

 

 ガッツリ甘寧を挑発する文鴦。面倒事の芽を摘み取るどころか即座に水をかける有様。

 

 肝が太いというか無鉄砲というか。どちらにせよ予想を裏切らない男である。そして文鴦はデカいことを言うだけの力を兼ね備えている。甘寧相手でも決して見劣りしない力量のはずだ。

 

 文鴦や魏延を筆頭に武官の駒は揃っている。足りていないのは優秀な文官の存在。皆無といっていい。この欠点を補わないことには先行きは暗い。そして補うにはどうするべきだろうか。

 

「ヒュー! 流石はアニキだぜ!」

「吠えたな文鴦! そこまで言うなら貴様らの実力を見せてもらおうか。相手をしてやる!」

「いいぜ。かかってきな。話に聞いた孫家の将ってのがどの程度なのか、このオレが見てやるよ」

 

 今にも剣戟が聞こえてきそうな庭先。こうなれば止めるのも難しいし何より面倒くさい。

 

 一応は鍛練という名目だったはずだし大丈夫だろう。死なない程度に比武を競って仲良くなるならそれもいい。そう考えたオレは声をかけることもなく、静かにその場から離れて行った。

 

 

 

 

 

 城内を歩くことにも飽きてきたので外へ出ることにした。春は散歩するには良い季節である。

 

 以前に比べるといくらか活気が戻った街を歩いて回る。心なしかガラの悪い連中の姿が以前にも増して目につくが、これは治安が悪いのかオレが悪いのか悩ましいところである。

 

 街を歩いて声をかけられたら返事を返し、領民に対して偉そうにしている荒くれ者を見つけては頭を叩いて回った。食が行き届いて余裕が出たのだろうか。街全体の雰囲気は悪くない。

 

 街を歩き、やがて端の城門まで辿り着く。門の前には衛兵のような見張りが数人立っていて、オレを見つけると親しげに話しかけてきた。十数分ばかり話をして、さて今からどうしようかと城壁を見上げると孫権の姿が目に止まった。

 

「孫権か。あんなところで何してるんだろ」

 

 城へ引き返そうかと思いもしたが、孫権の姿を見つけて城壁の上に登ることを決めた。

 

 壁の内から階段を上がって城壁の上に立つ。上がった先は孫権の居る場所からは少し離れていたが、一先ずオレは城壁の上から壁の外を見た。もし籠城すれば討伐軍はどう攻め込んで来るか。

 

 東西南北にある四門は当然堅く閉ざす。そうなると討伐軍は梯子や雲梯を使ってよじ登って内から門を開くか、それとも攻城兵器を用いて外から門を破壊するかの二択。そして門が開くか壊れれば騎兵を突入させて一気に中を制圧する。力攻めで城を落とすならこれが一般的のはずだ。

 

 搦め手なら内通者を利用するか。それとも城の四方をガチガチに囲んで兵糧攻めにするか。籠城するなら日々の生活に使う薪や水も城外から事前に集めなければならないだろう。

 

 城には長く籠城する蓄えは無い。野戦に打って出るにも古参の連中は腕利きだが、その後に集まった兵士達がどれだけやれるか疑問が残る。当たり前かもしれないが百姓が多く練度も低い。

 

 鍛えるにしても最低半年は欲しいが、黄巾の乱は何時まで続くのだろう。乱が五年も十年も続くことはないだろうが、一月で収まることもないはずだ。半年から一年程度と考えるべきか。

 

「…………討伐軍が豫州方面から来るなら一月から三カ月程度の猶予は見込めるが、伏牛山脈を越えて来るなら早ければ来月中もある。遠征の疲れが残るうちに虚を突いて叩きたいが…………」

 

 良い策が思い浮かばない。やっぱり戦わずに逃げ出すのが一番正しいように思える。

 

 こちらが十全に備えているとわかれば討伐軍も気を引き締めるだろう。斥候や偵察を出さなければ馬鹿な賊と油断させられるかもしれないが、相手のことを一切知らないのは危険過ぎる。

 

 兵数や将の名前。後はこの地へやって来る日時ぐらいは大まかにでも知っておきたい。だがこちらだけでなく向こうも斥候を放つ以上、勘付かれずに相手を探るなんて真似は非常に困難だ。

 

 城壁の外を眺めながら思考を巡らせる。やがて日は西に傾き空は赤みを帯び始めた。しばらくの間どうしたものかと考えていると、春の柔らかい風と共に甘い香りが頬から鼻へと通り抜けた。

 

「お、孫権か。どうかしたのか?」

「いや、特に用は無い。貴方が難しい表情をしていたから、なんとなく近づいただけよ」

「そうか。色々と考えることが多くてな。ウチの連中は頭を使うのが得意じゃないからさ」

 

 甘い香りのした方向を振り向くと孫権がいた。孫権の褐色肌が夕日によく映えている。

 

 孫権は甘寧とは違いウチに馴染んでいるようには思えなかった。甘寧以外と話をしている姿も見なかったし、いつも何か考えている様子だった。こうして近づいて来たことにも驚きを覚える。

 

 孫権と甘寧の二人がやって来てから一週間が経ったが、孫権は未だに掴みどころのないままだ。甘寧はなんとなく性格がわかってきたが、孫権は初日から変わらず謎が多い。オレが孫権について知っていることといえば美人。そして実に扇情的で見事な胸を持っているということだけだ。

 

「なに? どうかしたの?」

「いや、なんでもない。ホントなんでも」

 

 チラッと視線を顔から胸へと落とす。少し表情が緩んだのか孫権が疑問の声を上げた。

 

「ところでこんな場所で何してたんだ?」

「少し風に当たりたくなって。そういう貴方は? 供も連れず一人でいるようだけど」

「ああ、ウチの連中なら今頃城で暴れてるだろうな。甘寧も参加してたが勘弁してやってくれ」

 

 そう言うと孫権は心配そうな表情を浮かべたが、オレが大丈夫だと言うと柔らかく微笑んだ。

 

 なんだか初日に比べると態度や口調がかなり軟化しているように思える。この一週間の間に孫権と話をした覚えはなかったが、一体どういう心情の変化だろう。やっぱり孫権は謎が多い。

 

「ところで孫権は────────ん?」

 

 いくつか質問してみようと思った矢先。また背中に影が伸びているような違和感を感じた。

 

 咄嗟に剣柄に手が伸びそうになる。ここ最近、毎日のように何度も感じていたが今日はこの時が初めてだった。誰かに見られていることは薄々察せたが、正確な場所までは判断できない。

 

 城を落とした手前、思い当たる節が多過ぎて却って候補が絞り切れない。刺客か間者か。刺客なら今は孫権が巻き込まれるから後にして欲しいと思った瞬間、ふと違う考えが頭に浮かぶ。

 

 護衛の甘寧と離れて孫権が一人で城壁にいるというのはどうなんだろうと。城内で見た甘寧の様子からは、孫権がこっそり甘寧の目を潜り抜けて一人になったという雰囲気ではなかった。護衛を付けなくても大丈夫なんて信頼されていることはないだろう。だとすれば影の正体は─────。

 

「どうかしたの?」

「なんでもない。そう言えば君の姉ちゃんの軍だけど、豫州へ入るのかと思ったが…………」

 

 他県に囚われていた孫権と甘寧の二人は孫策の今の動きを知らされていないはずだ。

 

「南陽郡から漢水に沿って南下しては江夏郡へ入ったみたいだな。そこで無双してるって」

「えっ? そうなの。私は豫州に入って汝南郡辺りを目指すって聞いたけど、違ったかしら」

 

 カマをかけてみると見事に引っ掛かった。言っていることはオレより孫権の方が正しい。

 

 孫権は孫策の情報を正しく持っている。甘寧も知らないはずだから第三者が孫権に伝えたと考えて間違いないだろう。影の正体が孫家の関係者ならば、甘寧が護衛を離れたのも説明がつく。

 

 最初に影を感じたのも二人がやって来た翌日だった。今日一日なんともなかったのも甘寧がオフで孫権が外に出ていたのなら合点がいく。絶対とは言い切れないが、これが最有力候補だろう。

 

「そうだっけ? ウチの諜報なんてホントいい加減だからさ。方向ぜんぜん違うじゃないか」

 

 そう言って軽く笑い飛ばしてみる。さて影の正体に検討がついたがどうするべきか。

 

 普通なら後顧の憂いは断っておきたいが、正直憂いだらけなので今更である。孫家の関係者が刺客なら二対一で戦える今を逃す手はないはずだが、孫権にはそんな素振りが欠片も見えない。

 

 なら刺客というよりも影の護衛兼スパイみたいなものか。オレの感覚はけっこう鋭い方だと思うが、知覚し切れないのは気にはなる。確かに気にはなるが、わからないものは仕方ないだろう。影の護衛なら聞いても存在を教えてはくれないだろうし、敵じゃないのなら別にそれでいい。

 

「ま、気にしても仕方ないか。ところで孫権に聞きたいんだけど、なんで甘寧って褌なんだ」

「ええ!? あ、あれは立派な正装で…………」

 

 それからも孫権とポツポツ話を続けた。孫権は聞いたことには一生懸命答えてくれた。

 

 いくらか話し込んでいると西に傾き始めた日がそろそろ落ち始める。気温も下がり出したのでそろそろ戻ろうかと声をかけると、孫権は少し考えてからオレの目を見て口を開いた。

 

「貴方は昔に比べると陰が薄くなったわね」

「陰?」

「…………ええ、そうよ。残念ながら貴方はもう覚えてはいないみたいだけど─────」

 

 どこか意味深な響きを感じる声色だった。

 

 だが孫権の話の途中でどこからともなく一匹の猫がやって来てはそれが全てを止めてしまう。

 

「私は二年前、貴方に一度─────」

『────────っ! お猫様です!!』

 

 いないはずの第三者の声が大きく響き渡る。声に驚いて走り去る猫以外の時間が止まった。

 

 一瞬。いや、数秒ばかり目の端に黒く長い髪が棚引いているのが見えるも、振り向いて見ると影も形もなかった。物凄く素早い動きで隠れたようだが、流石にもう言い逃れはできんだろう。

 

「今さ、誰かいたよな?」

「…………はあ。私は見てない。猫ではないか」

「─────っ! にゃ、にゃ~あ…………?」

 

 孫権の言葉に呼応するように猫の鳴き声が、オレが上がってきた階段の方向から聞こえる。

 

 非常に猫に似た声色だった。中々に巧みな一芸だが騙される程オレは耄碌していない。絶対に誰かがいる。それでいて孫権が庇ったことから、九分九厘孫家の関係者で間違いないはずだ。

 

 さて、どうしようかと考える。ここにきて白を切り通そうとする意気込みは認めるが、見逃してやるわけにはいかない。バッチリ気付いた以上は追及するが、しかしもう少し遊んでもみたい。

 

「猫なのか。馬の尻尾のような黒い髪が見えた気がしたら、オレは絶対に馬だと思うんだが」

「そうか。私もそんな気がしてきたな」

「─────っ! あ、あうあう…………」

「もし馬なら納得がいくんだけどな。違ってたら面倒だけど調べなければならんが…………?」

 

 オレはニヤニヤしながらも警戒を怠らない。

 

 利き手を小まめに動かしながら一応は備える。孫権の方をチラッと見ると額を押さえながら小さくため息を吐いていた。なんとも意味深な話の途中だったが次の機会に聞けばいいだろう。

 

「ヒ、ヒヒーン…………?」

「ぜんぜんやる気が感じられないな」

「ヒ、ヒヒーン! ブルブルブルブルル! フーフーフー。ヒヒヒーン! ブルブル…………?」

 

 即興で振ったにしては完成度が高く、思わず噴き出しそうになってしまった。

 

 孫権も両手で口元を覆っては小刻みに小さく震えていた。実に見事な馬っぷりだった。素晴らしさのあまり見逃してもいいかなと思いもしたが、やっぱりそういうわけにはいかない。

 

「馬がこんな場所に居るわけないだろ。馬鹿なことしてないで出て来い。引きずり出すぞ」

「─────っ!?」

「ふふふっ。良いわ明命。出てきなさい」

「は、はい。蓮華様がそう仰るなら…………」

 

 ついに観念したのか階段の影からトボトボと力無く少女が一人現れた。

 

 黒く長い髪に額当てをした少女。額当てや服装。それと背中に長刀を抱えていることから忍びのような印象を受ける。忍びだったら気配を断つことぐらい訳も無いことかと勝手に連想する。

 

「でも蓮華様! この人酷くないですか!?」

 

 それでも猫に釣られて見つかるなんて、忍びというにはなんともお粗末な登場の仕方だが。

 

 隠密娘の周泰。後々に黄巾の乱の時を思い返せば、周泰の存在は官軍と渡り合う上で欠かせない存在であったと確信できる。情報戦という舞台において周泰の隠密力は絶大な効果を発揮した。

 




 見切り発車のつもりでしたが、意欲が湧いたので書き続けようと思います。遅筆なもので更新は週一。多くても週二程度しか出来ませんが、何卒宜しくお願いします。

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