お待たせしました。
大本営、会議室。
工海「元帥殿、任務を終え帰還しました」
戦海「お疲れさまでしたってあれ?その駆逐艦と空母は・・・」
工海「はい、ブラック鎮守府の牢屋にいたから保護しました」
戦海「そうでしたか、ではその二人は私が預かりましょうか?」
工海「はい、その前にやる事があります」
戦海「そうですか、では明日また大本営に来てください」
工海「わかりました、では・・・」
会議室を出た工海達は船に戻った。
赤城「あの工海さん、私達はもう安全なんでしょうか?」
工海「ああ、元帥殿は優しいお方だから大丈夫だぞ」
赤城「そうですか・・・よかった」
潮波「工海、そろそろ憲兵寮に戻るわよ?」
工海「そうか、じゃあ出発!」
憲兵寮。
工海「リーダー、任務達成しました」
海賀「ご苦労・・・その艦娘二人は生存者か?」
工海「はい、明日元帥殿に預ける予定です」
海賀「そうか・・・俺は憲兵のリーダー海賀だ、よろしく」
響「よろしく海賀さん」
赤城「よろしくおねがします」
憲兵寮、墓場。
工海「よーし、どこら辺がいいかな?」
響「ここで姉妹達の墓を作るのかい?」
工海「そうだが?そうだ響、お前は何処に墓を作ってほしい?」
響「うーん・・・じゃあ此処で」
工海「よしわかった、待ってろ二分で三人分作ってやるからな!」
三分後。
工海「出来たぞ!これでどうだ?」
響「ハラショー、いい出来だね」
工海「喜んでくれて嬉しいぜ、さっそく暁達を入れるぞ・・・」
響「うん・・・(土葬なんだ・・・)」
土葬中。
工海「よし終わった、そろそろ飯だ、食堂に行こうぜ響」
響「うん、少し此処に居たいから先に行ってて」
工海「ああ、わかった」
響「・・・」
憲兵寮、食堂。
海賀「そうか、第三鎮守府でそんな事が・・・」
工海「はい、まさか戦車を使ってくるとは思いませんでしたぜ」
海賀「ふむ・・・今後他のブラック鎮守府で予想外の事態があるかもしれないな、次からは警戒したほうがよさそうだ」
工海「そうですね、気を付けておきます」
響「すまない、少し遅れた」
工海「お、来たか響」
響「隣良いかい?」
工海「いいぞ」
響「・・・工海、助けてくれてありがとう」
工海「いいってことよ!艦娘を助けるのが俺達の仕事だからな」
響「うん・・・いただきます」
食事中。
響「ごちそうさまでした」
工海「響、もう夜だからすぐ風呂に入って寝ろよ」
響「そうだね、じゃあお風呂に入ってくるよ」
憲兵寮、女性用風呂場。
響「ふう・・・久しぶりに風呂に入れる」
潮波「あれ?響ちゃんじゃないですか」
響「潮波さん、貴女もお風呂ですか?」
潮波「ええ、この時間がいいお湯でねぇ」
響「ハラショー、私は良い時間に来た」
潮波「さ、入りましょ」
二人は風呂に入った。
響「・・・あったかい」
潮波「ほんと、疲れが吹っ飛ぶ~」
響「・・・」
潮波「どうしたの響ちゃん?」
響「いや、やっと心が落ち着ける場所に行けるんだなと思うと安心して・・・」
潮波「元帥殿は優しいからね~」
響「・・・」
潮波「・・・今度はどうしたの?」
響「・・・のぼせてきた」
潮波「早っ!?あったかすぎたかしら・・・」
響「と、とりあえず、あがります・・・」
潮波「え、ええ・・・」
響は着替え風呂を出て泊まりようの部屋に入った。
響「さて、布団に入ろう・・・」
響「・・・おやすみなさい」