さて今回も投稿できました。
戦艦「海道」付近。
第五鎮守府が爆発し各場所は燃えはじめ、憲兵達は大混乱になっていた。
憲兵「ば、爆発だ!鎮守府内で何があったんだ!?」
工海「とにかく、第五鎮守府の艦娘達を避難させるんだ!」
海軍憲兵「了解しやした!艦娘達を海道の中に避難させるんだ!」
艦娘達を避難させている中、工海は海賀達の事を思い出した。
工海「そうだ・・・!リーダー達はまだ鎮守府の中に居るんだ!!」
大井「なんですって!?」
工海「くそっ俺が探してくる!」
大井「無茶よ!今この鎮守府中の炎がまだ消えてないのよ!」
工海「だが・・・!」
大井「お願い!副リーダーの貴方がいなくなってしまっては憲兵達が大混乱になるのよ!」
工海「!!」
潮波「工海・・・」
工海「・・・わかった、今すぐ火を消そう・・・」
こうして第五鎮守府の消火作業が開始され、多くの消防士が集まった。
消火作業が始まって4時間が経ち、他の海軍憲兵部隊もやってきて海賀と水平の捜索を開始した。
工海「見事に壁も真っ黒だ・・・リーダーは生きてるんだろうか・・・」
潮波「信じるしかないわ・・・生きているんだったら早く見つけないと・・・」
大井「!?あれを見て!」
大井が見たもの、それは爆発に巻き込まれた霧鮫の死体だった。
工海「こいつ見たことあるぞ、憲兵の中でもかなりの極悪人の霧鮫・・・第五鎮守府に居たのか・・・」
潮波「もしかしてリーダー達は霧鮫と戦っていたんじゃ・・・」
大井「となるとこの近くに海賀さん達は居るのかしら・・・?とにかく探してみましょう」
三人は霧鮫の近くを探していると、爆発時に落ちてきた大きな壊れた天井を発見した。
工海「こりゃでかいな・・・人間二人は軽く隠れられるな・・・」
その時、誰かの声がこの壊れた天井の中から聞こえた。
大井「!!この声は海賀さんの声・・・まさかこの天井の下敷きになっていたの!?」
工海「リーダー!待っていてください、いまこの重りを取りますから!」
工海は壊れた天井を持ち上げた、持ち上げると気絶している海賀と水平が居た!
潮波「り、リーダー!!」
工海「まだ息はある・・・急いで二人を病院へ連れて行くぞ!」
三人は戦艦海道に乗り込み憲兵寮近くの病院へと急いだ・・・。
憲兵寮付近の病院。
医者「治療はしましたが・・・お二人ともしばらくは目を覚まさないでしょう・・・」
工海「そうですか・・・」
医者「少しの間この病院で入院させないといけませんがよろしいですか?」
工海「わかりました、よろしくお願いします・・・」
医者との話を終えた工海は海賀達が寝ている部屋へと入ると、戦海が椅子に座っていた。
工海「・・・!戦海元帥・・・来ていたんですか」
戦海「はい、大井に聞きました・・・こんな事態になったのは全て私の責任です・・・」
工海「貴方の責任ではありません・・・それよりも・・・」
二人は目を覚まさない海賀を見た。
戦海「海賀さん・・・」
工海「安心してください、しばらくは目が覚めないみたいですが命に別状はないみたいです」
戦海「よかった・・・」
工海「ん?もうこんな時間か・・・戦海元帥、自分はそろそろ行きます」
戦海「わかりました、私はまだ此処に居ます・・・」
工海「了解しました、では・・・」
工海は部屋から出て行った。
戦海「・・・海賀さん、なんで戦いは生まれるんですかね・・・」
眠っている海賀に戦海は言った。
戦海「・・・私が一つのブラック鎮守府を作っていたなんて・・・私は最低な女です・・・」
その時、戦海は涙を流していた。
戦海「丸藤君の気持ちもわからずに、そして貴方をこんな目に合わせた私を許してください・・・」
戦海は寝ている海賀の手を握っていた・・・。
まさかの事態。