リリカルなのはvivid もう1人の聖王のクローンの人生   作:アテナ(紀野感無)

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えー

お気に入りしてくださった方が200人を超えていました!
あと、いままで書き忘れていましたが評価に色が付いていたんですよ!

6.5ほどでしたがこれを見たとき嬉しすぎました!
読者の皆様には感謝です!



注)主はリリなのvivid から見始めているため機動六課あたりについては知識があまりないのです。
なので、なにか矛盾があるとは思いますがそこはご了承ください


23話

地球 日本東京都 とある裏路地〜

 

「おーい、なのはちゃん。いた〜?」

「いや、こっちには何も。フェイトちゃんは?」

『私も……』

「どうやら、シグナムたちも見つけてないみたいやし…早よ見つけなあかん」

 

ここには、機動六課のメンバーである八神はやて、高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、シグナム、ヴィータが来ていた。

 

なぜかと言うと、とある情報筋からこの地球に【聖王のゆりかご】に関わる人間がいるというのを聞いたのだ。

ただでさえ、今ミッドチルダでは高町ヴィヴィオ(聖王のクローン)と【聖王のゆりかご】に関することで手一杯なのだ。

 

そこに、さらに【ゆりかご】に関わってくるかもしれないのだ。

危惧して調査にくるのは当たり前だろう。

 

「にしても……本当にいるんかな?」

「間違いないって。なんでも、研究に関わった人からの情報だって」

 

「あの……」

 

突然後ろから話しかけられた、はやてとなのはは即座に振り返り警戒した。

するとそこには年齢はおそらく10代後半、しかし髪はボサボサ、服装もところどころ破れていて全体的に埃っぽい。包帯もところどころに巻かれている。

目は、控えめにいっても死んでいる。

おそらく、見出しを整えれば美人なのだろうが、藍色の髪も、サファイアのような目も、間違っても綺麗だとは言えなかった。

 

「「………!」」

 

その光景に2人はただ立ち尽くすだけだった。

 

「あの…見た目からしておそらく裕福な方達ですよね?何か…食べ物か何かを恵んでくれませんか?」

 

「え?」

 

と、はやては思わず聞き返すが、そんなことをしなくても分かりきっていた。

 

「私と一緒にいる虹彩異色の子が死にかけてまして…食べ物を恵んでくだされば助かると思うんです」

「えっ⁉︎ちょ、ちょっと案内してもらえないかな⁉︎」

「え?ええ、その代わり食べる物を…」

「恵む!恵んでやるからちょい案内してもらえんか⁉︎」

「わ、分かりました…こちらです…」

 

はやてとなのははすぐさま案内するようにその少女に頼んだ。少女は戸惑いながらも案内してくれた。

 

「あ、シグナム、ヴィータ。今すぐ集合や。……うん、そうや。多分見つけたと思う」

「あ、フェイトちゃん?今すぐ集まろう。……うん、多分見つけたよ」

 

 

 

 

 

 

 

「あの…何故そんなに人がいるんです?」

 

と、その少女は集まったはやて達をみて明らかに警戒する。

 

「そんな警戒せんでもええよ」

「そうそう、私たちはあなた達の味方だよ」

「………」

 

隠れ家…と呼ぶにはあまりにも質素な裏路地の一角まで案内されたはやて達に少女は警戒しながらもいつも暮らしているであろう部屋(?)の中を見せる。

 

そこには……紅と翠の虹彩異色の子がいた。

 

「はやて…やっぱり」「うん、そうやな」

 

何かを納得している六課の人達を見てさらに少女は警戒を強める。

 

「おねーちゃん?その人達は?」

「食べ物を恵んでくれる人達だって。失礼のないようにね」

「はーい」

 

 

 

 

 

 

「それで……そんな大勢で何の用なんですか?ユタを連れ戻したいなら私は全力で阻止させてもらいますよ」

 

死んだような目をしながらも戦う意思を見せる目の前の少女。

 

「違う違う。連れ戻すとかじゃないんやけど…とりあえず信用してもらうっていう理由でもこっちの身元を明かさなあかんな。ウチらはミッドの機動六課っちゅー部隊や。ウチはリーダーの八神はやて」

「機動六課……?」

 

だから、ウチらはできる限り敵対心を見せずに身元を明かした。

だけど、目の前の少女は機動六課すら知らないらしい。

 

「そうや。まあ、簡単にいうと特殊な警察みたいなもんや。で、なんでウチらがいるのかというと……」

 

「…ああ。ユタのことですか」

 

「話が早くて助かるわ。そうや。ウチらはその子を保護するようにって命令されたんや」

 

「ああ、それは…願ってもないことですね…」

 

と、安堵したような表情をした。

 

「どうや?悪い話ではないと思うんやけど」

 

「……分かりました。あなた方を信じます」

 

「ほな…」

 

「ですが、私も連れて行ってください。それが条件です」

 

「わかってる。そんじゃ、ついて来てもらえるか?」

 

「分かりました。ユタ…行くよ」「はーい。ねえねえ、ご飯はー?」「もうちょっと我慢してね…」

 

 

 

 

 

 

 

〜ミッド行き船 船内〜

 

「ほな、改めて自己紹介するな。ウチは八神はやて」

「私は高町なのは」

「私はフェイト・T・ハラオウン」

「シグナムだ」「ヴィータだ」

 

「私は…五月雨マリナです。ユタのお世話係でした。今は…姉です。それで、この子はユタ」

 

と言いながら寝ているユタを抱いている。

 

「そんじゃ…ちょいとそこの子……ユタやったか?ユタは席を外してもらいたいんやけど…シグナム、ヴィータ。頼めるか?」

「おう」「わかった」

 

と、シグナムとヴィータがユタを抱き上げ別の部屋に行く。

 

「あ……」

「大丈夫だよ。シグナムもヴィータちゃんも信用できる人だから」

 

と、抱いて連れて行くシグナムとヴィータを不安そうな目で見るマリナをなのはちゃんが優しく言ってくれた。

 

「分かりました…。それで、ユタを保護してもらえるというのは……本当なんですか?」

 

「うん。それは信用してもらってええ。さっき上に掛け合ってウチのところに来てもらうことになった」

 

「八神さんのところにですか…?」

 

「はやてでええよ。で、ちゃんと経緯をいうと。いまミッドチルダではその子とは別の聖王のクローンとゆりかごについていま緊迫状態なんや。だから、その関係者がどこにおるかわからんから【地球から保護してきた子供】じゃなくて【孤児院から引き取った子】という名目でウチで養子縁組で引き取った、っていう形にしようてなった」

 

「……なるほど」

 

「で、アンタをどうするかなんやけど…どうやろうか?マリナもウチにこんか?」

 

それをいうとマリナは驚いたような顔でこっちを見てきた。

 

「いいんですか…?」

 

「ああ、大丈夫や。マリナがユタちゃんを守れるようにもその方がええやろ?」

 

「それは……そうですね。……分かりました。八神はやてさん。私もよろしくお願いします。多少は家事の心得もありますので家ではどうぞいいようにお使いください」

 

「いや、そんな便利道具みたいにはするわけはないんやけど…。ウチとしては家族が増えるのは大歓迎や♪」

 

「はい…ありが…と………」

 

バタッ

 

「⁉︎ま、マリナ⁉︎」

「スゥ……スゥ……」

 

「な、なんや…寝ただけか」

「びっくりしたぁ…」

「本当にね…」

 

 

余談だけどこんなことがシグナムの方であったらしい

 

「寝てる姿可愛いな」

「そうだなー。シグナムも誰かいい男と付き合っちまえば?そしたらこんな子供が作れるぜ」

「ヴィータ、冷やかしならいらん」

「冷やかしじゃないって。実際にシグナムは美人だろ?」

 

「……?あれ…?」

「おっ、目覚めたか」「おお、起きてる姿も可愛いな…」

「……?()()()()()と…背の小さい人?なんで私を…」

 

「あ!ばっ…」

「………」

 

と、ヴィータが止める間も無くユタは禁忌の言葉を言ってしまった。

 

「ひっ……」

「お、おい!シグナム!殺気はダメだ!やめろ!怯えちまってる!」

 

それから、さっきは消えたもののずっと不機嫌になってたシグナムだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミッドチルダ 八神家〜

 

「そんじゃあ、うちの家族を紹介して行くなー」

 

「は、はい…」「人たくさん〜」

 

八神家のリビングには家族全員集合していた。

 

右から

はやて シグナム シャマル ヴィータ ザフィーラ リイン アギト が並んでいた。

 

「私は…五月雨マリナ」

「ユター」

 

と、マリナとユタはかなり簡潔に挨拶をした。

 

「ちゃうちゃう。違うやろ?」

 

「あ…そうでした。……えー、八神・サミダレ・マリナと八神ユタです。これからよろしくお願いします」

 

「よろしくやー」「よろしく」「よろしくなー!」

 

などなど、挨拶が終わり八神家のおもてなしのパーティが始まる。

 

「ユタ、これからはこの人たちにお世話になるんだよ。もう…辛い思いをしなくてすむよ」

「?」

 

「はやてさん、これからはこの子を宜しくお願いします」

 

「ええって、そんなにかしこまらんでも。それに、ユタちゃんだけやない。アンタもや。アンタも、ユタちゃんも、これからはウチの家族なんやから」

 

「ありがとうございます…!」

 

「おっ、初めて笑ったなー。可愛いでー♪」

 

「………⁉︎」

 

と、はやてがからかうとマリナは赤面した。

それを見て回りもユタも笑ってる。

 

 

 

 

 

 

 

〜数ヶ月後〜

 

「ほら!はやてさん!起きてください!」

「うー、もうちょっと…」

「そんなこと言わないー!」

 

パサッと起きるのを渋っているはやてさんの布団を私は無理やり剥ぐ。

 

「ぎゃあ!目が!」

「ほら、早く起きないともっと太陽の光を浴びせますよ?」

「わ、わかった!おきる!おきるから!」

 

と、言いながら布団から出てくるはやてさん。

なんでこんな風にするかって?

 

普段弄られている仕返しです!

 

「ほら、朝食も作ってますので」

「わかった〜」

 

と、着替えているはやてさんに言いながら私はリビングに戻る。

そこではシグナムさんたちがもう食べている。

 

「はは、この家も随分と賑やかになってきたな。マリナなんか大分キャラ変わってないか?」

 

「ほえ?私はもともとこんな感じですよ?地球では、ただ……精神的に参ってたので…」

 

「す、すまん…。お、この刺身うまいな」

「いえ、大丈夫です」

 

「うー、おはようやー」

「「「「おはようー」」」」

 

そんなこんなで、今日も八神家の一日は普通に始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、誰もが思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さーてと、今日はユタの5歳の誕生日ー。思いっきり豪華な料理を作らないと」

「やったー!ケーキは?あるー?」

「あるよー」

 

いま、八神家にはマリナとユタの2()()()()()()()

 

そんな2人をすこし離れたところから見つめている、5人ほどの集団がいた。

 

そして、音もなくマリナたちに近づく。

 

「ん⁉︎」「きゃ…」

 

そして、手際よくマリナの口を塞ぎ手を縛り、ユタも同様にして車に詰め込んだ。

 

 

そして、八神家は空になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

「オイオイ、そんな睨むなって。かつて一緒の研究所にいた仲だろ?」

 

どこ、ここは。突然、後ろから目隠しされて縛られて、車で連れ去られた。

 

目隠しを取られるとどこかの廃屋みたいだった。

目の前には研究所でかつて私と同じよに拾われていた男だった。

 

「(ユタは……⁉︎)」

「そんなあたりを見回さなくても大丈夫だよ。あのガキは生きてる。ま、もうすぐ始末するけどな」

 

「……!」

 

「息苦しいだろ?口枷くらい外してやるよ」

 

「プハァ!ふざけるな!なんでそうまでして……ユタの人生を弄ぶ!」

 

「上からの命令なんだよ。【ユタは邪魔だ。排除しろ。可能ならば、五月雨マリナも一緒に】ってな」

 

「……嘘をつくな。そんなことをあの研究者達が言うわけがない」

 

「ははっ!やっぱりわかるか。そうだよ。今のは嘘だ。俺は今研究者たちから逃げている立場だ。だから……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()って思ったんだよ。で、その手土産は何がいいかを考えた。んで、お前たちのことを思い出したんだよ」

 

「……まさか」

 

「わかったか?そうだよ、あのユタ(聖王の出来損ない)が生きていることを研究者達は知っていた。でいつも懸念していた。【マリナ達から情報が漏れるとまずい】ってな。だから……

 

お前と、ユタの首を差し出せばあいつらも許してくれる。

 

って考えたわけだ。ああ、お前らを連れ去ってもらったやつらは関係ないよ?雇った奴らだ。

ま、報酬は金じゃないけどな」

 

「まさか……殺したのか?」

 

「ご名答。さーてと、だらだら喋って機動六課とか出されちゃまずいんだよな。さっさとお前らは始末させてもらうよ。俺の自由のために」

 

と、男は魔法式を展開しはじめた。

 

「……ざけるな」

「あぁ?」

 

「身体操作…」

 

「うぉっ⁉︎」

 

男はユタに蹴り上げられとっさにかわす。マリナはむりやり縄を引きちぎって立ち上がる。

 

 

 

ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな、ふざけるな!

 

なんの権利があって、ユタの命を弄ぶ!なんでユタから人生を奪う!あの子は…ただの女の子なんだ…!

 

「〜♪やるじゃん。情報だとお前は戦闘はからっきしだったんだけどな。一般人の男数人に対して何もできなかったってな。けど……そうじゃないみたいだな」

 

「殺してやる…」

「怖いねぇ、なら俺はその前にお前を殺してやるよ」

 

「殺されてたまるか、私は……ユタと共に生きるって約束したんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ…」

「おいおい、威勢がいいのは最初だけか」

 

まずい、この男…強い。

 

「よっと」

「きゃあっ!」

 

男は突如私の周りから魔力弾を撃ち込んできた。

いつの間に展開したんだ⁉︎

 

「がはっ…」

「はぁ、最初のを見たときはちょっと期待したんだけどな…こんなもんか」

 

魔力弾に気を取られているうちに懐に潜り込まれ鳩尾を殴られ吹っ飛ばされた。

 

ああ、身体中が痛い。骨も内臓もかなり損傷してるな…。

右腕なんて、ちぎれてもおかしくないくらい痛いし…。ていうか、感覚ないし

けど……!

 

「まだ…ま…だ!」

 

私は身体操作のリミッターを解除した。

 

 

 

(いいか?これは使い方を間違えれば強くなる代わりに体を壊してしまう。下手をすると死ぬ。だから……お前はまだこれくらいがちょうどいい)

 

(はい、わかりました)

 

(いいか?間違ってもこれ以上強い操作をしようとするな。特に…怪我をしているときは。お前は、ユタと一緒に生きていくんだろ?)

 

(はい、わかってます)

 

 

「(ごめんなさい、シグナムさん。けど…そんなことを言ってられそうにありません)……ふぅ、身体操作、フルバースト!」

 

「ん?」

 

私は上限を解除すると同時にシグナムさんの行動を()()()()()()()()()()()()()

 

すぐそばの鉄パイプを取りシグナムさんのような剣撃を叩き込む。

 

「うぉっ⁉︎」

「はあぁ!」

「ちっ!」

無理やり蹴り飛ばされ距離を取られる。

 

「にがさない!」

 

追撃をしにいく。

手応えはあった。やっぱりシグナムさんのレベルなら通じる!

 

「せやぁっ!」

「ふんっ」

 

先ほどと同じように突如周りに魔力弾が出現し私に向かって撃ち込まれてくる。

それを鉄パイプで弾き飛ばしていく。

しかし、数が多いこともあり何発か受ける。

だが私はそんなことも御構い無しに男に突っ込む。

 

 

だけど、これはしてはいけなかった。

 

私は、魔力弾を受けながらも男に突撃するべきだった。

 

 

「……!」

「そんなんだから…お前は負けるんだよ」

 

男が盾にしたのは……

ユタだった。それを見て私は身体操作を思わず解除してしまう。

 

「(なんで⁉︎いつの間に⁉︎)

 

そして、冷たいものが私の胸を貫く。

 

男はいつの間にか刀を装備していた。

刀は、私の胸を綺麗に貫いていた。

 

 

 

「お姉ちゃん?」

「ユ…………タ…………」

 

「さようなら、五月雨マリナ」

 

ああ…意識が消えていく……。

 

 

 

 

「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

「あーあー、うっせえよ、どうせお前もしぬんだよ」

 

そんなことを男はいうがユタは聞く耳を持っていなかった。

それはそうだ。目の前で一番大事な人が倒れているんだから。

 

死という概念をまだ理解していないユタにも、これがどう言った状況かわかっていた。

 

 

 

ドカァァァァン!

 

 

 

「な、なんだ⁉︎」

 

突如、男のいる廃屋の壁が壊れた。

いや、壊された。

 

その先には……。

 

「………っ!」「やっぱり……!」

 

怒りに満ちた八神はやて、シグナムがいた。

 

「シグナム……10秒で片付ける。最優先は……ユタとマリナを助けることと……その男の確保や」

「了解した…」

 

 

 

 

 

 

「なんでや…マリナ…」

 

そこからは言った通り10秒、いや、そんなに時間はいらなかった。

 

本物のシグナムの剣撃……とはいっても峰打ちだが……男は戦闘不能になった。

 

はやては、マリナのそばにひざまづき泣いている。

ユタはシグナムに抱き抱えられている。

ユタの姿を見せないよう、離れたところにいた。

 

マリナは体も冷たい。もう、命はないように思えた。

 

「……は…やて……さん?」

「マリナ⁉︎」

 

「ユ…………タは…?」

 

「無事や!後はあんたを助ければ終わりや!」

 

「ああ、よかった……。はやてさん。伝言をお願いします。あの子に……ユタに…」

 

「アホ!自分で言いや!」

 

「ユタ……あなたは普通の女の子。クローンであるとか関係ない。女の子らしく、恋もして、元気に、幸せに……って……」

 

こんなに喋れるのは、死ぬ直前に死者は一時的に回復するというよくわからない現象なのか。マリナは血を吐きながらもしゃべり続けている。

 

「なんでや!約束したんやろ!ユタと、これからはずっと一緒にいるって…」

 

「はやてさん、嘘をつく形になってしまってすいません。これからは…あの子を…よろしくお願いします。あと……ありがとうございました。私を……家族にしてくれて…」

 

「マリナ!」

 

その言葉を最後にマリナは

 

息を引き取った。

 

「……。シグナム、撤収や」

「承知した」

 

はやては、涙を拭いながらも立ち上がり、男とマリナを回収し本部に戻った。




予想以上に長くなっちゃいました。
これにて。八神家に引き取れられた頃の回想は終わりですかね。
今回の補足をするなら
情報提供者=今回の事件の犯人
です。

余談ですが、マリナが生き残れた理由は結構単純です

体を売ったりしてお金を稼いでいました。
あとは、大通りではやて達にやったみたいにお願いしたりなど。



よんでくださりありがとうございます

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