リリカルなのはvivid もう1人の聖王のクローンの人生 作:アテナ(紀野感無)
超がつくほど嬉しいしよんでくださってる皆さんには感謝感激です!
ユタの過去編をどのタイミングで出すべきか悩んでます…
けど頑張って面白くしていきます!
それではどうぞ!
私は、覚悟を決めるとルーさんやアインハルトのいる部屋まで来た。
「ルーさん、きたよー」
「お、きたきた。いまから八神さんとこと通信するから何かあったら頼むわね。ユタ」
……まあそれくらいは別にいいんだけど。
「(八神司令…一体どんな方なんだろう。数々の事件を解決してきた歴戦の勇士っていうし、やっぱり怖い方なのかな…)」
アインハルトを見るとなぜか緊張している。
「あー、アインハルト?緊張するだけ無駄だよ。リラックスリラックス。あとお願いがある」
「なんですか?」
「私が冷静さを欠いたと思ったら遠慮なくぶっ叩いて」
「へ?」
よし、保険は用意できた。
『あ、オーッス。ルールー。ユタ』
「おいーっす。アギト」「ちゃーっす、アギト」
『デバイスの件だよな?ちょっと待ってて』
と、赤髪の男の子っぽい口調のアギトさんが出てきた。そして母さんを呼びに行った。
そして、映ってきたのは
「たぬ……たぬき……?」
たぬきの仮面をかぶった人だった。アインハルトもポカーンとしている。
「あ!母さんがとうとうたぬきになった!みんなに狸って言われてたからとうとうなっちゃったか!」
『アホ!まだなる気はないわ!まだ狸になる前にアンタの親を卒業せないかんわ!』
「まだ⁉︎てことは狸って自覚はあるんだ!」
『うっさいわ!』
スパン!
「ユター、話が進まないから少し黙って」
「痛っっっ、はい。ごめんなさい。アインハルト、手加減なさすぎ…」
『それはそうとー』
と、画面の母さんが狸のお面を取りながら。
『ユタはもうエリオに告ったんか?』
「なにサラッととんでもないこと言ってんの!!!!!」
「え?」「ユタってエリオのこと好きだったの……?」
まずい、話を変えないと……。
「いや、あのー」
『そうやでー。2年前のインターミドルも都市本戦で優勝したらエリオに告白するーって張り切ってたもんなぁ』
「だーかーらーー!!!人の秘密ばらすな!」
『決勝で負けた時もなにが一番悔しかったかって言ったらエリオの前で無様に負けたことを一番悔やんで泣いてたもんなぁ』
「なんでしってんの⁉︎」
『言っとくけどウチだけじゃなくてなのはちゃんやフェイトちゃんも知ってるからなー。あとはシグナムやシャマルも。エリオは知らんけどなー』
「なぜばれてる⁉︎言いふらしたでしょ!」
『してへんわ!2年前のあんたほどわかりやすい奴はおらんかったわ!それよりはよ告りーや。そしたらウチも安心できるんやから』
「年齢=独身歴の人に心配されたくはない!」
『いま言うてはならんことを言ったな!帰ったら覚えときーや!』
ガン!
あれー?なんか目の前に星が浮かんできた……
ドサッ
『……アインハルトさん、容赦ないですね』
「え?ユタさんがこうしろと」
最後にプライドとアインハルトの話し声がかすかに聞こえてきて意識が途切れた。
『よし、ユタは黙らせてもらったことやし。改めてルールー。お久しぶりやー』
「八神司令、お久しぶりです。今日はお休みなんですねえ」
『そーなんよー』
「(この方が……)」
「あ、それで今日はですね、この子の」
『あー聞いてるよ。覇王イングヴァルト陛下の正統血統ハイディ・E・Sイングヴァルト。格闘戦技[覇王流]を継承してて。ちょっとやんちゃもしてたけど今はノーヴェ師匠やヴィヴィオ達と一緒に魔法戦技に一生懸命。真面目で一生懸命なええ子やって。そんな子にならいくらでも協力するよー」
「ありがとうございます!」
と、アインハルトが頭をさげる。
『公式魔法戦用のデバイスやったっけ?どんなのがいいか決まってる?』
「あ、はい…!」
『装着型とか武器型とか』『なんでも相談にのるよー』
と、はやてさんの横からアギトにリインも映ってくる。
「えと…格闘戦技だけで戦いたいので武器型ではない方が…」
『そーかー。格闘家さんやもんねー。ほんなら体の動きを阻害するような装着型も良くないかなー。スバルのナックルやキャリバーも、あれなんだかんだでめっちゃ重いしなー』『そうなんですよねぇー』
「ですから、その、この子達のように補助・制御型の方がいいなと」
と、アインハルトはクリスやプライドを持って示す。
『なるほどなー。ほんならクリスやプライドの性能をベースに
『そやねー。ほんならアインハルト』
「はいっ」
『覇王の愛機。まずは軽く取り掛かってみるな。八神はやてとリイン&アギトがノリノリで組んであげよ』
『『お任せだ!(です!)』』
「ありがとうございます!」
『まあ詳しい話も聞きたいから合宿が終わったら、ユタあたりに一度ウチか本局につれてきてもらいーな。遊びにでもきてな。特にウチのユタに勝ったこととか聞きたいしなー』
「はい」
『そやけど合宿ええなー。ウチらもまた行きたいなー』
「またいつでもいらしてくださいー」
〜八神家〜
「しかし、インターミドルか。もうそんな時期なんだな」
「五月も終わりだぜ。そんな時期だよ」
「ウチの近所からも出る子達いるよなー?」
「ザフィーラの教え子達ですね。何人か出るそうですよ」
リビングにはシグナム、ヴィータ、シャマルがおり、そこにはやてとリインとアギトも戻ってきて一気に賑わってくる。
「みんないつも頑張ってるけど……ヴィヴィオたちやユタのライバルになりそうな子いたりする?」
「ああ、いますよ」
「結構凄いのが1人いる」
「あ、わかった。ミウラやろ?」
「正解!」
「ザフィーラはもちろん、シグナムやヴィータともちょくちょく練習試合してるもんなー。しかも優しく教えてもらってるし。ユタが嫉妬しそうやけど。私ももう少し優しくしてー!って」
「ユタの場合は仕方ないです。避けるスタイルにするのなら生半可な練習じゃダメですから」
「一応、アレもユタのことを思っての厳しさやからねー。シグナムってなんだかんだユタのこと好きやねー。ウチと同じくらいユタのこと裏で可愛がってるもんなー。けどツンデレいうもんなんかな。シグナムみたいなのは」
「そ、そんなことは…ないと思います」
〜八神家近くの砂浜〜
「師匠!そういえばインターミドルの参加申請、今日から受付開始ですよね!」
「ああ」
砂浜にはストレッチをしているミウラとザフィーラがいた。
「師匠に教えてもらったこと。ヴィータさんやシグナムさん、シャマル先生に鍛えてもらった技!それからいつもはやてさんやリインさん達がくれる美味しいおやつに恥じないように〜。ボク、頑張りますっ!」
ミウラ・リナルディ(12)
区立学校中等科一年生
Style:ストライクアーツ八神家流
skill:抜剣
Magic:ミッドチルダ
インターミドル参加履歴:初参加
「頑張りますよ?」
「いや、2度言わなくていい。がんばれ」
〜聖王協会本部〜
「そう、ヴィヴィオ達もインターミドルに出るのね。
「覇王っ子…アインハルトも出るそうですよ」
「うちのシスターも1人出るでしょう?ほらシャッハの愛弟子」
「シャンテですね。本人は出たがっているんですが……」
本部では騎士カリムとセイン、シャッハの3人が話していた。
「ただ、人格的な部分に若干問題があるので果たして出していいものかどうか…」
「えー、シャンテいい子だよ?私と同期だし」
「悪い子だなんて言ってません。シスターとして、修道騎士として礼節面の問題がですね……」
「ん?てゆーかシスターシャッハの許可ってまだだったの?あたし、さっきお使いのついでにあの子の参加申請書出してきちゃったんだけど」
「なんですってぇぇぇぇぇ!?」
「いや、私に怒るのナシ!頼まれただけなんだって!」
と、シャッハは愕然としているがカリムは?マークを浮かべていてよくわかっていなかったそう。
「えっへっへー。怒ったってもう遅いもんね」
と、外の崖に生えた木には1人のシスターが登っていた。
オレンジ髪の。陽気な雰囲気のシスターだった。
「聖王協会本部代表。このシスターシャンテがキッチリ優勝いただいてきますとも!」
シャンテ・アピニオン(14)
Style:双剣術
skill:すんごい迅さ
Magic:ミッドチルダ
インターミドル参加履歴:初参加
「あり?そういえば陛下と当たったらすっごい気まずくないっ?」
〜ミッドチルダ南部 エルセア第9地区〜
「あ、リーダー!」
とある高校ではリーダーと呼ばれる女がいた。
そのリーダーと取り巻き3人は見た目は不良。中身はいい子ちゃん。(証言者 ユタ)
リーダーは、ハリー・トライベッカ。赤い髪が特徴で一人称がオレ。
取り巻きは長身のロングのミア。なお成績優秀。ちっちゃくてサングラスっぽいものをかけてるルカ。マスクがトレードマーク?のリンダの3人
「それ、大会の参加申請っすか?」
「おうよ。今日から参加受付開始だからな」
「いやー、今年ことリーダーが優勝っすよ!」
「去年は惜しかったっすからねー!都市本戦であんな変なのに負けちまって」
「ばかやろう!てめえリーダーが気にしていることを!」
「え?いやでも…」
と、ルカとリンダがいうとルカが慌てながら言う。
「「「ハッ!」」」
「ぐすっ……ぐすっ……」
「ホラみろ!泣いちゃったじゃねーかっ!」
「スンマセン!ほんと、スンマセンッ!」
「いいんだ!泣くほど悔しい気持ちを胸にッ!オレぁ頑張る!今年は負けねえ!!」
「「「オォスッ!」」」
ハリー・トライベッカ(15)
市立学校高等科2年
Style:我流魔導戦
skill:近接射砲撃
Magic:ミッドチルダ
インターミドル参加履歴:3回
最高戦績 都市本戦5位入賞
「あ、リーダー。ユタさん、今年から復帰するらしいですよ」
と、ミアがいうと
「それはほんとかっ!ていうか、なんでミアがそれを知ってんだ?」
「ユタさんから報告きてました。あのことはメルアド交換してるんで。勉強とか教えてあげたりしてますし」
「あいつ!オレとはやらなかったくせに!ミアだけかよ!……まあいい。今年で2年前の雪辱は果たしてやる…」
〜ダールグリュン家〜
「このあいだまで世間を騒がせていた自称覇王。わたくしが叩き潰してやろうと思っていましたのにいつの間にか姿を消してしまって」
「今年は聖王陛下も10歳になられましたので参戦なさるようですよ。もしかしたら覇王の子も出てくるかもしれませんね」
ある一室では金髪のお嬢様らしき人(実際お嬢様だが)のヴィクトーリアと執事の長身美男子のエドガーがいた。
「それはいいですわね。もし出てきたらいい機会ですわ。旧ベルカの最強覇者は聖王でも覇王でもなく『雷帝』ダールグリュン。その現実を雷帝の血を(ほんの少しだけ)引くこのわたくし!ヴィクトーリア・ダールグリュンが叩き込んでさしあげますわ!」
ヴィクトーリア・ダールグリュン(17)
Style:雷帝式
skill:神雷
Magic:ダールグリュン
インターミドル参加履歴:5回
最高戦績 都市本戦準決勝(3位)
「今年は知らしめられるといいですねぇ。去年は決勝前に負けられましたし一昨年は聖王の血を引く方に負けられましたから」
「いいですからエドガー。さっさと参加申請書を出してきなさい。あとお茶を早く」
「かしこまりました。……ああ、そういえば。今年からユタさんが現役復帰するようですよ。ジークさんにも会いたいのでまずはお嬢様とコンタクトを取りたいとメールが来ておりました」
「……!そうですの。わかりましたわ。いつでもいらしてと返信しておいて」
「かしこまりました」
とある荒野ではひたすらランニングをしている少女がいた。
炎天下の中フードをかぶって。まるで注目されるのが嫌かのように。
しかし、ずっと同じペースで走っている。
ジークリンデ・エレミア(16)
Style:総合魔導戦技
skill:鉄腕
Magic:エレミアン・クラッツ
インターミドル参加履歴 3回
最高戦績 世界代表戦 優勝
「(ユタ…またやりたいけど…合わせる顔もないのにまだやりたいと思ってまう…)」
〜クラナガン〜
森の近くではヴィヴィオとノーヴェが軽く練習をしていた。
「まずは予選突破。目標は都市本戦!」
「おうよ」
「頑張って鍛えるよー!」
高町ヴィヴィオ(10)
Style:ストライクアーツ
skill:カウンターヒッター
Magic:ベルカ&ミッドハイブリッド
デバイス セイクリッド・ハート(ハイブリッド-intelligent)
コロナ・ティミル(10)
Style:ゴーレム創成
skill:ゴーレム操作
Magic:ミッドチルダ
デバイス ブランゼル(intelligent)
リオ・ウェズリー(10)
Style:春光拳+ストライクアーツ
skill:炎雷変換
Magic:近代ベルカ
デバイス ソルフェージュ(intelligent)
ルーテシア・アルピーノ(14)
Style:純魔法戦
skill:召喚・治癒
Magic:ミッド&ベルカハイブリッド
デバイス アスクレピオス(Boost)
八神ユタ(13)
St.ヒルデ魔法学院中等科1年生
style ストライクアーツ&魔法:超カウンター型+影使い
skill 影変換
magic ベルカ&ミッドハイブリッド
device
インターミドル参加履歴1回
最高戦績 都市本戦決勝(2位入賞)
アインハルト・ストラトス(12)
Style:覇王流
skill:断空
Magic:
デバイス ???
それぞれの誓いを胸に
予選開始まであと2ヶ月!
どうでしたか?
余談ですが、
ユタは都市本戦で戦った相手は
リリカルなのはvividに出てくる上位選手では
ハリー ヴィクトーリア ジークの3人です。
内容としてはハリーにはライフを削り切って勝利。
ヴィクトーリアには判定勝ち。
ジークはKO負けを食らってます。
詳しいことは後々書きます。
読んでくださりありがとうございました!