リリカルなのはvivid もう1人の聖王のクローンの人生 作:アテナ(紀野感無)
たぶん予想のついている方もいるとは思いますが。
まあ、それは読んでからのお楽しみということで。
番外編なのですが
こういうのを読んでみたい、このキャラとの絡みを見てみたいなどがあれば感想などに書き込んでもらえると嬉しいです。
それではどうぞ
「ウィングロード!」「エアライナー!」
試合が始まると同時にノーヴェさんとスバルさんが多くの足場を作る。
「いくよっ!コロナ、リオ!」
「オッケー!」
「頑張ろう!」
「アインハルト~、ヴィヴィオちゃんをお願いしてもいいかな?」
「承りました!」
今回はもちろん眼帯なんてつけていない。
自分のマッチアップ相手についてはおおよそ見当はついている。
おそらくは…
「やっぱりリオコロコンビか」
「あれ?もう追いかけっこは終わりですか?」
「ユタさん、お相手お願いします!」
可能性としては高町母娘、ヴィヴィオコロナ、エリオなのはなんかの組み合わせがあったが、自分の実力的には、なのはさんを投入はあんまりいい策とは言えないし、
アインハルトの相手をするにはリオちゃんやコロナちゃんではあまり心もとなく感じる。
それに格闘戦がメインなヴィヴィオちゃんとほかの子じゃ即興チームワークができそうにないというのは感じていた。
それに私は魔法戦がメインともう公言してあるのでそれならリオコロコンビが一番良策とは思っていた。
まあ、なのはさんあたりで速攻で私をつぶすっていうのも考えてはいたけど。
「遊び盛りな二人を相手に逃げ回ってもただの無駄な体力の浪費だからね。ここらでやりあおうか」
「(ユタさんが止まってくれた。ユタさんの魔法戦に持ち込まれたならこっちが不利、なら先手必勝!)双龍演舞、炎龍!雷龍!」
「(ユタさんにはまだまだかなわないかもしれない。けどこの魔法なら!)
と、リオちゃんが雷と炎の龍を。コロナちゃんはそこらの建物よりも大きいゴーレムを創成してきた。
「あれ?コロナちゃんもゴーレム使うんだ」
「はい、私の唯一自慢できる魔法です」
「うーん、真似したみたいでいやだけど。背に腹は変えられないし。――—創主ユタの名のもとに!創主を守れ!『ヨトゥン』!そして、主の敵を殲滅せよ!『ギガンテス』!」
と、私はコロナちゃんの同じくらいの大きさの『ヨトゥン』と半分くらいの大きさの『ギガンテス』を創成した。
「やっぱり、ユタさんも…」
「ヴィヴィオの言ったとおりだったね」
「うーん、驚きの反応が見れると思ってたけどイマイチ。けど、まだこれは序章だよ。さあ、やりあおう」
「えー!コロナちゃんもすごいけどユタもすげえ!」
「けど、コロナちゃんみたいな強いゴーレムでもないわね。時間稼ぎのために造ったように見えるけど」
メガーヌとセインは見学しながら感想や意見なんかを言い合っていた。
「時間稼ぎ?でもあんなゴーレム二体同時創成できるならもっと強いのを出したほうがよかったんじゃない?」
「けど、ユタちゃんの考えは違うみたいよ」
私の言葉と同時にコロナちゃんはゴライアスを操作し私に向かってくる。それに応じるようにギガンテスが前に出る。
リオちゃんは炎を出しながら向かってくる。ヨトゥンには壁になるよう簡単な命令を出す
創成したときの言葉?あんなもん意味なんてないない。
とはいえ、ギガンテスのほうはともかくヨトゥンはそこそこ頑丈にしてるんだ。少しはこらえて…
「やあっ!」
「炎龍砲!」
……うわー。二体同時に速攻で壊された。まあいいや。時間稼ぎは十分できそうだし。
「ロックバインド!」
そしてその壊されたゴーレムの破片をつかってバインドをする。そしてさらに後ろに下がる。
「さープライド。一年間ただただ療養していただけじゃないとこを見せようか」
『了解です。マスター』
昨日、練習でやった時のように足元の少し後ろに魔力を込める。すると影のような黒い物体………えーい、この際だから説明しとこう。
そう、魔力を込める理由は影を操るためだ。正確には魔力の変換資質が『影』というなんとも不可思議なことだったのだが。
某アニメが大好きな私にとっては願ったりかなったりだ。
影が、ゆっくりと私の後ろでヨコに、そして
「え…」「何……あれ……」
「そんじゃあ改めて相手をお願いするよ。リオちゃん、コロナちゃん」
と、いうと同時に影が無数の目、口をもつ。
まあ、目と口はもちろん偽物だけど
そして、これを初めて見た人や映像で知ってる人でも直に目にした人は決まってこういう。
「「なんか怖いです!」」
「あははー。だろうね。さてと、ここからが本番だよ」
と言うとコロナちゃんもリオちゃんも構える。
が
「
「え!?」
すると、ゴライアスの足元から影が伸びゴライアスとコロナちゃんをバインドする。
鎖でがんじがらめ、というよりは細かい関節や力の入れやすい部分を締め上げているので、逃げにくい。
…まあたまに馬鹿力で引きちぎる人とかイレイザーで消し飛ばす人とかいるけど。
「さ、コロナちゃんはしばらく無視できる。次はリオちゃんかな」
「っ、炎龍。紅蓮拳!」
「わ!」
あっぶな!いきなり炎の砲撃打ってきた。昨日見て炎と雷の変換資質あるなーくらいは思ってたけど。
「よっと!」
と、足元の影を延ばし勢いよくリオちゃんに向けていく。
それをよけられはするが先ほどリオちゃんがいた地面はまるで切り裂かれたようになっていた。
それをみたリオちゃんは素手では危ないと判断したのか剣を装備した。
「うん、正解だね」
と、今度は何本も連続でリオちゃんに向けていく。
それをリオちゃんは後ずさりしながらも剣で何とか捌いていた。
「(前に出れない!)っ、紅蓮拳!」
「へ?」
と、リオちゃんがいきなり剣をおさめてまた砲撃を仕掛けてきた。しかもさっきより高威力で。
そのせいか実体化していた影はほぼすべて消された。
……なんつー威力なの?番長と張り合えるんじゃない?
「雷神装・虎砲!」
「!」
と、土煙に紛れてリオちゃんが接近しており腹に打撃を入れられた。
その勢いで後ろにすっ飛ばされ壁に激突し崩れた瓦礫に飲み込まれる。
ユタ LIFE 2500→1000(ダメージ1500)
「コロナ、大丈夫?」
「うん、バインドも何とかとれたよ」
『コロナーリオー。ナイス!』
「あ、ルーちゃん。そっちは?」
『ヴィヴィオを今治療中。で、アインハルトがなのはさんと交戦中』
「じゃあ、あたしたちはどうする?」
『作戦もあるし、コロナちゃんはそのままユタの警戒で、リオは合図でいつでも動けるように』
「「了解!」」
「とはいっても、ユタさん出てこないね。クラッシュで動けないのかな?」
「それとも気絶してるのかな?」
「どちらも違うね」
「「え!?」」
「シャドウボックス」
とリオちゃんのみを影の箱で覆う。
コロナちゃんもできないことはなかったがゴーレムがあったのでやめておいた。
「げほっ。威力少しは受け流したのにあのダメージって。どんな馬鹿力なの」
「リオは、チームの中で腕力と魔力は一番ですから!」
「ゴライアスが面倒だなー。私みたいな単純命令だけの自動操縦型ならいいんだけど」
と、再度距離を取る。
リオちゃんを覆った影はそこそこ耐久力があるからあまり気にしなくてもいい……と思いたい。
「ゴライアス。パージブラスト!ロケット・パ――――ンチ!」
「へ?」
どごーーんという音とともに再度瓦礫に飲まれる。
いや好きで飲まれてるわけじゃないからね。
ユタ LIFE 1000→400(ダメージ600)
まあ、けどやられっぱなしじゃいられない。
「そりゃっ!」
瓦礫をすっ飛ばして影をゴライアスの関節めがけて延ばす。
すると、ゴライアスを操作して影を殴って消そうとしてくる。
なので影をできる限り細くしてゴライアスの攻撃を避けながら再度バインドをする。
いや、正確にはバインドもどきか。
「これくらい…」
と、コロナちゃんは無理やりバインドを引きちぎる。
「あぶないよー」
「え?」
すると、引きちぎれた瞬間バインドが爆発した。
ゼロ距離なのでゴーレムが耐えれるわけもなく崩れ落ちる。
そして、落ちていくコロナちゃんを影で捕らえ思いっきり
自分はそれと同時に走り出す。
そして、腕にずっと発動直前状態にしていたある魔法をかける。
「せえやっ!」
「くっ!」
そのまま後ろにすっ飛ばす。
コロナ LIFE 2500→1600(ダメージ900)
「(なんか、ものすごい硬い石か何かで殴られたような)」
「ふぃー、なんとかできた。時間稼ぎも終わり」
ユタの腕は肩から指の先まですべて黒いナニカで覆われていた。影ではない、何かで。
『ユタ!もう少し時間稼ぎお願い!』
「りょーかいです。二人ともきっちりひきつけておきますよ」
「ユタさん、残念ですがそれはもうできてませんよ?」
「え?」
「だって、リオはもう逃げてますよ」
・・・リオちゃん、いつの間に・・・
『え⁉︎』
「へ?どうしました?」
『いや、リオとルーちゃんがこっちに!しかもユタちゃんとティアナさん以外が2on1状態に!』
「はい⁉︎」
しくじった!やらかした!
「すぐそっちに戻るから少し耐えてて!」
『わかった!』
「いかせませんよ。ユタさん」
「あー再構築しちゃってるか」
と、コロナちゃんがゴライアスを操作し近づいてくる。
けど、やることは変わらない。
私は影を使ってゴライアスを少しずつ削りながら後ろに下がっていく。そして、スキができたら
「両腕斬り落とし完了!あとは、
「ま、また…足元から…」
と、逃げながら地面にばらまいていた魔力で半壊状態のゴライアスとコロナちゃんをバインドする。
まあ、ゴーレム半分壊すのに少し手間取ったけど。
「最初より強いバインドだし大丈夫でしょ。さてとキャロのほうに向かわないと」
現在のライフ
ユタ 200
コロナ 1400
「はあっ、はあっ」
「ふふーん、そろそろかな」
「いや、まだです。アルケミック・チェーン!」
と、キャロは無数の鎖を出しリオとルーテシアに向かって放出する。しかし二人はすべてよける。
「ふふーん、あたらない♪」「ユタさんのより避けやすいですよー!」
「それはそうだよ。だってそれは捕まえるための鎖じゃなくて、撃墜のための布石だから!」
というと鎖に引っ張られながらユタが現れる。
「相変わらずの機転のよさナイス、キャロさん。リオちゃーん、君の砲撃の威力使わせてもらうねー。吸収放射、紅蓮拳!」
「「へ?」」
と、リオちゃんにやられた三回分をある程度の量蓄えていた影から一気にルーテシアとリオに向かって放出する。
ルーテシア LIFE 2200→0(ダメージ2200)
リオ LIFE 2600→0(ダメージ2600)
「いぇーい!」
「勝利のV!!」
と、キャロとハイタッチをかわす。
キィィィィィィン
ん?何の音?
「へうっ!?」「いたっ!?」
キャロ LIFE 1100→0(ダメージ1100)
ユタ LIFE 200→0(ダメージ200)
「はーい、キャロにユタちゃん撃墜」
「な、なのはさんいつの間に・・・」
「勝ったと思った時が危ないとき!現場での鉄則だよー」
油断した…
「(良し……タイミングは今!)ブラスター1ッッ!(私の残り魔力もそんなに多くないけどマルチレイドで一網打尽!)」
「(なのはさんが集束に入った!)紅組生存者一同ッ!なのはさんを中心に広域砲を撃ち込みます!動ける人は合図で離脱を!」
「
「モード【マルチレイド】」「シフト【ファントムストライク】」
「「スターライト――‼ブレイカーーーーッッ!!」」
さて、この二つの
主に私とセイン。
「「……これ、なんて最終戦争?」」
状況
Team 青
なのは LIFE 0(ティアナの
エリオ LIFE 0(
スバル LIFE 60(ヴィヴィオを
コロナ LIFE 30(ゴライアスで防御するも防ぎきれず戦闘不能)
リオ LIFE 0(ユタの吸収放射により撃墜)
ルーテシア LIFE 0(ユタの吸収放射により撃墜)
ヴィヴィオ LIFE 1800
Team 赤
ティアナ LIFE 110(なのはの
フェイト LIFE 0(
ノーヴェ LIFE 0(
キャロ LIFE 0(なのはの弾幕により撃墜)
ユタ LIFE 0(なのはの弾幕により撃墜)
アインハルト LIFE 1350
「えーと、残ってるのが…三人?」
『ティアナさんとヴィヴィオさんとアインハルトさんですね』
・・・すごい、あの中生き残ったんだ。
あ、ヴィヴィオが近づいて行ってる。アインハルトもティアナさんを守るためなのか向かってるな。
お、先ヴィヴィオちゃんついた。アインハルトもすぐ着いたな。
あ、ティアナさん撃墜された。
おー、たぶん三度目の勝負になったね。
おっ、ヴィヴィオちゃんいいカウンター決まった。あれ?アインハルトもカウンターし返した。
アインハルト LIFE 1000→0
ヴィヴィオ LIFE 700→0
『はーい、試合終了~。結果は両チーム全員戦闘不能により引き分け!お疲れ様~』
「それでは皆さん」
『『お疲れさまでしたーー!』』
「あー、疲れた」
『もっとやりたいくせに何を言ってるんですか』
「あ?ばれた?」
『何年マスターといると思ってるんですか』
さすがはプライド。私のことよくわかってる。
まあ、終わりは終わりだ。しょうがない。
「じゃ、おやつ休憩と陸戦場の再構築をしたら2戦目いくからねー。2時間後にまた再集合!」
『『はーいっ!』』
「え?」
『…マスター、細かな日程の詳細の確認は?』
はい、しておりませんでした。
どうでしたか?
ユタの本領発揮が見せれたのかなーと不安になってはおりますが
能力にのもとはハガレンのプライド、グリードという2キャラお能力を参考にしていますので一度調べていたほうがわかりやすいかもしれません。
ユタのセットアップ状態も本編の中でも出しているのですが
グリードの格好を参考にしています
前書きでも言った通り番外編の中身に関してはリクエスト等があれば募集しています(というかリクエストください。自分の頭じゃ面白い組み合わせなんかがかけそうにないです)
読んでいただきありがとうございます