「それで二人して私のところに来たわけを聞こうか?」
そう言ってすでにギルドに来ていたダクネスと話をすることにした。
「昨日のことなんだが、ダクネスはどこまで覚えているかな~って思ったんだ…」
クリスの言葉でダクネスは思案顔になった。あっ、やっぱり物静かな顔をしてるとかなり美人だなー」
「にゃ、にゃにを言っている///ふしだらな!」
「あれ?今声に出てっつ!」
「ど、どうかしたのか?八幡」
「いえっ…なんでも」ってかクリスさん足踏んでる!なんでわざと?痛いからやめてほしいな~って…えっダメ?せめて手加減してよ(泣)
「ん?まぁ、いいが…それで昨日の話だったな。昨日はここで飲み食いをしていたらクリスが酔ってしまってな。歩けないほどで私が送ろうとしたら「とりあえず部屋は知ってるから俺が送るわ…送るだけだし大丈夫だろう」と八幡が言ったのでな。そのまま任せることにしたわけだが…なにかあったのか?」
「///いや~…なーんにも…それで八幡は何か思い出したわけ?」
「う~ん…」今の話を聞いて何となく思い出してきた。
確かあの時はそのままクリスの住んでる寮まで送り帰ろうとしたが、すでにクリスは寝てしまっていて起きる気配がなかったので、許可をもらってクリスを部屋に運んだんだが、そこで確か酒が回ってきたんだったかな…あっ、そこで倒れてクリスの横に寝ちまったわけだ。
「一言でいうなら何もなかった。そしてクリスはあまりシュワシュワは飲むな ってことぐらいか」
「あーっ、まぁ、完全に迷惑かけてたからね。今度からは気を付ける」そう言って俺とダクネスに頭を下げてきた。
「まぁ、仕方ないな。とりあえず昨日は奢ってくれてありがとなダクネスさん」
「ダクネスでいいぞ。むしろ私が奢らせてもらったんだ気にするな」なんて男前な…
「あっ、それならば昨日はあまりクエストに行けなかったからな。一緒に受けてほしいというのがお礼ということではどうだろう?」
「それならこちらとしても願ったり叶ったりだな。上級職のクルセイダーが仲間なら戦いやすいしな」
「あははっ(汗)まぁ、八幡がいいならいいけど…」
?クリスのやつは何を気にしてるんだ?
そんなことを話ながらクエストボードにいくと難易度的に簡単なのがなかったので下のほうにあったカエル(ジャイアントトード)討伐の紙を取り
「とりあえずこれでいいか?あとはちょっと難易度高かったからな。」
「私はそれでも構わないぞ」
「私もいいよ」
二人から大丈夫という声がしたので受付にいたルナさんにクエストの紙を持ってった。
「すいません、これでお願いします」
「はいっ…ジャイアントトードの討伐ですね。比企谷さんなら大丈夫だと思いますが…気をつけてくださいね」ぎゅっ
なんかルナさんに手を握られてしまった。こんなことされると好きになって告白してフラレますよ。やっぱりフラレるんだ…
そんなことをしながらダクネスとクリスのいるほうへ戻っていった。あの~、何故クリスさんは若干不機嫌なのでしょう?
「クエスト受注してきたぞ。それじゃ行くか」
「ねぇ八幡…なんで受付のルナさんとあんな仲良いわけ?」
「そうか?普通だと思うが…冒険者の安全を心配してくれただけなんだし…」
そう言うと二人はちょっと呆れた顔をしていた。
「うん、まぁ八幡だしそうなんだろうと思ってたけど…」
「あははっ…八幡は鈍感なのだな」苦笑
?俺変なこと言ったか?
そんなはなしをしながらも、ジャイアントトードのいる平原まで向かっていた。
「そういえば二人と一緒に戦闘するのは初めてだな。どうするんだ?」
「まぁ、定石通りならクルセイダーであるダクネスが前線で私がそれのサポート、八幡が後方からの支援魔法かな」
「それでいいんじゃないか?むしろ私のことを盾にしてくれても構わないぞ!」はぁはぁ
昨日わかっていたことだが、ダクネスはやはり変態だったか。まぁ、変態だが、戦闘面では大丈夫だろう…………たぶん
そんな話をしてると平原に着いていたようですでに3匹ほどのカエルがこちらへ向かってきていた。
「さっそくか、とりあえずダクネス任せたぞ!」
「あぁ!任された」そう言ってダクネスはカエルへと突っ込んでいった。
「あのさ~…八幡」小声で言いながらクリスがこちらに近づいてきた
「どうしたんだ?何かトラブルか?」
「そうじゃいんだけど…実はさ
ダクネスって防御だけで攻撃しても当たらないんだよね…」
はぁ?そんなわけ…
そう思い前を向くと
「おのれーちょこまかと…カエルの分際で!ぶっ殺してやっ」ばくっ
ダクネスはカエルに剣をひたすら振っていたが、一撃もカエルには当たっていなく、そのままカエルに丸飲みされていた。ってちょっ…
「や、ヤバくないか?!早く助けないと…カエルの中でダクネス溶かされるぞ」
おれは焦ってクリスに言ったが…
「あ~っでもさ八幡あれを見てもそんなに心配する?」
そう言われクリスの指差したほうを見ると
「くっ!こんなカエルに飲まれてヌルヌルにされて興奮などっ///してなるものかー、はぁはぁっ///」
正直…助ける気力がなくなるレベルでした。しかも恍惚な表情でそんなことを言われても…
そんな残念な仲間を見ていると…
「は、八幡はなにか攻撃魔法は出来るのか?…出来るならば私ごとこのカエルを倒してくれ」はぁはぁ
そうカエルに飲まれながらもダクネスは言ってきた。
「攻撃魔法は使えるが、お前もダメージ受けるがいいのか?」
そう言うと…
「むしろやってくれ!///なんなら八幡が使える威力の高い魔法で頼む そんなことをされたらどれだけ…」///
そんなことを言われても…正直嫌だが、クリスに目で確認をとると…「やらないと面倒だしやってやれ」っと目で語られた。はぁっ…なんでこうなった。
仕方なく腕を前に突き出しダクネスを飲んだカエル辺りに向けた。そして魔法を打つために集中すると…「ちょっ…ま、まさかそれを打つの!」と何かを察したクリスは顔を青くしていた。だって威力の高い魔法って言われたからな。
そう言いながら短く「爆ぜろ!」っと一言言うと…
向けていた手の先から爆炎が巻き起こった。
俺は頼まれたので自身の覚えてる威力最大の魔法
つまり爆裂魔法を放つことにした。
さ、さすがにやり過ぎたか?と心配になり様子をみるが…ダクネスは無事でその周辺にいた。カエルは消滅していた。ってかダクネスのやつ女性が絶対しちゃいかん顔して気絶してやがる。さすがに引くわ…
危険を感じたクリスはかなり離れていて無事だったが、さすがに引いていた。 俺に対して…えっ!ひどくないか!俺頼まれただけなんだが…
そうしてクリスを見ていると後ろにせまるカエルが見えた。だがクリスは気づいていなかった
「クリス!後ろだ!!」そう叫び向かったが、間に合わない! そう思っていると
「ライトオブセイバー!」という声が聞こえたのでよく見るとクリスに迫っていたカエルが消滅していた。
今の魔法はいったい…と思っていると
「あの~…大丈夫でしたか?」と近くで声がしたので振り向くと
黒髪の可愛い顔をした女の子がいた。
とりあえずここまでにします。
正直あまり上手く出来てないと自分でも思っています。
そんなのでも読んでくれる方がいてくれるとありがたいです