この世界の果てにあるものはきっと良いものだ   作:白宮仙狐

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世界の終わりそして始まりは不条理だ

帝国アイギスが消失してから数十分後...

何もない場所を探す姫道衆

 

「団長ぉぉぉ~~」

 

「空仙様ぁぁぁ~~」

 

みんなが空仙のことを探している。

しかし返事はないなぜならそこに空仙はいない

 

空仙は...上空にいる。

みんなが悲しんでるのをよそに上空で高みの見物をしている。

 

「きれいに消し飛んだね」

 

少し笑いながら言う。

すると帝国軍の残党がなくなった帝国へと進んでいるのが見えた。

 

「あら、見る限り1000万はいるな」

 

空仙は、みんなの元へ降りて行った。

 

「団長が本当に...」

 

「死ない言っていったのに」

 

「ほんとだにゃん」

 

みんなは、本当に団長が死んだと思い込んでいるが裁牙だけは生きていると思ている

 

「空仙様がこんなので死ぬような人ではありません」

 

裁牙は泣きながらみんなに怒る

 

「わたしだってそんなこと考えたくありませんわ...だけどこの状況で生きてるなんて」

 

雷華は、悲しそうに答える。

 

「僕だって...」

 

「わっちもじゃ」

 

「俺も...」

 

みんなが悲しんでいると...

 

「ぉぃ~」

 

すぐ反応したのは裁牙だった。

 

「あれ!?、空仙様の声が聞こえる!!」

 

とてもビックリした様子でみんなに言う。

 

「あんた、団長が好きすぎてとうとう幻聴まで聞こえてきたのか」

 

呆れた様子で言う雷華。

すると櫻と冥明が反応した。

 

「あ、本当だにゃん」

 

「本当だね、聞こえるよ」

 

獣人族の彼女ら言うのであれば本当だろうと思い少し希望を持ちつつ周りを探し始めた。

すると徐々に呼び声が近づきはきっりと聞こえる。

 

「お~い」

 

みんなは声の聞こえる方角に目線を向けた。

すると上空から降りてくる空仙が確認できた。

 

「「 団長!!! 」」

 

歓喜の声をあげみんなはとても喜んだ。

 

「団長!!」

 

「空仙様ぁぁぁ!!」

 

「団長さん!!」

 

「団長!!」

 

「ふっ、俺はわかっていたぜ」

 

「だ、団長しゃ~~ん」

 

「団長はん」

 

みんなが空仙に飛びつく。

 

「心配かけたね」

 

みんなに謝る。

 

「ほ、ほんとよ、しんぱいかけないでよね」

 

「全員空仙様のこと待ってました」

 

とても喜びムードだったが敵が迫ってきていることを全員に話した。

 

「...と言うことだ、ここはバラバラに逃げる」

 

「なぜ逃げるんですか?。戦えがよろしいかと」

 

と雷華が提案してくれたが空仙はそれを拒否した。

 

「いや、あいつらは敵ではない唯の残党だ。殺す必要はない」

 

「しかし、せっかく集まったのにまた別れるなんて僕は嫌ですよ」

 

みんなは、塵の言葉に同感した。

 

「別にいなくなるわけではない。また会えばいいだろ」

 

「ですが...」

 

すると遠くから大勢の残党と重機などの音が聞こえる。

 

「来た、絶対にまた会うぞ」

 

姫道衆全員が頷き、別れた。

それぞれ違う方角に全速力逃げた。

また会うことを誓って

 

 

...それから数日後...

 

ここは連合国軍司令部...

 

「とうとうこの時が来たか。使いたくないが使うしかない」

 

パソコンを取り出し、発射場面をだす。

するといきなりエラーが出た。

 

「な、なんなんだ一体。制御できない」

 

パソコンにウィルス入り世界各国に核融合爆弾が雨のように降り注がれる。

電源を落とせばいいことにきずかない。

 

「くそやばい、これでは世界が終わってしまう」

 

そして、発射スイッチが押された。

それは誰も押していない唯の誤作動。

 

「...今までありがとな...」

 

「...はい...」

 

数十分後世界に核の雨が降り注いだ

世界は核の炎に包まれる。

そして、世界は終焉を迎えた。

 

そして、彼らも...

 

 

 

「やはりお前のせいか、マリ」

 

「YES、マスター。私は地球の掃除をしたまでです」

 

なにやら空仙とマリが怪しい会話をしている。

 

「あいつら知らないだろ」

 

「大丈夫でしょう、不老不死なのだから」

 

「しかし、修復するのには時間かかるぞ」

 

「死なないよりマシでしょ...」

 

「厳しいことを言うな...」

 

ここで説明しておこう。

 

不老不死は不老不死なのだが体が消し飛ぶとその再生には多大な時間を有する。

NNNウィルスは細胞一つ一つに脳を生成して細胞が一つでも残っていれば完璧に修復される。

 

「さて、私はこの世界の行く末を見ようかな...」

 

「お供します。マスター...」

 

 

...数十億年後...

 

 

 

あれから多大な時間が過ぎ科学は衰退したがその代わりに魔法と魔術があらわれた。

 

 

 

...プロローグ終了...

 

 

 

「長かったなここまで来るのは」

 

少し疲れたよ様子で話す空仙

 

「そうですねマスター。運よくエリア52の地下秘密基地が残っていて幸いでしたね」

 

無機質な声で答える。

彼女は、空仙が作ったボディにマリを移植しマリに身体を与えていた。

 

「さて、もうそろそろ引きこもり生活をやめてあいつらを探しに行きますか」

 

「そうですね、何やら魔法魔術が発展したしたらしいです」

 

「そうなのか。面白そうだな...だったら学校というものに行ってみようかな」

 

学校にいこうとする空仙

 

「そうですね、数十億年間ずっと地下にいた私達には今現在の最新データはありませんので学校と言う着眼点はいいと思いますよ」

 

「まず、学校に行きそのあとにあいつらを探そうか」

 

長い廊下を歩く。

空仙とマリしかいないその基地は太古の昔アメリカと言う国が秘密裏にいろいろやっていた施設。

とても深い場所に位置して核融合爆弾はここまでとどかなかったらしい。

少し遅いが核融合爆弾の威力は一つ120メガトン、それが約1万以上を発射された世界は滅びたがギリギリ地球は破壊されず徐々に回復をして今に至るわけだ。

長い廊下の先に扉がある。

 

「角膜認証及ビ認証番号ヲ入力シテクダサイ」

 

「認証ボタンの番号を押して、角膜認証をした」

 

「認証ヲ確認...イッテラッシャイマセ」

 

扉を抜け、さらに廊下を歩く。

反響する廊下には何もいない唯の壁のみ。

光すら届かない地下には人工の光のみが照らしている。

数分歩くとエレベーターホールにつく。

 

「よし、地上に出るぞ」

 

「YES、マスター」

 

地上に上がり始めるエレベーター。

だんだん近づく地上にワクワクする空仙。

 

「つきます、マスター」

 

開く扉から、太陽の光が入り二人を包む。

見知らぬ世界に足を歩ませる。

 

「よし、いくぞ!」

 

足を出した瞬間、目の前にはたくさんの人が集まっていてこちらを不思議そうに眺めている。

それもそのはず、空仙とマリが出てきたのは世界樹『 ユグドラシル 』の木の根元部分にある扉から出てきた。

ここは精霊の国『 アスタリカ 』精霊とともに生きる国

 

「やばいな、顔を隠して逃げるぞ」

 

「YES、マスター」

 

エレベーターの扉を閉め、空へ逃げた

周りの人たちの反応は

 

「お、おい見たか...」

 

「もしかして...」

 

「「 大精霊 ユグドラシル様!!?? 」」

 

一気にその話題は世界を渡った...

 

 

二人は近くの森に降りていく先を決める

 

「私の計算上あれから年月を経て地球は膨張して前より大きくなっています」

 

マリの目からその予想図が映し出された。

 

「結構でかくなっております」

 

「なぜでかくなったのかその経緯を話してくれないか」

 

空仙が聞くと経緯を始めた

 

「まず、核融合爆弾により地表の温度が一気に上がり徐々に地表が溶けてマグマになり地球が防衛反応が起き、膨張を始めた。そのあと徐々に冷えていき、最終的にこの大きさになりました」

 

これまでの地球の成長を細かく話してくれた。

 

「ありがとう。ふむふむそういう事か...我々が地下にいるときにそんなことがあったとは」

 

話していると後ろから誰かが話しかけてきた。

 

「ちょいと兄いさん、こんな森で何をしているのですか?」

 

フードを被った若い少女が質問をした。

 

「それより、お嬢さんこそこんな森で何をしてるんだい?」

 

質問を質問で返した。

 

「この森の主です」

 

少女から言われた言葉はとても驚愕だった。

 

「主なのか...ならば教えてほしいのだが、近くに学校と言うものはないか」

 

「いや、だから私の問いにも答えてほしいのだが」

 

少女はまた問いかける。

 

「ごめんごめん、君の領域に入ったことは謝る。私は降りれる場所を探して丁度ここに森があったから降りたまでだ」

 

主に謝り、理由を話す。

すると主が

 

「なら、森の秘宝を取りに来たわけではないのだな?」

 

「あぁ、そうだ」

 

そう言うと森の主が

 

「ならばいい。学校と言ったな、ここから西に5キロ進めば大都市に出るからそこに学校があるだろう」

 

森の主が答えてくれた。

 

「ありがとう、また逢えたらお礼はするよ。じゃあね」

 

「お騒がせしました」

 

二人は西の大都市を目指すことに決めた

 

「変な人間がいるのだな」

 

主が呟いた...

 

 

 

森を出て山の入り口についた

 

 

「ここを超えた先が大都市か、なんかワクワクするな」

 

高ぶる気持ちは抑えられない。

 

「待ってくださいマスター、ここに『山賊注意』と書かれております」

 

マリが空仙に言った。

 

「まぁ、何とかなるでしょう...」

 

そんなことにも動じづ山道を歩み始めた。

山道はとても狭く車一台がやっと通れるくらいしかない。

 

「狭いなこの道」

 

「そうですね」

 

愚痴をマリに聞いてもらう空仙そこに山賊が現れた。

 

「ちょっと止まりな」

 

いきなり刃物を近づけた。

とても切れ味は良さそうだ。

 

「なんですか?」

 

「こっちは急いでるんだが」

 

山賊に言った

 

「おいおい、この状況で何を言ってるんだ?。金品と隣のかわいい姉ちゃんを渡しな」

 

六人くらいのグループが取り囲む。

するとマリが攻撃態勢に入ったが

 

「やめろ、マリ」

 

攻撃態勢のマリに言った。

 

「YES、マスター」

 

攻撃態勢をもとに戻した。

するとゆっくりと山道の巨大な岩を見て指をさす

 

「なにをするんだ?」

 

全員が注目するのをみて軽く叩いた。

その瞬間巨大な岩石はバラバラに砕け塵になった

それを見た山賊たちは一目散に逃げて行った。

 

「はぁ~これだから生半可な若者は...」

 

「先を急ぎますよ、マスター」

 

「そうだな、進むか」

 

二人は山道を進んだ

数十分後、山道を抜けた。

あと少しで着く、そして目的地に着いた。

 

とても賑わうこの国はアスタリカの隣国『 ブラッディカ 』

世界でも一二を争うこの国は魔術の先進国。

日々新しい魔術が生まれ世界に貢献してる。

 

「結構活気ある国だな」

 

すると周りから視線を感じる。

 

「マスター、私達の服装に問題があるのかも知れません」

 

見てみると大日本神國御庭番姫道衆零番靈装を着ていた

 

「やば、服変える?」

 

マリに聞いてみると

 

「変えなくてよろしいかと思います」

 

照れながら、答える。

 

「ありがとな、じゃあ探しに行くか」

 

 

二人は人通りの激しい道を歩き、学校を探す。

 

 

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます
読みやすいようにこちらも改善していきますので何卒よろしくお願いします。

時の経過がとても激しいのですがそこは温かい目で見ていてください。

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