こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン~新探偵達の鎮魂歌・鬼の友達と名探偵~ 作:Dr.クロ
事件から翌日、阿笠邸にて、伊御達とコナン、灰原、阿笠と服部はいた。
灰原「あなたね…」
コナン「いやまぁ、本当に状況が状況だったしよ;」
服部「まぁ、ほんまにな…」
真宵「にしてもこんな効果がある薬があるとは……」
事情を聞いて呆れた顔をする灰原にコナンも困った顔をして服部も同意する中で同じ様に聞いた真宵はむむむと唸る。
服部「んで、追ってる組織に工藤が生きてるのがバレると姉ちゃんたちの命が危ないからこうやって偽ってるって事や、俺も分かんなかったけど教えて貰って協力しとる訳や」
コナン「(まぁ、無理やりだったけどな)」
つみき「……大変ね」
佳奈「よくバレなかったね~」
灰原「実際バレかけたわよ。まぁ、そこらへんは色々とやって難を逃れたけどね」
そう言う服部のにコナンは内心苦笑する中でつみきと佳奈のに灰原は呆れて言う。
阿笠「とにかく、君達も秘密にしといて欲しいのじゃ」
榊「ああ、もちろんだぜ!」
咲「バレたらこっちも危ないしね」
注意する阿笠に伊御達は頷く。
服部「しっかし仮面ライダー…色々といなかったら俺ら危なかったんやなほんま」
コナン「確かに、俺達だけだったら死んでいたのは確実だな」
正邪「にしてもあの女が言っていたのが気になるな……」
真宵「気になるって?」
そうぼやく服部とコナンのに呟く正邪へ真宵は聞く。
コナン「…バイヤーの事だね」
服部「ああ、それがあったな」
京谷「バイヤー……」
姫「ですか?」
コナンと服部が思い出す中でつみき達首を傾げる。
伊御「今回の犯人である麗子っていう女性が言ってたんだ」
榊「ガイアメモリをバイヤーって奴から買ったってな」
京谷「そいつがガイアメモリを売り歩いているのか?!」
阿笠「ふう~む、色々とこの先でそんな奴と出会ったら組織とはまた違う意味で危ないのう…」
そう言う伊御と榊に京谷は声をあげて、阿笠は厳しい顔で言う。
真宵「まあそいつらのことは紫さんに頼んでみるんじゃよ」
コナン「紫さんか…(あの人なら黒の組織の情報を手に入れる事が出来るのか?)」
そう言う真宵のにコナンはそう考える中でとにかくやと服部が言う。
服部「とにかく、無事に助けられたから良かったもんや…ほんまあんがとな」
伊御「いいよお礼なんて
正邪「……あのさぁ……」
すると声をかける正邪にメンバーは目を向ける。
正邪「……コイツらに話しても良いか?私の正体」
コナン「正体?」
服部「どういうこっちゃ?」
伊御「言うのか正邪」
榊「まああっちも言ったしこっちも言わないといけないな……」
首を傾げるコナン達を見てから伊御と榊が言った後に正邪は自身の事を教える。
自分がどういう種族でどこから来たかを…
コナン「忘れ去られた者達が集まる場所、幻想郷…」
服部「こりゃまたでっかい話やのう…」
灰原「それであなたは天邪鬼…ほど遠いわね」
正邪「信じられないかもしれないがホントの事だ」
伊御「俺たちも最初驚いたよな」
話を聞いて驚きを隠せないコナン達へそう言い、伊御達もそう返す。
コナン「……信じるよ。伊御達は俺の事を信じてくれたように」
服部「そうやな。怪人がおるんなら妖怪位いてもおかしゅうないもんな」
正邪「まあ怪人みたらそう思うのも仕方ないよな」
伊御「確かに;」
そう言うコナンと服部のに正邪は頭を掻き、伊御も苦笑した後に同意する。
伊御「とにかく良かったね正邪」
正邪「まあな」
そう言う伊御に正邪は笑う。
灰原「さっきも言ったけど、あんまり天邪鬼には見えないわね」
伊御「確かに正邪はよく知られている天邪鬼とは違うけど、正邪の様な天邪鬼がいたって俺は良いと思うんだ」
正邪「い、伊御……///」
つみき&姫「「///」」
訝しげな灰原に伊尾はそう言うと正邪は顔を赤くして、つみきと姫は鼻血をぶぱーする。
阿笠「ぬぅおおおおおおおお!?大量出血じゃ!!」
榊「いつものなのでお気になさらず」
コナン&服部「「(あんとき言ってたのこれか;)」」
灰原「……今なんかエフェクトっぽいの見えたのは気のせい?」
真宵「気のせいじゃないんじゃよ;」
佳奈「伊御くんはこれぐらい普通に出せるからね!」
慌てる阿笠にそう言う榊の言った事に調査中ので聞いた事を思い出してコナンと服部は呆れ、目を点にして言う灰原に真宵と佳奈はそう言う。
とにもかくにも事件が終わり、それぞれお互いの日常に戻る。
だが、しばらくしてまた出会う事をメンバーはこの時知らなかったのであった。
正邪「前回の問題の答えはマリオネットだ。んじゃ次の物語を楽しみにしとけよ」