こっちあっち…いや逆だ?!×名探偵コナン~新探偵達の鎮魂歌・鬼の友達と名探偵~ 作:Dr.クロ
前回、依頼人の正体に行きついた正邪達の耳にバイク音が入る。
服部「なんや!?」
白馬「良い展開じゃないことだけは確かだね…」
驚く服部に白馬はそう言う。
伊御「とりあえずは此処から出ようか」
正邪「見つからないようにな」
コナン「いや、音からしてこの部屋出たらすぐに見つかる!走るよ!」
そう言う伊御と正邪のにコナンが叫んだ後に6人は部屋を出るとコナンの言う通り、上って来た方から2台のバイクに乗った2人の男が来る。
慌てて轢かれない様に走る。
服部「なんやこいつ等!!」
白馬「ゲームを面白くするって奴じゃないのかな!?依頼人が言ってた!」
榊「そういう意味かよぉ!?」
走りながら後ろの追いかけて来るのに叫ぶ服部に白馬がそう言って榊が叫ぶ。
服部「オモロすぎるで!!」
正邪「何処がだよ?!」
そう言う服部に正邪は叫ぶ。
服部「皮肉に決まってるやろ!どないする!!」
コナン「このままじゃマズイ!二手に分かれよう!!」
正邪へと返した後にコナンへと聞いて返されたのによっしゃ!!と答えた後にそれぞれ3人に分かれる。
正邪と榊は服部と逃げて、適当な部屋に飛び込んだ後に服部は落ちていた鉄パイプを掴んで構える。
そこに追手の片方が来る。
服部「3対1で相手はバイク。ええ感じと思えばええんかねぇ」
榊「そうだな」
正邪「まぁ相手次第だけどな」
そう言う服部に榊が同意して正邪が呟いた後にバイクは突撃する。
引き殺そうとするバイクのウィリーを横に避けた服部は鉄パイプを振りかぶり…
服部「はあぁっ!!」
勢いよく振ってバイクに乗っていた男のヘルメットを吹き飛ばす。
それにより男はバイクを急停止する。
榊「直撃だせ!」
正邪「やったか!?」
それに榊は喜び正邪が叫ぶは男は頭を振ってから服部達へと顔を向ける。
ツンツン髪で丸形のサングラスをかけていた。
服部「ハッ…ブッサイクな顔やなぁ…」
榊「確かになwwww」
正邪「お、おい。あまり馬鹿にすると……」
それに服部は挑発した事に榊は爆笑して正邪が止めようとすると…バイクの男は銃を構える。
服部「ア…気にしてたん?;」
正邪「だから言っただろ;」
パァン!
それに服部が冷や汗を流して正邪が突っ込むと男は発砲して発射された銃弾は服部の持っていた鉄パイプに命中し、3人は慌てて壁に隠れる。
服部「卑怯やぞ!素手で来んかい、素手で!!」
榊「戦いに卑怯もへったくれもないと思うぞ;」
正邪「勝てば官軍って言うしな」
それに服部は怒鳴って榊がツッコミ、正邪がそう言うと共に発砲されて思わず耳を塞ぐ。
その後に続けて来ないので覗くと男はヘルメットを拾い被り直していた。
服部「今や!」
正邪「っ!待て服部!」
アームズ!
それに逃げようと飛び出そうとした服部は榊に引っ張られて文句を言おうとした瞬間に男がメモリを取り出して突き刺すとアームズドーパントになる。
服部「な、なんや!?やっこさんが化けもんになりおった!?」
榊「こいつ……ガイアメモリを持ってたのか!」
正邪「ってことは他のやつらも!?」
驚く服部の隣で榊と正邪は顔を顰める。
一方のコナン、白馬、伊御は逃げながらダンボール箱が沢山置かれた部屋へと入り、コナンは追って来るバイクに舌打ちした後に自身のベルトのバックル下の突起を押すとボールが出て来る。
その後に振り返って今度は靴のを弄り…
コナン「はあッ!!」
出て来たボールを蹴り飛ばす。
シュートされたボールはダンボールに命中すると積まれていたダンボールが走り去ろうとしたバイクへと降り注ぎ、バイクは埋もれる。
どうやら中身はペンキだった様で辺りに中身が流れたり、飛び散った。
白馬「参ったな…ペンキがシャツに飛び散って台無しだ…」
伊御「ペンキって落ちにくいしね」
服を摘まんで言う白馬に伊尾はそう言う。
その際、伊御は白馬の左腕のフリーパスにもペンキが飛び散っているのに気づき、落とすの大変そうだなと思った時、何かの音声が鳴り響いた。
伊御「ん?」
コナン「どうし…」
ドゴーン!!
気づいた伊御にコナンが話しかけようとした時、バイクを埋まらせたダンボールが吹き飛ぶ。
それに3人はぎょっとする中で姿を現したのは…
サイコキネシスドーパント「………」
現れたのは超能力者の様なドーパントであった。
コナン「な、なんだあれ!?」
伊御「ドーパント?!」
白馬「ドーパント?」
それに誰もが驚いた後にサイコキネシスドーパントは周囲のを浮かばせると伊御達へと飛ばす。
コナン「やばっ!?」
伊御「っ!」
それに3人はバラバラに分かれて避ける。
伊御はエクスドライバーを装着してガイアメモリを取り出す。
サイクロン!
ジョーカー!
スカル!
エターナル!
スイッチを押してドライバーの4つのスロットにスカル、サイクロン、ジョーカー、エターナルのメモリをセットする。
伊御「……変身」
静かにポーズを決めた後にまずサイクロンメモリとジョーカーメモリを装填したスロットを展開して続けざまにスカルメモリとエターナルメモリのスロットを斜め下に展開する。
サイクロン!ジョーカー!スカル!エターナル!エクス!!
音声の後に伊御の周囲を風が包み込み、伊御の前にW、右にスカル、左にエターナルの幻影が現れた後に伊御に重なると伊御の姿が変わる。
顔は額のアンテナをWのアンテナをX状にしたのに変更された複眼の色を黄緑にしたエターナルで胸はマキシマムスロットを外したエターナルで両腕はW、両足はスカルとなっていて、首に赤いマフラーを巻いて靡かせて、スーツ部分は黒で胸の装甲は白と黒で緑と紫のラインがX状になっていて右肩には白・紫の左肩には緑・銀のラインがある仮面ライダーへと…
サイコキネシスドーパント「か、仮面ライダー!?」
伊御→エクス「はぁ!」
驚くサイコキネシスドーパントにエクスはスカルマグナムで攻撃する。
それに驚いていた事で攻撃を受けたサイコキネシスドーパントはこの!と再び浮かばせたのを飛ばす。
エクス「フンッ!」
バシュッ!
サイコキネシスドーパント「グぁ!?」
それを避けてエクスはエターナルエッジを投擲してサイコキネシスドーパントは胸に受ける。
そのままエクスはエターナルエッジを紐で引っ張って回収する。
エクス「まさかドーパントが出てくるとはな」
サイコキネシスドーパント「クソッ、仮面ライダーが居るなんて聞いてねぇぞ?!」
お互いに予想外と呟くがエクス自身、紫からの手紙で会敵する可能性を考えてはいたが、こういう状態でと言うのは考えてなかった。
そのままサイコキネシスドーパントは苦し紛れにまた飛ばし、エクスは避けて必殺技を放そうとして後ろからのコナンの悲鳴にしまった!?とエクスは振り返る。
それにしめた!とサイコキネシスドーパントはバイクを起こして逃走する。
コナン「っ!足が…」
エクス「コナンくん!」
近づくと白馬と共にコナンがおり、エクスは変身を解除して近寄るとコナンは左足を抑えていた。
白馬「どうやらさっきので左足を負傷したみたいだ」
伊御「大丈夫?」
コナン「う、うん…左足以外は大丈夫」
服部「おい、そっち大丈夫かいな!」
そこに服部と正邪が変身した反鬼と榊が変身したアヌビスが来る。
コナン「な、なんとかね。そっちは?」
服部「追っかけてたのが化けもんになったんやけどこの2人も変身して戦ってくれたお蔭で無事や」
アヌビス「そっちも出たようだな」
伊御「あぁ、そっちもか」
反鬼「まさかドーパントが出てくるとはな」
そう言って3人は言う。
アームズドーパントの攻撃にやばいと感じた榊と正邪の2人はすぐさま変身し、驚いているアームズドーパントを反鬼が能力で銃撃を反転して防ぎ、アヌビスがメインに攻撃していた。
決めようとした所で別のドーパント、サイコキネシスドーパントが現れて、引き上げだと言って逃げたらしい。
服部「ホント、あの時は肝を冷やしたで」
コナン「まさかまたあんなのと会うとはな」
伊御「また?」
ふうと息を吐いた後の服部の次に言ったコナンのに伊尾は首を傾げる。
コナン「あ、ちょっとあるゲームの発表会でドーパントと言うのは違うロイミュードって奴に襲われて、その時いたお姉さんや仮面ライダーに助けられたんだ」
榊「ロイミュードだとぉ!?」
伊御「それにお姉さんや他の仮面ライダーか……」
服部「そんな事あったんか!?確かにニュースで大変な事が起きとったと言うのは知ってるけど…」
告げられた事に変身を解きつつ驚く榊と伊御の後に服部が思い出して言う。
白馬「とにかく、話は後で彼の治療も大事だし、情報の整理はその後でやった方が良いよ」
そう言って歩き出す白馬に同じ様に変身を解いた正邪は呼び止める。
正邪「何処に行くつもりだ」
白馬「別に調べる事が出来たから僕は此処で別行動を取らせて貰うよ」
そう言うと白馬は有無を言わさずに去ってしまう。
榊「別に調べることか……一体何だろうな?」
伊御「ところで小五郎さんの方はどうなっているのかな?」
服部「確かに、おっちゃんも何か俺らが手に入れてない情報を入所してる筈やしな…ん?」
首を傾げる榊の後にそう言う伊御に服部も連絡しようとしてそれより前に携帯が震える。
服部「大滝はんからや」
正邪「誰?」
コナン「平次兄ちゃんの知り合いの刑事さんだよ」
番号を見て言う平次のに正邪は聞いてコナンが答える。
スピーカーモードにして通話に出る。
服部「もしもし大滝はん?」
大滝『おお、平ちゃん!分かったぜ!西尾の射殺事件にはオマケがあったんや!』
伊御「おまけ?」
出て来た言葉に服部はどんなオマケや?と先を促す。
大滝『西尾が狙撃された夜、一台の車が埠頭のコンテナヤードで横転し、大破したんや…その車を運転してたんが伊東末彦で生きてたんが奇跡やとお医者様から言われるくらいの大ケガだったそうや。それで1ヶ月の間は集中治療室から出られへんかったみたいや』
榊「そんなにひどい怪我だったのか」
伊御「なんで横転したんですか?」
そう報告する大滝のに榊はうへぇと漏らし、伊御はケガをした一因について聞く。
大滝『平ちゃん。なんか聞き覚えのない声がしてくるんやけど誰なん?』
服部「八雲紫からの助っ人や。それより続きや続き、横転したんはなんでや?」
そう聞いた大滝は八雲紫!?と驚きの声をあげた後に慌てて言う。
大滝『あ、えっと、横転した理由は車の油圧系のパイプに細工がされておって、それでブレーキが入らなかったみたいや…んでな、その車のトランクからサイレンサー付きのライフルが出てきおったんや』
正邪「サイレンサー付きのライフルだと?」
その言葉に誰もがそれが西尾殺害に使われたライフルに違いないと至る。
コナン「大滝さん。それで伊藤は逮捕されたの?」
大滝『コナン君か?いや、それがな…事故から数か月後にやっと面会の許可が出て横溝はん達が訪ねたんやけど…伊藤の奴の姿はなかったんや』
榊「逃げたのか?」
告げられた事にんなバカなと榊は漏らす。
集中治療室になる程の大ケガを負った人間がそんな簡単に逃げられるとは思いもしないのだ。
大滝『それで今になっても伊藤は行方知れずで現金強奪の容疑もあって指名手配されとるんや』
服部「成程な」
正邪「……なぁなんかおかしくないか?」
伊御「そうだな……」
聞いて難しい顔をする服部の隣でそう言う正邪に伊尾も同意する。
と言うかこの場にいた誰もが矛盾を持っている。
先ほども言ったがどうやって逃げたのかと言う事である。
大滝『そんでな西尾を狙撃した現場に伊東の足跡が残ってて当時、伊藤が来ていた衣服からも硝煙反応が出てるんや…んで、殺害現場から採取された弾丸の数もライフルのマガジンに装填できる8発全部でライフルマークも一致してるやけど…別の証拠も出て来たんや』
服部「別の証拠?」
伊御「なんですかそれは?」
大滝から出て来た言葉に誰もが疑問を持ち、伊御が代表で聞く。
大滝『マスカラや、ライフルのスコープにほんのわずかやけどマスカラが付着してて、調べてみるとそのマスカラはレアもんで伊東と西尾の周辺の女性を調べた所、1人だけマスカラを
服部「清水麗子って自殺したって言う姉ちゃんか!?」
榊「……おい、伊御……」
伊御「あぁ、恐らくだが……」
出て来た名前に驚く服部の後に榊と伊御はもしかすると考える。
コナン「けど、現金輸送車襲撃の犯人は伊藤と西尾で分かるけど、伊藤はともかく清水麗子が西尾を殺す動機はあるの?」
大滝『それがあるんや。清水麗子は卒業後に西尾と一緒に伊東の会社に入社して秘書室長をしとったそうや。んで会社の同僚の話によると西尾にしつこく迫られて嫌がっとったらしい』
正邪「だから殺した……いやもしかして……」
コナンの疑問に答えた大滝のに正邪は考え込む中で大滝が続ける。
大滝『それで横溝はん達はスコープに付いたマスカラや西尾殺害時のアリバイが不明確なこともあって清水麗子を連行して尋問したけど清水麗子本人は口を割らへんかったんや…んで5月15日、彼女はとある海岸で海に身投げするのを釣り人2人に目撃されたんや。しかもそこは海流が荒くて助からんやろって判断されたんや…その20日後に伊東が病院から姿を消したのは…』
コナン「……………」
伊御「怪しいな……」
榊「あぁ……」
内容を聞いて考えるコナンの隣で伊御と榊はそう言う。
もしも麗子が生きているのなら自分を死なせた事にして警察の目を盗んで伊東を連れて行く事位たやすい筈だ。
大滝『結局、西尾殺害の容疑者2人が消えた事で事件は容疑者不詳でほぼ終わってしもうたそうや。それで社長のおらんようになった伊東の会社は倒産して買い取ったんが深山商事や』
コナン「!深山商事ってもしかしてキッドが宝石を奪った深山美術館の?」
榊「ってことは……」
正邪「そいつも関わってるってか?」
出て来た名前にコナンが反応して服部は聞く。
服部「容疑者2人と西尾は深山商事と関係あるんか?」
大滝『大ありや、社長の深山総一郎は伊東たちと同じ犯罪研究会の4つの年上の先輩で伊藤は深山をだいぶ慕うてたらしいで、それで平ちゃん。ついでに面白い情報が見つかったんや』
伊御「面白い情報?」
出て来た言葉に誰もが耳を傾ける。
大滝『4月4日で深山美術館に盗みに入ったキッドと、現金輸送車を狙った犯人の逃走経路がぶつかるところがあって、そこでちょっとした銃撃戦があったそうや』
服部「銃撃戦、それにぶつかるって…」
正邪「やっぱり顔を見られたのか」
榊「どんな銃撃戦だったんだ?」
出て来たのに服部は伊御達と最初に出会って情報交換の際に話していた時のを思い出し、榊は聞く。
大滝『どんなって…キッドは銃を使わへんから強盗が一方的にキッドを撃ったんやと思う』
コナン「キッドへ発砲した理由は…」
服部「顔を見られたってとこやろな」
伊御「犯人たちはどんな感じにやってたんですか?」
話しを聞いてそう言うコナンと服部がそう言うと伊御が続けて聞く。
大滝『殺そうとしてキッドを追ってたみたいやけど、どうやら曲がりくねった道に誘い込まれてそこで発砲したみたいや、証拠に銃撃に使われたガバメントとチャーターアームスAR7の薬莢が落ちとったそうや。これがこっちで調べて分かった事や』
服部「あんがとな大滝はん」
伊御「…………」
気を付けてなと通話を終える大滝に礼を言う服部の隣で伊御は難しい顔をする。
服部「これで大体の流れは分かった。やけど、どっちが西尾を殺したかが問題やな…小五郎のおっちゃんと合流するべきやろか?」
コナン「確かにおじさんなら僕たちが見つけてない誰が撃ったか分かる情報を手に入れてるかも」
伊御「もしくはもう先に行っているとか」
そう言った伊御のにそれはそれで不安がある。
小五郎だってやる時はやる探偵だがそのエンジンが微妙にかかってないと間違った方向に進んでしまう事がある。
服部「あかんな。こりゃあおっちゃんと合流した方が良いわ;」
コナン「そ、そうだね;」
正邪「んじゃ早速行こう……」
ピッ……ピッ……ピッ……
ぜと正邪が言いきる前に何かの音が響き渡る。
それに何かと思った直後に誰もが顔色を変え…
ドカーーーーーン!!
???「死ぬが良い主人公共、これからは俺が主人公だ!」
爆発するビルを見ながら男はそう言った後にバイクを走らせる。
ドーパントを退けて情報を得ていた伊御達。
男は一体…伊御達の運命は…
キクヱ「キクヱです~前回の答えは博麗神社ですの~理由は下の様に数字に変換します」
博麗→は(8)く(9)、れ(0)い(1)
守屋→も(7)り(9)や(8)
キクヱ「と言う訳で8901の博麗神社が大きいと言う事ですの~それでは次の問題、歩くだけで金になるのがあるゲームはな~んだ?次回は『バトル⇔推理』をお楽しみですの~」